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2012年3月20日 (火)

自動車は家電の二の舞になるか(?)

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「日本の自動車産業は産業の要としてやって行けるのか?家電の二の舞にならないのか」こういう意味の視聴者からの質問だったと思うのですが、WBC のコメンテーターは「やっていけます」ときっぱり断言していました。

お〜〜、最近のWBCのコメンテーターは日経系であるにも関わらず、日経新聞より、よっぽどまともだぞ。(笑)自動車も既に、韓国などに抜かれている、と吹聴するマスコミのプロパガンダにも惑わされていない視聴者もレベルが高いです。

やっていけるという理由の説明に関しては100点満点とは言い難かったのですが、90点はあげられます。(笑)「エンジンがモーターに置き換わる時、クルマはいわゆるコモディティ(一般消費財)になる、その時、日本車の優位性は失われるので、それまでに、新技術(あるいは新付加価値)が創出出来るのかが鍵になる」最近の評論家としては上出来ではないでしょうか。

しかしながら、例えエンジンがモーターに全て置き換わったとしても、クルマが全て家電のようなコモディティになるかどうかは疑問です。クルマは商品としては特殊です。趣味性や安全性の要素が大きいからですが、エンジンがモーターに置き換わったくらいでは、そこは大きく変わらないのではないでしょうか。

その時こそ、最も数の出る大衆車レベルはデザインやコンセプトの勝負、あるいは文化レベルの勝負になります。国際知恵比べになるのではないでしょうか。

しかし、筆者に言わせれば、その前提そのものに無理があります。そもそも全てのクルマが電気自動車に置き換わるとは考え難いのです。EVが、かなりな数になった時、電力を何による発電によって供給するかが問題になります。

Honda        (ホンダの燃料電池搭載車FCXクラリティ)

化石燃料系では元の木阿弥です。原発(?)このご時世、量は期待出来ません。従って再生可能、あるいは自然エネルギーに置き換わるまでは、EV比率を飛躍的に増やす意味はないのです。筆者は30年〜50年の単位で見た場合、パワートレーンに関しては、むしろ多様化に拍車がかかると見ています。

ユーザー最右翼に属するマニアックな人や、そこまででなくても色々な意味でクルマに執着する人、愛する人がいなくなるとは思えないのです。このまま正常進化をして行けば、差別化や使用目的の専用化は増々進んで行くのではないでしょうか。

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           (ホンダの3輪コンセプトカー)

スポーツカーやSUV、また高級車はガソリンエンジン、あるいはHV が主流になるかも知れません。大型中心にディーゼルも生き残るでしょう。その他、バイオマスや再生可能資源を使用したバイオエタノール系の内燃機関も発展途上国を中心に存在感を増すのではないでしょうか。

と言うのも、C02による「地球温暖化問題」は寒冷化が進み、近い将来、その胡散臭さの正体が明らかになるからです。地球が氷期に向かっている事は疑い様のない事実です。温暖化より寒冷化が生物に取って厳しい事であるのは言うまでもありません。

Ppm

二酸化炭素吸収率計算エクセルシートを活用し、図4の二酸化炭素濃度と放射吸収率の関係グラフを作成した。現在の二酸化炭素濃度は370ppmである。グラフより、二酸化炭素濃度が増加したときの放射吸収率がわかる。二酸化炭素の濃度が大きくなると吸収率の増加にブレーキがかかる。これは濃度が大きくなると、二酸化炭素による吸収が飽和することを示している。
(二酸化炭素濃度(ppm)の増加に伴う大気温度変化の計算(Excelを用いた地球温暖化計算)

上記のグラフから二酸化炭素濃度の吸収率には上限があり、その分大気温度の増分にも上限があることがわかります。

尤も、6〜7%にもなれば生物の生息が困難視される、大気中に占めるCO2の割合が無制限に増えていいという事ではないので、対策は必要かもしれません。それにしても、産業革命後250年で0.012% しか増えていない現在の濃度、0.038% を考えたとき、喫緊の課題とは言い難いのです。上記のように、C02 濃度は、これ以上増えないという説もあります。

クルマを所有する事による諸々の人類共通の不利益に対し、対策が追いつく時間的マージンを十二分に人類は有しているのではないでしょうか。

日本の自動車産業のアドバンテージについては、拙ブログで散々述べて来ましたから詳細は省略しますが、技術やノウハウの蓄積量、開発頻度、圧倒的研究開発費などにより、差は増々開いて行くと思われます。

家電が苦戦をしたのは、クルマに比べて技術の移転が容易だからです。一時期、日本人技術者が、大量に海を渡りました。韓国大手電子系企業のトップは「研究開発費は日本が出してくれるので、韓国では安く商品を作れる」とうそぶいていたくらいです。特許侵害も絶えません。

趣味性が強くなくコストが購入動機で一番大きな比重を占めるというのも人件費の高い日本にとっては大きいハンデです。筆者だって、例えばパソコンなどで同じようなデザインの場合、20万円のものが10万円で買えるならば、多少の性能の差は我慢します。(笑)いえ、基本的にはメードインジャパンを最優先しますので誤解なきよう。

クルマ業界も同じく、表に裏に支援は盛んに行われましたが、現在の地位を覆す程にはなりません。部品点数が3〜4万点にもなる商品を、トータルでコントロールし、高品質を保つのは決して容易な事ではないのです。

国内、あるいはグループ内垂直統合型産業モデルを維持し、要素技術間の擦り合わせの密度を落とさなければ、日本の自動車業界に敵はいません。コメンテーター氏が言った新技術(新付加価値)の芽の、殆ど全ては日本のメーカーにあると言って過言ではないのです。

 

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コメント

米国・・・GMの株主は政府なので、あれこれ援護、まあ、当たり前。

韓国・・・現代・サムスン等の株主は韓国以外の資本がザッと5割ではあるが、政府は国運を賭けてあれこれ援助

日本・・・後ろから自国企業に鉄砲を撃つ前何とかM主党議員とか何かと日本を弱らせたい政府。K国C国A国の傀儡反日政府

投稿: 心配性君 | 2012年3月21日 (水) 14時17分

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