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2011年8月 6日 (土)

日本が貧乏を我慢すればする程、世界がバブる(?)

やはり日銀が為替介入した効果は限定的であったようです。今朝の時点で78円ですから市場は織り込み済みの感さえあります。円高の流れは止められないのではないでしょうか。従って今回のドル買い4兆5千億円は水の泡と消える事になります。

いえ、表向きは米国債に化けますから、一見無駄になっているように見えないかも知れません。しかし、売れないし(売らせてもらえない)売れば売ったで円高になる米国債は、最悪紙切れになるリスクを覚悟しなければならないのです。

今回4兆5千億、3.11直後には6900億円、昨年の9月には2兆1200億円と、為替介入する度に日本政府の負債も膨らむ事になります。それだけではありません。今回同時に行われた量的金融緩和というのも曲者なのです。

財政出動とセットにならない量的緩和は円キャリートレードで海外に流れるだけです。それを見て日本の似非経済学者は、量的金融緩和はデフレの解決手段にはならないなどと言いますが、日銀独自で動く事の限界を見ていません。

そりゃあそうです。長期金利の目安となる10年もの国債の金利が1%を切る訳ですから、金利差によるマネーの流れは止めらる筈もないのです。サムライ債でも何にでもなって海外に出て行くのは、やむを得ない事ではないでしょうか。

いつも円安誘導に積極的な経団連も、そういう事情を知らない訳はありません。さらに輸出企業だけの味方をするのも変です。日本には輸入企業もあって、輸出入の差は殆どないのです。という事は、円高によるプラスも確実にあるのですが、なぜか言う事は、いつも決まっています。

穿った見方をすれば、日銀に円売り介入の口実を与えているとも取れます。そうでないとすれば特定の企業だけを優遇する事になる円安誘導は、あまりにも一方的で賢明とは言い難いと言わざるを得ません。

勿論、官民で積もり積もった米国債保有額が700兆円以上と言われている事のメリットもない訳ではないのです。3%近い金利はバカに出来ません。従って、所得収支は常に黒字を計上します。

貿易収支と併せた経常黒字は2007年に25兆円を記録し、最近でも15、6兆円にはなるようです。これが対外純資産を膨らませて行く要因ですが、260兆円も遊ばせておく意味はありません。また、その世界に投資としてバラまかれた外貨建て資産は各国でバブルを醸成する事になります。

話が取り止めもなくなりましたが、日銀にとって御し易い民主党政権は、国際金融資本に取っては非常に好都合です。自民党の時には、米国債をIMFに資金拠出する強者もいて、米も扱いに苦労しているようでしたが、民主党には、そういう知恵が回る国士がいないのです。

従って、日本の富は米を始めとする周辺国へ、ダダ漏れで流れて行く事になります。その分だけ国民は貧乏を強いられる訳ですが、我慢強い国民性が災いしているのかもしれません。たまには怒ってもいいのではないでしょうか。。。

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コメント

≫従って、日本の富は米を始めとする周辺国へ、ダダ漏れで流れて行く事になります。

世界への貢君状態・・・21世紀の新型奴隷国家と国民

投稿: 心配性君 | 2011年8月 7日 (日) 12時25分

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