« ブログはオリジナルリテラシーが売り! | トップページ | 眠れる龍蛇族直系の大和民族 »

2011年7月 6日 (水)

グローバリゼーションという欺瞞

当ブログへのコメントで、たまに「グローバルな考え方ではない」という指摘を受けます。その人は「グローバルな考え方」イコール「正常進化」という概念で捉えているのかも知れません。

「グローバルな考え方」が厳密に定義してグローバリゼーションと同義かどうかは知りませんが、グローバリゼーションと言うと、いかにもインターナショナルで先進的なコンセプトをイメージするようです。ところが、この概念は、実は何百年も前から存在するのです。

コロンブスがアメリカ大陸を発見したときから、この概念は芽生え醸成されて来ました。それは発見者、あるいはにわか統治者が自分たちの価値観ややり方を押し付け、いかに効率よく現地から富を収奪するかという、分かり易い考え方がベースになっています。

という事は、人類は昔から収奪者(支配者)と被収奪者(被支配者)の二種類に大別されるのです。武力が強い側が、弱い側を統治し、富を収奪するシステム、何と都合のいいコンセプトではないでしょうか。収奪者側にとってはですが。。。

この被支配者側に取って不都合な概念が決定的になったのは、産業革命による大量消費時代を迎えた事に起因します。資源の乏しい欧州はアフリカや南米から大量の資源を収奪する方法を競って模索したのです。

ところで日本は国としてどちら側であったかと言えば、幸運にも江戸時代末期まではどちらでもなかったのです。すなわち平和だった訳です。危うく被収奪者側になりそうな局面はありましたが、不平等条約等でお茶を濁し何とか凌ぎました。

その頃には世界は既に米英仏蘭西始めとする収奪者のやりたい放題で、アフリカ、南米、アジアは極東の一部を除き、ほぼ欧米白人帝国主義国家の手の内にあったのです。その残りも時間の問題と思われました。

明治維新後、欧米に追いつけ追い越せで、日露戦争に勝った日本と言えども例外ではありません。いくら連盟規約に人種的差別撤廃を入れるよう提案をしても国際連盟が批准する事などあり得なかったのです。自分たちの優位性を損なう事など誰が賛成するでしょうか。

結局、収奪者と被収奪者、あるいは差別者と非差別者との間で戦争(太平洋戦争/大東亜戦争)に発展する事になります。ある意味、日本が大東亜共栄圏構想を掲げ、非白人側の代表として欧米列強に抵抗を試みたのが、この戦争だったのです。すなわち、欧米が提唱する身勝手なグローバリゼーションに対する最後の抵抗と言えます。

結果的に日本は敗れましたが、多くのアジア諸国が、その後独立を勝ち取った事は大きな成果でした。自らの犠牲の上に武力による植民地支配時代は終わりを告げます。白人の不敗神話を一時的にしろ、破った日本はそれらの国々から感謝され、高く評価された事は言うまでもありません。

誤解があってはいけませんが、私はいかなる理由があろうとも、他国を併合したり、干渉したりする事が正義であった、などという気はさらさらありません。むしろ余計な事をしてくれたとさえ思っています。

その結果としての日本のデメリットは計り知れないものがあるからです。ただ、米英との戦争だけは避け様がなかったかも知れません。相手が、あらゆる卑劣な罠を仕掛け、日本を潰す気満々だったからです。

そこで戦わなければ、ゆるやかな座死が待っているだけでした。維新後仕組まれて来た罠は、既に抜き差しならないところまで来ていたのです。ハルノートの受け入れは支配者と被支配者による世界の二分化の確定を意味しました。

強大な軍事力を持ち、人種差別撤廃を叫ぶ日本は欧米列強から見れば目障りな存在以外の何ものでもありません。しかも欧米による世界支配に初めてノーを正面切って宣言したのですから、無事に済む訳がないのです。罠に誘い込み国民世論を煽動する事は米に取って造作もありませんでした。全ては予定されていたのです。

それにまんまと乗った日本の真珠湾攻撃は、トルーマンの思うつぼでした。「リメンバーパールハーバー」を合い言葉に完膚なきまでに痛めつけられ、二度と再生出来ないようなシステムをGHQは日本国内に構築したのです。ところが意に反して日本経済は戦後20年余で再生した事は米英の大誤算ではなかったでしょうか。

その後も破竹の勢いで伸びる日本経済を苦々しい思いで見つめていた人は確かにいたのです。その結果は今日の日本の政治経済の体たらくでお分かりでしょうが、収奪者の代理人である非日勢力に政治の中枢を握られ、今度こそ二度と立ち上がれないように画策されていると言っても過言ではありません。

これらの事実は、日本の戦後史をつぶさに見て行けば明らかなのですが、大勢の日本人は偏向マスコミにミスリードされ、気付きもしないのです。グローバリゼーションの美名の下に、支配者側が戦前にやり残した世界二極化は形を変えて着々と進んでいます。

従って、グローバリゼーションに対して肯定的な、洗脳された日本人の未来は暗澹たるものがあります。FTA、EPA、TPPなどはその最たるもので、日本の長所、アイデンティティが限りなく失なわれて行くでしょう。

結局最後はグローバリゼーションを受け入れ限りなく地球人として個性を埋没させ、地球の為政者に仕えて行くのか、最後まで抵抗して、日本人というアイデンティティを残し、世界とは一定の範囲内で付き合って行くのか、選択の問題なのですが、残された時間は多くはないようです。


ブログランキングに参加しています。共感いただけたらクリックを!!

|

« ブログはオリジナルリテラシーが売り! | トップページ | 眠れる龍蛇族直系の大和民族 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

グローバリゼーションって結局、一部の金融資本(ロックフェラー?ロスチャイルド?・・・私は真相を解き明かせる立場と手法をもっていません)がBとかCとかの強国(軍事力/経済力の強者)をそそのかして弱小国から富を奪い取って益々強くなり、世界の一般の人々を奴隷化する手法・・・と理解いたします。
TPPなんて、ジャイアンのB国が国軍を持たないのび太日本を恫喝して自国の経済立て直しを図るために押し付けているのでしょうね。K首相が言った”第三の開国”って小学生並みの歴史認識の下手な宣伝コピー

グローバリゼーションとは決して世界の人々を幸せにする為のスローガンではありません。今更植民地政策を欧米強国が唱えられませんから。日本は自立した強く(国防/経済)美しく(固有なる文化/品格)ありたいものですね。

2000年前にキリストは言いました、地上は悪魔が支配する地獄なので、死後天国へ入りなさい・・・と辻説法を行いましたよね。2000年後の今もおんなじ・・・新型亜流のキリスト教とか仏教系も輩出ですが本物かどうかは判定困難・・・インチキも多いらしい・・・自立した国家は自立した人々が構築する・・・なんてね

投稿: AZ生 | 2011年7月 6日 (水) 16時28分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ブログはオリジナルリテラシーが売り! | トップページ | 眠れる龍蛇族直系の大和民族 »