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2013年1月17日 (木)

グローバリゼーションは誰の為

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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それにしても「天網恢々粗にして漏らさず」とはよく言ったものです。悪い事をすれば後世に必ず暴かれる事になります。どんなにうまくやったつもりでも、記録が残れば致命的です。分析力もどんどん上がっています。

昨日の日銀の話などはその典型で、上手く誤摩化したつもりでしょうが、死後疑惑を持たれる事になりました。死んでから何だかんだ言われるのは、あまり気持ちよいものではありません。身内や子供もいるでしょうから、死んでしまったらどうでもいい、ではすまないのです。

ところで円安株高が、いい感じで進んでいたのに、円安のデメリットを言い出す政府高官が、ちらほら現れ始めました。円安に歯止めをかけ、中韓、特に韓国に対し助け舟を出している、とも取れるこの発言は、明らかな政府内不協和音です。いずれ化け猫の正体が白日の下にさらされるでしょう。

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(甘利経済再生担当大臣と石破幹事長が円安抑制とも取れる発言をする。う〜む)

小泉改革も、ようやく化けの皮が剥がれつつありますが、小泉氏が竹中氏を起用したのは偶然ではないのではないでしょうか。年次改革要望書などの米の言いなりになって、郵政民営化も含めた似非金融改革を行い、また構造改革で日本の生産要素を破壊していきました。長期政権は米に好かれた証拠です。

幸か不幸か、当時輸出が好調で、経済としては僅かながら成長しましたから目立ちませんでした。ところが不況になると皆でよってたかって原因を探ります。あの時の、あれのせいで、こうなったのかもしれない、と仮説を立てられたらお終いです。

資料は全て残っていて、ググれば山のように出て来ます。言い逃れは出来ません。糾弾される日は近いのではないでしょうか。それを避ける為にも現政権にすり寄って、何らかの貢献をしたいというのは本音かも知れません。

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ところが危険な事に竹中氏は典型的な構造改革派でグローバリストです。財政規律にも言及する隠れ新古典主義経済学信奉者ではないでしょうか。あるいは本人も否定する新自由主義派とでも言うべきか(?)従って日本の為のブレーンというよりは、多国籍企業の代理人的色彩が濃いと言えます。

その為に国の規制は聖域なく撤廃して行くという訳です。当然の如くTPP 推進派です。こういう人が権力を持つと国は、その存在の意味をなくします。それは民族としてのアイデンティティや伝統、文化、習慣までも失う事に繋がって行くのです。

最後には国境もなくなり、日本人は、単に日本列島に住む一種の黄色人種という括りになるでしょう。日本という名が残っていればめっけものではないでしょうか。全てはグローバリズムと、その代執行者により着々と進められています。

話は変わりますが、先日、「フラット化する世界」というタイトルに引かれて衝動買いした本を読んで愕然としました。書いているのは米人ジャーナリストですが、グローバリゼーションに微塵の疑いも抱いていません。筆者の読みとは逆だったのです。(笑)

考えのあまさを呪わざるを得ません。白人が始めたグローバリゼーションは、あくまでも白人が主役なのです。今更という感じですが、一般人までもが、支配者側と同じメンタリティで、こちらを見ているのは興味深い事です。

彼は、米人一人雇うコストで数人の優秀なインド人IT技術者が雇えると言います。インターネットが劇的に距離を短縮しました。ところが奇異な事に、彼はこの状態が持続可能だと思っているのです。

46b4d9ff81d7e522eac38cd983d3aa06     (こういうインド人技術者なら、グローバル化も悪くない)

グローバリゼーションは距離だけでなく、収入も近づけます。推進すればする程、先進国から仕事が失われ、途上国に移転して行くのです。その結果は先進国が決して望んでいない、あらゆる意味で平準化が起こる事になります。

つまり、いみじくも本人がタイトルに使ったフラット化は、少々ニュアンスの違う形で実現される事になるのです。自分の富がインドに流れるからこそフラット化が起こるという事に思いを馳せるべきではないでしょうか。

内容がつまらないので、途中で放棄していますが、劇的などんでん返しはないのでしょうね。読まれた方がいれば、こっそり教えて下さい。(笑)

話が少しそれますが、それにしても頓珍漢なのは池田信夫氏です。経済以外は凄くまともなのに、経済で為になる話を聞いた事がありません。先日のブログで、「日本はもう貿易立国には戻れない」と言っていました。

どういう意味で言ったのか真意を聞いてみたいのですが、今そういう次元の話をしている人は、ちょっと珍しいのではないでしょうか。

むしろ「脱グローバル」対「新自由主義」という表現が適当かどうかは分かりませんが、少なくとも貿易のみをクローズアップして見ているというのは、いつの時代かという感じです。

世界はとっくに貿易の限界を感じているのです。世界の「総輸出イコール総輸入」でも分かるように、結局はプラスマイナスゼロの世界ですから、いたずらにギリシャのような貿易赤字国(経常赤字国でもある)を作るやり方は持続可能ではありません。地球を汚染し、資源を無駄に使う交易によるロスもバカにならないのです。

そもそも対世界のGDP 比で40%にも迫る貿易量が、これ以上増える事自体現実的ではありません。という事はウィンウィンの関係などというのは幻想で、とどのつまりは貿易黒字の奪い合いになるというのが現実ではないでしょうか。

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それよりは多国籍企業となり世界に出て行って、途上国にに貢献するという概念が正しいに決まっています。但し、これは性善説に立ってグローバリゼーションを肯定する場合です。地球単位で正しくても国が疲弊したのでは何にもなりません。

あまつさえ、それに便乗して権益を拡大しようと狙う勢力がいれば、話は全く変わって来ます。規制撤廃で垣根をなくす事は防御を失う事と同義語です。その結果、国家を超える権力を持つ企業が世界を蹂躙する事にだってなりかねません。

そこで過度な自由主義を阻止しようという、脱グローバル化の動きがあります。あくまでも国という単位を尊重し、国益重視で行こうという考え方です。その為、企業は一定の規律、ルールの下におかれるべき存在という事になります。

筆者などもこちらに属しますが、日本の真性保守は、この考え方に目覚めつつあります。恐らくですが、安倍自民党も、長期的に見た場合、脱グローバル化の方向にに舵を切って来るのではないでしょうか。

まずは自分の国を経済の基本である、防衛も含めて自給自足の出来る、安全で持続可能な状態にするのが先決なのです。

 

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

> まずは自分の国を経済の基本である、防衛も含めて自給自足の出来る、安全で持続可能な状態にするのが先決なのです。

・・・私の考えでは、万国が”第1優先度=自立自尊の独立国、他国を侵略・依存しない事”そして”第2優先度=国際協調”が望ましく思えます。アメリカも中国もその様になってよね!

・・・国家間のバトルはオリンピックとかサッカー・野球・ゴルフ等のスポーツだけが好いのではないでしょうか!?中国は日本を侵略してはいけません!尖閣どころか、沖縄も乗っ取りたいのでしょ?

・・・国際金融〔湯田屋金融がWW1で敗戦ドイツを唆し、WW2を引き起こし、現在進行形の世界でも各国(アメリカ・韓国・日本その他)をいじくり回している気配〕と、武力と洗脳情報で他国を侵略している中共が世界の癌と言えます。。。

・・・安倍さん・麻生さん達が我が国の沈没を防げる唯一の砦。


投稿: AZ生 | 2013年1月17日 (木) 01時03分

> ところで円安株高が、いい感じで進んでいたのに、円安のデメリットを言い出す政府高官が、ちらほら現れ始めました。円安に歯止めをかけ、中韓、特に韓国に対し助け舟を出している、とも取れるこの発言は、明らかな政府内不協和音です。いずれ化け猫の正体が白日の下にさらされるでしょう。

・・・確証はありませんが言動から推測して、いしばさんは、ミンス(韓国・中国)の気配がかなり濃厚・・・自民の中のトロイの木馬・・・でしょうね・・・危ない人です。。。

投稿: AZ生 | 2013年1月19日 (土) 00時52分

石破さんって・・・鳥山 明の傑作「Dr.スランプ・アラレちゃん」に登場す宇宙人・ニコちゃん大王に似ていません?根本的な日本国の現状認識がちょっと変なおじさん・・・

投稿: かかし君 | 2013年1月19日 (土) 01時35分

CO2削減の為に、国産でまかなえる商品は、国内で購入するようにすれば良いのです。
つまり、CO2税をかけて遠距離輸送の商品に課税すればいいのです。
消費税も、国内で生産して国内消費する商品を優遇して、税率0%にして、
海外や長距離輸送品に対して、5%や10%の課税をすれば良いのです。

関税を一部下げても、CO2税と消費税(CO2対策込み)で、恣意的に関税をかければいいのです。
更に、現地生産比率の低い製品にも消費税を高くかけると言う方法があります。
アメリカで生産する日本車のような製品には、消費税を高くしないと言う訳です。
これの逆に、日本で現地生産する海外製品に、消費税は国内産並あるいは低率にするのです。

いっそのこと国産品は消費税を無税にすればいいのです。高額商品だけかけましょう。
相互主義なので、製造業に従事するアメリカ国民には強く理解が得られるでしょう。

ちなみに自動車税ですが、1300cc以下を無税にして、2000cc超や2500cc超を課税強化するのが良いと思います。

投稿: 不思議 | 2013年1月20日 (日) 02時08分

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