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2013年1月19日 (土)

ロング・アンド・ワインディング・ロード・オブ・ジャパン

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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国が経済的に発展するパターンには何通りかあるようですが、日本はかなり特殊だと思った方がいいかもしれません。同じパターンの国がないのです。従って、経済学者が思い描く、このケースはこうだろうという推論通りにはいかない場合が多いのです。

その一つに環境やエネルギーに対する国民の姿勢があります。あるブログに寄せられたコメントを見て驚きました。ある程度年齢を重ねた知的な女性のようですが、彼女は次のように書いています。

「資源は限りがある、発展途上国が先進国並に資源を消費すれば、時間の問題で枯渇するだろう。従って既にいい思いをして来た日本などは、これからは人口も減る事だし、資源の浪費や贅沢をやめて分相応に質素に生きるべきだ。」つまり、後進に道を譲るべきというのです。何と言うけなげな。。。思わず筆者も、それに対してコメントを入れてしまいました。(笑)

「自然(地球)と共生する持続可能な社会さえ作れば、その範囲内でなら、いくらでも贅沢が出来るのではないでしょうか。何も心配することはありません。近い将来に人類は再生可能エネルギーを手にします。それまでの繋としては日本のEEZ に眠る膨大な資源を少し使わせてもらいましょう。」

ところで、その彼女が言うところの発展途上国ですが、自律的に発展をして来た訳ではありません。元々資源を爆食いするような生活ではなく、自然と共生する穏やかな生活を送っていたところに、欧州諸国が植民地主義の下、略奪や搾取を目的に進出して来ました。

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第二次大戦後、アジア諸国に関しては日本軍の支援の下で独立の機運が高まり、大半の国が独立を果たしましたが、経済的には自力で独立出来ている訳ではありません。その証拠に大戦後、何十年も人口増加以外の理由で経済のパイを膨らませていないのです。大戦後殆どゼロスタートだった日本と比べれば、その差は歴然です。

ここに来て「アジアの成長を取り込もう」と言われる程の成長を成し遂げたのは、先進国からの直接投資が原因である事は疑う余地がありません。安い労働力を使おうという先進国側のエゴが動機である事も確かですが、その投資と技術支援がインセンティブとなり、信用創造機能が活発に働きました。

A97820e9      (タイの歓楽街タニア、「日本人以外お断り」の店が並ぶ)

つまり、件の女性は、日本などが成長に力を貸した結果、経済成長し資源を消費するようになった途上国に道を譲れと言うのですから、因果なものです。それでは何の為の投資だったのかという事になります。単なる奉仕活動ではないでしょうか。共存共栄も出来ない投資に価値はありません。

確かに、企業の論理で海外展開して来たまではいいのですが、そのお陰で国内は空洞化し、賃金が下がり、デフレ不況に悩まされるようになりました。企業の利益は必ずしも国の利益と一致しないのです。合成の誤謬と言うやつでしょうか。

ここで、日本の経済発展のパターンを振り返りましょう。元々暗黙知に裏打ちされ洗練された組織的動きが出来る民度に加えて豊かな自然の恵みがあり、生産の為の要素が揃っていたところに、欧米列強の強烈な刺激が加わりました。

その後はひたすら富国強兵殖産興業です。あれよあれよという間に列強に肩を並べるようになったのです。これは奇跡でも偶然でもありません。元々そういう資質を有していた訳です。

ところが好事魔多し、出る杭は打たれる事になります。勇ましいのはよかったのですが、人のいい日本は情報戦に劣りました。最強の米相手に痛い痛い敗戦です。しかし、国が危機の時には力を発揮するのが日本人でもあります。戦後の復興は戦勝国側から見ても想定外の事ではなかったでしょうか。

しかもその成長のエンジンは国内のパワーです。最初こそ欧米からの資金や技術支援を受けましたが、70年代にはオリジナルの製品をどんどん登場させています。80年代には再び米を脅かす存在となったのです。

この時代輸出が盛んで、様々な産業がこぞって集中豪雨的に米や世界に打って出ました。それが相手国に取って脅威でない訳がありません。必然的に摩擦が起きます。

加えて、その後の世界経済や軍事的優位性を左右しかねない、石油にも匹敵する人工資源、半導体で日本が世界をリードするや、米は猛烈な勢いで干渉を開始します。結局当時の通産相が日本売りに加担し、日本のアドバンテージは失われました。

なぜ全く技術的基盤がなかった韓国や台湾が突然半導体を作れるようになったかを考えて下さい。それだけではありません。バグらない無料コンピューターOS トロンも、孫正義氏ら国内勢力の加担もあって潰された事は意外に知られていないのです。

さらに85年のプラザ合意によって1ドル250円だった円は2〜3年後には半分の120円まで上がっていきます。普通の国ならこれでアウトです。それでも成長を止めない日本に対し、今度はどこかの傀儡である日銀が金融テロを起こします。バブルの崩壊です。不自然な日銀の動きが状況証拠としてクローズアップされる日は近いのではないでしょうか。

しかしながら、バブル崩壊後のバランスシート不況にも関わらず、成長率こそ下がるものの日本経済はなお伸びて行きます。90年代中盤はGDPで米に肉薄し、近い将来、抜きかねない状況に至ったのです。

0c6b39eeadc38daaee422cbd7c3ff36e (日本人なら涙なしには見れない表です。この表に全ての答えがあります。特に何が変わった訳でもないのに、ジグザグを描く日本のGDP推移、人工的なものがなくて、こうなる筈はありません。何が成長戦略だ。日本は成長の為の全てを持っています。日本人の皆さん、感性を働かせて下さい)

さすがに、それだけは許す訳には行きません。日本に対する圧力が、さらに強くなります。消費増税、BIS規制の見直し、日米構造協議と立て続けにパンチは続きますから、パンチドランカーになった日本はフラフラです。(笑)

しかし、米としてはとどめを刺さない訳には行きません。そこに颯爽と現れた刺客が小泉純一郎元総理という訳です。竹中氏とタッグを組んで、最悪の内政干渉である年次改革要望書にそった政治を進めます。構造改革の美名の下、日本の生産要素と金融の破壊です。つまり、今にして思えば構造破壊内閣だったのです。

しかしながら、この破壊活動も十分ではありませんでした。そこにリーマンショックと3.11 、福島原発事故ですから、もう何も言うことはありません。(笑)

日本の周辺で領土問題等が起こるのも、これら日本潰しの流れと無関係ではないのではないでしょうか。TPP 参加への悪魔のシナリオは多少の筋書きの変更があったにせよ着々と進んでいるように見えます。

話が長くなりましたが、日本の足跡は貿易立国に始まり、貿易黒字と内需大国を経て、対外純資産が生む所得収支の黒字による投資立国へと姿を変えています。しかし基本は内需大国なのです。1億を超す人口が豊かな市場を形成し、好奇心、向上心が消費を促進して来ました。

そもそも、世界との関係を考えた時に、日本程の経済大国になった場合は貿易で食おうというのは無理があります。弱小国相手に荒稼ぎは出来ないからです。所得収支の黒字も似たようなものです。富を海外から取り込むというやり方は、どうしても敵を作ります。足下をすくわれかねないのです。

では超先進国日本に最後に残された道は何でしょうか。筆者は経済の原点に戻る事だと思っています。自給自足、地産地消です。国という単位を尊重し、自然と共生する持続可能な社会作りを目指せば、それが世界の手本、雛形となり、始めて世界との共存共栄が可能になるという訳です。

それこそが日本に与えられた天からのミッションだと思うのですが、道は果てしなく長く険しく、曲がりくねっています。
ビートルズの曲が頭の中を流れて来ました。(笑)

 

 

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コメント

イマジンと言う曲は、グローバル侵略のための精神汚染ウイルスと思った時期があります。
しかし、それとは別に、国家という枠に囚われすぎると、自国の中に巣食うスパイが、
相手国の中に巣食うスパイと共謀して、国家間戦争を始めてしまうことに、気をつける必要も浮かびます。

イマジンは、ダブルミーニングの曲なのでしょうか?
イマジンは、いい曲なのでしょうか?
レノンの日本人の奥さんは、どういう人なのでしょうか?

とても不思議です。

国家を大事にしながら、それに囚われすぎずに、自国内スパイに目配りしながら生きて行く必要がありそうです。
靖国(ヤスクニ)もそうですよね。あれ、イエズス会の手先のキグルミですものね。
英霊顕彰ではなく、鎮魂こそが日本の神道の考え方ですから。十字教的ですよね。

そして、インフラを守る企業があって、初めて国内企業が儲けることができ、生活できる。
謀略テロでそれが発覚しましたが、昔は家に金がなければ女は女郎屋に売られたのです。
だから、稼ぎ頭の大黒柱である旦那を家内の女性達は尊重したのです。

庭の朝どりの数少ない卵も旦那が真っ先に食べられたのは、そういうことでした。
美魔女で稼いでも、インフラの上であぐらをかいて金銭的に自立しているだけで、誰も支えていないことが、
今度のアルジェリアのテロで、日本の婦女子に伝わるといいと思います。

もっと、海外資源獲得企業戦士に感謝をしてもいいと思います。
せめて、戦後から去年までの海外戦没企業戦士の魂を鎮めるため、拝む必要がありそうです。
アルジェリアは、全員無事に帰還されることを祈りましょう。

投稿: 不思議 | 2013年1月20日 (日) 02時49分

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