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2012年12月28日 (金)

それでも千兆円はちょっと、、とおっしゃる貴方へ

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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一昨日の続きになりますが、「いくら資産が上回るからと言って千兆円も借金していれば利払いだって凄い事になるし、その内借り換えだって出来なくなる可能性があるからチョー心配」と言われるあなた。

それは甚だしくバランスを欠いた発言であると言わざるを得ません。資産(有形や金融)だって富を生み出すのですから、いわゆる「行って来い」状態でトントンでしょう。普通はそう考えます。

さらに借金の中身を精査すると、最も金利の大きい、と言ってもたったの0.7%でしかない長期国債は、借金の内の半分に過ぎません。しかも個人向け以外は固定金利ですから多少上がっても、殆ど新規分だけにしかかからないので大した額にはなり様がないのです。

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      (財務省のホームページから、23年3月時点)

加えて、その保有者は政府系金融機関が大半です。従って自分に払っているようなものなのです。日銀法改正で日銀がもっと政府に忠実になれば、さらにリスクは減って行きます。安倍さんが言っている財政出動と金融緩和のセットは、昨日も述べたようにリスクをさらにヘッジする考え方なのです。

米などと決定的に違う差はここにあります。日本は中央銀行(日銀)が政府の子会社ですから、いくら国債を保有しようが痛くも痒くもありません。連結決算でプラマイゼロになるからです。

ところがですよ。米の場合は中央銀行(FRB)が民間会社と来ていますから始末に悪いのです。米国債の発行は、FRB が引き受けようが民間が買おうが、全て政府の借金になります。ドル札にだって利子を払っているのです。

一昨日も書きましたが、米が持つ1200兆円の債務超過分の利子は金利2%としても年に24兆円にもなりますから、とても持続可能とは思えません。「そんなんじゃあ崖もくるわ」って感じです。(笑)

一方の雄、EU はと言えば、こちらも大変です。ユーロを統一通貨にした途端に、各国政府が自国通貨での借金が出来なくなるのです。当然国債もユーロ建てですから、最悪の場合ユーロを刷って難を逃れるという手が使えません。ユーロの発行権は欧州中央銀行(ECB)にしかないのです。

ところで11月に、ドイツが発行したユーロ建て国債の入札に対し35%もの札割れを起こした事はショッキングな出来事でした。つまり、あのドイツでさえ資金調達が困難なのです。これをドイツの中央銀行が買い取ったようですが、小出しにしてでも売って行かなければなりません。当然金利も上がります。

日本のように、取りあえず市場で売ったものを日銀が買い取り、当座預金にペッと印字するだけという芸当が出来ないのですから、どれだけ大変かがお分かりいただけるでしょう。

このペッも一種の信用創造ですが、政府に通貨発行権があり、中央銀行が政府の支配下にある日本の恵まれようは大変なものなのです。これがある限り民間の国債購入だろうが日銀引き受けだろうが、資金が枯渇する事はありません。

さて、話は恐くなりますが、その通貨発行権を政府に取り戻そうとした勇敢な大統領がいます。16代のリンカーン、20代ガーフィールド、29代ハーディング、そしてあのマリリン・モンローと浮き名を流した35代ケネディ大統領です。オバマさんは、そんな事に関心はなさそうです。(笑)

20120108_2149949    (大統領への警告の意味で暗殺されたという噂もあるようだ?)

ハーディング(ふぐの毒で死亡?)を除く、この3人に共通するものはなんでしょうか。そうです。「アサシン」です。朝起きたら死んでた、ではありません。アサシン(暗殺者)に暗殺されたのです。それくらい、必死になって取り合いをするのが欧米の政府が持たない通貨発行権です。

日本のせこい野党は政党交付金の取り合いで血みどろのバトルですが、通貨発行権だけは失わないように、自民党さんも頑張るしかありません。だってそんなにいいものだったら誰かが取りに来るかもしれないじゃないですか。(^_^;)

日銀法(?)そんなものどんどん変えましょう。独立性(?)あり得ません。中央銀行の主な役割は物価の安定(1%前後のインフレ)にあります。

だというのに、最も警戒すべきデフレを何十年も放置する無能な日銀に独立性を言う資格などある訳がありません。日銀には、そこまでの力がないと言うなら存在価値そのものが疑問です。

まず、嘘つきの総裁をクビにして、最悪解体も視野に入れましょう。(笑)財政規律(?)そんな言葉に騙されてはいけません。そんなに政府が信用出来ないなら選挙をする意味もなくなります。

さらに日本経済は、簡単にインフレになる程脆弱ではありません。まだまだ大きく発展出来るポテンシャルを持ちます。自分の会社を見れば分かるでしょう。邪魔をしているのは日銀なんです。

もっと正確に言えば、45%の日銀株を持つと言われる海外の金融資本が干渉している可能性を排除する合理的理由を見つけるのは非常に困難と言わざるを得ません。(笑)

安倍自民党になら中央銀行制度を廃止出来るかもしれない。。。皆で安倍さんや麻生さん達を守りましょう。

 

 

 

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コメント

初めまして。
とある知友から貴ブログを紹介され、少し前から拝見しております。
私は経済オンチなので、データを添えた分かり易い解説にいつも助けられております。
個人的に、こちらの解説は三橋貴明氏のブログに劣らぬ分かり易さであると思っております。

私もブログ発信をしているのですが、こと経済については良い解説ができておりません。
しかし、経済は国のあらゆる問題に深く関わってきます。
発信者としては避けて通れないため、イヤイヤながらも勉強しております。
今後も参考にさせて頂きます。

今後、貴ブログを基に、自らのブログのエントリを書くこともあると思いますが、予めご了解、ご了承を頂けると幸いに存じます。

投稿: 長谷部蘭月 | 2012年12月28日 (金) 16時17分

> 安倍自民党になら中央銀行制度を廃止出来るかもしれない。。。皆で安倍さんや麻生さん達を守りましょう。

・・・ありとあらゆる国内外の妨害を排除し、安倍さんや麻生さん達を応援し声援を掛けて行きましょう。日本らしさを再生し、経済のV字回復を実現するのはコレしかありません!

投稿: AZ生 | 2012年12月28日 (金) 16時42分

蘭月さま、コメントありがとうございます。拙い記事ではありますが、参考にしていただいて光栄です。使えるものは是非、何でも使って下さい。
本当に日本人はマスゴミのせいで正しい政治経済知識や歴史認識を持っていません。ネットの力でマスゴミの偏向ぶりを伝え、少しでも日本の役に立つよう、お互いに頑張って行きましょう。

投稿: 田中 徹 | 2012年12月28日 (金) 17時07分

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