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2012年2月11日 (土)

貿易について考える(その2)

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昨日NHK テレビで、座右の銘でもないのですが、心に残る言葉というので、ある獣医の例を紹介していました。その人が悩んでいると、ロシア人の運転手から「道はない。ただ行き先があるだけ」と言われたのだそうです。

なるほど!(笑)確かにそうです。道は最初から出来ている訳ではないのです。目的地を定め、そこに行き着く為に行動すると、道が開けてくるという事でしょうか。分かる気がします。

それで行けば、やはり橋下市長は間違っている事になります。改革をして行けば自然に目的が見えて来るというのは虫が良すぎるのです。目的地をしっかり定め、そこに到達する為の努力をしなければ、道は現れません。闇雲に行動だけするのを暗中模索と言います。要するに効率が悪いのです。あ〜すっきりした。(笑)

さて、昨日の続きですが、先進国にとって貿易はあくまでも補助的なもので、決して経済成長の本命ではないという事がお分かりいただけたと思います。成長という意味では貿易黒字でないと成立しないからです。

では、お互いがゼロサムゲームである貿易に意味がないかと言えば、そういう訳でもありません。いわゆるウィンウィンの関係というのは確かにあるのではないでしょうか。例えば地理的に生産し得ないもの同しの交換です。

南国でしか出来ないマンゴーのようなフルーツと、産地が限定されるトリュフやキャビアのような、特殊なものの交換は価値があります。お互い美味しいものが食べられる訳ですから笑顔が生まれます。(^_^)

ところが、先進国において、あるものが、生産は出来るのだけれども割高になってしまう場合です。例えば例としては適当でないかも知れませんが、タイ米と日本米とでは価格に大きな差があります。

と言う事は、比較優位理論で言えば、日本は米の生産を高付加価値型のみに限定して、一般的に消費するものは輸入する方が得策という事になるのです。しかし、それでは収支という点で日本が丸損です。何事にもバランスが必要ではないでしょうか。

その為にはタイにないものを輸出すればいいのですが、タイで生産出来ない自動車(いまは日本などが進出して自動車産業があります)を輸出してバランスをとるとしましょう。

タイ米の輸入額に見合った自動車を輸出すれば一見ハッピーに見えます。しかし、本当にそうでしょうか。まず自動車メーカーは潤いますが、日本の米農家は、その分悲惨な目に遭います。すなわち貿易によって海外経由になりますが、所得の移転が起きるのです。

タイではどうでしょうか。得意の米をちょっと頑張って多めに作れば、何と、自分たちでは絶対に作れない自動車が手に入るのです。悪い話ではなさそうです。自動車産業を興すには莫大な資金と、技術、ノウハウの蓄積、その他諸々の付帯条件が必要ですから、美味しい話ではないでしょうか。しかも誰も損をしません。

これでお分かりのように、貿易を拡大し、合理的に突き詰めて行けば、先進国の方に部がないのは明らかです。貿易による平準化のメリットは発展途上国にあるのです。当たり前の話ではないでしょうか。

従って、日本のような先進国が世界を相手に貿易をする場合は、ノーブレスオブリッジの精神ががないと、やってられない事になります。儲けようなんて、そんな下世話な精神では駄目なんです。(笑)

この話、まだまだ続くようです。

 

 

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