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何がネバーネバーネバーネバーギブアップだ。油でこってりしたネバネバオヤジが気持ち悪いよ〜。と誰かが言っていました。(笑)いつから使命感に目覚めたのかは知りませんが、マニフェストに使命感を感じないのは脳みそが納豆のようにネバネバだからでしょうか。いずれにしても訳の分からないおっさんです。
気持ち悪いと言えば、気持ち悪い政界再編が胎動しています。鈴木宗男氏が魑魅魍魎を集めました。見るからに胡散臭い顔ぶれですが、「類は友を呼ぶ」でしょうか。どうひいき目に見ても、厚顔無恥ぶりや嘘つきぶりから日本人とは思えないのです。ムショ族の集まりと揶揄されています。
小沢氏も70人程を引き連れて新党を作る噂がありますが、小沢チルドレンをいくら集めても所詮は烏合の衆です。金の切れ目が縁の切れ目ではないでしょうか。ケチな親分について行くとろくな目に遭いませんよ。こちらも中韓が大好きと来ては日本人的ではありません。
いずれにしても、民主党政権をこれ以上続かせる訳にはいかないので、分裂するのは良い事です。その後はその後の事ですが、何とか保守派に連立政権を作ってもらうしかないでしょう。
ところで先日の拙ブログ「ハイテク蟻と、幽霊キリギリス」に面白いコメントが入っていました。質問がありましたので以下に回答いたします。
日本政府が大規模公共投資を決意すれば、直ぐに内需拡大してGDPも増えるでしょうが、一人勝ち状態になって、世界からの輸入圧力が増えませんか?
輸入を拒否した場合、貿易摩擦レベルを通り越して、第二次大戦前の外交孤立状態になりませんか?
いやあ、本当に現状は「阿呆のふり」あるいは「死んだふり作戦」なのかと思ってしまいます。(笑)それくらい、本来出せる力を出していませんし、リーダーはおバカな事ばかりして、世界の笑い者です。
しかし、そんな悠長な事は言っていられません。ここに来て死守すべき垂直統合型産業の一角が崩れつつあります。さらにTPP なんぞに参加した日にゃ、日本型システムがガタガタになり崩壊するでしょう。悲しいかな、政府は死んだふりなどではなく本気で日本解体を目論んでいた事になります。
勿論、政権が保守派に交代すれば、日本経済が劇的に良くなる可能性はありますが、その前に見えない外圧で潰されるだろうというのが正直なところです。一人勝ちは80年代始めからさせてもらっていません。
何かの間違いで一人勝ち状態になったならば、ある程度輸入にも寛大になればいいのではないでしょうか。その場合、いかなるブロック経済にも参加しない事が条件です。関税自主権さえ放棄しなければいいのです。
ただ、輸入と言っても、最終的には消費者が判断するので、政府の裁量範囲の関税だけでは如何ともし難い事も事実です。基本、全ての産業が世界一流で内需大国の日本では輸入の増える余地は大きくありません。
従って世界と上手くやるには、輸出はある程度自粛しなければならないでしょう。それを内需拡大とセットにするならば、国内産業も納得するのではないでしょうか。
輸出の問題は、70%以上を世界が必要とする資本財や生産財が占めているので、矢面に立たされるのは10数パーセントに過ぎない、自動車に代表される耐久消費財だけですが、減らした分は国内で増やすしかありません。十分可能です。
さらに海外には、生産拠点を増やす、あるいは円借款、インフラ支援、技術供与等で、言葉は悪いのですが手なずけるのが安全保障上有効です。そこは第二次大戦前とは決定的に違います。当時とは国力が比較になりません。カードは沢山あるのです。
最悪のケースで、昔のABCD 包囲網のようなものを布かれても、何とか切り抜ける力はあります。むしろそうしてくれた方が、やるべき事がはっきりしていいかもしれません。最初は確かに厳しいでしょうが、将来的なメリットは大きいのではないでしょうか。
問題はオオカミさんであるアメリカです。当面こことどう向き合って行くかですが、対等にやり合える政治家は、今のところいません。いたところで潰されます。日本の為の政治をした首相はことごとく失脚させられました。
そういう意味でも一人の優秀な指導者に依存するのは危険ですから、数十人の集団体制で役割分担するのがいいのではないでしょうか。いずれにしても、米にはあまり関わらない事です。
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コメント
なるほど~
リーダー不在でグダグダな暗黙知体制(外部から方向付け出来ず、結局は自治を守れる)が、混乱期のアプローチの一つなのですね
>TPP なんぞに参加した日にゃ、日本型システムがガタガタになり崩壊するでしょう。
実は不勉強でその辺を良く分かってません。
死活問題となっている米国人雇用のUPや、経常収支黒字化のアプローチの一つが、TPPと思ってます。
ウォルストリート系の米サービス輸出を増やしたところで米国雇用が増える訳ではないので、米国人雇用に結びつく産業(製造業?)を増やす為にどうするつもりなのか。TTP導入した所で、米国人が日本に移住する訳ではないので、結局は米国から何かしら輸出しないと米雇用は増えない。ガリバー企業はいるが、日本と張り合って勝てるような資本財メーカーはいない。日本には、日本語・高品質志向という難攻不落な貿易障壁がある。
どうやって、米国人雇用を増やすつもりなんだろう?
やっぱり、イランあたりで共和党的な公共投資アプローチをしてしまうのかな(TT)
投稿: MTM | 2012年1月 8日 (日) 19時30分
TPPってのは、B国にMTM(Middle Tech Managiment・・・あははどこかで聞いた様な気が・・・)が消滅したのね、軍事宇宙産業・金融・保険のアタマのいい奴と、サービス産業だけが生き残り、ミドルテックは日本、ローテクは中国の製造業に任せて(負けっぱなしで・・・諦めた)ので日本を子分にして、将来のC国に対抗する事に決めたのでしょう。ま、直感ですが!
投稿: Carly | 2012年1月 8日 (日) 21時22分
TPP で米が増やせる輸出品目は遺伝子組み換え食物くらいしかありませんが、絶対額では期待出来ません。結局、自国からの輸出を増やすと言うよりは常勝の日本型経済モデルの破壊が狙いではないでしょうか。
現時点では米にとって日本は、まだまだ危険なのです。
ISD条項で、日本的なものは非関税障壁として排斥されるでしょう。
雇用は、おっしゃる通り、古典的公共投資が手っ取り早いです。
朝鮮半島と、シリア、イラクのラインが要注意です。
投稿: 田中徹 | 2012年1月 8日 (日) 21時23分
>TPP なんぞに参加した日にゃ、日本型システムがガタガタになり崩壊するでしょう。
・・・TPPはどう考えても不平等条約であり、日本が独立国として生きて行く為には入ってはいけません。アメリカ企業が日本の国内法律に(上位に)優先するなんてあってはいけない事です。のだとか言う人が「阿呆のふり」して(実はISD条項などの肝については佐藤ゆかり議員に国会にて散々突っ込まれているので、知らないとは言わせません)他国を破壊してもアメリカが生き延びる為のあつかましい条約に参加表明って、BKDではないのか。この人以外はもっと変な人ばっかりのM主党って変すぎ。
・・・解散総選挙で、国民の声を国政に反映させないとTPP以前に空中分解?ちゃんとした保守での集団リーダー体制がよさそうです。海の東にB国,西にC,K,NK,R国に取り囲まれていますから少なくとも国内は正しいまとまりが必要。マスコミは今度こそ邪魔をするなよ。
投稿: Carly | 2012年1月 9日 (月) 01時55分