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2012年10月

2012年10月30日 (火)

やっぱ、ガロパゴスしかないか(笑)

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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ニューヨークが凄い事になっています。ハリケーン「サンディ」の被害は予想以上のようです。ランク的には一番下のカテゴリー1なのに、不思議な事もあるものです。

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(石原さん、間違っても天罰だ、などと言ってはいけませんよ。人のいい日本人は許してくれても、プライドの高い、あちらの人は許してくれませんよ。)

さて、本日の話題です。
売国野だブースカが何としてでも参加にこぎ着けようとしているTPP に関して、未だ参加すべきかどうかで迷っている人は多いようです。無理もありません。これまで日本は国を挙げて、自由貿易を肯定し生計を立てて来ましたから、それに反する考え方が、にわかに出来る筈はないのです。

しかし、そろそろ、その戦後の日本経済や貿易のパラダイム(規範)を見直す時期に来ているのではないでしょうか。周辺国の情勢や、いかにもいかがわしい欧米の金融危機を見ていると、この先、海外とまともに付き合っていいものか不安になります。

一度経済の原点に戻り、日本一国だけでやって行く体制と言うものを、じっくり考え直してみる必要があるのではないでしょうか。そこが出来ていないから、海外から無用の影響を受けたり脅かされたり、内政干渉をされたりするのです。

100%とは言いませんが、全ての分野で90%以上の自給自足体制が構築されたなら、少々の事では驚きません。例え欧州が金融危機から乞食集団に落ちぶれようが、アメリカで1%の金持ちと99%の庶民との間で内戦が起きようが、アジアが飢饉になろうが、どこ吹く風です。(笑)

いえ、誤解されると困りますが、世界が困っている時に知らん顔をしろと言っている訳ではないのです。可能な範囲で援助する事は全く厭いません。困った時はお互い様ですから助けてあげればいいのです。

ただ、その為にも、日本だけはしっかりしておく必要があります。(笑)グローバリゼーションで結びついているが故の共倒れでは、地球全体としてもまずいのです。一つ芯になる国が必要なのではないでしょうか。

そういう点で、日本は適役です。他の国では、「帯に短し、たすきに長し」で、バランスがとれていません。日本だってアンバランスではないかと言われるかも知れませんが、よく考えてみれば、バランスが悪いのは天然資源系だけです。

食料自給率は、よく分からない計算方法によると、カロリーベースで39%と言いますが、自然環境始め、ポテンシャルは抜群です。その気にさえなれば、すぐにでも70〜80%は達成出来るのではないでしょうか。ここは、TPP に参加してモンサントなどと妙な関わりを持たない限り、心配ありません。

やはり問題はレアアースを始め、石油や天然ガス等のエネルギー系が大きい割合を占める天然資源です。これは生命線と言えます。しかしながら、ここも最近の情報によると、何とかならない訳でもない、という感じがして来ているのです。

レアアースに関しては、中国が輸出規制をしたお陰で輸入相手国の分散と、代替原料、あるいは高効率化が進み、中国依存が劇的に減りました。その結果は中国内レアアース産業が痛手を受けて、倒産も相次いでいると言います。

これを見ても分かるように、日本という国は、材料がなきゃないで何とかするのです。エネルギー資源も省エネ技術と再生可能エネルギー化で、数十年後には完全自給体制が整うでしょう。

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それまでの間は、少々高くついても自前の資源を活用すればいいのではないでしょうか。幸いな事に日本のEEZ 内には何京円にも上る資源が眠っていると言うのですから、輸入が出来なければ、こちらに切り替えるだけです。採掘技術も世界一です。

その結果は外貨を必要としない経済になりますから、輸出に精を出す必要もなく、内需だけ十分に廻るようにすればいいという事になります。実にシンプルではないでしょうか。日本は元来、供給過剰の国(デフレ)ですから、余暇がたっぷり生まれます。

お金(?)何を言っているのですか。(笑)日本には5700兆円の金融資産があるのですよ。輸入を厳しく制限し、輸出に精を出さなければ、つまり海外との関わりを限定すれば、賃金は産業の高付加価値化で上がって行く筈です。

この金融資産を10%廻すだけでも570兆円のGDP になります。その為の労働人口は5000万人もいれば十分でしょうから、7000万人は遊んで暮らせるという訳です。

20歳までの幼児や就学人口を引いても、5000万人近くの大人は働く必要がありません。正に理想郷ではないでしょうか。えっ、労働人口5000万人の根拠(?)今が6000万人ちょっとですから、ロボット化などにより生産効率を上げて、企業内失業者を卒業させるだけで達成出来ます。(笑)デフレも解消するでしょう。

卒業者には手厚い年金などを支給すればいいのですが、社会保障問題も実は現在でさえ軽微なのです。長くなるので、その問題は省略します。いずれにしても、金融資産が5700兆円もあって、海外から債務超過でもないのに、それを上手く廻す術がない、などとふざけた事を言ってはいけません。

海外から無数に突きささっているチューブを外し、既得権益というコレステロールをを排除するだけで、あっという間に動脈硬化や不正出血は治癒します。(笑)そういう意味で、外交含め政治はいかにも大事です。

では具体的に、どうやって世界との関係を限定的にして行くのか、と思われるでしょう。簡単です。変なブロック経済や条約に参加せず、全ての品目に対して関税をべらぼうに高くすればいいだけです。その代わり、相手国も上げて来るでしょうが、関係ありません。

どうしても日本製が欲しければ、高くてもお金を出すだけの話です。(笑)そういう、全世界を相手にしても、絶対的優位に立てる国が唯一日本だと言うのに、今は騙されて、真の姿からは程遠い惨めな国に成り下がっています。

それは政治家に恵まれない事もありますが、世界が日本の足を引っ張っているからに他なりません。日本に独走されては困るからです。ならば、こちらから三行半を突きつければいいだけの話ではないでしょうか。

やっぱ、ガラパゴス・・・スイートな、いい響きです。(笑)もう一つの問題、国内パラサイトに関しては、ガラパゴス化して、海外と分断してからでも遅くはありません。いずれにしても別途考えましょう。。。

 

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2012年10月29日 (月)

自分の言葉を語れない政治家達。

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第百八十一回国会における野田総理大臣所信表明演説には、何の興味もなかったので聞く気も読む気もなかったのですが、あるブログで取り上げていたので、つい見てしまいました。(笑)

"アジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)の実現という目標は、既に内外で共有されています。高いレベルの経済連携を引き続き推進し、自由な貿易・投資が各国に豊かさをもたらし、地域の互恵関係を強化する新たなルールづくりを主導します。

そのため、国益の確保を大前提として、守るべきものは守りながら、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定と、日中韓FTA、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)を同時並行的に推進します。併せて、日豪EPAなどの交渉を推進し、日EUの早期交渉開始を目指します"

29syosin1_1 (目に意志が感じられない野田首相、誰かに作ってもらった文を読んでいる証拠)

おいおい、誰に言わされているのかは知りませんが、そのまんまじゃないですか。政権延命の理由は、やはりTPP だったようです。FTAAP が内外の共有認識というのも初耳です。勝手に決めるんじゃないよ。全く。。。(笑)

彼の最後のミッションは、このTPP と人権救済法案(人権委員会設置法案)です。タイミングよく同和出身の橋下市長叩きがあって、子供市長がツイッターで人権に言及、早速、あれ程強硬だった週刊朝日があっさり謝罪しています。いかにも不自然です。

29日からの臨時国会に同法案が裏法案として提出されると言いますから、猿芝居見え見えではないでしょうか。実に分かり易い連中ではあります。これは自民党が全力で阻止するでしょうから実現性は薄いと見ていますが、本当に蛇のようにしつこい奴等だ。

TPPは、どのタイミングで宣言するのかは知りませんが、国際会議の場が要注意です。いくらレイムダックとは言え、海外に向かって宣言すれば、一定の責任、効力を有してしまうでしょう。

さらに、日中韓FTA とは笑かしてくれます。(笑)あれだけの問題があったにも関わらず、何もなかったのかのような姿勢には、驚きを通り越して呆れまくりますが、国民が納得する筈がないのです。

日本は、ど〜んと構えて、こちらから動く必要はありません。日本の資金や技術が欲しいのは、あくまでも海外の方ですから、資源以外に買うものがない海外に対して、日本の方から積極的に働きかける必要など微塵もないのです。

自分で何も考えていないから、このように無責任でデタラメな事が言えるのでしょう。ロボットにしても出来が悪すぎます。(笑)

20120525133119a76      (瞬きが多いのは、目の動きを悟られたくないからか?)

石原さんも、自分に自信があるのならド〜ンと構えればいいと思うのですが、妙に日本維新の会に擦り寄る姿に違和感を覚えます。急に橋下市長と歩調をあわせるように、日本の統治機構を変えるんだなど、官僚批判を始めたのも不自然だし、最初から連携ありきというのも分かり難いのです。後に共通の守護霊でもいるのでしょうか。(笑)

誰がロボットで、誰が自分の言葉を喋っているか、判断は目かもしれません。前者は泳ぎまくり、後者は相手からそらしません。そこを悟られたくない人が、室内でもサングラスをしたりするのでしょうか。瞬きという手もありそうです。

筆者も下心がある訳でもないのに、美女と目が合うと、なぜかドギマギして目が泳いでしまいますが、これは単なる小心者の証拠です。(笑)

 

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2012年10月28日 (日)

流れを変える

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読売巨人軍の勢いが止まりません。クライマックスシリーズの第4戦、準エース沢村が投げ4番が打って勝利した試合以来、勢いがついたようです。不思議なもので、スポーツには「流れ」という魔物がいて、一度ついた流れは、なかなか変えられません。

筆者にも苦い経験があります。中学3年の時の事です。軟式テニスの県の大会で、珍しくやたら調子のいい時がありました。戦前の予想を大きく覆し、破竹の連勝で100チーム中、ベスト4に勝ち残ったのです。

513182      (ナイター設備のある海老名運動公園、凄く立派です)

望外の善戦に、我ながら酔いしれたのですが、やる事なす事が上手くいき、テニスの神が乗り移ったに違いないと思ったくらいです。(笑)結果は、ちょっとしたミスから準決勝で敗退します。

流れは変えられず、3位決定戦でも苦手とする相手にこてんぱんにやられる事になりました。凄くがっかりしたものです。その後、二度とそのような好機に恵まれる事はありませんでした。(笑)

さて、話はコロッと変わって政治の話になります。安倍さんが自民党の総裁に、予想外の結果で選出されました。保守サイドとしては望むところです。民主党の敵失や日本維新の会の自滅もあり、流れは完全に自民党のものと思われたのです。

D0252916_950100         (石原さんには言われたくないなあ。笑)

ところが数日前、突然石原都知事が知事職を辞任し、最後のご奉公とやらで国政復帰を宣言するではありませんか。このタイミングは絶妙です。安倍自民への流れを止める、あるいは保守票を分散させる効果は大きいのではないでしょうか。

これを単なる偶然ですませる訳にはいきません。安倍自民への流れを止めたい勢力の画策、介入を疑わざるを得ないのです。自民党単独での過半数、あるいは自公での過半数を、何が何でも阻止したい勢力は多いのはないでしょうか。

さらに、安倍氏個人への攻撃材料はカツカレーで使い果たしたのか、安倍夫人への攻撃に移っているようです。ある事ない事を誇張し、卑怯な戦法をとってでも印象を悪くしたいのでしょうが、余りにも低レベルです。日本人のやる事とも思えません。

目を世界に転じると、同じように流れを変える作業をせっせとしている国や勢力が相変わらずいる事に驚きます。インターネットによる、弱い立場の一般市民発という、ありもしないアラブの春を演出し、流れで邪魔者カダフィ大佐を排除、さらにシリアで紛争を起こしイランに飛び火させようと画策しているようです。

4h_50543498 (多くの犠牲を払っても、何の為の戦いか一向に見えて来ないシリアでの紛争)

今のところ予定通りに行っているように見えますが、何が起こるか一寸先は分からないのもこの世の常です。あるいは悪い流れを止める為に、相手の挑発をかわす知恵も時として求められます。尖閣諸島問題や竹島猿芝居も日本の右傾化を狙ってのものかもしれませんが、安々と乗っかる訳にはいかないのです。

日本は明治維新以降、その律儀で一本気な姿勢故に何度も煮え湯を飲まされました。勇ましいだけが国の為にはならない事を学習した国として、柔軟ながら、賢明且つ狡猾な外交術が望まれますが、失礼ながら石原さんは、その任に堪えるとは思えないのです。

さらに、ぽっかりと空いた、曲がりなりにも体裁が整っていた都政の、美味しい美味しいポストを狙って、いかがわしい獣共が跋扈します。お陰で東京都の未来は暗澹たるものではないでしょうか。

20121026122125f35 (千載一遇のチャンスとばかり、人気の落ちた維新の会を袖にして、石原氏の後がまを狙う風見猿)

都や日本の流れを変えてしまいかねない事に考えが及ばない、昔はともかく今やKYとさえ言える頑固ジジイは、大人しく引退してひ孫の世話でもしていればいいのです。嫌われてるか。。。(笑)未だいない(?)

 

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2012年10月27日 (土)

国貧論(後編)

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昨日の続きです。
結局、貿易でしっかり儲けようなどというスケベ根性では、世の中上手くいかないという事はお分かりいただけたのではないかと思うのですが、自国の経済が満足に自給自足出来ない状態であるにも関らず、背伸びして輸出で儲けようとする国がいるとややこしい事になります。

強引に通貨安に導き、ダンピングさえやりかねません。しかも、製品の元になる技術さえもオリジナルでないとすれば、オリジナル技術を持つ国は、大いに迷惑するのです。

Mn_sh1 (新興国のダンピングにより値崩れを起こし、儲からない電気製品の代名詞になった液晶テレビ)

しかし、それらの国は長年にわたるノウハウ等の蓄積と、オリジナルの技術を持たないが故に、異常なくらい危機感を持っています。そこを理解しないと見えて来ない世界はあるのではないでしょうか。

一方、貿易に問題があるなら、海外から富を得る手段としての企業進出などによる直接投資の場合はどうでしょうか。これも、結局はどういうコンセプトで進出するかによります。と言うのは、「搾取するつもり」と、「共存共栄思想」で進出するのとでは大きな差が生まれるのです。

戦前の欧米による植民地活動が前者でした。力にものを言わせて不平等な条約を結び、可能な限り相手から搾り取るやり方です。後者は戦後日本が世界に進出したような、相手国を富ませて、利益を少しだけ還元するやり方です。

利益を一杯出せばいいじゃないかと言われるかもしれませんが、競争相手が日本企業なら国全体としてみればプラマイゼロです。しかしながら競争相手が他国の場合には間違いなく軋轢を生みます。最悪戦争にだってなりかねません。これまで常勝だった日本企業は、そこに思いが至っていないようです。

いずれにしても、投資相手国との共存共栄の枠内で莫大な利益など 望みようがありません。利益の大半を現地に再投資しなければ持続可能ではないからです。従って、直接投資も大して儲からないという事になります。結局こちらも ノーブレスオブリッジでしょうか。(笑)

「サムスン栄えて国滅ぶ」でもありませんが、企業にとってプラスでも、国にとってメリットがあるとは限りません。企業が利益として得た外貨分、国として海外へ貸し出せば、結局その資金は死に金になって、海外を潤します。

しかしながら、いやでも直接投資や貿易で海外にものを売らなければ成立し難いビジネスがあるのも確かなようです。大量生産によって価格を下げ、競争力を維持する自動車などの産業モデルの場合、生産台数の採算最低ラインというものがあります。

国内だけでそのラインに達しない場合は、いやでも世界に進出せざるを得ないという訳です。一時期、年間400万台が、生き残りの条件だと言われた事がありました。

その数字の根拠はよく分かりませんが、(笑)エントリーカーから高級セダンまでのフルラインアップに加えて、SUVやミニバン、スポーツカーまでバリエーションの品揃えをするなら、そのくらいの数になるのかもしれません。

最低でも一機種で年間10万台くらいは欲しいところですから、数十のバリエーションを持てば、400万台は決して多いとは言えないのです。考えてみれば、大変なビジネスではないでしょうか。

To_1111priusphv01 (部品点数が3万点と言われる、ハイテクの塊、プラグインハイブリッドカー)

部品点数が2〜3万点もある、その時代の技術の粋を集めた付加価値の凝縮体を、一つのメーカーで何百万台も作るのですから脱帽です。その体制を維持するのは並大抵ではないと思われます。

話が例によって、あさっての方向に飛んでいますが、(笑)その高付加価値の塊を世界中で生産する事の意味を考えなければなりません。このペースで行けば8000万台/年 が1億台、2億台になり、無限に増えて行きます。

それは同時にインフラなどの付帯する環境、生活様式までも変えて行くのです。世界の一極化、平準化にも繋がって行くという訳です。つまり、自動車を買える生活というのは、欧米や日本のような先進国と肩を並べる事を意味します。

これが人類と地球にとって、持続可能とはとても思えないのです。どこかで誰かが線引きをするか、あるいは神の見えざる手によって揺り戻しがあり、適当なところで落ち着くのか、今の時点では知る由もありません。

しかし、言える事は、「日本にとってのグローバリゼーションとは、国を貧しくする」で間違いないのではないでしょうか。欧米と一緒になって地球の寿命を縮め、自らも貧しくなるのでは笑えません。

自動車メーカーも、いつまでも数頼みの拡大再生産に奔走するのではなく、100万台前後でも十分採算の取れる、ドイツのメルセデスやBMW型のビジネスモデルにシフトして行く必要があるのではないでしょうか。

やや唐突で中途半端な終わり方ですが、話が散漫になって来ましたので、一回締めさせていただきます。(笑)

 

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2012年10月26日 (金)

国貧論(前編)

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今日はグローバリゼーションと日本経済について考えます。
あれっ、また大上段に構えてしまったかな。(笑)あくまでも素人の思いつきですから、気軽に読んでご意見などいただければ幸いです。

さて、TPP 参加賛成者は、まず間違いなく資本の自由気侭な移動をも否定しない自由貿易信奉者です。つまり、無意識下での新自由主義的グローバリストという訳です。意外に多い事に驚かされます。それが国を富ませると信じ込んでいるからでしょう。

ところが日本はそういう意味で、欧米を除けば、物も資本もとっくの昔から移動しっぱなしのグローバリズム優等生なのです。欧米との相違点は相互主義的なコンセプトが根底にあるという事です。言い換えれば侵略主義的思想があるかないかです。

従って、日本企業は貿易や直接投資で相手を富ませることはあっても、自らがぼろ儲けする事に関しては欧米程得意でないと言えます。一時エコノミックアニマルと言われた時代がありましたが、全くピンと来ません。単なる高度成長に対する欧米のやっかみではなかったでしょうか。

ところで、達成しているかどうかはともかくとして、持続可能な主権国家としての基本は自給自足です。衣食住を国内供給で満たし、さらに必要があれば、つまり将来的にその国を侵略する、あるいは損害をもたらす可能性のある仮想敵国の存在が認められるならば、その時点で国防に考えを巡らせばいいという訳です。

一国の国民が幸せに生きて行くには、それ以上のものは必要ありません。ただ、人間は知的好奇心が旺盛な生き物ですから、高付加価値の部分でのプラスαを欲しがります。これに関しては地球との共生の範囲内であれば許されるのではないでしょうか。地球の許容量は意外に大きいのです。

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これらをふまえて、では貿易とは何でしょうか。衣食住を国内で満たす過程で余剰物資が出てくれば、足りなくて困っているところに輸出するというのは大いにありです。また、高付加価値のところで、自国にないものと相手国にないものを交換するのも許される範囲内と思われます。

その場合に問題になるのは不均衡です。物々交換であれば、自ずとブレーキがかかり、あまり問題になりませんが、通貨を使う場合は、どちらかが赤字になる危険性を孕みます。それが恒常化すれば問題は拡大するのです。これに金融が絡むとメチャクチャややこしい事になります。(笑)

つまり、利益を出す側が損害を出す側に対して、常に資金を提供せざるを得ないのです。日本とアメリカの関係を見れば明らかですが、貿易黒字分、米国債を買って、儲かった筈の資金を還元するような事になるという訳です。

これって、プラス側、つまり貿易勝者側の丸損ではないでしょうか。。。対等な二国間ならそんな事はない。いずれは返済してもらうと言われるかもしれませんが、実力の差は埋め難く、結局ドイツとギリシャの関係を見ても分かるように、最終的には相手が開き直って踏み倒されるのが落ちです。

これが全世界の国が対象だとボケますが、日本対世界を一対一の図式で見れば同じ事ではないでしょうか。つまり、貿易を促進すればする程、外貨が溜まる日本のような国が損をするという事になります。現在も確かにそうなっていますね。(3.11以降は除く)

いえ、そんなセコいことを言ってはいけません。ノーブレスオブリッジですから、貧しいところに富を移譲すると思えばいいのです。(笑)そういう立派な考えなら問題ないと言えます。ところが相手は味方ばかりとは限りません。潜在敵国がいるかもしれないのです。そういう国を利して、自分の首を絞めていいのでしょうか。

物事をそこまで考えない人は、貿易によって相互に発展すればいいと言います。例えば自動車を自国で消化する分の2倍作る能力があるなら、余剰分を輸出して、その分海外からものを買えばお互いが豊かになると考えるのです。

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確かにそうです。日本で言うならば、自動車は極最近までそういう事をしていました。1000万台作って500万台も輸出していたのです。台あたりの出荷価格が平均で200万円とすれば10兆円にもなりますから、相当な買い物が出来る事になります。小さな国なら買えてしまう程です。

勿論耐久消費財の自動車だけでなく、主力の資本財や生産財の輸出もバカになりません。合計では年に60〜70兆円にもなります。TPP 賛成者はこれがもっともっと増える事を夢見ているのでしょうか。TPP にメリットがあると言うなら、そういう事になります。

では、例えば、日本全体で対GDP 比50%の余剰物資の生産能力があったとしましょう。実際にも、何年か準備期間があれば可能です。しかもそれがTPP やFTA などで全て輸出出来る環境になったとしたら。。。

金額にして240兆円程ですが、その金額分の輸入をするのは至難の業です。だって、海外に資源系以外で買いたい物がそんなにありませんから。(笑)

それでは話にならないので、あるという前提にしましょう。(笑)ついでに世界各国も自由貿易によって、対GDP比で50%の輸出入が出来ると仮定します。凄い事ですが、可能性がないとは言い切れません。グローバリズムは、それを奨励している訳ですから。

その場合、数字的にも物質的にもメチャクチャ豊かになります。生活に必要十分な量の物資に加えて50%増しです。そこら中、物で溢れかえり、有り難みが失われて行くでしょう。しかし、それはどう考えても持続可能とは思えません。今の60億人から80億100億へと人口が増えた場合を想像して下さい。

つまり、供給力を上げて、比較優位理論を実践し、お互いに豊かになろうというのは幻想なのです。交易によるロスや環境汚染も甚大なものになります。効率悪い事この上ありません。あっという間に地球の資源を食いつぶし、地球が住めない星になるのではないでしょうか。

だからと言って日本だけが美味しい汁を吸って、他の国の活動を制限する訳にもいきません。従って、この方法自体に無理があるのは明らかではないでしょうか。

長くなりそうなので、続きは明日にします。

 

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2012年10月25日 (木)

蝕まれる一方の日本列島

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片山議員が、また吠えています。(笑)
厚生労働省は生活保護を受給しいてる在日外国人の国民年金保険料について、本人が申請すれば自動的に全額免除すると方針と発表したところ、片山さつき議員が「保険料免除以前に外国人の生活保護は憲法違反ではないか」とツイッターで正論を唱えた。

これって何なんでしょうか。日本人より外国人を優遇する(?)意味が分かりません。なぜそこまで在日外国人にへり下らなければならないのでしょうか。巷間言われている様に、まるで日本は外国人に乗っ取られているかのようです。いずれにしても、日本人の為の政府でない事だけは間違いありません。
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        愛国画報from LA さんより拝借)

それよりこの男、議員歳費という莫大なナマポを受け取るゴミ人間を、早く排除しましょう。嘘をつくか悪事を働くかのどちらかしかしません。解散が先延ばしにされれば、その分日本に害毒が蔓延します。そういう意味では何もしない生活保護受給者より、うんとタチが悪い。史上最低最悪の政権、首相です。

しかしこんな事を許していたら、その内日本は働かない外国人だらけになります。朝鮮半島有事の際は難民が大量にやって来る恐れがあり、居心地のいい日本に間違いなく住み着くでしょうから、日本人にとっては正に地獄です。分かっているのかなあ。。。日本人の皆さん。

気分の悪い話題を変えましょう。(笑)
ブルームバーグ・ビューのコラムニストであるウィリアム・ペセック 氏は24日に下記コラム記事を書いています。かなり的を射ているのではないでしょうか。

米国民は近く、金を借りる相手を中国から日本に戻すかもしれない。
日本は長い間、米国に対する最大の貸し手だった。2008年9月に中国が日本に代わって外国勢として最大の米国債保有国になった。ワシントンでは、野心満々の共産主義大国よりは友好的な民主国家の方が債権者としてまだましだと考える大勢の人々が懸念を抱いた。その一人である共和党大統領候補のミット・ロムニー氏は、米国が中国に借りをつくり過ぎていると主張している。


ただ、「中国から金を借りない」というロムニー氏の公約は近く、意味を失うかもしれない。日本の米国債保有高は現在1兆1200億ドル(約89兆円)、中国は1兆1500億ドルだが、日本の購入は着実に増えている一方で、中国の保有高は2011年半ば以来10%余り減少 しているからだ。


しかし、誰が米国債を保有しているかは実は問題ではない。本当の問題は米国のような経済大国が借り入れの半分以上を海外に頼っていていいのかということだ。米国債を国内で保有してくれる投資家ベースを開拓するべきではないか。つまり、もっと日本のようになるべきではないか。


東京に本社を置くロジャーズ・インベストメント・アドバイザーズのエド・ロジャーズ最高経営責任者(CEO)は、「人々は反射的に日本をたたく。あらゆるケースについて、まねしてはならないものの例として日本を挙げる」が、「ちょっと待てと言いたい。債務のこと一つをとってもそうだ」と言う。


日本式
国債を国内でのみ保有するという考えは自由市場の原理主義者からは怒られそうだし、実現も簡単ではないだろう。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事が言うように、金融のグローバル化の流れを反転させるのは「何十億という人々にフェイスブックを使うなと言うようなもの」だからだ。とは言え、米国にとって日本式借金の仕方に利点があるかどうかは検討に値する。


エコノミストのリチャード・ダンカン氏は今年出版した著書「TheNew Depression(仮訳:新たな恐慌)」で、成長を取り戻し、競争力を高めてエネルギーの対外依存をなくすため、フランクリン・D・ルーズベルト元米大統領のようなニュー・ディール政策を提言した。そのために企業のバランスシート上に眠っている民間部門の膨大な現金を利用する。米企業が自分たちの未来の利益のために投資していると考えれば、米国債を買うことを嫌がりはしないだろう。


「Japanization(日本化)」ほどエコノミストの心に恐怖を呼び起こす言葉はない。長期低迷、デフレ、さらに国際的地位低下への恐怖は、バーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長やドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁ら世界の中銀当局者を大量流動性供給へと駆り立てている。日本がたどった失われた10年のシナリオを避けるためだ。


政治的支離滅裂
日本化の際立った特徴の1つが、首相と財務相の頻繁な交代だ。このため日本の金融システム全体の問題に対する対処が進まない。


この政治的な支離滅裂に、円安に依存した輸出主導経済という問題が加わる。代表的な日本企業は円安へ依存が余りにも大きいため、この追い風がなくなったときの惨状は極めてひどい。シャープとソニーとパナソニックは昨年、合わせて200億ドル以上の損失を出した。円高で海外の売り上げが打撃を受けたことが一因だ。何十年もの間、これらの優良企業は日本の繁栄のために中心的な役割を担ってきた。米国にとってのデトロイトの自動車産業と同じだ。しかし今やこれらの企業の苦境が日本の産業空洞化を加速させている。


しかし、欧米諸国の多くが日本になれたら、日本のようなやり方ができたら、どんなに幸運かという点にはほとんど目が向けられていない。確かに、20年にわたる低成長とデフレは何兆ドルもの富を消失させたし、多くの銀行を支払い不能のゾンビ銀行にした。日経平均株価 は最高を記録した1989年の4分の1だ。


信じられない落ち着き
しかし、その間日本は一度も崩壊の危機のようなものに直面したことはない。犯罪が急増することもなく、ホームレスの数が爆発的に増えることもない。米国のリセッション(景気後退)ほど大量に雇用が失われることもなかった。パートタイムの雇用が増えたり、女性の就労機会が減ったり、新卒者が厳しい就職戦線に直面したりという調整はあったにしてもだ。


さらに、昨年の大震災後の信じられないほどの落ち着きも忘れてはならない。米国で2005年のハリケーン「カトリーナ」の後に起こったような暴動も略奪も起こらなかった。米アップルなどへのサプライチェーンの乱れも短期間で解決された。原子力発電所が全て稼働を停止したにもかかわらず、停電は頻繁かつ大規模には起きなかった。こうしたことのできる国が一体幾つあるだろうか。


日本を1つにまとめている「接着剤」は、国内勢による国債の保有だ。国債発行残高の90%以上を国内勢が保有しているからこそ、世界最大の公的債務を抱えながら10年債利回りがわずか0.78%で済んでいる。このため、格付け会社にジャンク級に突き落とされることもない。日本が次のギリシャになると思っている空売り筋が利益を上げることは決してない。


自己完結型システム
この自己完結型のシステムが、日本にいざとなった場合の逃げ道を与えている。デフォルト(債務不履行)の縁に追い詰められたら、国民と国内企業から債務減免を受ければよいのだ。もちろん、そんなことは日本政府にとって考えられない話だが、これが他の国にはないオプションであることは明白だ。

20121024t040520z_1_ctye89n0bcz00_rt(ロムニー候補、やや劣勢か?どっちが勝っても、大きく変わるとは思えませんが・・)


中国から金を借り過ぎるのは米国のためにならないというロムニー氏は正しい。しかし日本から借りるもの同じだ。米国は恐らく、国内で借りることを考えることになるだろう。債務は決して、一国の最大の輸出品であるべきではない。(ウィリアム・ペセック

亊あるごとに、「日本国債は売り浴びせられて暴落する」とか、「このままでは数年後に破綻する」とか言っている日本の、阿呆な財政破綻論者も、こういう記事を読んだらどうでしょうか。海外の方が正しく見ているなんて情けない限りです。

しかし、フェイスブックを使わなくても別にどうって事はありませんが、圧倒的発行残高を誇る(?)日本国債の海外保有率が増えるのは脅威です。そんな事になるくらいなら法律を変えてでも、日銀がバンバン引き受けた方が、はるかにましと言えます。金融のグローバル化こそ諸悪の根源ではないでしょうか。

ともあれ、この記事に書いているような訳には行きません。貯蓄率が高くない米で、国内から資金調達をする事はアメリカ人に浪費をやめろと言う事と同じですから、ほぼ不可能ではないでしょうか。(笑)さらに、その浪費をやめた途端に米経済も廻らなくなります。

   主要四カ国の個人金融資産 内訳比較/2011年度)

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(総金融資産に現預金が占める割合が極端に低い米国、逆に貯め過ぎの日本)

何と言ってもGDP の70%を占める個人消費の約1割は借金ですから、それをやめた途端に日本並みの60%近くまで落ちる訳です。その1割の大半を子分の日本と中国が支えています。米にとって、その方が都合いいに決まっているではありませんか。

踏み倒されても今の日本じゃ文句言えないし。(笑)これまでだって、ずっと泣き寝入りして来た訳ですから、米にとってはこれ以上ない都合のいい国です。ドルに信任を与え、裏でしっかり支えていもいます。問題は米が搾取し過ぎる事ですが、日本政府がしっかりしない限り横田幕府の天下は続きます。

それにしても「自己完結型のシステム」とは何と甘美な(笑)響きのいい言葉でしょうか。これが崩れつつあるから問題なので、もっと強力な自己完結型にする必要性を拙ブログでも説いています。「自然と共生する自己完結型経済」こそが世界の雛形である日本の進む道です。「国益最優先の限定鎖国」と言い換えてもいいかも知れません。

「日本を一つにまとめている接着剤」も悪くない表現です。単一民族故のまとまりの良さを表現しているのでしょうが、残念ながら崩れつつあるのですよ。外国人と外国人におもねる政府のせいで。。。(笑)シロアリは官僚だけではないようです。

 

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2012年10月24日 (水)

陰謀論を頭から信じない平和ボケの皆さんへ

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大層なタイトルになりましたが、分かり易く書くとこういうフレーズになります。とは言っても、エキサイティングな陰謀論を展開する訳ではありませんので過剰な期待はしないで下さい。(笑)

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朝日新聞は、原報道で孫崎享氏の著書「戦後史の正体」に対するジャーナリスト佐々木俊尚氏の書評の一部に事実誤認があったとして書評の冒頭10行を削除するとの訂正記事を掲載した。(日本報道検証機構)

削除されたのは次の箇所

ロッキード事件から郵政民営化、TPPまで、すべては米国陰謀だったという本。米が気に入らなかった指導者はすべて検察によって摘発され、失脚してきたのだという。著者の元外務省国際情報局長という立派な肩書も後押ししているのか、たいへん売れている。しかし本書は典型的な謀略史観でしかない。
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この削除が意味する事は、朝日新聞が外務省諜報部門出身の孫崎氏に対し、彼が単なる陰謀論者ではないと認めたことになります。さらに上記著作の内容も、いかがわしい陰謀史観によるとは言えない事を認めた事になるのです。

これはある意味、画期的な事ではないでしょうか。大新聞が米の悪巧みを否定しないという事ですから、日本の、太平の夢をむさぼる平和ボケの皆さんはひっくり返ります。(笑)その前に読まないか。。。

Sinjuwan3 (罠にはまって空母のいない真珠湾を攻撃する日本軍、なぜか一回だけの攻撃で引き返す)

元米大統領のフーバーさんも「日本の真珠湾攻撃はルーズベルトが仕掛けた罠だ」と言っているように、昔から米は日本に罠を仕掛けている事は確かです。と言うより、米はCIAなどの活動に見られるように、世界中に罠を仕掛け続けていると言っても過言ではないのです。

分かり易く言えば、米の国益の為に、その時々で目の上のたんこぶになっている国を潰して行くという訳です。軍産複合体による兵器の在庫一掃キャンペーンという意味も大きいのではないでしょうか。

米にとって、大戦前は人種差別の撤廃と大東亜共栄圏を唱い、満州に権益を広げようとした日本が大変目障りでした。生真面目な日本人はハルノートに過剰反応して開戦を選びましたが、マッカーサー元帥も認めたように、太平洋戦争が自衛の為の戦争であった事は明らかです。

さらに大戦後、ベトナムでは軍産複合体からの要請か、トンキン湾事件を捏造してまで共産軍と戦い、奸計でフセインを美味しい餌(クウェート)におびき寄せての湾岸戦争、自作自演の噂が絶えない911後のアフガン侵攻、さらに大義名分とした大量破壊兵器保有が嘘であったイラク戦争と、米の仕掛けによる戦争は、大きなものだけでもこれだけあります。

ところが、戦後の占領政策継続により直接戦争が出来なくなった最大潜在敵国である丸腰日本に対しては、政治経済面で攻めるしかなくなりました。日米半導体摩擦や一連の、自動車などの貿易摩擦、超円高を容認させたプラザ合意、米とは直接関係ありませんが、裏で関わった事は想像に難くない不自然なバブル崩壊と、その直後に適用され、失われた20年の大きな要因となったBIS規制(バーゼル合意)、さらに露骨な内政干渉の日米構造協議や年次改革要望書を経てTPPに至るという訳です。

ジャパン・アズ・ナンバーワンとおだてられた80年代の、米を追い越しかねない日本の高度経済成長を見て危機感を抱いた米が、国策として色々仕掛けて来たとしても何の不思議もありません。

人のいい日本人は、日本経済の不振の原因は自分たちにあると思っていますが、常識的に考えて、これだけの技術大国です。その自虐的理屈には無理があると言わざるを得ません。逆に、ここまでやられても現在の状態にあるのですから、大したもんです。(笑)

しかしながら、そろそろ太平の夢から覚めなければ、気がついた時には道州制の延長で米ロ中などによる分割統治が行われているかも知れないのです。くどいようですが、世界はそんなにあまくはありません。

78308a98a848b33479551e42cdee3ef1 (大戦後の連合国による日本分割統治計画 我が郷は足日木の垂水のほとり

関連して次の話題です。

日本のテレビ事業が不振となった理由の一つに、米国・台湾・韓国の企業が「サプライチェーン全体として勝つ」ことを目的に採っていた秘密の約束の存在があった。

緊密な協力関係にあった北米第2位のテレビメーカー、ビジオ社と設計・製造受託(EMS/ODM)企業の台湾・瑞軒科技(アムトラン)が、ビジオに大量の液晶パネルを提供していた韓国LGディスプレーと協調、ビジオのテレビの市販価格がある水準以上に急落した場合、
LGディスプレーが一定の金額を値引きして、2社の損失を軽減するという口約束を結んでいた。(日経新聞)

ほらあ。(笑)ここでも米韓台の日本包囲網です。通常ルールで市販価格下落に応じようとした日本メーカーがバカだと言わんばかりです。(さすが日経新聞)これは、ひょっとしてWTO に提訴出来るような反則行為ではないでしょうか。

何度も言うようですが、半導体で日本潰しが成功した上記三国は、液晶でもやらかしてくれたのです。要するに国をまたいだ国家ぐるみのダンピングです。強くて目障りな日本メーカーが対応不能なところまで価格を下げて壊滅状態にし、企業ごと買い叩くという訳です。

その為には超円高にする必要がありました。ヘッジファンドなどと連携して、あの手この手で円高が進むよう画策をする訳ですが、さすがに外からだけでは限界があります。間諜が内側にもいて協調しなければ守備よくいかないのです。

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もうお分かりでしょうが、トロイの木馬ならぬ、とろい野ブタと言われる売国民主党政権と日銀が、その浣腸です。いや間諜です。(失礼/笑)インフレ率2%目標と言いながら、殆ど何もしない不自然な金融政策や、政府負債と米国債(外貨準備)をバーターし、米を利するだけで効果がまるでない巨額の為替介入を見れば、日銀がどこの意向で動いているかは明らかではないでしょうか。

さらに民主党政権においては、日本は外需依存体質と思わせての内需を無視した政策、具体的に言えば不法滞在の巣窟である観光立国や、潜在敵国を利するインフラ輸出、「コンクリートから人へ」などを推進しています。酷いのは意味不明な「アジアの成長を日本の内需に取り込む」です。

殆ど白痴レベルではないでしょうか。訳が分かりません。そんな事が出来るなら、とっくの昔に超大国になっています。アジアに対しては、既にどんだけ直接投資をしていると思っているのでしょうか。こういう外需依存を改めない限り円高は収まらず、デフレは進行するのです。

その結果は、堂々巡りで「外へ出るしかない」という事になります。空洞化と世界平準化が進まざるを得ません。失業率が上がり、給料が増々減って行くという訳です。その内需拡大の為の処方箋が、真逆の構造改革や外資導入、あるいは消費税アップですから泣けて来ます。よく出来た仕組みではないでしょうか。

マスコミは、中韓との危機を煽り、米は味方的な扱いですが、上記からも分かるように、本当に警戒すべきは米です。最近の一連の騒動にしても、裏で糸を引いている可能性を明確に否定するだけの、合理的理由を見つけるのは困難と言わざるを得ません。

取りあえず野ブタに、TPPにだけは参加させないよう、目を光らせる必要があります。TPP が3000年の歴史を持つ皇国の、国体としての日本崩壊への最終兵器である事は、まず間違いありません。

結構、陰謀論的になりました。(笑)でも、ほぼ正しいと思いますよ。一般市民の頭上に原爆を落とすような国を信用出来る筈がありません。

 

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2012年10月23日 (火)

日本のアドバンテージ

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昨日のテレビ東京「未来世紀ジパング」に経済ジャーナリスト財部誠一氏が出演していました。たまたまチャンネルを変えた時に発見、また何か怪しい事でも言っているのかと、暫く観てみる事にします。(笑)

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筆者のこの人に対する印象はすこぶる悪いです。アジアの発展途上国を紹介し、日本に比べ某国は素晴らしい、是非投資すべきだと言っていた記憶が残っているからですが、また何かろくでもない事を言っているのでしょう。

ところが、どうも様子が違います。(笑)日本のデジカメを褒めているのです。いえいえ、騙されてはいけません。どうせどんでん返しがあって、やっぱり日本は韓国や中国に抜かれて衰退すると言うに決まっています。ここはじっくり見ていくしかありません。

A57           (ソニーの一眼レフカメラ α57)

シェアのところでは日本が圧倒していますから、数字をそのまま出せば問題ないのです。ここで日本を貶める事は出来ません。ところが4位にサムスンが入っているという話になり、「いよいよ来たぞ〜」と身構えます。(笑)いつものパターンです。

ところが紹介ビデオにしても、珍しく韓国上げが弱いではありませんか。いいえ、日経系のテレ東に財部氏ですから、このままで済む筈はありません。怪訝に思っていると、最後に「日本は中韓に抜かれるか?」という話になりました。ここでコマーシャルです。

急いでトイレに行ってCM後に備えます。(笑)戻った筆者の食い入るように見つめる目に飛び込んだ、その驚きの答えは何と「韓国・中国は未来永劫追い付けない」でした。シェリー他の出演者も、そんなバカな〜と意外な顔をしています。

20110915dog00m200059000c_450  (最近の女性タレントでは珍しく大人っぽく、好感が持てるシェリー)

そりゃあそうです。日頃から日本は落ち目だ〜、韓国に抜かれた、中国に買われた〜とやっている訳ですから、素直には受け取れないでしょう。液晶ディスプレイや半導体のようになると思っても不思議はありません。

そこでも財部氏は意外な事を言うではありませんか。「液晶で韓国は叩き売りをやった」・・これには心底驚きました。一瞬、当ブログの読者ではないかと思ったくらいです。(笑)この変わり様は何でしょうか。

その通り、垂直統合型の日本メーカーと違い、日本から主要資本財を買って、組み立てを中国などでやる典型的な国際水平分業型の産業モデルであるサムスンは、通貨安などで国からの援護射撃を受け、シャープとの特許紛争の最中、世界で大安売りを展開したのです。あからさまな日本潰し、シャープ潰しでではないでしょうか。

その不毛な争いの結果は共倒れです。勝った筈のサムスンも大赤字と言うのですから笑えません。グローバリゼーションの最も恐れるべき弊害が出ました。「デジカメも二の舞か」との悪い予感は当然です。

41v3suqpyzl    (業務用ハイビジョンカメラでは、ソニーが圧倒的シェアを持つ)

ところが財部氏の言う「永遠に日本を抜けない理由」は日本特有の超精密な技術に加えて、心臓であるCMOSイメージセンサー(下)にあると言うのです。この電子部品をソニーが圧倒していて、他社はその部品を買うしかないという訳です。動画で特に能力を発揮すると言います。

Sony16        (ソニーの「Exmor RS」スマホ/タブレット用)

そういう意味では、デジカメは小さな自動車です。精緻ながら頑丈な箱と、職人技であるレンズなどミクロ単位の超精密技術、電子部品の優秀さで成り立ちます。番組ではF1に例えていましたが、この牙城だけは、新興国だけでなく欧米も真似が出来ません。安心の世界なのです。

なあんだ、心配して損をした。(笑)分かっているじゃありませんか。どこで勉強したのかは知りませんが、大きく考え方が変わって来た事は確かなようです。いい傾向だぞ。一部ではありますが、テレビもジャーナリストも保守方向に向かい始めているのかも知れません。

 

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2012年10月22日 (月)

人生こそ筋書きのないドラマだ。

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セリーグのクライマックス・シリーズがクライマックラにならずにすみました。やれやれ。。。(笑)それにしてもハラハラドキドキさせられたのですが、野球はやはり、筋書きのないドラマです。

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若い頃は野球好きの祖父の影響か、スポーツ全般、特に野球が好きで、大学時代は実践は勿論、チームの仲間とよく球場まで出かけました。王・長島全盛時代の話です。勿論巨人ファンでしたが、田舎の少年は皆そうだったのです。大鵬と卵焼きは好きではありませんよ。念の為。(笑)

結婚して息子が出来、あの感動を味あわせてやりたくて、幼い子を連れ東京ドームや神宮救場、巨人戦のチケットが取れない時には西武球場などにも足を運びました。その間、伊良部投手の日本最速記録(158キロ)を目撃、原や松井のホームランを堪能したのです。野球って本当にいいもんですね。(水野晴朗風に)

そうそう、学生時代の話ですが、たまたま仲間が見つからず、一人で後楽園球場に行った時の事です。随分前にも当ブログで書いたような気がしますが、(読んだ方にはご容赦!)その日、世にも不思議な体験をする事になります。

チケットを買おうと球場の周りをうろついていると、風体の怪しい、テキ屋風のおじさんに声をかけられたのです。「にいちゃん。チケット余ってるから、いっしょにみーへんか?」と大阪弁だったかどうかは忘れましたが(笑)ラッキーにも、ただで球場に入る事になります。

Photo4                (後楽園球場)

内野の2階席と3階席の間の通路で、自由席券しか持っていなかったおっちゃんが「席探して来るから待っててな」と言い残し、どこかに行った時の事です。今度はサラリーマン風のおじさんが(と言っても30才くらい?)「君、一人?」と来たのです。

さすがに身構えながら、「えっ、ええ」と言うと、「連れが来なくて、ボックス席が一人分余っているから一緒に見ませんか」と言うではありませんか。心底驚きました。その時タイミングよく戻って来たおっちゃんと目が合うと、「俺の事はえ〜から、行ってこい、行ってこい」と言ってるようでした。(笑)

その席は、憧れはしても決して手の届く事のないネット裏です。凄いラッキーに、このおじさん大丈夫かなあ、と厚顔の微笑年だった筆者は、あらぬ不安を抱きます。(笑)ところが怪しいそぶりは一切なく、純粋に野球を楽しめたのです。

長い人生にはこういう事もあるのです。「ドラマ」にしてしまえば嘘くさくて、採用されそうもない話ではないでしょうか。

時は流れて、二社で15年間在籍した自動車会社を退職した筆者の前に、最初のクライアントとして現れたのはスウェーデンのサーブにフランスのルノーでした。全世界の自動車会社に退職と同時に案内を送ってはいましたが、当時の年収の何倍ものビジネスが二つ同時に舞い込むとは思ってもみなかったのです。

5360048623_f344bfbcb3_z      (SAAB 9000 CD 独立してすぐ、このプロジェクトに参画)

その後、アジア、日本を中心に数多くの自動車メーカーや家電メーカー、あるいは造船会社の仕事に恵まれ今日に至ります。あの時、思い切って会社を辞めていなければ決して出会う事のない、貴重で得難い機会に遭遇する事となりました。

ただ、ご多聞に漏れず好事魔多しです。その間、お世辞にも順風満帆とは言えません。しょっぱなでバブル崩壊の洗礼を受け、やっと順調に行きかけた時にリーマンショックで蹴飛ばされ(笑)3.11では、とどめを刺されるかと思いました。

正に人生こそが筋書きのないドラマではないでしょうか。この先どんなシナリオが待ち受けているのか知る由もありませんが、自分で選んだ道です。流れに逆らわず、決して民主党のせいにもせず(笑)真摯に受け止め淡々とこなして行くしかありません。

それにしても、しんどいわ〜。(笑)
言うだけ番長、今度だけはがんばれ〜。(爆笑)

 

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2012年10月21日 (日)

超先進国に於ける特異な経済学

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何とか読売巨人軍が一勝し、少し面白くなって来ました。と言ってもクライマックラ・シリーズを認めた訳ではありませんので、念の為。(笑)
主戦級の沢村が気迫のピッチングをし、4番がきっちりと結果を出す。これこそが勝利の方程式ではないでしょうか。いずれにしても今夜が山です。

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勝負事は勝ち負けがはっきりして、分かり易くていいです。その点、政治や経済は非常に分かり難い。特に政治は口先だけで誤摩化せる世界なので、いかさま師や詐欺師が大手を振ってのさばっています。国民に見破る目が欲しいのですが、人を疑わない日本人は簡単に騙されるようです。

その証拠に、あれだけいかがわしい朝日新聞や毎日新聞を購読している人が何百万人もいる訳です。新聞を購読するだけ意識が高い筈なのですが、内容を正しく判断する事は難しいと見えます。日本の真の夜明けは、日本人のリテラシーにかかっていると言って過言ではないのですが。。。

経済に至っては、殆どチンプンカンプンの人が大半ではないでしょうか。もっともらしい肩書きの人が、数字などを出して説明すれば頭から信じてしまっても仕方ないのです。その分責任も重大なのですが、テレビなどに出ている、この分野の人は特に無責任に見えます。

ただ、専門家でも正確な経済知識や概念を持っている人が何人いるかと言われれば、この人なら100%間違いないだろうと言う人にお目にかかった事はありません。データ量の分母が大して大きくないので偉そうな事は言えませんが、ネットや書物で読んだり見たりして来た限りでは、どこかで引っかかるのです。

それくらい今日の経済は内容が多岐に渡り複雑だからですが、時代によっても、あるいは人の意識によっても、微妙に変化して行きます。従って、ベストの経済学という概念そのものが意味をなさないのかもしれません。その目的が「平和で発展して行く」だけの事であるにも関わらず、です。

という訳で、ノーベル賞に経済学賞があるという事が、平和賞と同じとまでは言いませんが(笑)よく分かりません。何か政治的な意味合いがあって決めているとしか思えないのです。評価する側の勝手と言えば勝手なので(笑)そんなに真面目に受け取る必要もないのでしょうか。

今年の受賞も、世界が経済でひっくり返っているタイミングを考えると、いかにもちんまりした研究と言わざるを得ず、真意を測りかねるのです。(笑)

2012101500000089mai0005view(今年ノーベル経済学賞を受賞した米ハーバード大のアルビン・ロス教授)
ゲーム理論を使い、臓器提供者と患者や、学生と学校などの組み合わせを理論的に解析できるようにする「マーケットデザイン」を確立した功績が評価された。

さて、その曖昧模糊とした経済の話です。反日偏向左翼メディアは相変わらず、「資源がなく、少子高齢化で内需が期待出来ない日本は」というフレーズを枕詞の如く使ってますが、我々保守系ブロガーは、口を酸っぱくしてでも反論し続けて行くしかありません。

そんないい加減な経済学は、どこにもないのです。資源がない事も、少子高齢化も日本程の先進国にとって、経済成長に密接に関わるとは言い難いからですが、一般人を騙すには便利なフレーズと見えます。

まず、これまで日本は資源がある事が前提で活動して来た歴史はありません。ない事が前提で、ここまで成長したのですから、資源の有る無しが経済成長に対し絶対要件でないのは明らかです。

逆に言えば、資源大国が経済大国かという事になります。ロシアは、あれだけの国土と恵まれた資源、日本を上回る人口を持ちながら一人当たりのGDPは日本の四分の一でしかありません。

中近東の産油国は国民一人当たりのGDPこそ上位にランクされますが、極々一部の人がリッチなだけで、一般国民が豊かで科学技術が発達しているかと言われれば、明らかにノーです。いくらお金があっても技術は得られないし、先進国型の付加価値は創出出来ないのです。

03962x  (カタールのドーハ 石油と天然ガスで作った街、脱資源大国を目指す)

少子高齢化も、よくよく考えれば悪い材料だけとは言えず、特にデフレの日本では労働力が不足する事もないというおかしな現象になっています。供給側は常に進化し効率化するからですが、供給側にすれば、高度成長時代と何かが劇的に変わったという認識はありません。

そもそも高度成長期は人口増をはるかに上回るペースで成長して来た訳で、多少人口が減ったからと言って、ここまで成長しないという事にはなり得ないのです。ただ、円による実質GDPは伸びていませんが、為替を考慮すると、また違った側面が見えます。

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    (ここ数年の伸びは高度成長期に匹敵します。)

円が全ての通貨に対して高くなった事は、世界の中での相対的地位が上がった事を意味しますから、日本人が考えている程、世界でのプレゼンスは下がっていないのです。その点も反日左翼メディアに騙されてはいけません。まだまだ経済一流国ですよ〜。(笑)

従って、円ベースで経済成長しない理由は、あくまでも国内に於ける需要側の問題と言えます。ここは劇的に変わりました。正規社員の減少や給料の大幅ダウンと購買意欲を減退させた消費者意識の変化です。内需が振るわない理由は、財政、金融政策を除けば、そこに尽きるのではないでしょうか。

なぜそうなったのかと言えば、バブル崩壊後のバランスシート不況に端を発する、国内設備投資の減少、さらに構造改革によるデフレ助長、外需依存政策に加えて有形無形の外圧などが原因としてあげられます。

つまり、いかに政府が無策であったか、あるいは故意にサボタージュをしたか、させられたか、のいずれかという事になる訳です。民主党政権の場合は、これらの全てが当てはまる気がして愕然とします。(笑)

いずれにしても、世界で誰も経験した事がない超先進国型経済を実践している日本の経済学は、結局日本人にしか理解出来ないし、解決策も日本人にしか分からないのではないでしょうか。

 

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2012年10月20日 (土)

クライマックスの意味は(?)

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また3日もサボってしまいました。その間、実に色々な事件やら吃驚ニュースなどで世の中騒がしいのですが、この事からも、一ヶ月も情報を遮断すれば完全に浦島太郎状態になる事は間違いありません。何とも世知辛い渡世ではないでしょうか。(笑)

しかしながら、この間、筆者の一番の関心事は読売の件です。と言っても森口騒動始め、デタラメな記事を書く新聞の事ではありません。読売巨人軍の事です。中日とのクライマックスシリーズで何と3連敗、日本シリーズ進出に赤信号が灯っています。

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前々から思っていますが、流石にこれはあり得ません。ペナントレースを勝ち抜いた主役が出ない日本シリーズに、どんな価値があるというのでしょうか。しかも今年は10ゲーム以上の差をつけ、ぶっちぎりでした。

筆者が思うに、ペナントレース優勝チームは無条件に日本シリーズに出場させるべきです。どうしてもクライマックス・シリーズをやりたいと言うのなら優勝者以外での敗者復活戦にして、せめて両リーグから1チームだけ追加で参加出来る仕組みにするとか、もう少し皆が納得出来る工夫をするべきではないでしょうか。

日本シリーズを、その4チームでやれば、また違う盛り上がりがあるかもしれません。いずれにしても、このままジャイアンツが負けるようならクライマックスでもなんでもなく、クライマックラです。そんな日本シリーズなんて絶対に見ませんから。。(笑)

話は変わりますが、それにしても民主は酷い。玄葉外相は韓国の非常任理事国入りを支持し投票を命じたようですが、竹島問題等で何か進展でもあったのでしょうか。状況が何も変わっていないにも関わらず、韓国に対して尻尾を振るのは韓国の犬としか思えません。

首相始めとする大嘘つき軍団に、何が何でも美味しい汁を吸い続ける為に地位にしがみつく金の亡者連、また口を開けば自分たちの無為無策、あるいはサボタージュを野党のせいにする売国詐欺師達、その偏向マスコミと連携して跳梁跋扈する民主党議員の姿はおぞましいの一言です。今風に言うと「キモい」「キショい」?(笑)

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日本は本当に悲惨で深刻な状態にあります。何人だか得体の知れない角田美代子に乗っ取られた一般家庭の姿が、日本とダブって見えているのは筆者だけではないのではないでしょうか。人質は我々国民ですよ。決して冗談ではすまされません。

週刊朝日が起こした橋下市長出自問題もタイミング悪いです。橋下市長の子供っぽい反論はいつもの事ですから、それは置いといて(笑)週刊誌による、このような差別的やり方は返って日本人逆差別になる「人権救済法案」成立の後押しをしかねません。

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まるで、恣意的にいい口実を与えているかのようです。既に明らかにされている橋下市長の出自に対し、ことさら強調するのを見ると、法案成立の為の茶番なのかと勘ぐりたくなります。元々朝日新聞自体がそっち系だけに、あながち穿った見方とは言えないのではないでしょうか。

いやあ、安倍さんが奇跡的に自民党総裁に選ばれた時には、日本のクライマックスが近いと思ったのですが、どうもそうではなく、「暗い真っ暗」な方向に行っているのかもしれません。

 

 

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2012年10月16日 (火)

愚か者の勲章

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売国メディア、また対外直接投資で仕掛けています。しかし、テレ朝の日曜日の池上彰は、かなりまともでした。(笑)全て見た訳ではありませんが、特に韓国との通貨スワップ協定に関しては間違っていなかったようです。どうした風の吹き回しでしょうか。テレ朝は番組によっては保守色を出していますが、良い傾向と言えます。

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それにしてもテレ東のWBS だけは相変わらず酷いです。(笑)司会もコメンテーターもシナリオも感心しません。見れば見る程、脳みそが腐るのではないでしょうか。

月曜日もミャンマーに対する対外投資で中国などに比べ、日本が出遅れていると煽っていました。冗談じゃないっすよ。(笑)あんな不安定な独裁軍事政権が治める国に誰が、限りなく確実と言えるリスクを冒してまで投資せよというのでしょうか。

例え、民主化してスーチーさんが政権を取ったとしても安心出来ません。彼女自体が西側金融資本の傀儡、あるいは仲間である可能性を否定出来ないからです。余程の事がない限り、こういう国への投資は慎重の上にも慎重を期すべきではないでしょうか。

そもそも中国は国策でやっているのですよ。日本は民間企業が出て行って、もし何か不測の事態が起きたとしても政府は知らん顔です。前原さんなんかトヨタの欠陥車問題の時に、よく確かめもしないで後から鉄砲撃っていましたから。。。(笑)散々そう言うシーンを見たでしょう。

さらに海外への直接投資は企業を潤しても国へのメリットは限定的です。むしろデフレや平準化を促進し国力や相対的地位を低下させます。韓国や中国の現状を見て学習しないというのでは、余りに愚かです。

内向きと言われますが、日本企業は既に海外での売上がフランス一国分のGDP に匹敵するくらい直接投資をしています。アジアだけで100兆円に上り、タイなどは対GDP比で50%近い売上を上げているのです。その世界への大貢献の結果がデフレと給料減、国際舞台での発言力低下ですから、笑えません。

ところが、グローバル化を推しているのはマスコミや政府だけではないようです。先日、日経新聞で「世界経営者会議の本会議に先立ち、特別セッションのパネル討論会が開かれた」という記事が目につき、興味を惹かれて読んでみると恐ろしい内容だったのです。(笑)

何と、筆者が最も嫌う「一段のグローバル化を」と謳っているではありませんか。「台頭する韓国や中国との競争に勝ち抜くには規制緩和やグローバル人材の育成見直し、女性など多様な人材の活用が必要」と続きます。

以下、抜粋

中でも円高に対しては、西田氏が「韓国勢などに対し、企業努力だけでは埋めきれない差が生じている」と主張。「日本市場だけで生き残れるというのは幻想だ」と、海外戦略の重要性を強調した。経済産業研究所の中島厚志理事長も「円高や高い法人税率などに加え、新興国の追い上げで大変厳しい状況だ」との見方を示した。

これまで日本の強みだったモノづくりの競争力の低下も著しい。武藤氏は「新興国に追いつかれにくい製品に注力すべきだ。自動車以外では資本財や工業財などに力がある」と主張。さらに「規制の緩和や環太平洋経済連携協定(TPP)への参加など内なるグローバル化を進めていくことが必要だ」と訴えた。

どういう思考法をすればこうなるのか理解不能なのですが、経済の基本を知らない事が大きな原因かも知れません。勝ち抜く事が最善かどうかはともかくとして、まず、中国や韓国に「どうしても勝つんだ」と言うならば、人の行き来も含めて情報の漏洩を止める事です。何と言ってもこれが一番。(笑)

スパイ防止法もない日本は、軍事機密から民間の企業秘密までダダ漏れです。これが出来ないと言うのなら、即刻鎖国すべきです。さもなくば日本というアイデンティティは近い将来に消滅するでしょう。

上の記事の中で、「新興国に追いつかれにくい製品に注力すべきだ。自動車以外では資本財や工業財などに力がある」という箇所は注目に値します。ちゃんと事の本質が分かっているじゃありませんか。(笑)言い換えれば盗み難い、あるいは真似し難い製品という事になる訳ですね。

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自動車は、あらゆる要素技術と電子技術、あるいは長年に渡る安全性や耐久性などのノウハウを集約した摺り合わせ型集合体です。例え優秀な技術者を大量に引き抜いたところで一朝一夕には真似が出来ません。素材技術も何十年にも渡る研究と巨額投資の賜物ですから、ポッと出の企業に真似られる訳がないのです。

本質が見えていて、なぜ「規制の緩和や環太平洋経済連携協定(TPP)への参加など内なるグローバル化を進めていくことが必要だ」が結論になるのかが分かりません。(笑)

闇雲な規制緩和が企業モラルの低下と過剰供給を招きデフレを助長しました。さらに、この20年グローバル化に奔走した結果が円高デフレと給料減ではなかったのでしょうか。正に、これこそ「愚か者の勲章」です。

経済の基本は内需にこそあります。国内で自給自足出来る体制を構築し、単独での防衛体制を確立して、やっとグローバル化を語る資格が出来るというものです。ただ、その時は商売の為ではなく、世界平和と地球環境への貢献が目標となる事は言うまでもありません。

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わかるかなあ。わっかんねえだろうなあ〜〜。(笑)このオジさんたちには。

 

 

 

 

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2012年10月14日 (日)

悪魔のささやき

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昨日に続くようですが、メディアのいい加減さは枚挙にいとまがありません。森口なんとかという、いかさま師の言った事を裏も取らずに流し、嘘がバレた後も延々と報道する姿勢にはうんざりです。

読売新聞は正式に謝罪をしたようですが、正しい報道の方が少ない現状を見ると、メディア関係者からの反省の弁も空しく響きます。しかし、このイカサマおじさんは、これまでこのやり方で通して来たのでしょうが、今回だけは反響が大きすぎて上手くいきませんでした。

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どう見ても普通の常識を持った大人には見えません。その狙いは当然お金でしょうが、平気で嘘をつくメンタリティは日本人のものとも思えず、思わず出自を調べたくなります。(笑)

研究者として、あるいは人としても本物の山中伸弥京大教授と比較するのもおこがましいのですが、人類の未来に大きく貢献するであろう研究と栄誉ある賞にミソをつけてくれました。

話は変わって、「国土強靭化」などテレビでもよく取り上げられている公共投資の話題です。民主党が言った「コンクリートから人」という、いかがわしいフレーズに引きずられているのか、自民党政権時代の族議員による無駄な公共投資のせいか、一般的には公共事業自体にネガティブなイメージが付きまとっているようです。

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そのおかげで首都高の老朽化に対しても、抜本的な対策が打てないのですが、筆者の持論は鉄道にしろ高速道路にしろ「交通網は地下に」です。これが安全や環境面でベストである事は間違いありません。地震に対しても有効だという事です。

従って、取りあえず現状に対しては応急処置をしながら周到な準備をし、地下道の建設を進めるしかないと思うのですが、その阻害要因は、何と4兆円程でしかない資金だというのです。ちょっと呆れます。

この一年だけでも民主党が国外へ対して拠出した、あるいは拠出予備も含めた資金は十数兆円にも上ります。効果のまるでない為替介入では20兆円も短期証券(政府負債)を発行しました。しかも政府は基金による外債購入を今後さらに増やせと言っているのです。

それだけの資金を使っておきながら、国内に出せないという理由はなんでしょうか。とても日本の政府とは思えません。どこかの国、あるいは勢力の傀儡である事を否定する理由が見当たらなくなります。やはりトロイの木馬でしょうか。とろい野ブタにしか見えませんが。。。(笑)

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常識ですが、お金は国内で使わなければ経済に貢献しません。海外にいくら使ってもブーメランのように日本叩きや「日本買い」に戻るだけです。

ところがメディアが流す情報は「海外に出ろ」「内向きになるな」「優秀な人材を海外から入れろ」「海外から投資を呼び込め」「グローバル化に乗り遅れるな」のグローバリゼーション礼賛の大合唱です。しかも二言目には「成長産業に投資しろ」です。

日本の既存の産業は殆どが成長産業です。まだまだ伸びる余地があります。と言うより、今まで投資して来た研究や裾野産業という生産資産にこそ、その芽があるのです。ポッと出のベンチャービジネスが主役だと言うような煽り方は浅はかというしかありません。

今日の報道系番組も「落ち目の日本経済」「日本人が教育や民度でも駄目になった」「経済より心」等の日本駄目論の大合唱でした。酷いのは「2050年にはGDPが韓国の半分になる」です。笑かしてくれます。何とかして日本人を騙し、正常進化を妨げているとしか思えないのです。

我々は、この悪魔のささやきに騙されてはいけません。その為には、情報を正しく分析する能力(リテラシー)が求められますが、新聞テレビのバイアスがかかった情報から、正しく読み取る事は困難です。

ネットや一部の書籍にこそ、得るべき情報はあります。その拡散の速度と、グローバル化の波に呑み込まれるのと、どちらが早いか正に時間との戦いが進行しています。

 

 

 

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2012年10月13日 (土)

ライバルは似た者同士

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さて、今日は久々新聞ネタです。日経新聞を目の敵にしている訳ではありませんが、日経しかとっていないのでご容赦願います。(笑)特に、社説が酷いという話は散々して来ましたが、ここまで日本を正しく評価しないのはどういう意図があるのか計りかねています。

今朝の新聞でも日本の自動車産業に触れ、ベンツやBMW のようにブランドを確立せよと言うのです。前も同じ事を書いていましたから、そう信じ込んでいるのかもしれません。そうだとすればとんだ勉強不足ではないでしょうか。

世界での日本車はとっくの昔からブランド化しています。日本国内に限って言えば、いわれなき欧州車崇拝のようなものがあり、ベンツ・BMが実力以上の評価を受けていますが、欧米での扱いはレクサスやアキュラ(ホンダの高級ブランド)、あるいはインフィニティ(ニッサンの高級ブランド)でなくてもドイツ車並、あるいはそれ以上です。

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それにしても、日本でのドイツ車販売姿勢は強気すぎてむかつきます。(笑)ユーロが最盛期から見れば40%も下落しているというのに殆どの車種で価格が据え置きなのは解せません。利益取り過ぎでしょう。日本人も有り難がって、バカみたいに高いお金出して買うからまずい。。。

20121013_135320             (法外に高いドイツ車/一例)

話は戻って、筆者が未だホンダにいた頃の話です。長期米出張の折、現地人デザイナーと毎日のように飲食を共にしていましたが、ホンダに務めている事を自慢するシーンによく出くわしました。

ウェイトレスなどにも得意げに「アイ・アム・ア・ホンダデザイナー」と言ったかどうかは忘れましたが、(笑)そのような事をよく言っていたのです。

もう30年も前の話ですが、当時からそういう感覚であった事は確かなのです。その頃から見れば対ドルで3倍以上にも跳ね上がった円高にも耐え、世界販売台数をむしろ増やしている事実をどう解釈しているのでしょうか。つまり日本車はドイツ車の倍も販売していながら、決して安さで売れている訳ではないのです。

て言うか、(笑)クルマに限らず日本そのものがブランドでしょう。どこかの国のように「ウリナラマンセー」をやるよりはましかも知れませんが、少なくとも正確に評価しましょうよ。

Be_s011_f001_m001_1_l(ベントレーコンチネンタル、このクルマが似合う日本人は想像し難い/笑)

補足しますが、ロールスロイスやベントレー、あるいは、それらに比べるとちょっとライトでスポーティなジャガーのようなブランドは一朝一夕には出来ません。歴史が必要なのです。

20090710_xj            (とにかくよく壊れるジャガー)

それも世界で覇権をとっていた時期が長い程磨きがかかります。階級社会故の貴族文化も不可欠です。そういう点で言えば、繊細さに欠けるアメ車は論外としても、日本が英国に追いつく事も考え難いのです。

従って、ブランド化と言っても、あくまでもライバルは歴史や民族性において、日本と似たようなポジションにいるドイツという事になるでしょう。お互いに影響し合っています。

ところで、日本車がドイツから好影響を受けたのは明らかですが、反対は必ずしもそうは言えないのです。ベンツあたりが、妙に量産を意識して安っぽくなって来たのは、明らかに日本車に対抗する為というのが一因のようです。

つまり、世界中が生産技術も含めて、作り方までもが金太郎飴になって来たのです。これは唯一、日本が輸出した悪貨と言えるのかもしれません。

 

 

 

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2012年10月11日 (木)

世界との付き合い方

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また二日もさぼってしまいました。(笑)理由は忙しいのと、書く事がないのと両方なのですが、書きたい事は色々あっても差し障りがあって自由闊達には書けないというのも偽らざるところです。

国内外にクライアントを持っていては、全くの中立で忌憚のない文章なんて書ける筈もありません。あちらを立て、こちらにも問題ないように、なんて考えていたのでは迫力のある記事は書きようがないのです。

従って以前から言っていますように、そもそも独断と偏見に満ちた拙ブログは折に触れては偏向し、あるいは保身の為に日和ったものとなります。(笑)是非その点は酌量の上、お読みいただきたいのです。

ずっと以前の話になりますが、読者の方から「クルマが商売で世界を相手にしている割には、大胆な事を書いているな」と忠告をいただいた事もありました。「成る程その通りだ」と思い、あっさり軌道修正をしたのです。(笑)

しかしながら、最近のただならぬ世界情勢を見て、何も感じない、あるいは何もしない事で自らを納得させられる程の朴念仁でもありません。少しでも日本の為になる事はしたいというのが人情なのです。

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さて、この間ノーベル賞始め、ビッグニュースが相次ぎ、ネット世界もかまびすしいのですが、東京で開催されている国際通貨基金・世界銀行年次総会の狙いは何でしょうか。米が資金を一番拠出しているという点で、IMFが相当バイアスのかかった組織である事は間違いないのですが、出来る事には限界があるようです。

しかもIMF管理下に置かれた国は、最終的には外資が入り込み、その国の主権そのものが脅かされます。日本も資金を出すのはいいのですが、その資金の使途を良く考えた方がいいのではないでしょうか。廻り廻って自分の首を絞めたのでは意味がありません。

筆者の持論ではありますが、日本程の先進国ともなれば、世界との付き合いは限定的且つ消極的にするべきなのです。そう言えば、今朝の日経新聞に妙な事が書いてありました。世界の貿易総額が減った事により世界全体のGDPも縮小しているというのです。

それはおかしい。(笑)GDPは基本的に国内総生産の事です。釈迦に説法でしょうがGDP= 個人消費+民間設備投資+固定資本形成+政府最終支出+輸出ー輸入です。

つまり、輸出マイナス輸入は世界全体でゼロですから、世界全体のGDPの伸びは内需によるものという事になります。輸出産業が廻り廻って内需にも貢献するという事は否定しませんが、貿易自体がGDP に貢献するというのは間違いです。

むしろ、貿易が縮小した事で、供給を国内に向けざるを得なかった分、内需が拡大するかも知れません。これは持続可能ではありませんが。。。

まあ、筆者も含めて日本人の大多数が、この手の間違いを信じて来ました。「日本は資源のない国だから貿易で稼ぐしかない」といいうのは教科書にも書かれているくらいです。

ところが戦前ならいざ知らず、戦後の日本は膨大な内需によって成長したのです。空襲で生産設備が壊滅的になった事による集中豪雨的な設備投資や、公共投資によって高度成長は実現しました。

この間、純輸出は最近のようにマイナスにこそなりませんが、せいぜい対GDP比1〜3%、で推移しています。輸出額の対GDP比も15%前後で、輸出立国と言われる中国や韓国、あるいはドイツなどと比べても極端に小さいのです。

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この事からも、国が発展するのは内需大国の米を見ても明らかですが、基本的に内需しかない事になります。従って、安易にインフラ輸出だの、観光立国だのと言って欲しくありません。

観光立国構想で世界から質の悪い観光客を大量に呼び込んだ結果は、サービスの質の低下を招き、いざという時に肝心の日本人が寄り付かないのです。ここも高付加価値化で世界の知的層を招かなければ未来がない事は明らかです。

インフラ輸出に至っては、未来永劫親日であると保証されない相手国を発展させ、日本の相対的地位を低下させます。それは安全保障上も好ましくない事は明らかではないでしょうか。いえ、ケチで言っているのではありません。もっと自分の国をちゃんとして、圧倒的優位に立ってからでも遅くないと言っているのです。

政府には全くそんな気はなさそうですが、どこかの国に生殺与奪の権を握られる何かを依存するなんて事があってはいけません。唯一例外は環境技術です。日本だけが生き延びても仕方がないし、地球を壊してしまったのでは、その日本さえ生き延びられないからです。そこだけは協力しましょう。

トヨタが中国に供与する1ジェネレーション前のハイブリッド技術は、確実に酸性雨の酸性度合いを減じるのではないでしょうか。えっ、もう中国じゃ日本車売れないって(?)困ったなあ。(笑)

 

 

 

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2012年10月 8日 (月)

美しい日本をもう一度

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土曜日の日テレ「ウェークアップ・ぷらす」に自民党の石破幹事長と、民主党、前原言うだけ番長が出ていました。話の内容はすっかり忘れましたが、(笑)番長の言う事が経済に関して、随分変わって来た事に驚かされます。

デフレ解消の為に金融緩和を促進しろと日銀に迫るところや、「グローバリゼーションは世界を平準化する」と言うところなどは、どうしちゃったの???誰かブレーンでもついたのかなあ、と思わせてくれるのです。

そう言えば以前盛んに言っていた、「日本がギリシャ化する」とは言わなくなりました。さすがに民主党政権が世界に気前よくばらまきまくっている状況を見て、「何か変だな?」と、にわか勉強でもしたのでしょうか。

何と言っても財政再建の考え方とは相容れない「金融緩和しろ」ですから驚きます。いつからリフレ派になったのでしょうか。(笑)

尤も、彼も出席した金融政策決定会合では相手にしてもらえず、存在感は示せなかったようです。「ねっ、あまくないでしょ日銀は。そんな気はさらさらないのですよ。前原さん。」(笑)

一口に金融緩和と言っても原資が必要ですから、その資金をどう手当てするのかという案もなく闇雲に提案する意味はありません。また、使い道の具体策もないようでは、相変わらず詰めは甘いのです。彼の言う金融緩和は量的緩和を意味すると思われますが、市場から債券を購入する(買いオペ)には限界があります。

先頃も日銀の予定額に達しない札割れを起こしていました。つまり、金融機関に資金は潤沢にあるのです。さらに予定額に達したとしても、その購入資金の出所が民間銀行では堂々巡りです。また、増えた資金で金融機関が国債を買うようでは民間には流れません。このように日銀単独でやれる事には限界がある事も事実です。

しかし妙だなあ。グローバリゼーションの弊害が分かっているのに「アジアの成長を取り込め」や「インフラ輸出」「観光立国」は変でしょう。彼の頭の中では、そのあたりの整合性がとれていないのかもしれません。

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番組ではブランド米を取り上げ、美味しいものは高くても世界で売れる、つまり輸出で儲けられる筈と持ち上げていましたが、非常に危険な考え方ではないでしょうか。

普通5キロで2000円程度の米を、3800円で買う人が世界にどれくらいいるのか疑問です。筆者なんか2000円の米でも十分美味いと思っていますから。(笑)

さらに、筆者の言う危険だという意味は、現状が売れているから未来も売れる筈だという考え方です。それはいかにも平和な国の、日本人的考え方なのです。世界なんて一寸先は闇です。そんなものを当てにして、TPP に参加しても大丈夫などと言うのは無責任の極みだし、甘いと言わざるを得ません。

今世界で起こっている事のベクトルは、繁栄や成長とは逆向きです。人口が増えた分経済成長するという神話は崩れつつあります。特に食料やエネルギーは人口増加に反比例して供給不足になる事は明らかではないでしょうか。

食えない時代にブランド米もクソもないのです。(失礼/笑)日本が急がなくてはならない事はTPP でもアジアの成長を取り込む事でもありません。ひたすら食料自給率を上げて、食えない時代に備える事です。

石破さんはブランド米を賞賛して、安易な安売り競争をやめるべき、と言っていましたが、それは言うべき方向が違うでしょ。(笑)ダンピングとも言える、通貨安誘導も含めた国ぐるみのアンフェアなやり方で、日本の液晶テレビを潰したのはどこの国でしょうか。

結局サムスン自体も500億円以上の赤字を出し、液晶部門を別会社化した程ですから、安売りや知的所有権問題で世界を混乱させている元凶が韓国である事は明らかなのです。

Hirosaki_castle_japan1920x1080               (青森県 弘前城)

そういう日本を目の敵にしている国を相手に競争をする事は不毛です。技術漏洩問題も含めて安全保障問題をどうして行くかが課題ですが、安倍さんが背負うべき重荷は想像を絶します。

護送船団方式ではありませんが、今度こそ周りをがっちり固め、持続可能な真性保守政権を構築、美しい日本を是非実現していただきたいです。

 

 

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2012年10月 7日 (日)

日本人にはポルシェは造れない。(後編)

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よく考えれば昨日の記事で、ポルシェが日本人に造れるかどうかの結論を書いていませんでした。(笑)聡明なる読者諸氏には再確認すべくもないでしょうが、物理的に言えば、勿論出来ます。ハイテク満載でもっと凄いものが出来る事は間違いないでしょう。

では商品として開発するメンタリティがあるかと言えば、「ない」と言わざるを得ません。但し、それは採算上の都合として片付けるような単純なものではないのです。日本人とドイツ人の、もの作りに対する考え方の基本的なところに根ざすのではないでしょうか。

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いかん。また大上段に振りかぶってしまった。(笑)一デザイナーに過ぎない筆者に、大した話は出来ませんので、気軽に読んで下さい。あくまでも個人的感想に過ぎません。

日本人にポルシェを造る気がないのと同じように、ドイツ人にハイブリッドカーを造るメンタリティがあったかと言えば、ノーだったのです。過去形で表現したのは、最近になって完全に日本のハイブリッドカー技術の軍門に下ったからですが、あの、プライドの高い傲岸不遜なドイツ民族にとっては屈辱以外の何ものでもないのではないでしょうか。

BMW がトヨタからハイブリッドカーの技術供与を受けると聞いて、我が耳を疑った自動車関係者は多い筈です。それくらい、この技術はドイツ人にとってはあり得ない事だったのです。

エンジニアの常識で、スペースや重量、またコストに限界のある一台のクルマに、二つの異なった動力を搭載する事なんてあり得ません。はなから除外されるべき選択肢であった事は疑い樣がないのです。

全てに合理性を優先するドイツ民族なら当然の事と言えます。ではなぜ、トヨタはそのような冒険をしたのでしょうか。結論から言いますと、動機は「好奇心」ではないかと思われます。

日本人の精神年齢は十何歳などとよくからかわれますが、好奇心だけは世界一旺盛なのです。新しいものや珍しいものが大好きなのは、皆さんよくご存知の事と思います。特にエンジニアは人一倍、その好奇心が旺盛なのです。

さらに、トヨタ程のゆとりのある会社だからこそ、その研究も許されました。試作の段階では社内も大いに揺れたのではないでしょうか。物笑いの種になるか、喝采を浴びるか、その判断が微妙なところだった事は想像に難くありません。

それを、あえて踏み切ったのは販売側の力です。フルラインアップに加えて、際物も欲しいというのは、欲張った販売側からすれば当然と言えば当然です。しかし、それも含めて、全てはゆとりのなせる技でした。

そんなゆとりある日本メーカーでも、さすがにポルシェには手を出しません。(笑)好奇心には訴えても、日本人の合理性にはミートしないからです。

乗った事がある人にはお分かりでしょうが、あのクルマは、本格的スポーツカーであるにも関わらず2プラス2です。乗れもしない後席の為にエンジンが後ろに行った事で、重量バランスは、かなりおかしな事になります。

そこから来る特異な操縦性は、スリル満点のマニアックなものではありますが、素人ドライバーが、手軽に乗りこなせるものではありません。箱根ターンパイクの下りでひっくり返っているのは、ポルシェが断トツに多い事からも分かります。

通常、こういうクルマを造る場合は、フェラーリやランボルギーニのように、真ん中にエンジンを置き、リアホイールで駆動させるのが王道と言えます。

それが一番、四輪で走るクルマとして理にかなっているからですが、それが出来ない大衆車は、挙動に無理のあるFF(フロントエンジン/フロント駆動)方式を選択せざるを得ません。

従って、アウディTTのような、スポーツカーにFF というのは、あり得ない選択という事になります。そのネガを隠す為に4輪駆動にしたりしますが、本来邪道です。では、後にエンジンを持って行くのはどうでしょうか。スペース効率は最善とはいえないものの、スポーツカーとしての面目は最低限立ちます。

パワーユニットとしてはコンパクトになり、挙動も回頭性含め、センシティブになるからですが、それは常に危険と隣り合わせなのです。それを打ち消す為に、こちらも四輪駆動にしたりしますが、軽快さが信条のスポーツカーにとって、それも正道とは言えません。

つまり、冒険とリスクをバーターするようなマニアックな世界には、いくら好奇心が旺盛でも気持ちは動かないのではないでしょうか。ドイツ人の価値観、合理性には叶っても、日本人の合理性からは逸脱するのです。

Ho_s043_f001_m002_1_l       (初代ホンダNSX ホイールベースがやや長い。。。)

では日本人が造る本格的スーパースポーツカーとは何でしょうか。あえて言うならホンダのNSX です。メチャクチャ速いスポーツカーとしてアメリカでは人気を博しました。

しかし、開発初期にアドバンスで少しだけ関わった筆者は、実をいうと不満です。それは軽量化と価格をトレードしているからです。ボディをアルミにした恩恵はライバル車を見る限り、限定的と言わざるを得ません。その為のコストは、日本車でも800万円を超すものになりました。

安価な材料を使っての軽量化に成功しなかったツケを消費者が払う謂れはありません。ボディ以外の軽量化で成功し、加えてアルミ等によるボディの軽量化であれば、誰もが納得するのではないでしょうか。

さて、次のNSXはハイブリッドカーだと言いますが、大向こうをうならせるスポーツカーに出来上がっているかどうか、ホンダの将来を占う意味でも楽しみです。

8c2c6077d1e2499fc03edf1ddc6          (次期NSX と嬉しそうな伊東社長)


 

 

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2012年10月 6日 (土)

日本人にはポルシェは造れない。(?)

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トヨタ自動車は、中国での10月の現地生産計画を月産1万台水準に設定した。反日デモが起きる前の当初計画は月産8万~9万台だった。日本政府による沖縄県・尖閣諸島の国有化に抗議する反日デモの余波で現地での販売が難しく、減産を本格化する。(中部経済新聞)

輸出も現地生産も悲惨な事になっています。ほとぼりが冷めるのはいつになるのでしょうか。お互いにメリットのない事を続ける意味はありません。大人の対応を、と言いたいところですが、ここまでこじれると、面子もあって簡単には解決しそうもない感じです。

20年近く前の新年の事です。新聞の、「日本も米も販売が頭打で飽和状態だが、今後の展望は」というインタビューに応えて、当時のトヨタの社長が「アメリカの次は中国がある。世界の市場は無限に近い」という意味の事を言っていました。

筆者は、「随分ノー天気な人だなあ。拡大再生産をずっと続けるもりなのか」と思ったのですが、その時に感じた漠然とした不安が的中しました。世界を相手にする限り、そういうリスクはつきものですが、トヨタともあろう会社が想定していない筈がありません。。。

しかし、なぜ日本人が拡大再生産の呪縛から逃れられないのか、よく分からないのですが、世界を相手に戦って来た先人から受け継いだDNA がそうさせるのでしょうか。

一方、日本のライバルであるドイツの場合、拡大再生産に血道を上げているのはスズキとのトラブルでも分かるように、フォルックスワーゲンだけです。メルセデスベンツもBMW もポルシェも少量生産を守っています。

特にポルシェの場合、リーマンショック前は、年に10万台という生産台数ながら3000億円、20%という高い利益率を誇っていました。高いブランドイメージが確立すれば、こういう商売も出来るのです。資本的にフォルックスワーゲンの傘下に入りましたが、見習うべきよい見本と言えます。

U00008385351_001l          (ポルシェ・カレラ2 ティプトロニク)

ところでポルシェが、そんなに凄いクルマなのかと言えば、少し疑問符はつくのです。筆者もバブルの頃は真っ赤な911カレラ2に乗っていましたが、トラブルの連続でした。(笑)特にドイツ車に共通して言える事ではありますが、電装系は信頼感がありません。新車の時からエアコンは効かないし、雨の日はすぐエンストするわで、泣かされました。

女性にも特にもてません。(笑)若い女性にはマツダRX7 の方が評判が良かったのです。確かに性能面では見るべきところがありましたが、エンジンとかミッションとかという話ではなく、それはリアエンジン・リア駆動というレイアウトから来る特異なものでした。

Img_957836_27874470_0   (性能もデザインも優れていたが、ポルシェよりもはるかに安いRX7)

現在のものも劇的によくなっているとは思えません。数字で言えば日本車の後塵を拝するし、品質や新しいとは言えないデザイン面でも有り難みは薄いのです。ひたすら、あのマークとポルシェという名前で売っているという訳です。

ポルシェと言えば、筆者が某メーカーに在籍していた頃、ポルシェ・デザインの主宰で356や911のデザイナーでもあるフェルディナンド・アレクサンダー・ポルシェ氏に会った事があります。自ら空港に向かえに来てくれたのですが、何と、愛車の英国製レンジローバーを自慢していました。(笑)

Lr_s005_f001_m003_1_l       (当時のレンジローバー/フルタイム4駆の走り)

今年の春に76歳で鬼籍に入られたそうです。ご冥福を祈ります。

話が散漫になりましたが、言いたい事は、拡大再生産はいつか壁に突き当たります。その前に方向転換をしなければならないのですが、日本のよい見本はドイツ(VWを除く)にこそあるのではないでしょうか。

つまり、ドイツ製高級車に取って代われるだけの性能、品質を有して、ためらう事などありません。量より質へ転換して行けばいいだけではないでしょうか。その為のブランド戦略が必要ですが、今のようなフルラインアップ体制ではプリウスは作れても超高級車は作れません。

大衆車と同じ合理性を持ったコスト重視の思想で開発をするからですが、超高級の世界はコストや合理性では計れないのです。例えばレクサスを、思い切って親会社の支配が及ばない、採算を度外視した別会社にするくらいの覚悟がなければ、本物の超高付加価値車の創造は望めないのではないでしょうか。

日本が進むべき道は、ガラパゴス化をも辞さない超高付加価値化である事は論を俟ちません。

 

 

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2012年10月 4日 (木)

経常収支の黒字こそが諸悪の根源か。

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今日の日経新聞の一面に、「アジアの成長を取り込め、インフラ輸出に精を出せ」と書いてありました。原発輸出などで日本が頑張らなければ、輸出競争に負けて米欧にショバ荒らしをされるという訳でしょうか。

大新聞としての品位に欠ける記事と言わざるを得ません。世界で受注競争に勝つ事が、日本にとってそんなに重要な事でしょうか。そこはスーパーコンピューターなどと違って、一番である必要は全くないと思うのですが、そう思わない人は多いようです。

ところで米の景気が上向いて来ています。自動車販売も好調なようで、日本車がシェアを増やしているそうです。特にハイブリッドカーでリードするトヨタとホンダが売れていて、昨年分を取り返す勢いと言います。

M20111222009_1324452514 (プラグインハイブリッドカー・プリウス/リチウムイオン電池を搭載する)

世界にとっては、米経済が盛り返してくれる事が何よりなのですが、この勢いは本物なのでしょうか。自動車の開発関係の仕事をしている関係で、ここは注目すべきところですが、日本の自動車メーカーにとっても、米が質、量共に最も重要なお客さんである事は疑い様がありません。

通年でも1400万台を超す勢いだと言いますから、最近勢いに翳りが見える中国市場に接近して行くかも知れません。米が中国を抜き返して、世界一の市場に戻る場面はあるのでしょうか。

何と言っても個人消費が世界でダントツ一位の規模を誇りますから、そういう局面が訪れても不思議はありません。因に昨年の個人消費が米840兆円、中国が推定ですが190兆円程です。参考までに世界二位の日本は280兆円程になります。

しかし妙な話でではないでしょうか。個人消費が中国の4倍以上もある米が、中国より販売台数が少ない(?)何かのマジックでもあるのかと思ってしまいます。さらに中国の1.5倍ある日本が4分の一以下というのも解せません。(笑)

日米だけで見れば、個人消費が丁度3倍の米が、自動車も約3倍売っていますから妥当と言えます。ここは分かり易い世界です。経済の構造が先進国型で似通っているのでしょう。

ただ、違いも明確にあるようです。GDP に占める個人消費の割合が米70%、日本59%というのは差があり過ぎます。そのメカニズムはどうなっているのでしょうか。

そこでGDP の内訳を見てみましょう。大きく違うのは純輸出(輸出マイナス輸入)です。米が約60兆円の赤字で、日本が2.5兆円(昨年)の赤字です。もっとも、これは震災の影響によるエネルギー資源輸入急増によりますから一時的なものと言えます。通常は10兆円前後の貿易黒字国でした。

20120808j05w270               (時事ドットコムより)

これが意味する事は、米は60兆円の借金分、物を買っている事になります。対する日本は通常なら10兆円程の貯蓄をしている事になるのです。その差が個人消費のGDP に占める割合に表れていると思えば納得ではないでしょうか。

つまり、それを分析すると、借金分の贅沢が出来る米に対し、貯蓄分貧乏を強いられている日本という構図が浮かび上がって来ます。日本は溜め込んだ貿易黒字を含む経常黒字で米の消費を支えているのです。

折角外貨を得ても、世界からエネルギー以外に買う物がない日本は貯蓄に廻さざるを得ません。それは数百兆円という米国債に形を変えていたりするのです。しかもそれは簡単には売らせてもらえません。つまり寄付と同じようなものなのです。(苦笑)

冒頭の日経新聞の話に戻りますが、日本が海外からいくら稼いでも、貿易収支の黒字を続ける限り豊かにはなれません。この合成の誤謬とも言える愚を、いつまで繰り返せば気が済むのでしょうか。いい加減に気付けよ。と言いたいです。

「サムスン栄えて国滅ぶ」ではありませんが、結局貿易で儲かるのは企業だけです。その利益は国際競争力を保つと言う名目で給料には還元されません。内部留保だけが空しく積み上がります。

しかし、そういう状況に追い込まれている企業を責めるのは酷ではないでしょうか。内需がないと思わされているのですから気の毒なのです。利益を求めて一生懸命努力している事は間違いありません。

その努力が正しい方向を向くようにするのは政治です。自由放任主義に任せると現状のように、とんでもない事になるからです。正しい経済知識を持った強い政府が、今程待望される時はありません。

 

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勿論、防衛や領土問題に関しても正しい歴史認識を持った強い政府が求められますが、それに関してはこちらをご参照下さい。勇気づけられます。

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「我が郷は足日木の垂水のほとり」

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2012年10月 2日 (火)

技術立国と、資源大国は両立するのか(?)

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ある保守系のサイトで、面白い記事を発見しました。国際政治学者の某氏が書かれたそうです。以下抜粋です。

ハードカレンシーの地位を保っている現在の経済力、今なお世界の最先端をゆく技術力、それに加えてEEZに眠る天然資源を日本が輸出できるようになれば、日本の国力は一気に蘇ります。

貿易は超黒字となり、GDPは再び中国を追い抜きアメリカに迫るものとなるでしょう。なにしろ日本のような先進経済大国が同時に世界有数の天然資源保有国になるという事態は人類史上初めて生じる事態なのです。

これが実現すれば、かつてないほど繁栄に満ちた黄金時代が日本に訪れます。もはや社会保障の財源だの増税だのと騒ぐ必要すらなくなるのです。日本はアジアの秩序を維持するスーパーパワーを築き、アジアの平和と安定を牽引する超大国になるでしょう。

確かに面積が世界6位と言われる日本のEEZ 内に眠る天然資源は3京円もあると言われています。事実だとすれば世界有数の資源大国ではないでしょうか。

さらに藻の一種であるオーランチオキトリウムから精製される石油は、無限に生産可能ですから、近い将来、日本にはエネルギー問題は存在しない事になります。資源輸出大国になるというのも、あながちあり得ない話ではありません。

この著者が言われるように、上手くいけば技術と資源で米と並ぶ超大国になり、アジアの平和と安定を牽引するようになるのではないでしょうか。混沌とした現状から見ても、そうなる事を祈らざるを得ません。

ただ、揚げ足取りではありませんが、少し引っかかるところはあるのです。この著者は基本的に保守で、第二次安倍政権待望論を展開していますから言わば同志です。従って、足を引っ張るつもりは毛頭ないのですが、経済のところは少し疑問なのです。

20070828_397984            (第二次安倍内閣の布陣やいかに)

この文を読む限り、外需が日本経済に貢献する事を疑っていない節があります。しかし、技術(製品)も資源も海外に売って経済成長しようというのは現実に可能なのでしょうか。今日は、その点を考えてみます。

まず、現在は震災以降LNG などのエネルギー系輸入が増えて貿易赤字になっていますが、本来は基本的には貿易黒字を続けて来た国です。そのせいで溜まった外貨は膨大になり、それが生み出す配当や利息で構成される所得収支の黒字が月に1兆円を超えます。その貢献が大きく経常収支は常に黒字という訳です。

マスコミや似非経済学者は貿易赤字を見て、さあ大変だと騒ぎますが、簡単な算数も出来ないと見えます。世界一の対外純資産を持つ債権国が、このペースで行って何年後に債務国に転落するかと言えば、予想する事に意味がないくらい先になる事は明らかなのです。

しかしながら、元々世界一経常黒字を溜め込んだ国が、世界一豊かになっているかと言えば、明らかに否ではないでしょうか。むしろ円高になり、デフレ不況に陥っています。

従って、外需は国を豊かにしないという好サンプルを、既に自らが体現している訳です。さらに、資源大国になって輸出を増々促進した場合は、莫大な貿易黒字を溜め込み事になります。

Graph_item_01

なぜなら、現在はなんだかんだで25兆円くらいもある資源系輸入が殆どなくなるからです。という事は海外生産している自国ブランドの逆輸入品くらいしか輸入するものがなくなる事になります。プラスマイナスで50〜60兆円くらいの貿易黒字になるのではないでしょうか。

これに所得収支をプラスすれば(サービス収支と経常移転収支は数字が小さいので除外します)対GDP 比15%ものお化け経常黒字国になりかねないのです。これは凄い事ではないでしょうか。

日中独あたりに4%を目安にと釘を刺した米がひっくり返ります。(笑)さらに経常赤字国の赤字は膨らみ、第二のギリシャやスペインが続出するでしょう。

ところが、それだけの犠牲を強いて、日本に大きなメリットがあるのかと言えば甚だ疑問と言わざるを得ません。既に世界一の債権国であるにも関わらず、円高デフレ不況に喘いでいるのですから、そんなに儲かったなら、もっと酷い事になるのではないでしょうか。

つまり、貿易黒字で豊かになる国は、海外依存が大きい輸入大国でもあるのです。国内で調達出来るものが限られる国、すなわち、それは発展途上国を意味します。日本のように、資源系以外に世界から買うものがない国は貿易によるメリットは限定的と言うのが偽らざるところです。

いくら稼いでも、例えば直接投資の場合、海外で得た利益は大半が現地に再投資という形で還元されます。輸出で得た外貨も、例えば米国債を買ったり、何かに投資されますから死に金になる可能性が高く、有効需要には廻って来ません。

輸出企業が外貨を円に替えて国内の支払いに廻した場合は有効需要が望めますが、それなら元々国内で商売すればよかったのです。それだけの生産力、供給力があるなら、国内資金で賄うべきです。外貨である必要はありません。

輸出しかないと錯覚し、円高に対する競争力をつける為に給料を上げられない状況で国内に還元された資金は内部留保に回ります。そのせいで日本の企業は500兆円以上もの内部留保を持つに至りました。

つまり前からしつこく言っていますが、日本のような前例のない超先進国が発展するには、ひたすら国内に国内から投資するしかないのです。つまり内部留保などの眠っている資金を動かし、付加価値の質量を高める、これしかありません。

そこで、国内には需要がないなどと言う詭弁が登場する訳ですが、その件に関してはいつも述べていますし、長くなるので省略します。結論的には昨日と同じになりますが、最善策が沢山あるとも思えません。今の日本には「政府主導の公共投資」が正解ではないでしょうか。

従って、技術立国と資源大国は外需依存を前提にすれば成り立たず、内需に目を向ける限りは両立すると思われます。全盛期の米を見れば分かるというものです。

 

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2012年10月 1日 (月)

言い尽くされた「デフレの正体」

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日曜朝のフジテレビ「新報道2001」では、石破さん以下、錚々たるメンバーが出演してデフレについて論じていました。日本経済が停滞する主な原因がデフレにあるという認識では一致しているようです。

Shd (筆者は基本的には偏向フジテレビは見ないのですが、この番組とスポーツ番組だけは例外としています。/笑)

デフレが解決しなければならない喫緊の課題という共通の認識はあっても、20年近くも脱していないと言うのはどういう事でしょうか。そこで考えられる、解決出来ない理由を羅列してみます。

1)手がつけられないくらい厄介で、なす術無く手をこまねいている。
2)先進国が陥る構造的なものだから、ある程度までは容認すべきである。
  生活費が低く抑えられるのだから、結局はインフレと同じ事と言っている有名経済学者がいたのには心底驚きました。(笑)
3)政府や日銀に、解決する気がない。

結論から言えば現状は1)ですが、どうも腑に落ちません。解決策を色々トライしている気配がないというのは納得いかないのです。なす術はある筈です。

2)は、確かにそういうところはあります。グローバル化が進むと途上国に追い上げられるので、給料の高い先進国は不利になるという点は否定出来ません。

しかし、筆者には1)、2)は口実で、日本の場合、実は3)ではないかと疑っています。言うだけは言いますが、政策的には真逆の事を推進したり、日銀などは、少し効果が出ると、すぐに金融緩和策を解除するからです。

番組でも、侃々諤々異論百出でしたが、給料が下がった点については企業のモラルのせいにしかねない、トンデモ論が出ていたのには驚きました。企業は市場原理や資本主義に忠実なだけです。さすがに資本家の搾取という概念は、この情報化時代あり得ません。

「デフレの正体」を書いた、某経済評論家はあくまでも人口減少のせいにしたいようです。さすがにこれも無理があります。それ程人口は減っていない事と、労働人口減少に関してはデフレと逆行するからです。

内閣府が認める膨大なデフレギャップの存在を知りながら、デフレを労働人口減少のせいにする矛盾を何と考えるのでしょうか。労働力が余っているからこそ失業者は出るのです。

それに未開国ではあるまいし、人口の増減だけがGDP を左右すると言うのは付加価値創造力を見くびり過ぎです。技術は着実に進歩しているし、その技術面で世界をリードしているのも日本だという事実を経済学者が無視してはいけません。

そう考えると、やはり3)の可能性が高くなって来ます。そうだとすれば自国の経済を悪くする意味は何でしょうか。難しい問題です。

手っ取り早く、誰かの陰謀のせいにするのもありなのですが、確かに日銀株に関しては45%が海外の金融資本が保有しています。そこからの影響、圧力の可能性を排除する合理的理由はありません。

Img_1109841_38119441_0   (日本政府が55%の株を保有するが、財政規律を盾に独自の金融政策を実行する日銀)

いえ、今日はそういう方向に持って行くつもりはなかったので軌道修正します。(笑)
それでも、日本程、多くの国や資本家から影響や圧力を受けている国はない、と言っても過言ではありません。何と言っても「スパイ防止法」すらないのですから、無防備の極みです。

では、解決策が全くないのかと言うと、そんな事はないのです。そもそも資金と技術力があり、生産の為の有形資産、人的資産を十二分に持つ国が、アメリカなどとは基本的に違う、言わば良性のデフレを克服出来ない筈がありません。それが出来ないのは、陰謀でないとすれば、政治の無策以外の何ものでもないのです。

ところで、今日の先生方も忘れている事があります。グローバリゼーションの弊害です。世界が垣根をなくし、考え方が近くなればなるほど価値の均一化が進みます。貿易や現地生産で先進国の商品が市場に溢れると賃金の平準化も促進されるのです。

つまり途上国が先進国からの直接、あるいは間接投資で発展し給与水準が上がるのに反比例して先進国の給与水準は下がります。なぜなら発展途上国で生産した製品が、国内生産の同じ製品より価格アドバンテージがあるのは当然だからです。

それを矯正するには賃金を抑え商品価格を下げるしかありません。日本は幾度となく円高の試練に晒され、合理化や賃金を抑える事で克服して来ましたが、それも限界に近づいています。いや、限界を超えたかもしれません。

Fig02_l      (円高を克服し、貿易黒字は増やして来たものの・・・)

しかもその途上国のアドバンテージが、直接投資によるものだけでなく、フェアとは言えない方法による、技術流出に由来するものの比率が大きいすれば、先進国のグローバル化メリットは限りなく失われます。解決策?世界との関わりを限定的にするしかありません。

安倍さんが、政権を取り返したあかつきに画期的な脱デフレ策を打ち出したとしても、外需依存を続ける限り円高が是正される事はなく、その効果は限定的と言わざるを得ないのです。

日本のような外貨をたんまり持つ、技術先進国の成長エンジンは内需にこそあります。有効需要を喚起する国内への投資の促進が資金の流れを円滑にし、安定的な成長軌道を確保するのです。

すなわち、民間投資が活発でない時期には政府主導の公共投資しかありません。明日の日本の為のインフラを再整備しましょう。やる事は沢山ありますよ〜。
すみません。竜頭蛇尾で、当たり前の話をしてしまいました。(笑)

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(やっぱ、リニアモーターカー網でしょう。)

 

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