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2011年10月24日 (月)

TPP は奴隷化への道

貿易とは、その国にないもので必要とされる物がある時に、その国に余っている物の中で、対象国が必要とする物との交換をするのが基本です。つまり、物と物との交換が基本なのです。

その取引を簡便にする為、物々交換の代わりに世界でもっとも信頼される通貨を採用して取引をしている訳ですが、世界で取引量が膨大に増えた為に大変複雑な事になりました。

基本的に人間は欲張りですから、無い物ねだりをして行くうちに、貿易に対する依存度はどんどん上がっていったのです。その結果、本来脇役であった筈の貿易が今では経済の主役のように扱われています。そこで勘違いが色々起きるのはやむを得ない事ではないでしょうか。

一つの大きな勘違いはグローバリゼーションです。白人の作った、白人の為のシステムなのですが、踊らされているのは我々有色人種のようです。世界を支配するには共通の概念とルールが必要です。そのシステムが完成すれば植民地主義よりもリスクがなく簡単に富の収奪が出来るという訳なのです。

また、日本のような、殆どの事が国内で完結出来る国をなくす事も目的の一つです。つまり世界を平準化して水平分業化する為に、その国の弱い産業を壊滅させます。さらに、その国に深く入り込む事によって国家単位で突出する力を消滅させる事が世界統合への近道なのです。

いずれにしても標的国のアイデンティティは極限まで希薄化させる必要があるというのが偽らざるところではないでしょうか。そう考えた時に、最近の日本人に欠けているもの、失ったものが見え来ます。

このように書くと、「また〜陰謀論ですか。被害妄想だよ。」と言われるかも知れません。でもよ〜く胸に手を当てて考えてみて下さい。白人が押し付けたルールで、フェアなものがあったでしょうか。スポーツだってそうです。スキーのジャンプのように日本が連戦連勝すれば、ルールは躊躇なく変えられます。

捕鯨も、自分たちは油を採る為だけに散々殺しておいて、そんな事はまるでなかったかのように、「同じ哺乳類で知能の発達した生物に対し残酷な事はするな」と迫るではないですか。この他にも似たような事は山ほどあります。厚かましいったらないのです。(笑)

貿易も然りです。自分たちの習慣にないものを非関税障壁と言って、排除する事を平気で要求します。日本が輸出の時にきめ細かく相手国の法律や習慣、あるいはユーザーの趣向にまで合わせるのとは大きな違いがあるのです。

ここまで書けば、もうお分かりでしょうが、二国間の貿易に関する協定では、第三者機関による監視、あるいは調停が機能しないので、経済力が強い方、あるいは軍事力の強い国が圧倒的に有利です。

その為、強者から弱者を守る為に関税があります。それを撤廃すると言うのは正気とは思えません。そもそも最小単位のブロック経済と言えるFTA は世界の公正な貿易を推進するWTOの精神に反するのではないでしょうか。

すなわち、米韓FTA のような韓国に圧倒的に不利な協定など常識的に考えてあり得ないのです。従って、李大統領は米に何か弱みでも握られているか、買収された傀儡かのどちらかという事になります。既に韓国は米の属国になっていると考えるのが自然ではないでしょうか。

もし日米でFTA を結んだとしても韓国の場合と大差ありません。政治、外交、軍事力を見れば明らかなように、交渉事では全く勝ち目はないのです。という事は、TPP は事実上の日米FTA という事になりますから、日本の属国化が、さらに進む事は明らかです。

日本の自主独立の妨げであり、主権すら脅かされるFTA やTPP だけは、絶対に避けなければなりません。奴隷になりたいのであれば話は別ですが。。。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

≫ 日本の自主独立の妨げであり、主権すら脅かされるFTA やTPP だけは、絶対に避けなければなりません。奴隷になりたいのであれば話は別ですが。。。

・・・一個人のアイデンティティー(自己存在価値の自覚かな?)を失えば自己は消滅し、物欲にまみれた醜い一つの価値測定の不明な動物になります。自分が産まれた国の文化を失えばその国のかけがいのない精神(他国との差ではなくて、違い)は消滅します。
日本は(何十年前でしたっけ?)国際連盟にて、日本から新渡戸稲造が人種差別撤廃を提案致しました。この様な人道尊重的精神を持った国家が歴史上他国にはありませんでしたが、列強西洋先進国はことごとく日本の提案を否決しました。この様な精神を持った国家が他国の隷属になるTPPに参加することは、日本の消滅に繋がりますので絶対反対しましょう。又、外交やあらゆる経済活動に対して、米国の隷属化に繋がります。

極めて容易に予想できる食料の自足率低下は国家の危機管理上、見過ごすことの出来ない/してはいけない/させない事が大切です。

投稿: AZ生 | 2011年10月25日 (火) 00時45分

いつもためになる論考、ありがとうございます。
ブログを拝見しつくづく感じるのは、情報には必ず表と裏があり、
その両面を厳しく見極める目を養わなければならないということです。

さて、メディアでは、猫も杓子も「自由貿易やグローバリゼーションの波に乗らなきゃマズイ」という論調ばかりですが、田中様は本ブログで「日本の国家としての実力は、他国にとって脅威ですらあるのだから、どんと構えていれば良い」という主旨を述べられていたかと思います。

私も全くもって賛成なのですが、1点だけモヤモヤしている点があります。それは、10年後20年後の日本を担う子ども達にとって、語学教育はどうあるべきか?という懸念です。

米国が衰退していくなか、英語はいつまで世界の公用語たりえるのでしょうか?中国がどれほど急成長を遂げようとも、中国語がそれに取って代わる日が来るとはとても思えません。望むにしろ望まないにしろ、世界が今後ボーダレス化するなか、我々が将来にわたって生き抜いていくための語学習得はどうあるべきなのでしょう?

機会がありましたら、是非一度田中様の考察を拝見したいと思っております。

投稿: 1ファンの者 | 2011年10月25日 (火) 19時19分

≫ 10年後20年後の日本を担う子ども達にとって、語学教育はどうあるべきか?・・・1ファンの者さんのご質問に関連して

・・・私も轍さんの社長ブログの1ファンです。私がお答えする立場では御座いませんが、身近の者が幼児から高校生の米国での現地日系のお子さん、駐在員のご子弟の教育のご相談(かれこれ24年間NPO組織、JERCにて)を受けておりますので、私からの視点ではありますが、ご参考になるかもしれません。以下に順不同にて列記させて頂きます。

①米国の大学には日本(減少傾向)を含め、中国、韓国その他世界各国の留学生が、年々増加して来ていますがその現象は学生さん自身の意思以外に、家族とともに夫々の国家のバックアップが強く感じられます。

②大昔は医学関連の論文はドイツ語でしたが、近年では英語が世界言語になっており、あらゆる分野・・・学問/産業経済/科学工学など英語がメイン。

③ところが日本のノーベル賞受賞者で”私は英語、堪能ではありません”と発言されている方もいらっしゃいます。日本語だけでも世界に通用する人材もいらっしゃる事は事実ですね。日本語を第二言語に選択する各国学生・・・日本へ留学する中国、韓国の学生さんもいらっしゃいます(日本政府はかなりの援助をしている)。

④幼児、児童の語学習得で重要な事は、母親が一番よく使う言語(一番身近で親身にかわいがる人、勿論夫、じいばば様でも良いが、大抵男はそれが出来にくい、野球のイチローの様な親子鷹は別格ですね、これからは増えそうですが!)で幼児子供さんには頻繁に語りかける事が最重要・・・言葉のシャワーを浴びせましょう。日本人なら日本語を最初に入力してないと、半端に複数言語を入れるとどちらも中途半端になってしまい、聞くしゃべる/論理的に理解する/表現する等ががかなり未発達になってしまう例が多いので注意。日常会話をペラペラ出来ても安心しては、いけない様です。ビジネスレベルとか学習レベルとは違いますね。

⑤小学2~3年位までは一言語をしっかり身に着けると第二言語の吸収が早く正確になります。

⑥国際結婚等でニ言語が家の中で飛び交うかも・・・その場合は、家の中では日本語だけ、家の外ではその他の言語で両親とも・・・が良さそう。

⑦10年後20年後・・・英語が世界での共通言語でしょうね、欧州圏/米国圏、中国を含め英語が世界の主流でしょう。インドは8億あまりの人口ですが英語圏。中国、台湾では、漢字での筆談で意思のやり取りはOKでしょう。挨拶ぐらいは、英語、中国語、フランス語その他エチケットとしては身に着けるのはおしゃれ。なんせ、人と人ですから・・・

日本語は固有の文化、美学、美意識、自然と人間との共存・・・など、世界の教養のある人々に愛され尊重され未来永劫に日本文化と共に栄えて行くでしょう≪熱望!≫剣道・柔道(私はコレ)・茶道・相撲・寿司その他、健康食でありながら芸術的なたたずまいの和食・・・をはぐくんだ日本語は大切にしましょう・・・(勝手に応援!)

⑧言語習得について・・・あれこれ複数の言語をペラペラしゃべれるのってカッコいいですが、コレは夫々の人の特性であって、上手い人もそうでない人もありますが、人格のレベルとか、バリューとの相関関係は必ずしも正比例しませんね(独断と偏見で!)とりあえず以上、中国語圏の内情は詳しくないのですが、ご参考になれば幸いです。

投稿: Carly | 2011年10月26日 (水) 05時03分

Carly様 丁寧に回答いただき、ありがとうございます。
教育現場のリアルな状況と展望を知ることができ、嬉しく存じます。

やはり数十年後も、英語が公用語であることには変わりないのですね…。
ただ、Carly様が述べられているように、言語能力自体はビジネス・パーソンの価値に必ずしも直結しないと私も思っております。言語は道具であって、肝心なのはそれを駆使して何をするか、ですものね。

児童の語学習得に関しても同感です。最近の幼稚園では、英語カリキュラムが一般的になりつつあるようで、正直ゾッとさせられます。
どんな言語を学ぶにしても、その土台となる日本語の実力が物を言うのに、何故こんなにも早期教育が重視されているのか?理解できません。
結果として、国力の低下につながるリスクも充分にあると思います。

投稿: 1ファンの者 | 2011年10月26日 (水) 11時51分

やり日本語教育が基本でしょう。最近日本の企業でも社内公用語を英語にするところが増えていますが、何を考えているのかと唖然とします。
この件、その内じっくり本文でやりたいと思います。

投稿: 田中 徹 | 2011年10月26日 (水) 11時59分

田中様、ありがとうございます。楽しみにしております。

投稿: 1ファンの者 | 2011年10月26日 (水) 13時27分

> TPP は奴隷化への道

・・・米国発のTPPに参加する場合、20以上の項目の一つである農林関連の例としては、米国企業の遺伝子組み換え食品とか種子を拒否できないことになる。今財界の総本山K団連会長は住友科学(住友モンサントの社長Y倉何がし)がTPPの受益者であることが明らかになっている。
西欧植民地であったインド、ビルマその他のアジアの国々を独立国家に導いた大東亜戦争前半で大活躍した零戦では住友金属で開発された高強度で軽量なハイテク最新技術の「超々ジュラルミン」が主翼主桁に使用されていました。このジュラルミンは後に米国でも同様の合金が実用化されてはいます。
この日本を代表する栄光ある住友が今日では、米国の個人で農業に従事する人々、メキシコその他の国の農業経済を破壊させている米国企業モンサントのグループ(手下?)であります。日本という食料自給率40%以下(TPP以後では10%?)の国民が破滅しても、自分の会社さえ繁栄すればOK?!住友さんはそんなレベルの品格の無い会社なのですか?!

投稿: AZ生 | 2012年4月 2日 (月) 15時41分

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