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2012年3月24日 (土)

演出された危機

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昨日の続きになりますが、「10年後には日本もギリシャになる可能性がある」などと、全く根拠のないデタラメを公共の電波を使って言うのは大問題なのですが、ああいうBKD な人達は、一体何者なのでしょうか。どう考えても経済の仕組みを理解しているとは思えません。

最近の貿易赤字は原発停止によるエネルギー系資源の輸入が一時的に増えた事によるのは明らかです。それでも円高で救われていました。しかし、それくらいの問題は、将来的に再生可能系発電に切り替わっていけば、大した事とは思えません。

ところで、最近急激な円安になっていますが、円安では輸出が伸びる筈です。と専門家の皆さんもおっしゃっています。(笑)言いたい事は、為替のスタビライザーがある限り、日本程の国なら、その気になれば適当なところでバランスを取る事も難しい事ではないのです。何か輸出が大幅に減るような要因でもあれば話は別ですが、特にありません。

そもそも近年の輸出品目は、カーボン、鉄鋼などの生産財や、半導体製造装置のような資本財がメインで全輸出の70〜80%を占めます。企業向けの地味な世界ですから、大きな変動は、リーマンショックのような事でもない限り考え難いのです。

それ故、常識的に考えて、年単位での貿易収支は、放っておいてもプラスマイナスゼロくらいでは推移するのではないでしょうか。少なくとも10年単位で見ても、大きく変わるとは思えません。

という事は、経常収支の中で貿易収支と並んで大きな割合を占める所得収支が黒字であれば、経常黒字は続くという事を意味するのです。これが昨年で14兆円くらいありました。これは250兆円以上もある対外純資産が生み出す利子と配当収入ですから、毎年間違いなく入って来ます。

前述の経済専門家は、10年後にこれが貿易収支の赤字をもカバー出来なくなり経常赤字になると言うのですから、それだけで驚きです。どこまで最悪の事態を積み重ねる想定なのか聞いてみたいものです。

しかしですよ、仮にそうだとしても、その時点で未だ250兆円もある対外純資産(外貨)は健在です。いや、10年目に赤字という事は、それまでの黒字分が積み上がりますから、むしろ増えている事になります。

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昨年が9兆6千億円の経常黒字ですから、10年後にゼロになるとして、単純計算で50兆円も増えるのです。その分の所得収支黒字分は当然プラスされます。対外純資産は約300兆円にもなるのです。凄い数字です。大震災を経てこれですから、嫌われますよ。(笑)

従って、非常に考え難い(と言うか、あり得ない)事ですが、円建て国債が何らかの理由で国内消化出来ず、海外から外貨建てで借りなければならない事態に陥ったとしても、ギリシャのように償還に苦労する事などあり得ないのです。

増して、円建て国債がデフォルトするなんて事は太陽が西から昇るよりも難しいかも知れません。国会でどこかの財務大臣がそんな事を言ったそうですが、心底阿呆です。円建て国債は、最悪借り換えが出来なくても円を刷って償還すればいいだけですからデフォルトのしようがありません。

それに、国が元本を保証しているのですよ。保証している側が、それを忘れてどうするの(?)デフォルト(債務不履行)の意味が分かっているのか不安になります。笑えません。(笑)度素人以下が財務大臣やっているという、薄ら寒くも、そら恐ろしい事実。。。

いや、そんな事(円を刷る/量的緩和)をするとインフレになる。ともっともらしく言う専門家も多いのですが、今をいつの時代だと勘違いしているのでしょうか。何がいけないの(?)と逆に聞きたいです。

現状、デフレギャップがたんまり存在するデフレ下で、たった1%インフレに持って行くのに汲々としているのです。何十兆円の円を刷ればインフレになるのか、定量的に示せと言いたいです。

いえ、何百兆円であろうが、実は、償還するのであれば、金融資産としての名目が変わるだけで、総資産(ストック)は増えません。さらに、お金はフローに廻らない限りインフレリスクを生まないのですから。。。

どう考えても無茶苦茶な事を平気で言う人が、マスコミや政府、その他に多すぎます。しかし、本当にそこまで阿呆ばかりとも思えません。という事は、誰かに言わされている可能性を疑うべきではないでしょうか。

財務省(?)あり得ます。でもねえ、それも妙な話なのです。少なくとも日本人ですから、日本を駄目にしてどうするのでしょうか。それとも、日本人の格好をしているが日本人でない(?)

裏にもっと大きな力があると考えるのが自然かも知れません。財政問題にしても、人口問題や年金問題にしても、ちょっと考えれば分かる、大した問題でもない事に対して危機を煽り過ぎるのです。

貿易にしても技術力にしても、日本がどんどん駄目になっているようなプロパガンダをしきりに流します。非常に不自然だと言わざるを得ません。

1000兆円の借金なんて、いかにも大変そうに見せていますが、償還期に片っ端から円刷って償還すればいいだけです。そうすれば、十数年後には国の借金はほぼゼロになります。

しかし、それなら最初から日銀引き受けで良かった事になるのではないでしょうか。殆ど円に等しい国債の国内への発行なんて、そんな七面倒くさい事をする意味が分からないのです。やはり壮大な猿芝居なのかもしれません。

では、国債の発行をしない場合、困る人は誰でしょうか。それは、まず政府系金融機関や銀行です。莫大な預金の運用先がなくて苦労するのです。政府が莫大な財政出動でもして好景気になっていれば民間が借りてくれるでしょうが、堅い運用先をなくした銀行はさぼれなくなります。(笑)

政府系金融機関も安全な投資先をなくせば、お金を集める意味がなくなります。まさかAIJ の二の舞は出来ませんから。。。

一つの仮説、わざと税収を減らし国債を発行せざるを得ない状況を作り、バンバン国債を発行し利息を払う。次ぎに財政危機を演出して増税し、自分たちの裁量で使える資金を増やす。なんか手が込んでいますが、その可能性を排除出来ない悩ましさがあります。

これは単なる思いつきですが、今後もない知恵絞って、じっくり考えて行く必要がありそうです。

 

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コメント

> 一つの仮説、わざと税収を減らし国債を発行せざるを得ない状況を作り、バンバン国債を発行し利息を払う。次ぎに財政危機を演出して増税し、自分たちの裁量で使える資金を増やす。なんか手が込んでいますが、その可能性を排除出来ない悩ましさがあります。

・・・多分、これが狙い。バカなのは日本がパンクしたら自分(財務省とか日銀?)も破産するって考えないのかな!?それとも破産が見えてるから自分だけポッポに貯めておく心算!!

投稿: AZ生 | 2012年3月25日 (日) 06時05分

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