日本人は「過去の栄光」を忘れて中韓から学ぶべき(?)
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自らサイン、あるいは捺印をした離党届を預けたくせに、全面委任ではないと強弁する議員て何なんでしょうか。この何でもあり振りには、元祖何でもありの小沢氏も真っ青でしょう。同情を禁じ得ません。(笑)
さすが民主党員です。そうまでしてしがみつきたいか(?)出るも地獄、残るも地獄、そこまでの価値はないぜ〜(笑)
一方の金魚の糞達、座して死を待つより潔く特攻で、というのは分からないでもありませんが、殆どが討ち死にでしょう。全員玉砕ならもっと潔い、爽やかになるぜ〜(笑)
さて、本日のテーマ
筆者が時々訪問するサイトでアゴラというのがありますが、そこで「日本人は過去の栄光を忘れて中韓から学べ」という記事を見つけました。テーマに強く興味をそそられて読んでみたのですが、予想通りだったのです。
この筆者は元商社マンのようです。商社マンの見る世界は、現場にいる筆者などとは全く違うという事がよく分かります。商売柄、基本的にグローバリゼーション肯定で、自由貿易信奉者です。従って昔に比べ落ち目になった(?)日本の現状を忸怩たる思いで見つめ、叱咤激励するという訳です。
そういう考え方で凝り固まっている人に、多分何を言っても無駄なのでしょうが、しかしながら無視する訳にもいかないのです。日本のインテリ層の大勢を占める考え方かもしれません。
肝心の、中韓から学ぶべき結論はというと、以下の3点になるそうです。
1)経営者の発想の大胆さと実行力
2)「よりよい明日」を信じる若い人達の「前向き」な姿勢
3)教育に対する思い入れの強さと実行力
1)経営者の発想の大胆さと実行力
え〜〜〜〜。。。ご免なさい。(笑)
確かに、日本人にはない大胆さはあります。頭が良い人が多い事も事実です。本当の、国のエリートです。発想がユニークな人も大勢います。筆者が知っている韓国の某大手自動車会社トップは、デザイナーより鋭い目を持つデザイナーでした。
何より、日本を良く知っています。学ぶべきは日本であるという事を、非常に良く理解しているのです。だからこそ日本から大量に人を連れて行きます。(拉致ではないですよ)最近だって某大手自動車メーカーが日本に来て大々的に募集していたではありませんか。
確かに、日本人の経営者は昔に比べれば劣化したかも知れません。一部かも知れませんが、給料が昔に比べ桁違いに上がった事も災いしているでしょう。金だけとって守りに入ってはいけないのです。ここで政治家を見習う意味はありません。
しかしながら、言わせてもらうならば、アジアの人種で最初に世界を開拓したのは日本人ですよ。「安かろう悪かろう」の時代から、涙ぐましい努力で世界の市場を開拓しました。米に上陸したダットサンの話なども、涙なくしては聞けません。最初はケチョンです。(笑)
その点、後から来る人は楽です。日本が優れた製品で市場を開拓済みだからです。似たような物を持って来て、中身も、肝心な部品が日本製なら、コストの点でアドバンテージのある商品が売れない訳がありません。おまけに買う方は、本当の価値や質は分からない人達だし。。。
そこだけを見て負けたというのは、余りにも軽率ではないでしょうか。工作員レベルとさえ言えます。(笑)いつも書いているような事なので、ここで多くは述べませんが、日本の栄光は過去ではなく、むしろ現在にあります。世界が必要とする技術の殆ど全てを一流のレベルで保持しているからです。それは相対的に見ても80年代などよりはるかに高いと言えます。
いずれにしても、世界に挑戦して成功したのは、日本の経営者に、発想の大胆さと行動力があったからではないでしょうか。その精神が急激に衰えるとは思えません。
2)「よりよい明日」を信じる若い人達の「前向き」な姿勢
無理です〜。(笑)
マスコミから寄ってたかって、日本は落ち目、もう駄目〜、未来はない、韓国は凄いにだ。などと嘘を教えられているのですから、よりよい未来が来ると思っている若い人がいる筈もありません。今正に経済発展中で、未来があると思っている国の若い人と比較するのは酷というものです。
でも、日本より出生率が低く、大卒の就職率もずっと厳しい韓国の若い人は、本当に未来に希望を持っているのでしょうか。(?)ちゃんと調べたの。(?)
3)教育に対する思い入れの強さと実行力
これは政府や日教組が悪い。
しかし、このブロガーは「留学する価値のある大学」で日本が凋落していると言います。やはり筆者などとは全く見方が違うようです。この人が評価する、世界から人が集まる大学とは「英語が国際語である事を率直に認め、全ての授業を英語で行っている」などと言っている点で全く相容れません。
世界中の価値ある文献が、出版とほぼ同時に翻訳される環境で、微妙な機微を理解出来る母国語で学習、研究ができる事のアドバンテージを理解しない人に何を言っても無駄ではないでしょうか。
母国語での研究にアドバンテージがある証拠に、ノーベル賞を見ても、アジアではダントツに日本が多いではないですか。(元々白人の為の賞なので、有色人種の受賞自体が不思議ではあります)
結論、世界が学ぶべきは日本なのです。従って日本人が内向きになるのは当然と言えます。
世界の芝生は日本人が思っている程青くはありません。その証拠に、経済だけを見ても結構悲惨です。この人はどの国が、そんなにいいと思っているのでしょうか。謎です。
いずれにしても、日本語が壁となり、世界から人があまり来ないというのは、むしろ喜ぶべきではないでしょうか。ガラパゴスを破壊する外来種は、入国制限を受けなければなりません。その反対がTPP ですよ。
日本人の大半が、このブロガーのような考えになれば、確かに世界はグローバル化するでしょうが、真の意味での価値ある日本人は消滅して行くのではないでしょうか。それが地球にとって何を意味するのかを、よ〜く考えましょう。
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コメント
はじめまして。
以前から貴サイトを拝見しておりました。
近年は情報の量が多すぎ、自分で情報の選択や判断が難しくなっているので、自分なりに情報を疑いながら物事を見るようにはしてきました。
マスコミが信用できなさすぎて、最近はテレビを見るときにいつも喧嘩腰になってしまいます・・・テレビに(笑)
そんな中で、田中さんの書かれる情報(文章)にはいちいち納得させられます。
分かりやすく書かれてありますし、文章が下品じゃないですし。
そして読んでいて気分が良くなります。
なぜなら、この国に自信が持てるからです。
上記のサイト、読んできました。
詳しいことはすでに書かれてあるので言いませんが・・・
他国は日本の後追いをしているわけですよね?
昔を知らない私には希望しか見えない状況がピンときませんが、過去に行ってみたいと思うことはあれど戻りたいとは思いません。
必ずしも全てが良くなったわけではないのでしょうが、少なくとも前に進んでいます。
>日本の栄光は過去ではなく、むしろ現在にあります。
この言葉にはっとさせられました。
(まともな)歴史を知ると、今の私たちのなんと情けないことか!
そう思うばかりでしたが、現在を卑下せず正当に評価できたら、と思いました。
私たちは何を望み、どうしたいのか?
日本に何が必要なのか?必要でないのか?
そしてこれらをいかに自覚し、共有するのか?
三つ目が一番の課題ですかね・・・?
八方ふさがりな気がして、何もできない自分が情けないですが、せめて「知っていたい」と思います。
乱文失礼しました。
これからもお世話になると思うので、宜しくお願いします。
投稿: ヒロシマン | 2012年7月 3日 (火) 22時54分
ヒロシマンさん。
日本に必要なのはプライドと自信です。必要でないものは今の政治家とマスコミです。(笑)非常にはっきりしています。
その為には日本人、一人一人の情報リテラシー能力を引き上げる事です。つまり、自分磨きですね。磨いてひたすら民度を上げる、これがいかがわしいものを排除する最善の方法です。
今後とも、よろしくお願いします。
投稿: | 2012年7月 4日 (水) 00時01分