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2011年3月20日 (日)

不撓不屈

震災直後の日本を見て、賞賛の嵐だった海外からのコメントは、原発処理の不手際と隠蔽体質に対する「不信と怒り」に変わりつつあります。気の毒なのは現場の作業者たちです。彼らに落ち度はありません。政府に邪魔されなければ、あるいは最大限の支援があれば、もう少しましな展開に出来たのではないでしょうか。

海外からの評価に一喜一憂する必要などさらさらありませんが、周辺国に実害を及ぼすのだけは避けなければなりません。最低限それだけは食い止めないと何を言われるか分かったものではないのです。

信じられないくらい勇敢な自衛隊始め関係者の不屈の努力によって最悪の事態は回避され、最終的には、また賞賛の声に変わるのでしょうが、つくづくほっといてくれと言いたくなります。

ソニーのハワード・ストリンガー会長は18日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルに寄稿し、「日本人には“不屈の精神”がある。(東日本大震災の)難局を必ず乗り越える」と指摘した。一方、ある日本研究家は「リーダーシップが最も求められている時に、菅直人首相の顔が見えない」ことを問題視した。

一方、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)のマイケル・オースリン日本部長も同紙に寄稿し「政府が(危機に)どう対応するかが日本の今後の数十年を決める」と指摘。「国難は時に、不人気な政治家が国民の支持を獲得するチャンスだが、今回は当てはまりそうもない」と述べた。(日経新聞WEB)

貴乃花が横綱になった時にコメントした不撓不屈という、難しい4文字熟語があります。それは正に、日本の為にある言葉だと知りました。致命的打撃を受けても受けても、にっこり笑って立ち直ってきます。

外国から見れば薄気味の悪いやつだ、と思うかもしれませんが、それが我々日本人に脈々と受け継がれているDNAなのです。自己犠牲を厭わず、決して怒りもせず、泣きもせず、しかし、凛として粛々と次の作業に移るのです。

一年もすれば、全く何事もなかったかのように力強い日本が蘇っている事でしょう。それにしても日本人のDNAを欠片も持ち合わせていない民主党という党の面妖で醜悪な正体が白日の下に曝け出されました。

多くの国民も今回だけは気がついたのではないでしょうか。それだけが不幸中の幸いかもしれません。

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