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2012年11月11日 (日)

TPP は日本囲い込みの罠か

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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やはり民主党の最後っぺは、拙ブログでも散々言って来たように、TPP 交渉参加表明のようです。無知でKYなノダ・ブースカによると、TPP がビートルズなら、日本はポール・マッカートニーなのだそうです。

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ジョン・レノンがアメリカだと言いますが、その場合ジョージやリンゴが見当たりません。ちょっと無理のある例えではないでしょうか。それを言うならアメリカはオノ・ヨーコじゃないの(?)それならいずれ解散する事になります。(笑)

しかし、いよいよ来るべきものが来ました。各々方、注視されたし。(笑)

正直云うと、TPPと聞いただけで過剰反応し、国益に反するといきり立つ人たちが理解できない。高名な保守系の論客たちもTPP反対をぶち上げるが、本気なんだろうか。

日本の農業が全滅するとか、保険制度が崩壊するとか、あんな噂は全部デマだ。既得権を手放したくない連中が、アメリカを悪玉に仕立てて、嘘っぱちの恐怖心を煽っているだけだ。騙されちゃいけない。

筆者が決して嫌いでない、ある保守系のブログからの引用ですが、中韓問題に関しては適切な指摘をするのに、米に関しては甘いのです。米が好きだと言う気持ちは分かりますが、米をひとくくりにして、一個の人格として考えると判断を誤るのではないでしょうか。

筆者も米に友人もいるし、彼らの底抜けに明るい気質は嫌いではありません。仲良くなると情もわいて来るのです。だからと言って、米を陰で支配している国際金融資本と、その傀儡である政府、あるいは軍産複合体と言われる、世界に禍の種をまき散らす連中までひっくるめ、国としての横暴、悪行を容認する訳にいきません。

その連中は、一世紀、いや二世紀も前から世界、特にアジアに奸計を巡らせています。その基本コンセプトは世界の支配と、アジアの富の収奪です。70〜80年程前、その野望の前に立ちふさがったのがアジアの雄、日本でした。

P0816     (一種のブロック経済圏の提案であった「大東亜共栄圏」)

大東亜共栄圏を謳い、八紘一宇の高邁な思想の下、人種差別と欧米植民地支配にノーを突きつける国が、世界覇権を狙う米にとって邪魔にならない筈はありません。日本は米英中蘭によって包囲網を敷かれ、罠に嵌って開戦した挙げ句、むざむざ敗戦を迎える事となります。

その後の日本に対する米の支配構造、内政過干渉に関しては、何度も拙ブログ「陰謀を頭から信じない平和ボケの皆さんへ」等で扱っていますので省略しますが、東西冷戦構造が終了してからの日本叩きは尋常ではありませんでした。

仮想敵がロシアから経済復興した日本にシフトしたのです。旭日昇天の勢いで米に肉薄する日本の経済力、軍事にも転用出来る高い技術力が脅威でない筈はありません。

いずれは戦前のような状態に戻り、アジアにおける経済共栄圏を構築すると考えても全く無理はないのです。日本人は夢想だにしませんが、原爆を落とし、フェアとは言えない手段でこっぴどくやっつけた側としては、復讐される可能性さえも排除しないと考えて間違いないでしょう。

ここでTPP の基本概念に立ち返ります。そもそもの発端は2005年にシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドという環太平洋の弱小経済国が構築しようとした自由貿易協定に、マレーシア、ベトナム、ペルーが乗っかり、何を考えたか米やオーストラリアが加わりました。

しかし、この面子(メンツ)に米というのは、いかにも無理があります。貿易や経済を主体に考えた時に、参加意義があるとは思えません。常識で考えれば分かりますが、経済規模が違い過ぎるのです。

オーストラリアはポテンシャルがあるのでは、と思われるかもしれませんが、元々アングロサクソン系の国ですから、米とのブロック経済に違和感はありません。失うものもないのです。日本を引き込む為に、このクラスの規模の国は囮としても必要だったのではないでしょうか。

さらに、この協定は自由貿易の為の協定と勘違いされていますが、そこは製造業を失っている米にとって美味しいところではなく、メインテーマでもありません。いずれにしても、目先の欲にしか反応しない経団連が妄想する日本の、これまで散々米から稼いで来た輸出企業が、さらに有利に展開出来る体制が準備される事などあり得ないのです。

その証拠に、米が参加してから、TPP の性格は大きく変わって来ています。米の交渉担当者達の興味は貿易よりも労働法や環境法、知的財産法にあると言うのです。自由貿易との関連性が見当たりません。簡単に言えば、あくまでも、国際金融資本が支配する多国籍企業の活動の自由化と権益拡大にこそ、真の狙いがあるのです。

つまり、未だに内容の多くが明らかにされず、さらに交渉内容さえ4年間は秘匿されるという謎に包まれたこの協定は、経済と言うよりも政治的色彩が極めて濃いという事に注目すべきです。

ISD 条項一つ見ても、参加国の国内法より、この協定が優先する仕組みになっているという重大な点が見過ごされています。分かり易く言えば、国際金融資本が支配する巨大企業によって、ある事柄、法律等が非関税障壁、あるいは不利益になると指摘された場合、政府でさえ訴訟の対象となるのです。

しかも、一度決められた事に対しては後戻りが出来ないラチェット規定という、柔軟性の欠片もない意味不明な取り決めも存在します。どう考えても不可思議な協定ではないでしょうか。

協定は相互主義だ、参加国全てに条件が同じではないかと言われるかもしれませんが、それもジャイアン相手には無理があります。例えばトヨタが、GM を相手取り、大型SUT は日本で作れないからと言って、製造差し止めの訴訟を起こすとは思えません。

55082535_201004     (バカでかいシボレー・シルバラード/6メーター近い全長)

その反対はあり得ます。日本の軽自動車などは格好の標的となるでしょう。日本語さえも標的になりかねないのです。しかも裁判は米の息のかかった世銀傘下の国際投資紛争解決センター(ICSID)で行われると言います。

このように、結局政治力と軍事力が強い国が全ての裁量権を持つと考えるのが自然なのです。つまり米が宗主国で、他は経済植民地です。新植民地主義と言った方がピンと来るかもしれません。

その根っこは1995年にOECD が打ち出したMAI(多国間投資協定)構想にあります。国際金融資本による世界支配の為の権力シフトという構図が露骨に見え、フランスが抜けて頓挫しましたが、後のWTO、ドーハラウンドに形を変えます。

結局、それも上手くいかず、規模を縮小してのブロック経済、TPP として今回浮上していますが、鴨ネギの日本が参加しない場合、米は興味を失うのではないでしょうか。

考え過ぎだと言われる貴方、本当に甘いです。米の真の目的は、日本の囲い込み(実質植民地化)と、中露と日本の分断です。TPP が日本参加で軌道に乗った場合、つまり国家としての日本が消滅した後、米の次の標的(仮想敵国)は中国になると思って間違いないのではないでしょうか。

日本が、そのアイデンティティや独自文化を維持し、日本人が日本人らしく日本で生きようとしても、相手の胸先三寸で、いかようにも変えられてしまうのが、この協定です。

その危うさが理解されれば、参加に前向きになる日本人がいるとは思えません。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

免疫力をつけて身体がウイルスに感染することを何とか避けたい。
同時にパソコンがウイルスに感染することも避けたい。
gooブログにアクセスすると、ウイルスに感染することがあるから、近寄らないことが望ましい。
URLがblog.gooで始まっている。また角の中にgが入った赤いマークが付いている。
ウイルス対策ソフトがパソコンに入っておれば問題ないと思われるが、念のため。
君子危うきに近寄らず。

投稿: どじょう | 2012年11月11日 (日) 19時02分

今回の記事(TPP)は、経済音痴の私でもガテンがいきます、
こんな簡単明瞭秀逸で風刺が効いている記事は見たことも聞いたこともない!!!
本当に感謝です。
今後とも宜しくご教示お願いたします。

投稿: ファン です | 2012年11月11日 (日) 20時31分

ある保守系のブログって依○症の独○言さんでしょうか?

田中様のおっしゃるとおりに、特定アジア関係、そして、元左翼という体験談は参考になるのですが、経済に関しては小泉改革を盲目的に是と見ているあたり???ですね。消費税のコラムを書いた時でも、滅茶苦茶にコメント欄で反論する人が珍しく多数だったし。

投稿: いつも読ませてもらっています | 2012年11月11日 (日) 21時05分

依存症さんではありません。風刺の絵が楽しいブログです。米に住んでおられるので、米が好きなんでしょう。一番ヤバい国なんですけどねえ。(笑)

投稿: 田中 徹 | 2012年11月11日 (日) 21時46分

> TPP は日本囲い込みの罠か

・・・雨利加が日本を再度占領する為のダメ押し政策に間違いないと思います。年次改革要望書を一段と厳しく日本の経済・国体をガンジガラメにする為のものと理解しております。日本の参入は断固反対!!

投稿: AZ生 | 2012年11月12日 (月) 08時27分

ご存知でしたか?

東京都は日本人の血税を、毎年12,000,000円以上も韓国学校に垂れ流しています。
http://www.tokos.ed.jp/

血税を垂れ流しているのに、教科書や教育内容等、全く調べてません!
竹島で日本人44人が殺傷されたのもお構いなし!

大統領が陛下を侮辱してもお構いなし!

平成22年度 12,979,200円
平成23年度 12,736,600円
平成24年度 支払う気満々
平成25年度 予算計上する気満々

お問い合わせ先

東京都生活文化局私学部私学振興課企画振興係
Tel 03-5388-3181
Fax 03-5388-1336
S0000035@section.metro.tokyo.jp

投稿: 韓国嫌い | 2012年11月12日 (月) 18時08分

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