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2012年1月 4日 (水)

真に価値あるもの

昨日は暖かく、お天気がよかったので夕暮れ時に海岸を散歩しました。日頃の行いが良いせいか、(笑)黄金色を周囲に配し茜色に輝く美しい夕日が見られたのです。人類は何物にも替え難い、この素晴らしい宝(価値)を失うわけにはいきません。

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おそらく何百年も、いや何千年かも知れませんが、変わらない夕日を見ていると、昨年の事が嘘のように思えて来ます。本当に3.11 はあったのか、原発事故はあったのか、分からなくなって来るのです。マスコミが伝える事は基本的に信用出来ず、何を信じていいのか分かなくなります。

それにしてもマスコミ、特にテレビの劣化は激しいです。結局正月三ヶ日でまともに見たのは、2日のテレ朝、トンネルズのスポーツ番組と3日の復路の箱根駅伝だけでした。駅伝の往路は初詣に行く途中の道がラッキーにもマラソンコースの対向車線だったので、生の先頭集団が見られたのです。

皆、えらい勢いですっ飛んで行きました。(笑)沿道のギャラリーも年々増えて、今や凄い数です。主催新聞社の旗を振っていました。日本人は駅伝が好きなようです。これだけを見れば凄く平和な国に見えます。

テレビに話は戻りますが、日本のテレビにはお笑い系しかいないのでしょうか。毎日バカ騒ぎばかり見せられてうんざりです。これではテレビ離れは防げません。不景気もあってスポンサーがつかず、早晩、衰退するのは明らかです。自業自得ですが、日本の為にも健全な1〜2局を除いて消滅した方がいいかもしれません。

3日の夜には、金(GOLD)はこれから価値が上がるので買うべき、的な番組をやっていましたが、投機的な事をテレビが煽るのはいかがなものでしょうか。一部の投資家を利する事にならないか懸念されます。

そもそも金そのものに、そんなに価値があるとは思えません。宝飾系に使うのか金歯に使うのかは知りませんが、筆者などにはとんと縁がないのです。従って何の価値も感じません。

それに、どう考えてもそれ以上の発展性、可能性があるとは思えないのです。従って投機的にバブれば必ず揺り戻しがあります。当たり前の話です。その場合、泣くのは庶民と決まっているのです。

本当の価値は、例えば簡単には手の届かない普遍的なもの、あるいは無限の可能性があるもの、などに感じます。人間の能力は良きにつけ悪しきにつけ無限です。新しい価値を生み出す力、あるいは現状を改革して行く力にこそ真の価値があるのではないでしょうか。

形あるもの、あるいは有限なものに価値を求める時点で、いかがわしさが付きまとう、と言わざるを得ないのです。人類は、いい加減に「物」の呪縛から卒業しなければなりません。

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