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2012年6月19日 (火)

超先進国型経済に思いが至らない人達

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   (当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には絶対反対です。)

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筆者は安全保障上、条件付きではありますが、円は高ければ高いほど良いと言うスタンスです。しかし、その考え方は経済主体にものを考える人達には不満なようです。輸出には円安が絶対有利だから、日銀が円をどんどん刷ってでも通貨安に導くべきだと言うのです。

一見理にかなっているようですが、本当でしょうか。これは誰しも一度は陥る、グローバリゼーションの罠かもしれません。(笑)輸出競争をして、世界中を物で満ち溢れさせろ、という考え方です。交易至上主義とでも言いましょうか。

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しかし、よく考えてもらいたいのは、交易による地球的ロスです。飛行機や船が環境破壊しながらエネルギーの莫大な消費を行います。阿呆らしいと思いませんか(?)これが地産地消ならば、地球を汚さず、あるいは生態系への破壊という点も含め、どれだけ無駄が省けるでしょうか。

要は、エネルギー始め、その国で必要なものは、その国で作ればいいのです。自立の為にも、それしかありません。どうしても作れない物や採れない物に関しては最小限度の交易をすればいいのです。

肝心の技術がない(?)ならば、先進国主導で現地生産する、あるいはものによっては技術供与すればいいのです。勿論、安全保障上の問題がないもの、あるいは経済的に、供与する国を脅かさない事が条件です。です。じゃあ、どうやって日本は経済成長するのか、とおっしゃる貴方、創造力が貧困ですよ〜。(笑)

伸びると摩擦が起き、あるいは円高に振れ、採算が厳しくなる輸出等による外需よりも、無限のポテンシャルを秘める内需があるじゃないですか。この件、拙ブログにて何回も言及していますので詳細説明は略しますが、日本人は内需が伸びないと思わされて来ました。ところが、そんなバカな話はないのです。

新しい付加価値の創造や、従来の付加価値の改良が出来る技術立国の、内需が伸びない筈はありません。人口減によって需要が減る程、人口も減ってないのです。生産の為のエネルギー資源含めた資源の輸入依存率も、対GDP比で10%を切っています。

もうお分かりでしょう。日本は輸出に依存する限り自立も出来なければ、不毛な発展途上国との競争もデフレもなくならないのです。よく70〜80年代の米を例に挙げて、「米は日本企業に市場を奪われた、今度は日本が韓国や台湾などに奪われる番だ、だから新しい、儲かるネタを探せ」などと言いますが、見方が浅いと言わざるを得ません。

永遠にネタ探しをする訳にはいかないのです。全く分析がなっていない。(笑)日本が市場を奪ったのは、正しいやり方でした。例えば、基礎技術は欧米のものでも、さらに付加価値をつけて高性能にしたのが日本製品です。ユーザーが喜ぶ、似て非なるものを提供した訳ですね。特許侵害などもしていません。

比較するのもなんですが、韓国などの追い上げは、ポスコの例を出すまでもなく、全くフェアとは言い難いのです。さらにオリジナルとの比較で付加価値が上がっているとも思えません。むしろ日本製品の品質には一日の長があります。

ではなぜ売れるのかと言えば、安いからです。それ以外ありません。政府ぐるみでウォン安に誘導、日本製品を狙い撃ちにして市場から追い落とします。当人達が、はっきりそう言っているのですから。。。(笑)

しかし間抜けな話で、ウォン安で資本財や生産財の日本からの輸入価格が上がり、利益は出ません。その結果、共倒れのような事をしている訳ですから笑えないのです。しかも韓国側の赤字を補填するのが通貨スワップ協定や韓国国債の買い入れですから泣けて来ます。

結局、発展途上国からの、えげつない営業妨害は未来永劫防げません。悪貨は良貨を駆逐します。従って同じ土俵で戦えば、日本の衰退は必至です。つまり、韓国並みの給料になるくらいまで所得が下がらなければ、勝負にならないのですから絶望的なのです。

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「じゃあ、どうすればいいんだ」と言われるでしょう。いえいえ、簡単です。発想を変えるだけです。「超先進国型の経済モデル」にパラダイムシフトをすればいいんです。

それは、日本人しか理解し得ない高機能化、ハイクオリティ化、すなわち超高付加価値化です。輸出(?)そもそも、耐久消費財の輸出は、貿易摩擦と円高から現地生産化が進み、輸出全体の20%程度でしかありません。対GDP比2〜3%でしかないのです。

それくらい、内需に置き換えても罰は当たらないのではないでしょうか。需要がない(?)そこは政府、日銀の仕事です。資金の流動性を上げればいいのです。例えば、乗数効果が期待出来るやり方での財政出動です。

多分、利権によるロスはありますが、インフラ整備等の公共投資が一番手っ取り早いのではないでしょうか。自民党の「国土強靭化計画」のようなものでもいいと思います。

一方で、対外的にはTPP やFTA と正反対の事をやりましょう。耐久消費財を殆ど輸出しないのであれば、高関税をかけても問題ないという事になります。安いジャンキーなものを閉め出せばいいのです。WTO の自由貿易の精神に反する(?)いいえ、幻想を追いかけてはいけません。そんなものに価値があるように洗脳されて来ました。

内向きになれば競争力がなくなるのでは(?)と言われるかも知れませんが、そんな事はありません。国内でのシェア争いが一番公正で熾烈です。海外生産に関しても発展途上国からの輸入品と競争しますから、競争力はつく筈です。

世界に前例のない日本のような技術大国は「内需主導の超先進国型経済モデル」を実践し、世界の雛形になればいいのではないでしょうか。それが日本の為、地球の為です。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

> 多分、利権によるロスはありますが、インフラ整備等の公共投資が一番手っ取り早いのではないでしょうか。自民党の「列島強靭化計画」のようなものでもいいと思います。

> 世界に前例のない日本のような技術大国は「内需主導の超先進国型経済モデル」を実践し、世界の雛形になればいいのではないでしょうか。それが日本の為、地球の為です。

・・・上記2項目が今後の日本の経済活動の方向性を示していると思います。過度なグローバリゼーションは控えて、危機管理的な事(食料、エネルギーの自前及び国防力の強化)をちゃんとやりましょう。
・・・とにかく、ミンスのやることなすことの逆が王道です。

投稿: AZ生 | 2012年6月19日 (火) 15時18分

超付加価値化のひとつは軍需産業の強化ではないでしょうか。武器は性能第一で価格は二の次です。性能が良ければ各国が購入します。また、軍需産業は自動車産業より裾野が広く、中小企業にも恩恵が及びます。日本の高度な技術を生かして、高性能の武器を製造すべきです。もちろん武器輸出三原則は廃止です。
日本近海でのメタンハイドレード採取、新潟県沖での大規模油田の可能性、オーランチオキトリウムという藻からの原油採取が可能になれば、エネルギー資源の制約から日本は開放されます。
日本はロシア、支那、北朝鮮という核保有国に囲まれています。核武装するとともに、核シェルターの建設を急ぐべきです。これはインフラ整備の一環としておこなうべきです。財政出動によって早急にデフレから脱却せねばなりません。
エネルギーの制約がなくなり、高度な武器で武装した日本はある程度鎖国状態を維持すべきです。日本を好きな外国人のみに日本に住むことを認めましょう。

投稿: としさん | 2012年6月19日 (火) 16時09分

としさん。軍需産業に関してはおっしゃる通りですが、武器輸出三原則廃止というのは分かりません。武器こそ、無条件で禁輸にすべきではないでしょうか。

投稿: 田中 徹 | 2012年6月19日 (火) 18時40分

日本を侵略する可能性があるのは支那です。日本と同じように支那の侵略を警戒している国、たとえばインド、ベトナム、フィリピンのような国に武器を輸出して支那の侵略を阻止することを支援すべきという意味です。日本と友好関係にある国にのみに輸出を限定することは言うまでもありません。

投稿: としさん | 2012年6月20日 (水) 11時44分

そう言う意味ですね。了解しました。

投稿: 田中 徹 | 2012年6月20日 (水) 14時03分

> 日本を侵略する可能性があるのは支那です。

・・・フィリピン国内に駐屯していたアメリカ軍が要請に従って撤退した後、支那がフィリピン周辺の小島を次々に占領してしまったので、フィリピンがアメリカに対して再度軍に来てくれと要請している模様です。又、ベトナムの小島の守備隊を支那海軍が機銃で数十人皆殺しにして、占領してしまっています。両方とも昔の話ではありません、現在の目の前にある危機です。竹島はすでに韓国にとられてしまっています。その国に5兆もの金(日本国民の血税)をスワップするって、民死党は国家反逆罪で国外追放しかありません。
尖閣どころか、沖縄があぶないです!A国が弱ってきた場合、A国はC国の核弾頭装備のICBMを受けたくないので、N国を見殺しにするでしょう。
・・・上記の様な状態なのに、日本の全国紙とか某国NHK(Noda,Hatoyama,Kan?)を含むテレビはウンともスンとも言いませんね!第三の元寇がちらついてきていますよ。。。自民党は支那に対する膨大なODAを止めたのに民主が復活してしまいましたね!どこの国の政府なのでしょうか?!

投稿: 閻魔大王 | 2012年6月20日 (水) 15時11分

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