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2012年6月16日 (土)

円高を活かせ(?)

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 (当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には無条件に反対します。)

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日テレ、「ウェークアップ!ぷらす」で、日本米の美味しさ世界にアピールする為に、お米をベネディクト16世に贈ったスーパー公務員の特集をやっていました。公務員にもこういう人がいるんですねえ。いや、決して公務員全体を侮っている訳ではありません。

利権しか頭にない政治家や、訳の分からない売国官僚が現体制を支配している反面、優秀で、素晴らしい人達が、それらに抵抗している事も事実なのです。本当に日本の事を考えている公務員も大勢いる事は確かです。

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ただ、残念な事は、やはり外に目を向かされている事です。番組ではコメンテーターが「円高を活かせ」と言っていましたが、その手法が海外企業のM&Aと言うのではアイデアが貧困ではないでしょうか。技術流出のリスクも付きまといます。

円高を活かすという事は、ものを買う事だけではなく、相対的優位に立つ事にあります。つまり、安全保障上、他国が手を出せない高みに登り詰めるという点で、通貨高は有効なのです。従って高ければ高い程良いのです。

問題は通貨高を言い訳に、国内経済を慢性デフレにしている事です。これでは全く意味がありません。

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デフレ不況で実態が見え難いのですが、本当に厳しい目を持つコンシューマーは国内にいます。従って、物(製品)やサービスは国内で磨きをかけ、国内で消費するのが一番なのです。地産地消が経済の基本です。

勿論世界からの情報も重要である事は言うまでもありませんが、数十年前と違って、今は全ての面で日本が世界をリードしているという、驕りではなく、正確な認識に立つべきです。日本人は自らの謙譲精神と、マスコミのミスリードによって、そうは思っていません。そこが悲劇の始まりでもあります。

マスコミは、二言めには「日本経済は停滞しているので新成長産業を掘り起こし、選択と集中で投資しろ」などと聞いた風な事を言いますが、全く新しい「玉虫色の何か」があるようなリードの仕方は問題です。

はっきり言って、そんなものはありません。全ての芽は、既に日本が有しています。それらを内需中心に、より高度に進化させるしかないのですが、それには政府の、日本の未来に対するビジョンが明確にあって、それをサポートする財政政策や、日銀の柔軟な金融政策が不可欠です。

だと言うのに、消費税を10%にする事で与野党含め、大半の時間を費やしている国会を見ると・・・脱力してしまいます。全く期待は出来ないようです。(笑)

余談
番組では、都の尖閣諸島購入にも触れ、「日本が実行支配しているから問題はない」的なスタンスを取っていました。では韓国に実行支配されている竹島も問題がない事になるのでしょうか。さりげなく既成事実を積み上げているようにも聞こえましたが、真相やいかに。(?)

 

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これを読めば銀行に対する認識が変わります。是非ご一読を(!)

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「我が郷は足日木の垂水のほとり」

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コメント

> 余談
番組では、都の尖閣諸島購入にも触れ、「日本が実行支配しているから問題はない」的なスタンスを取っていました。では韓国に実行支配されている竹島も問題がない事になるのでしょうか。

・・・K国の手先である事の証明が成立・・・ですね!それを天下に示してしまいました、国賊の証明。

投稿: かかし君 | 2012年6月17日 (日) 13時10分

こんにちは。以前ここで日本経済についての私見を開陳させてもらったものです。
実は中身は読んでおりません。
というのは、以前こちらに書いた時と同様の話題だからですので、凡そ察しがつくからです。

ところで、ノーベル経済学賞受賞者のスティグリッツ教授や、クルーグマン教授も、不況の時には通貨を切り下げるべきと主張されていますね。
どうしてそうなるか?答えは簡単なんです。
不況の際には中央銀行は市中銀行から国債を買い入れるのが普通の政策ですからやります。
すると、円が刷られるわけですから、希薄化、つまりは減価しますよね。よって通貨が切り下げられるわけです。
換言すれば、円高でもいい、問題ないんだ、といった主張は、能動的な金融政策を否定するのと同じことでして、これは絶対に許容できない暴論なんです。
更に、日本における輸出はGDPに占める割合が低いから~といった単純なものではないんですね。
これまた簡単な話ですが、農業のような動労集約型産業と、輸出産業みたいな壮絶な資本集約型産業と比較すると、どちらが労働生産性が高いでしょうか?
当然後者ですね。その後者が円高に苦しめられ、設備投資が疎かになれば、いったいどのような事態が生起するでしょうか?
あえて、ここから先は論じませんので。

クルーグマン教授も著書の中(いい経済学 悪い経済学)で、俗流経済学者は通貨の価値を維持することを信奉すると表現してましてね、僕はこれ、思うんですが宗教に近いんじゃかいかと思うんですよ。
ええ、円高真理教という名のね。

一度ですね、ほんと一度でもかまいませんので、クルーグマンかスティグリッツ氏の本を読んでもらえないでしょうか。

まぁ、若田部真澄先生の不況は人災ですとかもよさげですね。


http://webronza.asahi.com/synodos/2012022800002.html

↑こちらの本もよさげです。私は読んでおりませんが。

投稿: 疾風3号 | 2012年6月18日 (月) 06時02分

失礼。
動労集約型産業ってなってましたね。

労働集約型産業に訂正です。

投稿: 疾風3号 | 2012年6月18日 (月) 06時06分

ごめんなさい、不況は人災ですは、松尾匡先生でした。

投稿: 疾風3号 | 2012年6月18日 (月) 15時24分

http://d.hatena.ne.jp/wlj-Friday/20070211

山形さんのこの説明は、ほんと分かりやすくて上手いなぁと思います。
特にサービス業の生産性の件は上手いなぁと。
円高なんてマクロ的にはマイナスでしかありません。

http://www5.cao.go.jp/j-j/wp/wp-je09/img/09f12130.gif

それと、日本の対外純資産を誇らしげに語る人もいますが、あれって日本経済がいかに投資不適格と判断されているかを如実に証明しているものなんですよねぇ。
第三世界に資本が輸出されれば、第一世界ではその分、投資が減る。その結果、第一世界の生産性と賃金は低下するが、投資する人らからすれば、自国がどうなろうと興味もねぇ。とクルーグマンは述べてますね。
これって円高を活用せよ、の論と同じなんですよね。
円高を追い風にして海外にどんどん投資して~ってやつです。
でもその結果、日本の雇用は?生産性は?賃金は?どうなるんでしょう。
対外純資産が増えるというのは、それだけ国内が投資の対象としてみなされていない、ってことなんですよね。
したがって、円高を追い風にして海外に投資して~なんてのは、僕は首肯できないですね。

投稿: 疾風3号 | 2012年6月18日 (月) 18時14分

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