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2012年8月31日 (金)

心ならずも、世界に奉仕する日本

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   (当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には絶対反対です。)

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 【シエムレアプ(カンボジア北西部)=伊藤学】東南アジア諸国連合(ASEAN)と日中韓など16カ国によるアジア最大の広域自由貿易協定(FTA)交渉の基本指針が29日、明らかになった。来年の早い時期に16カ国による交渉を始め、2015年末の妥結を目指す。関税障壁の撤廃だけでなく、知的財産権の保護や投資環境の整備など、幅広い分野の協定をFTAに盛り込む。(日本経済新聞)

これって、ブロック経済の事ではありませんか。(?)TPP に対抗するのかしら。(?)関係がよく分かりません。いずれにしてもWTO の精神には反するのではないでしょうか。

さらに、「早期のFTA 締結はアジア経済の活性化には不可欠との認識は共有している。」と続きます。本当ですか。なぜ関税を撤廃すれば経済が活性化するのかが分かりません。

確かに、発展途上国で輸出先が欲しくて仕方がない国、例えば輸出依存率の高い韓国や中国なら分からないでもありませんが、輸出頭打ちの日本にとって、どんなメリットがあるのでしょうか。大いに疑問です。

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   (自給自足の出来る国に、産業は必要なのだろうか?)

発展途上国にもなっていない国はどうでしょうか。特に産業もなく、貿易依存の低い国です。こういう国は外貨を稼ぐ手段がありませんから、輸入も出来ない事になります。無理矢理貸し付けてギリシャにしてしまっても仕方がないのです。

では日本のような先進国はどうでしょうか。TPP と同じですが、関税障壁を撤廃すれば異常に安い商品が入って来ます。ところが当たり前の話ですが、国内に同じ産業があれば、熾烈な価格競争に晒される事になるのです。

で、輸出の方は増えるでしょうか。。。相手国のGDP を見れば微々たるものです。とても購買力が旺盛とは思えません。欧米のような訳にはいかなさそうです。では、日本のメリットは何でしょうか。

相手の国に進出して現地生産をする、その結果、その国の経済が活性化して購買力がつき、日本製品を買うというのはあり得ます。と言うか、それくらいしかないのではないでしょうか。

しかしながら、その場合は国内空洞化とデフレを促進するというのが定説です。企業は売り上げを増やすかも知れません。ところが国単位で見れば、失業は増えるは、デフレが酷くなるはで、いいところがないのです。

さらに、輸出が増えたとしても、それは経常黒字の増加を意味し、対外純資産(対外債権)のさらなる増加を招きます。逆に言えばギリシャやスペインのような債務国が増えるのです。世界の総輸出額イコール世界の総輸入額ですから、プラスのところがあれば、必ずマイナスの国があります。

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そこの差を調整するのが為替ですが、日本が輸出を増やせば増やす程円高になり、韓国などに漁夫の利が生じるのです。悩ましいところです。日本のような先進国は、世界の為に身を削って奉仕しなければいけないのかも知れません。一種のノーブレスオブリッジでしょうか。(笑)

つまり、これまでの経過を見て明らかなように、世界に関われば関わる程、先進国の優位性は失われ平準化が進むのです。分業が鮮明になり、一国で何でも賄うという訳にはいかなくなります。日本で言えば、既に食料自給率が40%であり、エネルギーに至っては4%です。

最近の例を見ていると、さらにその傾向は強化されています。つまり、どこの国でも作ることが出来るような製品、部品に関しては国際分業が進んでいるのです。日本国内での垂直統合型が崩れつつあります。シャープが象徴的ですが、技術は漏洩する事を前提に経営戦略を立てなければなりません。

結局、グローバル化によってメリットを受けた筈の企業もじわじわと追い詰められる事になります。ニッサンなどは積極的に海外の部品を調達していますが、最終品質とサプライチェーンに不安材料を抱える事になりはしないでしょうか。

このように、グローバル化が進むと、確かに世界のGDPは上がるかも知れません。先進国から途上国へ資本や技術の移転があり、付加価値生産は世界単位で飛躍的に増えるでしょう。

しかし、ここで考えなければいけないのは、その資本や技術移転して発展する国が皆、親日なら問題ないのです。ところが韓国のように、昔は親日だったのに、資本や技術移転の結果、経済力がつくにつれ、反日度合いが増して来る国があるのです。ちょっと厄介ですね。

恐らくですが、日本が関わらず、戦後も支援しなければ北朝鮮と大きく変わらなかったかも知れません。GDP2兆円程度です。人口分を考慮してもせいぜい5兆円、日本の百分の一です。そのくらいなら、いくら突っ張っても相手になりません。

いや、でも拉致と言う禁じ手は使うかもしれない(?)それにしても1億人の拉致は出来ないのです。(笑)核(?)自力で持てる筈がありません。北の場合、どこかの国が支援したに決まっています。いえ、今日はそんな物騒な話ではありません。

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つまり、日本が経済発展したのは、外需に大きく依存したからではないのです。米への輸出は確かに大きかったのですが、肝心なところで猛烈な抵抗に合いました。プラザ合意に貿易摩擦、半導体摩擦、数え上げればきりがありません。

解決策は生産拠点の海外進出でした。これで大きな外需は望めなくなり、結局は公共投資主導の内需で経済成長するしかなかったのですが、海外進出による空洞化とデフレが内需拡大にストップをかける事になります。

それに輪をかけたのが財務省と日銀です。逆の財政、金融政策で日本をがんじがらめにしました。今も、何かと言えば政府債務を増やして米国債を買ったりしています。また75兆円くらい買うと言う噂もあるようです。そこまで無能な人達とは思えないので、何らかの圧力があるのでしょう。

取り留めなく長くなりましたが、国内に技術も生産力もあり、エネルギー以外の輸入依存度が低い日本のような国は、資金さえ廻せば内需拡大は持続可能な筈です。いい加減に外にばかり目を向けないで、もっと内向きになりましょう。

 

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972b228bd30d275a8827aee0b5019c3e 「我が郷は足日木の垂水のほとり」さんから差し入れていただいた生ビール、ご馳走様でした。(^_^)夏はこれに限る。

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コメント

> それに輪をかけたのが財務省と日銀です。逆の財政、金融政策で日本をがんじがらめにしました。今も、何かと言えば政府債務を増やして米国債を買ったりしています。また75兆円くらい買うと言う噂もあるようです。そこまで無能な人達とは思えないので、何らかの圧力があるのでしょう。

・・・財務省と日銀(ミンス及びジミンの古狸はこいつ等を指導出来ない)は「強欲」を司る悪魔マモンの家来のA国の手下として、紙幣の奴隷として我が国民への支配の度合いを深化徹底してきていますね。

投稿: 平成神風 | 2012年9月 1日 (土) 16時27分

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