男の涙
人工衛星から見た地球は、夜も美しいのです。その中でひときわ輝く列島があります。
北朝鮮のところが暗いようですが、喪に服しているのでしょうか。それともエネルギー不足による節電かも知れません。照明器具自体が少ないという事もあり得ます。という事は、世界一地球に優しい国かもしれないのです。人には世界一厳しいようですが。。。
正恩氏は父の意思を引き継いで、専軍政治、独裁政治を行うのでしょうか。遺体の前での彼の表情からは何も読み取れません。ただ、涙を流していなかったのは、父の死に関わっていなかった事の証明ではないでしょうか。あるいは他人。(?)
かつて正日氏は金日成の亡骸を前にして、ハンカチで目を押さえるシーンがありました。巷間言われているように、父の死に関わったのであれば、涙のひとつも流さなければ疑いを招く恐れがあります。
普通の感覚で言えば、ある程度年齢を重ねた人の死は、そんなに涙を誘うものではありません。筆者も父の死に祭し、一滴の涙も出なかったのです。これは自分自身でも意外でした。
苦しんだ最後を見ていたので、やっと楽になったという安堵と、87という高齢に、ある種の諦めがあったのかも知れません。生前に、自分のDNA はお前の中で生き続けるから死は恐れないと言っていた事も納得材料です。
そういう点で、皆似たようなものではないでしょうか。ある程度年齢を重ねた人の死に、男の涙を見る事は稀なのです。ところがテレビを見ていると、芸能界の大御所と言われるような人の死に際しては、皆感心するくらいよく泣くのです。
肉親でもないのに、そこまで慕われていたのだろうかと懐疑的にならざるを得ません。穿った見方かもしれませんが、芝居が専門の芸能人故に、ひと芝居打っているのではと思ったりします。故人へのはなむけの意味もあるのでしょうか。朝鮮半島の影響がこんなところにも及んでいるのかも知れません。
その芸能界の影響かも知れませんが、最近の若者はよく泣きます。我々世代とは明らかに違うのです。あまやかされて育ったせいかもしれません。あるいは大気汚染のせいで涙腺がゆるくなっているのでしょうか。ちょっとした事で泣かれると、叱れなくなります。
スポーツ選手も移籍で泣いていましたが、そこは泣くところじゃないだろうと突っ込んでしまいます。ゴルフなどで優勝して泣くのは分からないでもありません。これで生活が楽になると思えば、独りでに出て来るのです。(笑)そんな嬉し涙なら流してみたいものです。残念ながら経験がありません。
会社の不祥事や、倒産で幹部が泣いているのは違和感があります。涙で誤摩化そうとしているのか、同情をひこうとしているのか分かりませんが、おいおい泣かれたのでは、「おいおい、泣く前にやる事があるだろう」と思ってしまいます。
しかしながらペットの死だけは別です。筆者も成人してからは3匹の犬の死に立ち会いましたが、だんだん涙の量が増えました。ひたむきな愛を捧げてくれる、もの言わぬものへの憐憫の情がそうさせるのでしょうか。
ペットの死と、女性の涙にだけは勝てそうにもありません。
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