« 消滅に向かって突き進む技術大国(2) | トップページ | 煮え湯を飲まされ続けても気付かない「茹でガエル」 »

2012年3月29日 (木)

消滅に向かって歩みを早める経済大国

ブログランキングに参加しています。

本当にちょっと褒めたら10倍くらいになって返って来ます。テレ東のWBS ですが、例の影の薄いコメンテーター氏が、日本の財政問題に関して、とてもプロとは思えない発言をしていました。

視聴者からの「日本の財政赤字がデフォルトする事はないのか」という質問に対し、償還資金が得られ難くなると金利が上がり、その支払が困難になるので、デフォルトはあり得る」的な事を言うのです。(正確には覚えていません/笑)

Img20110430140244013           (この人ではありませんので、念の為/笑)

この問題、先日からの拙ブログでの課題でもありましたが、なぜ国は日銀直接引き受けでなく、国債発行などという七面倒な事をしているのかという問題に帰結して行きます。息のかかった金融機関に利息や売買手数料を稼がせる為、あるいは消費税等の増税の口実にしては手が込んでいるし、大掛かりと言わざるを得ません。

勿論、日銀は日銀ルールという変な規律を盾に、無制限な国債の引き受けを拒否していますから、そこは55%出資の親会社でもある政府側が強権発動する必要はあります。それにしても「日銀ルールを撤回して、もっと引き受けろ」と言えば済む話ではないでしょうか。逆らえば総裁をクビにすればいいだけです。(笑)

赤字国債発行に関する法律的手続きは毎年やっている事の延長ですから、そこは国債の引き受け手が誰であろうが粛々と進めればいいのです。それ以外の障害はありません。

まあ、そこまでを今の政治家に求められるかと言えば、それはそれで無理があります。マクロ経済が分かる政治家がいないからですが、安住財務大臣などは、本気でデフォルトを信じている節さえあるのです。(笑)

そこで、おさらいですが、国は税収不足分に対し赤字国債を発行して、国家予算を組みます。当該年にそれを執行すれば、利払いと償還の為の予算を含めて、国債発行高のほぼ全額が国民側に金融資産として戻る事になるのです。

一方、国債を購入した金融機関、個人には現金と引き換えに日本国債という有価証券が残ります。と言う事は日本全体の金融資産は償還分を除いた国債発行分だけ増える形になるのです。これが国債買い入れ資金が枯渇しない理由です。

この場合の問題は、折角金融資産の総額は増えても国債に化けた分の金融資産に関しては信用創造の原資にならない事です。これが円(日銀券)であれば、信用創造に向かったり、株や不動産に向かったかもしれないのです。

Images

つまり、1000兆円もの資金を有価証券に替えて、死に金にしてしまった事が、今日の日本経済の停滞を招く、一つの大きな要因ではないかと言いたいのです。金融資産総額の20%近い資金が眠っている訳ですから効率の悪い話ではないでしょうか。

際限ない円建て赤字国債発行は、国内で消化される限り、その事自体でデフォルトに陥ったり、金利上昇の要因とはなりませんが、歪な金融資産レイアウトを生み、流動性という点での問題を発生させます。

つまり、デフレという名の動脈硬化を起こさせる為に財政赤字を積み上げているのでは、という疑念が湧いて来るのです。これが全て日銀引き受けであったなら、自由に動き回れる金融資産が「1000兆円マイナス支払利息分」余計にあった事になります。

これが30年間で増えたとすれば、年30兆円の量的緩和と同じですから、株や不動産に廻っていただけで、含み資産が増え、軽くバブッていたのではないでしょうか。少なくとも、今のようなデフレ不況でなかった事だけは間違いありません。

バブル崩壊に懲りていて、拒否反応を示す人は多いのかも知れませんが、今の日本なら十分軟着陸は可能ではないでしょうか。経験があるし供給力も桁違いです。そこを克服すれば、米に肉薄する経済大国になっていたでしょう。

こういう視点で日本経済を捉えている人を見た事がありませんが、筆者の方が頓珍漢なのでしょうか。(?)どなたかアドバイスいただければ幸いです。

 

ブログランキングに参加しています。共感いただければクリックを!!

|

« 消滅に向かって突き進む技術大国(2) | トップページ | 煮え湯を飲まされ続けても気付かない「茹でガエル」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

<つまり、デフレという名の動脈硬化を起こさせる為に財政赤字を積み上げているのでは、という疑念が湧いて来るのです。これが全て日銀引き受けであったなら、自由に動き回れる金融資産が「1000兆円マイナス支払利息分」余計にあった事になります>

え~っと、日銀をコントロールして来なかった、歴代財務大臣が役立たずだったのでしょう。①デフレ退治②景気向上③円高④災害対応体制等のリスクマネジメント・・・ただ今、日本は国家存亡の危機。左右両陣営から、揺さぶられ、右往左往するばかり。二大政党での拮抗した切磋琢磨!・・・なんて存在していなかったのが現状。
確か、民主党は消費税を上げない約束で政権を奪取したのに、のださんは韓国に5兆もスワップして、TPPも国民の声を無視して参加表明するし、税金上げに一心不乱・・・亀井さんが与党側で頑張っているのみ。早いとこ空中分解せよ!ただし、防衛大臣はマトモな人を設定する事が、絶対条件。
領土も中国/韓国に侵略されっぱなし・・・自衛隊を出せよ(出すぞと脅かすだけでも行って見ろ!)
純正保守の団結が望まれます。国民も政治も。。。

投稿: 青うさぎ | 2012年3月31日 (土) 04時37分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 消滅に向かって突き進む技術大国(2) | トップページ | 煮え湯を飲まされ続けても気付かない「茹でガエル」 »