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2011年3月30日 (水)

季節外れの節分か(?)

AZ生さん、こういうのもありますよ。海洋日本の利点を生かすプロジェクトです。日本の場合、エネルギーと環境問題に関して、将来的には問題はないと見ています。

大型洋上ハイブリッド発電
大規模洋上風力発電につづく、九大チームのプロジェクト。
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100万キロワット級の大規模洋上風力発電の技術的研究を進めている九州大学とSCF(セカンダリカーボンファイバー)研究会(会長・太田俊昭九州大学名誉教授)が、洞爺湖サミット開催中の7月7日、これまでの風力発電に加え、太陽光発電も組み合わせたハイブリッド型の大型洋上発電システムを福岡市内の九州大学工学部で記者発表した。当日は記者発表の後、国土交通省の沿岸技術研究センターがSCF浮体技術の第3者評価を行なった。太田名誉教授は「今秋の中間報告、来年2月の最終報告で技術評価が得られれば、国に対し大規模洋上ハイブリッド発電の開発シナリオを申請する」という。

SCF研究会と九州大学の100万キロワット級の超大型洋上風力発電システムは、これまで引っ張りは強いが圧縮に弱く接合できなかったカーボンファイバー(CF)を、圧縮にも強く接合可能にした第2世代のカーボンファイバー(SCF)の誕生によって可能になった。比重7.85の鉄に対し、カーボンファイバーの比重は1.3と軽く、強度は鉄の10倍、しかも錆びないため、洋上での大規模建設が容易となった。

まず第1段階の短期目標である「湖上ソーラー発電の開発」では、CG図のような直径60メートルの浮体2台の上に2基の風レンズ風力と太陽光のハイブリッド発電システムで、1メガワット(100万ワット=約300世帯分)の電力供給が可能だという。しかも、鉄筋コンクリートを使用する従来工法に比べ、超軽量・高強度で錆びないSCF構造材はコンクリートの使用量が5分の1の300トン以下で済むため、陸上で製造して重機で吊り下げて運べる利点がある。セメントも鉄筋コンクリート製に比べ5分の4減りCO2を80%削減できる。水力発電ダムの湖や淡水湖に浮かべ、特に電力需要がピークになる夏場の渇水期に有効な電力供給源として活躍することを想定する。水力発電ダムでは、すでに蓄電や送電施設があるため、開発経費は3-5年間の実証研究を含め7-12億円で建設可能で、発電コストは1キロワット5-7万円と格段に安い。

第2段階の「洋上ソーラー発電の開発」は、水深80メートル以下の海域で台風や高波による被害を防ぐ安全ネットを繋ぐ着床式プラットフォームを採用する。特許の発光ダイオードで魚の好物プランクトンを集めて養殖が可能になり、電力供給のみならず、海を蘇生し、漁業の振興に寄与できる。すでに担い手不足と燃料高騰に悩む福岡県内の漁協から引き合いがあるという。4-6年間の実証研究で開発可能という。

第3段階で中期目標である「大型洋上ハイブリッド発電」は水深1000メートル以下の海域で、洋上プラットフォームとして低コスト・長寿命の大型SCFコンクリート浮体を採用する。浮体上の大型風レンズ風車による風力発電と太陽光発電を組み合わせたもので、発電コストは1キロワット当たり10-15万円になるという。遠浅で岩盤が固い欧米で実用化している着床方式の建設コストが1キロワット40万円で、日本で検討されている鋼製浮体方式の1キロワット45万円と比べると、如何にSCF浮体の経済性が優れているかが分る。しかも、養殖など漁業関係者にも期待されており、海に囲まれた日本の地理的条件に適した再生可能エネルギーといえる。

SCF研究会による大規模洋上ハイブリッド発電の事業採算性の経済的シミュレーションによると、欧州並みに25%(2200億キロワット)を洋上ハイブリッド発電で賄う場合、10ヵ年整備計画で100万キロワットのハイブリッド発電プラント1基の建設費が約1267億円で、全国で85基建設(発電量2210億キロワット)した場合の総投資額は約11兆円となる。洋上ハイブリッド発電の逐次稼動による11年間の累積収入額は約11、8兆円で返済が可能。整備計画実施2年後から、毎年約2、1兆円の収益が得られるという。年稼働率を3分の1と想定し、石油0、5億キロリットル、CO2換算で約1、4億トン、つまり現在の輸入量の6分の1を節約できる計算となる。(社民党ホームページより)

社民党は気に入りませんが、(笑)別に社民党がやっている訳ではないし、このネタはいいんじゃないでしょうか。原発の代わりになれば安心です。これならば、米にねたまれる事もないし、他国から資源狙いで攻められる事もないでしょう。

本当に注意しなければいけないのですが、日本は技術と資源、両方の大国なんです。日本人は無防備でポーっとしていますが、他国から妬まれて、攻められる材料が山ほどあります。

だから、そういう意味で今回は不確かな世界との関係を限定的なものにする、むしろいいチャンスなのです。日本で荒稼ぎをしようとしていた人々は、クモの子を散らすように日本を脱出しました。

参政権を要求していた連中だって、日本に留まって死守する気なんてないのです。今回はっきりしたのではないでしょうか。何があっても日本に残り、日本を死守し、日本と運命を共にするのが日本人です。これ、帰化の条件にして下さい。

同胞が傷つき助けを求めているのに、自分だけ助かればいい、というのでは国は守れません。フクシマフィフティのように、最後の最後まで踏みとどまって同胞を助け、最悪の事態を避ける努力をする人の為に、その国は存在するのです。

勿論皆が皆、最前線に立つ必要はありません。後方支援も凄く大事なのです。心理的にも物質的にも最前線で安心して戦える環境を作るのが、後方にいる我々の仕事です。

前線に対し、全く不安しか与えない民主党は、早く宗主国へでも逃げろ(!!)鬼は外、福は内。。。ああ、すっきりした。

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コメント

設問:地球上(地下/海上を含む)に無限に存在し、且つ人類が制御可能であり、永久に再生可能な植物生態系などを含む、自然と共生可能な資源って有るのであろうか?
・・・Ans:あります。実用化されているものは、ざっくり分類して2種類
その1:銀河系の中での一例としては、太陽を中心とした惑星の自転(他の天体の中には逆転とか、回っていないのもある)/公転などのソーラーシステムその物・・・ニュートンとかケプラー等の古典力学に示されていますよね。例えばスペースシャトル/各種人工衛星の打ち上げ方向は、地球の自転方向(東に)へ合わせて発射している事(燃料節約)はご存知と思います。外部からの燃料補給無しに、150億年位グルグル回っていると考えられています。その中の地球は46億年位の年齢らしき。
・・・Q:それって、今までにどの様に利用されているのか?
・・・Ans:風力としては、地球の自転に引っ張られた大気が風を生じさせ、その風を利用して、帆船を走らせてきました。昔、英国がカティさーク型高速帆船によって、七つの海を制覇し、大帝国を構築しました。オランダの風車での海水汲み上げで領土を確保したり/小麦の粉引きに100年単位で実用化をはたしてきました。WW2での日本による偏西風を利用した風船爆弾x数千個(もっとかな?)は太平洋を渡って米本土/カナダに到達し、山火事など若干の被害を生じました。あ、横道にそれそう、、、波力発電も自転から生じたエネルギーを電力に変換する試みと言えます。

その2:太陽からの光線/熱線などです。太陽光(熱も)から直接DC電気を手に入れていますよね。我が国はサンヨー/シャープ/京セラ/Honda(2・4輪/アシモ・汎用エンジンだけではないですね)その他も鋭意開発中。
古典的な物としては、石炭/石油(有機・無機など、学説は定まっていない)・ガス等は、太陽エネルギーが光合成を生じさせ、植物→草食動物→食物連鎖→有機物の化石・・・近代の人類が利用。
結論:
今回のカーデザイナー社長 田中 徹氏から推薦のあった、九州大学からの提案は、世界的に認められた日本固有の排他的経済水域内で成立する点、又未来へ向けての建設的提案であり、地球とその自然環境とともに人類が未来に向けて繁栄可能な建造物の提案であって、充分に日本(世界にとっても)が総力を挙げて推進するに相応しいと認められるので、プロジェクトの推進を承認致します。なお、耐震/津波/漁業・農林関連部門の追加関連提案を認め、日程の詳細提案を作成し、報告及び日程を報告してください、以上〔架空臨時地球防衛省〕評価委員会各部門責任者は承認致します。

投稿: AZ生 | 2011年3月30日 (水) 06時48分

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