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2012年2月20日 (月)

及ばざるが如く、過ぎたる謙譲の国

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地球深部探査船「ちきゅう」が2月12日に出港し、国内でも有数の埋蔵量があるとされる愛知県渥美半島沖でメタンハイドレートの試掘を行うそうです。この船の掘削能力は世界一で、海底8キロまで掘る事が可能と言われています。

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それを可能にするのは住友金属のシームレスパイプです。高温・高圧に加えて、金属を腐食させる炭酸ガスや硫化水素もたくさん含まれる過酷な環境で、天然ガスの厳しい採掘環境に耐えられる、割れやねじれに強く、かつ耐食性に優れる高品質パイプという訳です。

今回の試掘は、海底深く眠るメタンハイドレートを気化して取り出すのだそうですが、場所が、東南海地震の震源にもなりうる場所だけに、なぜ、日本各地で地震が頻発している今なのか(?)と言う気がしないでもありません。

試掘が刺激になって、地震を誘発するような事はないのでしょうか。ちきゅうが穴をあけた場所と最近の震源が一致している箇所もあるようで、やや不安になります。

ところで、日本海沿岸では、海底表面に露出したメタンハイドレート鉱床が発見されており、ポンプでメタンハイドレート結晶を吸い上げるなど、低コストで採掘出来る可能性があるそうです。現在調査中で採算性などは明らかにされていないとの事ですが、こちらの方を優先すべきではないでしょうか。

海水の温度が上がる事でメタンガスが溶け出し、温暖化の原因にもなり得ると言われています。溶ける前に採掘してしまった方がいいのに、と考えるのは素人考えなのでしょうか。(笑)

まさか近隣諸国に遠慮して、あるいは刺激したくないという外交的配慮から、無難な太平洋側を試掘しているのだとすれば、とんでもない事です。そこまで卑屈なのかと、がっかりしてしまいます。

しかしながら、その懸念は当たっているのではないでしょうか。藻から石油も、従来の価値観が180度ひっくり返る程、画期的であるにも拘らず扱いが小さいし、国が本気になっているように見えません。裏でコチョコチョという事も民主政権ではあり得ないでしょうから、恐らく本音としては触れたくないのでしょう。

恵まれた日本が、これ以上恵まれる事による妬み嫉みを警戒し、海外に対していらぬ配慮をしているのではないでしょうか。何かにつけて近隣諸国の顔色を窺う政権ですから、ないとは言い切れません。

日銀や財務省の姿勢にもそれは表れています。日本が発展する事を恐れて、わざわざ逆の政策をやっているのです。90年のバブル崩壊も自作自演かも知れません。いや、マジで。(笑)GDP で米を抜いてしまっては米の立場がないのです。

どうも、その頃から悪い自粛癖が始まったのではないかと思うのですが、考え過ぎでしょうか。

「出る杭は打たれる」のを恐れて卑屈になり、何もしないどころか自虐的にさえなる。それでは杭、ならぬ悔いだけが残ります。巻き添えになる国民はたまったものではありません。

 

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コメント

> 日本海沿岸では、海底表面に露出したメタンハイドレート鉱床が発見されており、ポンプでメタンハイドレート結晶を吸い上げるなど、低コストで採掘出来る可能性があるそうです。現在調査中で採算性などは明らかにされていないとの事ですが、こちらの方を優先すべきではないでしょうか。

・・・日本海沿岸でのメタンハイドレートの試掘は大賛成です、地震の影響も少なそうですし。
藻から石油も、ちゃんとやってほしいですね。

投稿: 心配性君 | 2012年2月20日 (月) 22時10分

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