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2011年3月 5日 (土)

どえりゃー発明がポンポン出る国

住友電気工業(住友電工)は、電解液に溶融塩のみを使用した2次電池(溶融塩電解液電池)を開発、同社大阪製作所で機内試験を開始したことを発表した。

溶融塩は、不揮発性や不燃性、高イオン濃度など、電池の電解液として優れた特徴があるが、塩を溶融状態に保つためには高温が必要であり、100℃未満に融点をもつ溶融塩(イオン液体)を電解液とした電池は実現されていなかった。

同社は、京都大学 エネルギー科学研究科 萩原研究室と共同で、融点57℃の溶融塩としてNaFSAとKFSAの混合物を開発。併せて、これまで培った電池技術をベースに充放電管理や電力系統への連系などの蓄電池システム化技術を確立するとともに、セルメットやタブリードなどの独自の部品材料を採用することで、高エネルギー密度かつ高出力の2次電池の開発に成功した。(マイコミニュース)

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藻から石油程ではないですが、またまたどえらい発明です。日本の未来は極めて明るいと言わざるを得ません。(政治を除いて・・・笑)リチウムを追っかけていた商社も大変です。

エネルギー密度が2倍という事は走行距離が倍になります。しかも価格が10分の1だと言いますから、正に革命的です。これならEV化、ハイブリッド化に拍車がかかる事は間違いありません。自動車の将来は安泰です。

問題は80℃を維持しなければ稼働が困難だという事ですが、そこは超えられない壁とは思えません。常時稼働するタイプのバスや家庭用蓄電池は問題ないと言いますから、時間の問題で克服出来るのではないでしょうか。

どこまでも世界に貢献し続ける日本は、最早地球の宝です。日本人はマスコミのせいで妙に卑屈になっていますが、この事をよく認識する必要があります。この発明などももっと大きく扱われてもいい筈です。浪人生のカンニングなどよりニュースバリューは遥かに高い。。。

個人的な考えでは、走行距離を優先するなら、やはり重たい電池をフルに積まなければならないEVより、少しの電池で、よりEVとの差を縮める事になるプラグインハイブリッドカーにアドバンテージがあるのではないかと思います。

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例えばプリウスのプラグインハイブリッドカー(PHOTO)に同量を搭載すれば、コストは普通のハイブリッド並みで済み、家庭で充電後の純EV走行は50キロにもなります。

通常の使用なら、これで十分ではないでしょうか。つまりガソリンを使う事は余程の長距離を走る場合にしか考えられず、実用燃費は果てしなく伸びるという訳です。200Km/lとか、それ以上も、要は使い方次第ではありますが。

いやあ,想像するだけで楽しくなります。長生きはしなければなりませんねえ。皆さん。予想もしなかったことがある日突然起きます。良い事も悪い事も、ではありますが。。。

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自動車」カテゴリの記事

コメント

車載2次電池については、自動車メーカー/総合電気メーカー/電池専業メーカー/電池関連要素メーカーの国内外のメーカーさん/産学協同チーム等が血眼になって開発/量産にしのぎを削っていますよね。
どこが勝つかとかは全く予想が着きませんが、今回の住友電工/京都大学 エネルギー科学研究科 萩原研究室との共同開発での成果は有望な奴の一つなのでしょう。ゆくゆくは、2/4輪の車載/家庭でのソーラー発電用とが同じ規格で統一され、各国間での汎用性が統一されると良いですが、意外と中国国内では統一規格が早いかも・・・とか、米国もスマート・グリッドがらみで統一規格が進む可能性もアリ・・・

投稿: Carly | 2011年3月 5日 (土) 17時04分

カミカゼの吹き始め・・・
一つ目~”石油藻”永続エネルギー資源
二つ目~”画期的2次電池”永続エネルギー貯蔵庫
三つ目~あなたが創る”The third something”

投稿: AZ生 | 2011年3月 5日 (土) 19時12分

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