秋入学に見る、負の逆転の発想
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本村 洋さん、13年間お疲れさまでした。これでやっと、新しい人生に歩を進める事が出来ますね。それにしても貴方は立派でした。日本人の鏡です。
完全とは言えないかもしれませんが、立法、行政に比して、日本の司法は未だ健全性が保たれているようです。なぜか死刑廃止を訴える左巻き連中が、あの手この手の詭弁を弄しましたが、はねつけられました。死刑制度がある以上、当然の結果ではないでしょうか。
世界的には廃止の方向と聞きますが、凶悪犯罪がなくならない限り、現行制度の改定には慎重になるべきです。在日外国人の凶悪犯罪から日本を守る制度としても、死刑制度は堅持されるべきではないでしょうか。
但し、執行されないと意味がありません。今の法相は死刑廃止論者のようです。。。
さて、今日のテーマです。東大が秋入学を検討していると言います。海外から優秀な学生を入れて、下降気味のブランド価値を高めたいという気持ちは分からないでもありませんが、発想が安易で貧困ではないでしょうか。
昨日の続きのようになりますが、謙譲の精神が旺盛過ぎます。向こうが合わせればいいのです。日本には春入学、春就職と言う長年の伝統があります。櫻咲く季節に入学・卒業というのは風情があっていいのです。落ち葉の季節の入学は、いかさないなあ。(笑)暗くて寒々しい。。。
今のところ反対意見、あるいは併用論の方が多いようですが、他の学校を巻き込んで秋入学が採用されるようでは見通しくらいです。第一、2月の合格発表の後、9月までの最長で7ヶ月間も何をすれば良いのでしょうか。他人事ながら気が遠くなります。確実に受験時の学力は落ちるでしょう。(笑)骨休め、あるいは卒業旅行(?)は2ヶ月もあれば十分です。
そんな事を考える暇があったなら、海外からの学生に頼るのではなく、授業の質を上げる事による魅力アップを計るべきです。学校は突き詰めれば、先生の魅力に尽きると思うのですが、違うでしょうか。
既得権益とか、官僚的になって硬直しているであろう学内制度等を見直す事も勿論必要です。それらを放置したままで、外的要因で何とかしようなんて虫がよ過ぎます。
経済でもそうですが、グローバリゼーションや貿易等、外的要因で日本経済を立て直そうという風潮は根強いのです。明治維新以来の、列強に追いつけ追い越せの残滓でしょうか。とにかく隣の芝生が青く見えるようです。
ところが筆者のような、海外といやという程仕事をして来た者に言わせると、日本は殆ど全てのジャンルで海外に依存するものなどなく、むしろ依存される側なのです。日本の生産財・資本財、あるいは技術支援がないと成り立たない産業や国がOECD 加盟国の殆どである事は昨年の震災で証明されました。代替品はないのです。
また日本企業が資本を投下して、現地生産などによってGDP を押し上げている国は米とアジア中心に5万とあります。隣の芝生を青くしているのは日本なのです。しかし、それらの産業の核になる開発の中心やマザーファクトリーは国内にしかありません。
必然的に内向きになります。相対的に、昔のように海外には魅力がないのですから仕方がないのです。それをマスコミは、内向きが悪い事のように騒ぎたてます。とんでもない間違いです。ここでも卑屈なまでの謙譲の精神が発揮されています。
さらに規制緩和や諸々の改革によって、閉塞感や不況を脱しようという風潮も根強いようです。他より自分たちに問題があると考えるのは、決して悪くはありませんが、これもTPO が必要ではないでしょうか。どこかの市長のように闇雲に改革に突っ走ればいいというものではありません。
デフレの時に、供給サイドの効率を上げる事は、マクロ経済では逆効果です。増々デフレギャップを膨らませます。いえ、改革や生産性向上の為の努力をするなと言っているのではありません。
発想が逆なのです。インフレターゲットでも何でもいいのですが、まず、供給力に見合っただけの流動性を確保すべし、と言っているのです。増税にしろ、ばらまきにしろ、有効需要を増やして金回りをよくしない限り、今やっている努力が、全て無駄になります。
何度も言うようですが、日本の経済問題は発想さえ逆にすれば一気に解決します。 する筈です。(笑)
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コメント
毎日拝読させて頂いでおりますが、最近購入したタブレットPCでは文字が薄く読むことが出来ず残念です。なんとか読めるようにできないものかと思案しております。まだタブレットを使いこなしきれていないものですから。失礼いたしました。
投稿: 平野五郎 | 2012年2月21日 (火) 10時14分
> 在日外国人の凶悪犯罪から日本を守る制度としても、死刑制度は堅持されるべきではないでしょうか。
・・・日本は死刑制度は堅持されるべきであります。外国からの乱暴ものとかスパイの入国(入獄)を防ぐ為にも必要ですね!なぜかM主党は死刑廃止をしたいのか考えるまでもありません。なんせ媚中、媚韓ばかりですから。NK国がらみの人さらい団体に金をばら撒いている輩が元首相に複数いると言うとんでもない政党ですからね。
> 日本の経済問題は発想さえ逆にすれば一気に解決します。 する筈です。
・・・賛成!!!
投稿: 平成神風 | 2012年2月21日 (火) 14時25分
> しかし、それらの産業の核になる開発の中心やマザーファクトリーは国内にしかありません。
必然的に内向きになります。相対的に、昔のように海外には魅力がないのですから仕方がないのです。それをマスコミは、内向きが悪い事のように騒ぎたてます。とんでもない間違いです。
・・・国内に技術の核を育て世界をリードし続ける事が日本の技術戦略であるべきでしょう。家電であれ全ての製造業に当てはまるのではないか!?ただし、技術の流失が1番の懸案。C国、K国はPATの概念がありませんから。
・・・円高、デフレの解消に尽きる・・・財務省(大臣が悪すぎましたね、M主党の元首相が2人もいたっけ)と日銀が化石化しているね~
・・・新聞屋、テレビ自身がB層以下、観るにしのびず。
投稿: 閻魔大王 | 2012年2月21日 (火) 15時46分
「平成の開国」とか言ってB層がいかにも騙されそうな甘い言葉を言ったかんとかいう前首相も財務大臣だったような気がする、でのだとかいう日本国を破壊している奴も財務大臣だったっけ!
投稿: かかし君 | 2012年2月21日 (火) 23時23分
日本語には時制 (tense) はない。
過去・現在・未来のそれぞれの世界を脳裏に描くことは難しい。
前世・現世・来世に関するインド人の教えも、日本語脳では定かでない。
「我々はどこから来たか」「我々は何者であるか」「我々はどこに行くか」といった哲学的命題は考えられない。
理想 (ideal) は、未来時制の内容である。
意思 (will) も未来時制の内容である。
理想がなければ、未来社会の建設計画もない。
意思のないところに方法はない。(Where there’s a will, there’s a way).
意思はなくても恣意 (self-will) はある。
建設的な話はできなくても、出来心はある。
問題解決の能力はなくても、事態を台無しにする力だけは持っている。
政治は遅々として動かない。人々の頭を閉塞感が襲う。
英語のリスボンシビリティ (responsibility) は応答可能性であり、自己の意思により現実対応策を考えて行使するものである。
責任は、自由意思により果たすところが大切なところである。
意思なくしては、責任は果たせない (責任はとれない)。とかく、この世は無責任となる。
ところが、日本人には意思がない。子供・アニマルと同様である。
場当たり的な行動にでるしかない。
未来時制の内容に確信は持てない。不安ばかりが募る。
ただ目的の遂行だけを求められるならば、耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶことになるのは必定である。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
投稿: noga | 2012年3月 5日 (月) 21時43分