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2013年2月 1日 (金)

衣食足りても礼節を知らざるを患う

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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「毎日毎日、毎日新聞でもないのに酷い記事書いてるなあ」と思いつつも、紙の新聞をやめない理由の一つに、一番下の段の広告を見る楽しみがあります。誰がどういう本を出版しているのか、あるいは不遜にも世相を読み解く上で広告は酷く参考になるという訳です。

昨日も4面の広告欄に面白い広告が載っていました。一つは、どう考えても気が狂っているとしか思えない、デタラメな日本財政破綻論で有名な藤巻氏の新書の広告です。

その隣が真逆で、岩本沙弓氏の「実は世界ナンバーワンの日本経済」ときて、そのまた隣が「なぜ日本経済は世界最強と言われるのか」と続きます。二勝一敗というところでしょうか。(笑)

藤巻氏は、ず〜と前から破綻論ですから、オオカミ少年と言いたいところですが、「フジマキ マジキチ」と言った方がピッタリかも知れません。年内破綻(?)どう見ても、おかし過ぎます。笑いを取るつもりでなければ、とてもあの内容は書けません。

さて、笑ってばかりもいられないのです。最近の校内暴行事件や女子柔道コーチのパワハラ、セクハラ、あるいは陰惨な犯罪のニュースを見ると日本人の劣化が気になります。石原さんではありませんが、経済の凋落にリンクして少し堕落して来ているのかも知れません。

2 (自分の事は棚に上げて日本人は堕落したと言う、最近露出が減った石原さん)

筆者も一旦停止違反で危うく捕まりそうになりましたし。。(笑)それでも民度が高いと言われるのは、あくまでも相対的なもので、世界中の劣化が進んでいるのかも知れません。

第二次大戦後あたりから進めて来た世界愚民化政策がうまくいっているのかも知れないと思ったりもします。これで誰が得をするのかは知りませんが、格差の拡大と無縁でないかも知れません。この程度の愚民には、この程度の報酬と生活という訳でしょうか。

それにしてもファンドマネージャーというのは凄いです。一瞬でセレブになれるそうです。上手い手を考えたものです。そういう「濡れ手で粟」を許す世界にしてしまった事がそもそもの、人類の堕落の始まりかも知れません。

ところでぬれ手で粟と言えば、日経平均が1万千円台を回復しました。海外や個人投資家が牽引して日本株買いの厚みが一段と増して来たと、日経新聞が一面で報じています。

これまでの、負のスパイラルからの巻き戻しが始まったようです。アベノミクスでバブルが起きると言っていた人達は、さぞご満悦ではないでしょうか。シャープさんも本当に良かった。(^_^;)

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(リーマンショック前でも1万5千円に近いと言うのに、米が戻して、なぜ日本が戻っていない?)

ところが、この程度でバブルと言うな、と言う人もいます。当然です。一時は4万円に届きそうになった日本株が、一万千円程度でバブルなんてどうかしています。1万5千円は超えないと本来の実力にも届きません。

米との比較で見ても1万5千円から2万円の間くらいが実力ではないかと言う説が多いのですが、だとすれば2万円を超えてからバブルと言って欲しいものです。2万円かあ、(と遠い目)どんなにいいだろうと、涙目になります。

78b415c9s (日銀は、これまで量的緩和を継続してやって来た、とは言っても、償還が早い短期国債をメインに買っていましたから、実際には量的緩和効果はなかった訳です。その証拠にバランスシートが拡大していない。つまり準備預金残高が積み増しされていないのです。やる気のなさが分かります。これを年末までに90兆円(正味50兆円)まで増やすと言うのがアベノミクスの肝ですが、達成出来るでしょうか?)

それもこれも日銀が出し渋って来たからです。上の表でも明らかなように円の一方的な刷り負けなのです。これだけ量的な差をつけられれば円高は当然です。なぜ今円安に向かっているのかが不思議なくらいです。

ですから、安倍さんの指示通り、きちんと仕事さえすれば株は間違いなく上がります。最低でも年内1万5千円は行かなければ仕事をさぼった事になります。4月から新総裁ですから、年単位で見れば行くのではないでしょうか。

その結果は日本の電機メーカーが息を吹き返し、自動車メーカーの経常利益が倍増するでしょう。これは必ずボーナスに反映されますから、購買力に弾みがつきます。アベノミクスのもう一つの命題インタゲの2%は程遠いにしても、物価上昇の気配くらいは出てくるのではないでしょうか。

さらに不動産が上がって来れば本物です。10〜20%も上がれば含み資産が増え、担保能力が上がります。ここで初めて量的緩和効果が出ます。民間が負債を増やすようになるのです。信用創造の開始です。

つまり、アベノミクスの発表 → 金融緩和期待から円安となり株を買う → 企業の業績が回復しボーナスなどの手当が増える + インフレを恐れ不動産購入に走る → 含み資産が増え民間企業が借入を増やす + 財政出動で仕事が増える → 国民全体の所得が増えて物価が上がり始める → それでも2%は達成出来ない → さらなる量的金融緩和 → 軽いバブル → 規制や増税で調整、間違っても金融引き締めだけは駄目!

こういう流れでしょうか。アホなエコノミストなどが最初にまず2%も物価が上がると言っていますが、上がるのは円安の影響を受ける輸入関係だけです。対GDP比で10%程度の輸入品が10%も上がったとしても、全体から見れば微々たるものです。

例えばガソリン代が原価で20%も上がったとしましょう。50円が60円になる訳です。これに輸送費やスタンドの経費、税金を足すと140円程になるのでしょうか。現状を130円とすれば6%のアップに過ぎません。

燃料代の家計に占める割合を計算すれば明らかですが、増える手当に比べて、微々たるものではないでしょうか。それでも上がるのはちょっと、と言われるなら、ハイブリッドカーに買い替えましょう。家計(フロー)と景気と環境に貢献という、一石三鳥の効果となります。(笑)

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    (今一番売れているハイブリッドカー トヨタ・アクア)

とにかく冷えきった消費マインドを溶かす。それには経済に対する正しい理解が必要で、マスコミの協力が不可欠ですが、そこまでは長い道のりを歩むしかないのでしょうか。日本人の、日本という国を知らざるを患うしかありません。

 

 

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コメント

衣食足りても礼節を知らざるを患う

・・・ずれにせよ 米国・中共・韓国・ドイツ・豪州、中共周辺の開発途上国はアベノミクスの行方を固唾をのんで見守っているところ・・・

頑張れ日本 世界の未来は日本の動向に懸っているのですから。。。

投稿: AZ生 | 2013年2月 1日 (金) 20時19分

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