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2011年8月 7日 (日)

悪い事は出来ない。

S&Pによる米国債の格付けがAAAからAA+に下げられました。1941年以来だそうです。これによって長期金利の上昇は避けられないのではないでしょうか。という事は景気が増々減速します。失業者は増えるし、株価への影響も避けられません。

対する日本国債の格付けも下げられるという噂がありますが、円建てのみで、外貨建てがない国内問題とさえ言える日本国債を格付け会社が評価しなければならない理由がどこにあるのでしょうか。しかもスペインやカタールより下と言うのでは笑い話です。いかがわしさ満載と言えます。

あくまでもドルの相対価値を上げるため、あるいは円との差を維持する為の格付けと考えた方がいいのではないでしょうか。実際はドイツと同じAAAが妥当と思われます。胡散臭い事この上ありません。

そもそも米国や日本国債の価値が低い筈はないのです。あれだけの大国で軍事的にも圧倒している米国が、普通に考えるならば経済的に行き詰まる筈がありません。金融でよっぽどのヘマでもやらない限り、あるいは何か邪な力でも働かない限りあり得ないのです。

日本だってそうです。技術力、開発力、供給力は右肩上がりなのに、経済が悪化する理由が政治以外に見つかりません。こちらはデリバティブなど、強欲金融で大きなヘマをする事は考え難いので、邪な力、圧力がかかったと見るのが自然です。いずれ真相が明らかになるのではないでしょうか。

話は変わりますが、菅総理が広島で明らかな人気取りを意識しただけの、心のないスピーチをした原爆の日の深夜、NHKで「被爆者からの手紙」という番組をやっていました。

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また自虐史観による左がかった番組になるのかと思いきや、割に淡々とした嫌みのない、悪く言えば盛り上がりに欠ける内容になっていたのです。軽い驚きでした。しかし、なぜここにコメンテーターとして姜尚中氏が出てくるのかが分かりません。

個人攻撃する気はありませんが、日本人とは価値観や歴史観が明らかに異なる人、第二次大戦前の日本の状況に、メンタリティから推し量っても精通しているとは言い難い人を起用する意味はなんでしょうか。

氏の日頃の発言から胡散臭い内容になるのは必至です。日本人コメンテーターと対比する意味なら分からないでもないですが、その日本人がいません。妙な話ではないでしょうか。

結果的には、姜尚中氏は至極まともな話をしていました。(笑)核兵器はあくまでも使用した方が悪い、犠牲者に何の責任もないというスタンスは新鮮だったのです。

国際法に反する非人道的な犯罪行為は、いずれ白日の下に晒されるのでしょうが、日本が戦争をしたせいでこうなった、的な表現が全くなかったのには拍子抜けしました。

番組自体は平板で、お世辞にも出来がいいとは言えないものでしたが、NHKや姜尚中氏も変わりつつあるのかも知れません。それにしても、米が行った犯罪は年を増す毎に鮮やかに浮かび上がって来ています。これは当時の米政府も誤算だったのではないでしょうか。

悪い事は出来ません。いずれ真相は分かるのです。

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