発言の耐えられない軽さ
土曜のTVで、民主党大塚耕平議員が福島原発事故の件について話していました。政権中枢にいる人だけに発言は注目されます。彼はこの事故をチェルノブイリに近い事故だと言っていました。
それに対して司会も他の出演者からも反論はありません。大塚議員と同じ認識のようです。この問題に関しては専門家の間でもメチャクチャ危機を煽る超悲観派から、大した問題はないという超楽観派まで、非常に幅が広いのです。
これでは国民は判断のしようがありません。政府に公式見解を求めたいのですが、ここも揺れ動いているようです。ちょっとした汚染で、出荷停止にしたり、そうかと思えば肝心なところが抜けていたりします。
東電も含め、現地作業者に対する安全基準の安易な変更などを見ると、本当に信頼出来るのかと心配になります。情報が上がっていても、正確に判断する力がないのでしょう。
ところで、土曜日の日経新聞に放射性物質の累積放出量がスリーマイルを超えたという記事が載っていました。これは事実ではないでしょうか。スリーマイルの場合は放射性ヨウ素や、放射性セシウムが殆ど出なかった訳ですから当然です。
しかし同記事では、専門家の見解として、今後福島原発が冷温停止になるまでの間に放出する放射性物質の総量はチェルノブイリの10万分の一程度だと言っています。見間違いかと思い何度も確認しました。
これが事実であるとすれば、大塚議員の発言は大問題です。日本がチェルノブイリに限りなく近い汚染状況であるかの如き錯覚を日本人にだけでなく、諸外国にも与えてしまいます。日本製品に対する風評被害が言われている今、正しい情報を発信して、火消しをすべき立場での発言とは思えないのです。発言の軽さ、軽卒のそしりは免れません。民主党政権は、発言の軽さではギネス級の菅総理始め、上から下までこの調子ですから、頭痛いです。(笑)
また同番組では、竹中平蔵慶応大学教授も出ていましたが、復興の為の国債を刷れと言っていました。あれっ、この人は確か日本経済は余命3年と言っていたのではなかったのでしょうか。さらに財政再建派だった筈です。いつの間に宗旨替えしたのでしょうか。(?)
まあ、それはおいて置いて(笑)大塚議員の増税案に噛み付いていたのは評価します。これは当然です。日本経済が毀損したと言うのに増税はあり得ません。財源がないと言う嘘も聞き飽きましたが、もうそろそろ、低レベルな子供騙しはやめて欲しいのです。
財源(?)日本程ある国を私は知りません。世界一の対外純資産に世界第二位の外貨準備高(対外純資産に含まれる)これを使わない手はありません。今使わなければいつ使うと言うのでしょうか。
今は日本の供給力が一時的ではありますが、落ちているのです。従って蓄えを切り崩し輸入を増やしてでも補うべきなのですが、なぜかそこに言及する人は少ないのです。
勿論この場合は円高が有利に決まっています。最近、原油高に加えて、円安の動きが気になりますが、大災害に見舞われた国としては円安、株安、債権安は当然ではないでしょうか。震災後一時的に超円高になったからと言って、国際協調までして為替介入する意味が分かりません。
諸外国は嘲笑の目で見ていたのではないでしょうか。彼らにとって自動車や電子機器の重要部品である生産財、電子部品等の調達価格が下がる事は悪い事ではないからです。
大災害や事故に対する正確な認識すらなく、経済にはまるで度素人の政権では、日本は地震や津波に加えて人為的にも沈没します。
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コメント
大災害や事故に対する正確な認識すらなく、経済にはまるで度素人の政権では、日本は地震や津波に加えて人為的にも沈没します。
・・・経済(金融・工業・技術・製造・貿易・エネルギー政策)の認識の不在
・・・防衛(専守防衛と言っても、ずる賢い潜在敵国の意図に対しての対抗戦略の構築無しでは守る事は不可能、民◎党は防衛費を削る一方なので、国土の侵略を歓迎するのみ・・・売国と言われても平気の平左・・・竹島/尖閣/沖縄も危ない状態を莫迦を装って放置)
・・・外交(B国の子分の身分がヤダと言って、C国の奴隷状態になりたいって狂気の沙汰。あ、B国の子分に戻ったのかしら?)
・・・危機管理の認識が皆無、擦り寄ってくる都合の好いインチキ学者/評論家とだけ接触。
結論:地震/津波/原発事故より民◎党の子供学芸会政府が国家を滅ぼす。。。
投稿: AZ生 | 2011年4月 3日 (日) 21時41分