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2011年5月 3日 (火)

不誠実な大人達

原発事故(?)あるいはサボタージュ(?)に端を発した大騒動は、実際の大気中の放射線量がどんどん減っているのと反比例でもするように、なかなか収束しません。マスコミや原発反対派と左翼が極端な危機論を展開し、あるいは左翼政府が陰で煽っているからではないでしょうか。

それに便乗する米や仏、独の政府、マスコミも妙です。この手合いは損得勘定でしか動かないので、福島利権は余程美味しいのかも知れません。唐突のイスラエルからの専門家や医師団には驚かされましたが、サルコジ大統領やヒラリーさんまで来るのですから半端なボリュームではないと思われます。

それにしても福島の被災者は気の毒です。地震津波に放射能ですから救いがありません。家畜やペットも連れ出せない規制の中、牛や豚の殺処分が決まったそうです。民主党政権はとにかく動物を殺すのが好きなようです。宮崎の口蹄疫問題でも、必要以上に処分された疑いは拭えません。ここにも何らかの利権が絡むのではないでしょうか。

この左翼政権だけは、何をしても信用出来ないのですが、レベル7の発表も唐突でした。アメリカから強制されたのでなければ、何か下心があっての事でしょう。反原発を煽って、従来の原発利権を崩し、新エネルギー利権でも創出するつもりかも知れません。

ところで日経新聞の4月25日朝刊に放射線の発癌リスクが発表されました。放射線影響研究所の論文と国立がん研究センターの研究を比較検討し、国立がん研究センターの研究者がまとめたものです。
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これを見る限りでは、放射線だけを特別視するのはおかしな話と言えます。無知が差別を生み、甚大な損失を発生させるのでは笑い話にもなりません。今行っている規制の根本的見直しが必要ではないでしょうか。

私などは平均すると毎日2合以上の飲酒量になりますから、1000から2000ミリシーベルトの被曝と同じという事になります。(ウァオー)ビックリです。ならばかえって健康に良さそうではないですか。(笑)

福島における計画的避難区域の学校施設は、年間の積算線量が上限である20ミリシーベルトに達する事が問題になっていますが、20では上の表での比較対象にすらなりません。一説によると、1を切るのではないかと言われている程です。。。

ICRP(国際放射線防護委員会)が設定している国際基準も、このようなケースでは上限を20~100ミリシーベルトと定めています。日本の安全基準はこれの一番厳しい数値という事になりますから、ここだけ見れば、むしろ良心的ではないでしょうか。

ところが、この厳しい筈の20ミリシーベルト規制に抗議して、内閣官房参与の小佐古東大大学院教授が辞任しました。教授本人は、なんと10ミリシーベルト以下を主張していたと言いますから、その倍の数値は到底容認出来ないのでしょう。

しかし、上の表を見る限りで、大の大人が泣きながら訴えなければならないような事には思えないのです。どうも分かり難い話ではあります。いずれにしても、無能で不誠実な大人達に翻弄される被災地の子供達が不憫だと言わざるを得ません。

菅総理始め、民主党議員は身内を重用する癖があるようですが、このような極端な考えの学者を、わざわざ内閣官房参与に招いていた事自体が問題なのかもしれません。

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