チグハグ(^_^;)
当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。
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たけしのTVタックルで、元経産官僚が驚くようなことを言っていました。何と、「日本にはやるべき公共工事はもうない」のだそうです。茶の間で見ていた人が、思わずお茶でもふいたのではないでしょうか。
筆者などは思い切りのけぞって、こたつで寝ている猫を蹴飛ばしそうになりました。これで改革派と言われた訳ですから、官僚は想像力も現状分析力もないという事になります。日本沈没です。(笑)
いえいえ、仕事は一杯あるでしょう。日本は自然災害のデパートですよ。さらに、自然と共生する社会を構築する為には、桁違いの資金と時間が必要です。幹線道路や幹線鉄道の地下化だけでも、もの凄いボリュームではないでしょうか。
今のままで持続可能な訳がないだろう、とどつきたくなります。まあ、そこまで高邁な意識を持たなくても、街や自然の景観を、もう少し美しく強靭に再整備するだけでも、やるべき事は多い筈だと思うのですが、欲がないのでしょうか。よく理解出来ません。
それと、もう一つ、同番組で日本に競争力がないと言っていたのにも、ずっこけました。どこまで無知なのかと唖然とします。日本以上に競争力がある国がどこにあるのでしょうか。筆者は自動車畑ではありますが、一応欧米先進国やアジア諸国の現場を知っていますから、日本のアドバンテージをいやと言う程知っています。
(続々と新概念高付加価値車が、いくつものメーカーから出て来るワンダーランド日本)
このところ国際的にビジネスとして今一(特に電機関係)だったのは、不当に高い円と技術漏洩が原因です。そこが正常化するならば、日本が断トツになる事は間違いありません。
さて、経済問題を主題とした所信表明演説も無事終わったようですが、懸念されたダボス会議でもアベノミクスが理解され、一定の評価をされたようです。きちんとした論理的説明がなされた事もありますが、そもそも欧米からケチを付けられるような事はしていません。
この間、アルジェリア問題もあり、政府の姿勢が試されました。今週発表された内閣支持率を見れば、組閣時より各社10%近く上がっており、国民の大多数も悪くない印象を持っている事が明らかになったのです。
ただ、筆者には不満なところが多いのです。10年で200兆円の「国土強靭化」はどこへ行ったのでしょうか。さらに、富裕層だけが対象でない増税も納得出来ません。
特に相続税の基礎控除引き下げは問題です。首都圏なら殆どの持ち家家族に影響が出るのではないでしょうか。取得時に払うにも関わらず、さらに不当な固定資産税を払い、相続税まで取られる二重三重課税は明らかな違法行為です。
なぜ増税を急がなければならないのでしょうか。デフレを克服すると言うなら、まずそこに特化すべきです。つまりデフレ要因を排除しなければアクセルとブレーキを一緒に踏む事になり、折角の財政金融政策が活きません。
(芸人に間違えられる程面白くてユニークな、内閣官房参与の藤井京大教授)
立派な内閣官房参与が7人もいる訳ですから、おかしな事にはならないとは思いながらも、やっている事がチグハグに見えて一抹の不安を禁じえない今日この頃ではあります。(笑)
今日は、予定していた記事が都合によりアップ出来ず、あわてて別の記事を用意しました。ちょっと内容がチグハグで物足りないかもしれませんが、悪しからずご了承下さい。(^_^;)
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コメント
こんにちは。
国土強靭化法は早くても半年後になるかと思います。
というのも、経済諮問会議の中に国土強靭化プロジェクトがあり(確か)、諮問会議の結論が出るのが半年後以降だから(確か)です。
不確か情報で申し訳ないです。
財政出動の規模が規模ですから、インフレ率や土建屋さんの供給能力などと合わせ見て、どのタイミングでどのようにやっていくか、ベストミックスを考えて決めなければならないからです。
1番の問題は、おそらく土建屋さんの供給能力不足だと思います。
供給能力を高めるには投資が必要ですから、利益の確保(約束)が交換条件です。しかし、談合が禁止されてますので、プロジェクト通りに事を進めるのが難しいですね。
また、利益の均等配分も必要ですから、大手ゼネコンばかりに落札が集中すれば、地方経済が救われません。これもまた、談合禁止の負の遺産ですね。
随意契約については、私はあまり詳しくありませんので、どこまで許容されるのか分かりません。
そういった部分の調整も必要なので、あいそれとはいかないのだと思います。
その辺り、藤井先生も四苦八苦されていると思います。
ましてや、諮問会議や競争力会議には公共事業が大嫌いな財務・経産官僚を始め、竹中平蔵などもいます。三木谷やローソンの社長なんかは、おそらくマクロ経済はズブの素人だと思います。
マクロ経済とミクロ経済で住み分けされてはいますけど、竹中らが妨害してくるのは火を見るより明らかです。
竹中の会議入りは、維新懐柔工作だと思いますけども、それはそれで憲法改正などのために必要ですから、これら公共事業アレルギー達を藤井先生や浜田先生がどうやって押さえ込むか、腕の見せどころだと思います。
古賀茂明に関しては言葉もありません。関電のことを根拠もなくテロリスト呼ばわりしたような奴ですから、何でも自分の都合で脳内変換しているだけです。
投稿: 硫黄島 | 2013年1月29日 (火) 18時20分
> 硫黄島さんのコメント・・・腑に落ちます。
「竹中の会議入りは、維新懐柔工作だと思いますけども」・・・とかね~!
兎に角、安倍さん麻生さん、硫黄島守備隊長栗林中将ゆかりの新藤義孝議員とか稲田朋美議員、佐藤正久議員らを応援致しましょう!安倍自民を盛り立てないと我が国は滅亡します。
で、TPP参加はウナギ作戦でのらりくらりとやり過ごしましょう・・・竹中をのさばらさせてはいけません、そこだけ要注意!
投稿: AZ生 | 2013年1月29日 (火) 18時49分
これどうですか。
リニアコライダーというそうです。直線の加速器といったところでしょうか。
1月16日に会議があって、文科大臣がなんか言ったそうですが、アルジェリアに隠れてしまったようです。
岩手といえば小沢で気に食わないが、なんか夢が有りそう。
http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=38648
投稿: 八目山人 | 2013年1月29日 (火) 19時19分
> 八目山人さん
たしか8割以上で日本設置支持らしいですが、候補地はいくつかあり
まだ決定ではないはずです。
岩手も候補地で売込んでいるということではないでしょうか?
投稿: ASO | 2013年1月30日 (水) 10時38分