家庭の経済論の範囲を抜け出せない、こじんまりした人達
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(ブルームバーグ 4月9日)
財務省が9日発表した2月の国際収支状況(速報)によると、海外のモノやサービスの取引状況を示す経常収支は前年同月比31%減の1兆1778億円の黒字だった。
内訳では、貿易収支が同86%減の1021億円の黒字。海外投資からの収益を示す所得収支は同3.9%増の1兆2430億円と、黒字幅が11カ月連続で拡大した。
ほら〜〜〜。(笑)誰ですか。これから日本は貿易収支の赤字が膨らみ、近い将来に経常赤字国へ転落するとWBS あたりで言っていた人は〜。一杯いますから特定しませんが、嘘はすぐにバレるのです。それでも無視するか、しゃあしゃあと、近い将来に赤字に転落するとでも言うのでしょうか。
月に一兆円と言いますが、年にすれば12兆円にもなります。これが対外純資産に形を変え、増々所得収支の黒字を生むのですから始末に負えません。(笑)反日偏向マスコミは、こういう話を絶対にしませんが、羨ましくてならないのでしょうか。よく分からないのです。
さて、橋下市長と池田信夫氏がネット上でディベートを繰り広げているようです。間違った基本と前提の下に、どうでもいいような事に一生懸命ですが、余程暇なのでしょう。結局言っている事は、改革の美名の下、日本解体に拍車をかけようとしているとしか思えないのです。
筆者は、どちらにも恨みや含みがある訳ではありませんが、やや苦手な、似たような粘着質タイプではないかと思っています。さらに二人とも喧嘩っ早いのです。あまりお近づきにはなりたくありません。(笑)
ただ、池田氏や橋下市長の言っている事、やっている事を全否定している訳ではありませんので、そこのところは誤解なきよう。池田氏なんて経済問題以外では素晴らしい論客です。(笑)
橋下市長も大阪市の改革に関しては、よくやっているのではないでしょうか。やはり無駄な支出を減らさない事には地方自治体としてやっていける筈がありません。規律の点でもピリッとしたようです。一定の評価は出来るのではないでしょうか。
ただ、外国人向けの「観光医療」に関しては何をトチ狂っているのかと言いたくなります。日本人が正しく医療を受けられる事が最優先なのに、支払ってくれるかどうかも分からない外国人を医者不足の中で優先する理由はありません。実際、払わずに逃げ帰る外国人が多いと聞きます。
いずれにしても個人的には、人の顔色を見ながら仕事するなんて耐えられませんから、両者とも上司にだけはしたくありません。地方に収まってくれている間は他人事だから気楽ですが、市の職員は大変でしょう。睨まれたら怖そうです。(笑)
そういう点でも、子供っぽいと言われるのは仕方ないのではないでしょうか。口パクを見張ったり、思想を調べるのは、やはり行き過ぎです。面従腹背の人間を量産する事になりかねません。一種の恐怖政治と言えます。
犯罪を犯している訳ではありませんから、大人の常識力と包容力で包み、おかしな事が出来難い雰囲気を醸成して行けばいいのではないでしょうか。それには民度を上げるのが一番です。
問題は経済の知識です。この人も国の財政に関して、無駄を削減しなければならないと言っています。地方や家庭の経済理論を国にまで持ち込もうとしてるのです。そこだけは大きな間違いと言わざるを得ません。
ところで、先頃公務員の給与を減らさない事の代案でしょうか、公務員の新規採用を大幅に減らすという報道もありましたが、これもとんでもない事です。それでなくても就職難なのに、ますます失業率が上がります。
国家予算を減らす事が、まるで良い事のように思っているようですが、果たしてそうでしょうか。税収が44兆円しかなく50兆円もの赤字国債の発行は、家庭の経済感覚ではあり得ない事です。破綻は避けられません。
ところが通貨も国債も円建てで動いている以上、国家に破綻はありません。足りなくなれば、あるいは償還時期が来れば刷ればいいだけです。勿論その根拠は必要ですが、デフレギャップが解消しない限りは、無制限に刷れると言えます。日銀もインフレターゲット(実質)として、1%を目処とした訳ですから、少なくともそこまでは刷れるのです。
この50兆円分の赤字国債を公務員の給与削減や節約などにより減らした場合はどうでしょうか。まず国家予算自体が減ってしまいます。それは廻り廻って、消費全体を押し下げるのですが、なぜそこに考えが及ばないのか不思議です。
給与を削減した分は、そのまま他に振り向け、予算全体が減らないのであればいいのですが、折角GDP に直接繋がる支出を減らしたのでは元も子もありません。
当たり前の事ですが、国が沢山使ってくれなければ民間は潤わないのです。デフレで民間に資金需要がない時こそ、国は円を増やしたり債券を発行したりと、大盤振る舞いすればいいのです。
お金の使い方が中途半端だから結果も中途半端なのです。
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コメント
> ところで、先頃公務員の給与を減らさない事の代案でしょうか、公務員の新規採用を大幅に減らすという報道もありましたが、これもとんでもない事です。
・・・公務員はきっちり定年で構わないですよ。天下りは断固NG.シロアリは要りません。新規採用は逆に増加させる位が良さそう。人口減少傾向に歯止めを賭けましょう
投稿: 心配性君 | 2012年4月10日 (火) 12時42分
≫ 反日偏向マスコミは、こういう話を絶対にしませんが、羨ましくてならないのでしょうか。よく分からないのです。
・・・大手新聞のトップは全学連とか、革マル・赤軍派・京浜安保とかのシンパが多い様に感じます。目を覚まして欲しいものです。北朝鮮は”朝鮮民主主義人民共和国”を名乗り、中国は”中華人民共和国-People's Republic of China”と呼ばれていますがその実態は、中国共産党の一党独裁下にある国家権力で国民を縛り付けて殆どの国民の人権を認められていない危険な国ですよね。その大手メディアが日本より上記の隣国の肩を持つって、本当に変です。日本の民主党は看板に偽りありでしょう?!民が主でなくって、 国民が反対しているTPP参加とか、消費税アップとかを強行するって基地外ざた・・・と思います。
投稿: AZ生 | 2012年4月10日 (火) 13時34分
≫ 財務省が9日発表した2月の国際収支状況(速報)によると、海外のモノやサービスの取引状況を示す経常収支は前年同月比31%減の1兆1778億円の黒字だった。
・・・国とか大企業が黒字でも、一般庶民はちっとも潤っていませんし、購買意欲は上がって来ませんね~。日本の将来とか、日常の生活感覚が不安なのでね。民主は子供しかいないので、財務省はマジで景気回復の策を政府に提案してよね!それって君たちの仕事なのですよ!頼んまっせ。。。
投稿: AZ生 | 2012年4月10日 (火) 19時41分
> 家庭の経済論の範囲を抜け出せない、こじんまりした人達
沢山いらっしゃいます
①のだ首相
②あずみ財務大臣
③えだの経済産業大臣
あ、与党のこども議員全員でした。。。
④しらかわ日銀総裁・・・それ以前の方々も
⑤新聞の殆ど全部(日経は経済以外の記事は素晴らしいのですが)
⑥テレビに出てくる経済評論家の殆ど全部(B層向けのウソだらけ、与党への援護ばかり)
・・・あの~俺んちの経済大臣はとっくに落第していますが、それは又別の話。
投稿: かかし君 | 2012年4月11日 (水) 10時44分