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2011年8月11日 (木)

実は未だ円安(?)

円がじりじり上がっています。他の通貨に対しても上がっているようなので、実質的な独歩高ではないでしょうか。今世界で買われているのは、GOLD、円、日本国債、米国債、スイスフランだそうです。

このうちスイスフランの上昇率は円どころではありませんが、規模の点で影響力は限定的です。GOLDは元々縁がないし、価格も天井知らずなので、我々庶民には関係ないって感じでしょうか。(笑)

米国債は火付け元のくせに、なんで(?)という感は拭えませんが、やはり何と言っても覇権国の基軸通貨、腐っても鯛と言ったところかも知れません。ちょっと腐敗臭漂ってますが。。。

円が強いのは、日銀が通貨量を増やして来なかったせいも大きいのでしょうが、それより経常黒字国で世界一の対外債権国、技術力、供給力ナンバーワンが効いています。

安定感が抜群なのでしょう。やはり最後はここに来ます。日頃当ブログで言っていた事が証明されるようです。日本経済破綻論者の方達は、さぞ肩身が狭いのではないでしょうか。それでも未だ財政再建と言っている不感症の次期総理候補もいるようですが。。。

ところで、この円高はどこまで行くのでしょうか。このところ、そういう質問をよく受けます。そう言われても専門家でもないので答えようがありません。(笑)私のような、にわか経済学者も増えているのではないでしょうか。

対ドルで言えば、明るい見通しのない米経済を見ても順当なら1ドル60円を切ってもおかしくはありません。それは私が言うのではなく、日銀のHPが言っているのです。

実質実効為替レートというのがあります。物価影響分を取り除き、多国間における貿易額に応じた通貨取引の比重も考慮に入れて算出されたものですが、これによると、現状で30%くらいは未だ円安だと言うのです。

単純に計算すれば1ドル54〜5円程になりますが、さすがにこの数字は迫力があります。これを見たら真っ青になる輸出企業の経営者は多いのではないでしょうか。

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表で見ると2000年前後には実質と名目が殆ど同じでした。近年差が乖離して来ているのは、ひとえにデフレが進行している証拠です。経済成長のバロメータと言える電力消費量は伸びている訳ですから、国の財政政策や金融政策に問題がある事は明らかです。しわ寄せは国民に来ている事になります。その失われた富は海外、特に米に移転しているのでしょう。

ともあれ、円高でも競争力を保とうと、輸出企業は国内で必死のコストダウンを計るしかありません。協力企業に涙ぐましい努力を要請し、給料はなるべく上げずに、正規従業員を減らす、後は開発工程のデジタル化、合理化です。

これで日本の企業は随分割安な高付加価値商品を製造する事が可能になりました。自動車に例をとると、ハイブリッドカーのプリウスが200万円の前半で買えます。我々はこの事に対して特に何も思いませんが、海外から見ればどえらい事なのです。(笑)

まず作れるかどうかと言う問題はありますが、百歩譲って、ドイツやアメリカが同じスペックで同じ性能、クオリティの車を作れると仮定して、じゃあいくらなら採算が取れるかと言う事になります。

残念ながら、そんな都合のいい試算はありませんが、(笑)同クラスのガソリン車でさえ、プリウスと大して変わりませんから、ハイブリッド分は丸々アドオンされる事になります。

おそらく、円換算(あくまでも個人的見解)ですが、350万円くらいで出来れば上出来ではないでしょうか。実質実効為替レートがとんでもない数字ではないという事が証明されると言うものです。

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