日本の、日本人による、日本人の為の憲法
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オリンピックの男女サッカーで、早くも寝不足気味のところに持って来て、金曜日の夜は「朝まで生テレビ」をテーマ(激論・護憲・改憲・新憲法)に興味をそそられ、朝の4時半まで見てしまいました。
それにしてもメンバーが凄い。(笑)田原総一郎の司会はともかく、殆どが左系、つまり、極左の辻元清美や韓国女性の金さん初めとして、どう見ても保守とはいえない人々に加え、若手代表は世間知らずだし、学者系も世界の実態を把握しているとは思えません。論理の整合性をとる為だけに汲々としているように見えます。
保守は西田議員と、もう一人くらいです。余りにも多勢に無勢ではないでしょうか。勝負は見えているような気がします。(笑)
冒頭、東浩紀氏の改憲論(私的草案/たたき台?)の説明がありましたが、今後の日本に、二種類の住民が共存する事を前提とした、ストック(歴史的背景をバックボーンにした保守的思考)とフロー(その時々でのベストな方法を模索するリベラル的思考)に分けた考え方は、新鮮味があり面白かったのです。
二種類の住民とは、「日本人のDNA 持つ日本に住む日本人と海外に住む日本人」対するは「外国籍だが日本に住み着いている外国人達と、特別永住権を持った在日外国人」を意味します。
その二タイプの住民にそれぞれ選挙権を与えて、二院制は維持する考え方ですが、今の参議院に当たる議院は、もっと権限を弱め、アドバイザー程度にするというものです。被選挙権はストック側の議院には日本人しか認めず、フロー側議院には外国人も認めます。(確かそうだったと思いますが、定かではありません)
ここまでの説明で西田議員などは「どうしようもないな」と、にべもなかったのですが、周りは、そんな事はないだろうという空気です。好意的解釈による援護射撃が相次ぎます。
しかしながら、筆者に言わせると、この草案は前提に無理があります。日本に住む外国人に対して性善説を前提としているからです。100%の人が日本に悪意を持つとまでは言いませんが、帰化せずに外国人のままでいる事自体、その危険性は排除出来ないのではないでしょうか。
さらに人口減少と、経済に関しては、低成長しか出来ないという前提にも無理があり過ぎます。それこそ状況が変われば、どうなるか全く分かりません。日本人のものの考え方も20〜30年くらいで大きく変化してきました。
経済に関しては、人類は永遠に発展途上です。それを、彼が言うところのフロー、つまり一時的な現象で憲法を変えるというのは、本来の憲法のあり方に矛盾しているのではないでしょうか。そのやり方だと、しょっちゅう改憲する事になりかねません。
いずれにしても、はなから日本の将来をネガティブにしか捉えないというのは、余りにも卑屈で稚拙ではないでしょうか。人口が減って経済が縮小するから外国人労働者を入れるというのも短絡的に過ぎます。
グローバリゼーションを肯定し、何の疑いも持っていないからでしょうが、考えが浅すぎます。その時点でこの草案には議論する価値がないと言わざるを得ないのです。
まあ、本人いみじくも言っていましたが、憲法を考える時に、国のグランドデザインが描けなければ何も決まらないし、将来の方向性を明確に定めなければ意味がありません。右と左が入り乱れ、好き勝手に無意味な議論を繰り返すだけです。
憲法改正を論じるなら、そこを集中的に議論して欲しかったのですが、番組は主に枝葉末節のテクニック論や建前論に終始していました。その中で中国人の宗さんが、自分は長年日本に住んでいるが、日本の国防の義務は負いたくもないし、選挙権も欲しくもないと言ったのは、的を射ていて非常に興味深かったのです。
ここに在日外国人のあるべき姿勢が集約されています。外国人はあくまでも外国人です。日本が好きでたまらなく、日本の為に尽くしたいと思うならば、帰化すればいいだけです。帰化もしない人に、日本人にもない特典を与えようとするのはバカげています。正に売国行為です。
義務と権利は表裏一体です。アメリカに移民した日本人は、迫害を受けたにも拘らず、アメリカ人として日本軍と戦いました。それくらいの覚悟もなく、選挙権をよこせなどとよく言えたものです。
日本人、いや人間は、最終的には地球に限りなく妥協して行くしかありません。つまり広義での、生態系の中に組み込まれなければ人類に明日はないのです。人間だけ突っ張って地球を要塞化したところで、大地からの恵である食料がなければ生きて行けません。
そう考えた時に、遠い未来より、それに至る中長期をどうするか、という方法論、テクニック論に考えが及びます。つまり、どう考えても地球と共生する方法を模索するしかないのです。それに反する動きは制限されなければなりません。
その過程で、いやでも他国との利害関係の対立が生まれてきます。その為の、防衛を軸としたルール作りこそが憲法改正の主な趣旨であり、その受益者は、あくまでも日本人であるべきなのです。そこに外国人の入り込む余地は、全くありません。
地方だろうが国政だろうが、参政権もなければ、勿論被選挙権もないのです。日本列島は日本人の為だけにあるのですから。
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コメント
> いずれにしても、はなから日本の将来をネガティブにしか捉えないというのは、余りにも卑屈で稚拙ではないでしょうか。人口が減って経済が縮小するから外国人労働者を入れるというのも短絡的に過ぎます。
・・・1000万人中国人移民方針を推進する民主とか自民の一部とかK団連は明らかに日本を破壊しています。日本の若者が就職難なのに、外人の無職の人間をうけいれるなんて悪い流れどころか凶器の沙汰。
・・・はと山(兄)さんは一種の狂人。ご自身とか身の回りのDNAはあっち系ではないのかな!
投稿: 平成神風 | 2012年7月29日 (日) 20時53分