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2013年1月 7日 (月)

ハイブリッドカーで、増々差をつける日本車

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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昨日の続きですが、発展途上国に対する先進国からの資本と技術の投入という刺激は、日本の場合に置き換えると「公共投資」に当たります。これが大きいと、周りに自然に供給インセンテイブが湧いて来て、投下された資金を吸収するという訳です。

逆に、何らかの刺激がなければ消費マインドも刺激されません。金余り先進国の宿命で、需要が満たされているなんて、ありもしないプロパガンダに騙されるようでは、まだまだです。(笑)自然との共生さえ実現出来ていない人類なんて、永遠の発展途上種と思うべきではないでしょうか。

さて、三菱自動車から、その消費マインドをくすぐる、興味深いクルマが今月の24日に発売されます。新型アウトランダー・プラグインハイブリッドEVの「アウトランダーPHEV」今日はこのクルマの話題です。

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   (デザインは、やや大人しいかなあ。もう少し個性が欲しい)

★ 一回の充電で60.2kmのEV走行、複合燃費は67km/L(!)

アウトランダーPHEVは、SUVとして世界初のプラグインハイブリッドEVとなります。搭載するリチウムイオンバッテリーは12kWhの大容量タイプで、これは純EV ニッサン・リーフの約半分、プリウス・プラグインハイブリッドの2.7倍になります。

60.2km(JC08モード)のEV走行を実現し、EV走行とハイブリッド走行を組み合わせた複合燃費は、リッター67kmをマークすると言います。ウァウォ〜(笑)

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満充電時の航続可能距離は、45リッタータンクでもガソリン車以上の880km以上。充電時間はAC200V電源で約4.5時間(満充電)、100V では13時間かかります。急速充電の場合は約30分で80%充電と公表されています。そこは普通です。

★ ツインモーター4WDによる異次元の加速

前・後輪をそれぞれ独立したモーター(各60KW)で駆動する「ツインモーター4WD」の採用は大きな特徴です。このツインモーター4WDと独自の車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を組み合わせることで、従来の4WDシステムを上回るレスポンスやきめ細やかな制御を実現し、走行安定性やコントロール性を高めていると言います。

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モーターならではの高トルク特性による加速レスポンスは、ガソリン車にはないものがあるのではないでしょうか。

ちなみに走行モードは3タイプになります。
1.EV走行モード(モーターのみで駆動) 
2.シリーズ走行モード(エンジンを発電専用としてモーターで駆動) 
3.パラレル走行モード(エンジン主体で駆動してモーターがアシスト)

プリウスPHV との違いは、エンジン主体か、よりEV に近いモーター主体かです。充電した電気を使い切った後は、エンジンで充電しながらモーターのみで走るパターンを多く想定している為、三菱は基本的には同じスプリット型のパラレルハイブリッドにも関わらず、PHEV という言い方にこだわったようです。それにしても前後にレイアウトされた大出力60KWのモーター二つによる4WD は魅力です。

★ 「バッテリーチャージモード」も用意

東日本大震災以降、EVから家庭への電力供給も注目されています。アウトランダーPHEVは1500W の電力を供給出来、エンジン(燃料満タンの場合)からの充電によって10日分の一般家庭での電力消費量を賄えると言います。

さらにオプションで、緊急時に時速30km以下なら自動で止まれる[e-Assist]が選べます。これは暗がりや逆光に弱いステレオカメラタイプではなく、悪天候にも強いミリ波レーダーを使っているそうです。これがセット価格9万5000円、オートワイパーなどの装備も付いてですから、かなり割安感があるのではないでしょうか。

気になる車両本体価格は、ベース車で何と2,894,000円(補助金43万円を引いた値)ですから、ちょっと吃驚です。但し、25年2月からの補助金額は未定だそうです。

<三菱アウトランダーPHEV価格>
*平成24年度クリーンエネルギー自動車等導入促進対策費補助金 上限430,000円
・E(受注生産)3,324,000円
・G 3,569,000円
・G Safety Package 3,664,000円
・G Navi Package 3,978,000円
・G Premium Package 4,297,000円

<三菱アウトランダーPHEVスペック>
・全長×全幅×全高 4655mm×1800mm×1680mm
・ホイールベース 2670mm
・タイヤサイズ 225/55R18
・車両重量 1770~1820kg
・乗車定員 5 名
・駆動方式 ツインモーター4WD
・モーター
種類 永久磁石式同期モーター
搭載数 2 基 (フロント 1、リヤ 1)
最高出力 フロント:60kW、リヤ:60kW
最大トルク フロント:137N・m、リヤ:195N・m
・バッテリー
種類 リチウムイオン電池
総電圧 300V
総電力量 12kWh
・エンジン
種類 2.0L 4 気筒 MIVEC ガソリンエンジン
最高出力87kw(118PS)、最大トルク186N・m(19.0kg-m)
・ジェネレーター 発電量 70kW
・AC200V(15A) 約 4 時間(満充電)
・充電時間の目安  急速充電  約 30分(約80%)
・EV 走行可能距離(JC08 モード) 60.2km
・複合燃料消費率(JC08 モード)67.0km/L
・ハイブリッド燃料消費率(JC08 モード) 18.6km/L

この内容のクルマをこの価格で出せるのは、世界広しと言えども日本だけです。そもそも、技術的にも、これ程高度なシステムを単独で量産化出来るメーカーは日本にしかないのですから。。

今後他の日本メーカーからも、独自の工夫のあるハイブリッドカーが続々と出て来るのでしょうが、現状、この分野で圧倒しているトヨタの牙城が崩される日が来るかもしれません。面白い事になって来ました。(^_^)

成長戦略とか、訳の分からない事を言っていますが、物作りのメーカー側は着実に進化、成長しています。付加価値は確実にアップしているのです。足りないのは需要側の「消費マインドと流動性」です。アベノミクスに期待しましょう。

 

 

 

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コメント

> 新型アウトランダー・プラグインハイブリッドEVの「アウトランダーPHEV」

・・・中身がコレで、どんがらがレンジローバーなら即欲しい・・・

投稿: Carly | 2013年1月 7日 (月) 16時58分

言える言える。
ランドローバーでもいいなあ。
価格が変わらないとすればだけど。。(笑)

投稿: 田中 徹 | 2013年1月 7日 (月) 17時03分

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