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2013年2月12日 (火)

嗚呼、大いなる勘違い

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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ある有名コンサルティング会社経営者のブログを紹介していたあるサイトで、「こりゃあいかんなあ」という記事を発見しました。以下参照

GDP=「現役世代人口」×「一人当たりのGDP」なので、GDP拡大のためには下記三つの施策が考えられる。

1)先ず思い浮かぶのは外国人労働者の受け入れ。長所としては即効性がある事。短所としては国民にアレルギーがある事。現実性は低いと思う。

2)第二は、政府が厚めの「子育て支援」を実施し女性に沢山子供を産んで貰うというもの。これは絶対やるべきであるが、如何せん効果が出るのは20年以上後になる。

3)最後は、多少荒療治であっても生産性の低い職場から生産性の高い職場への人員のシフト。勿論、シフトした日から効果が出る。

上げ足を取るようで申し訳ありませんが、こりゃあ、さすがにまずいでしょう。そもそもGDP の定義が間違っています。現役世代人口とは生産年齢人口の事で15〜64歳までを指します。

20060810115711_2_2 (この表を見る限り、生産年齢人口比率は50年先であろうと90年先であろうと問題があるようには思えない。十分食っていけるし、成長のポテンシャルもあるだろう。しかしながら0〜14歳人口がじり貧なのは、さびしい限りだ。ここだけは何とかしたい。。)

なので、GDP=「現役世代人口」×「一人当たりのGDP」だと、一人当たりのGDPが、通常言われている数字の倍くらいになります。通常言われている数字は400万円弱ですから800万円くらいが一人当たりGDPになるのですが、これだと世界のトップクラスに躍り出ます。

実際そのくらいでも何ら不思議はないのですが、失われた20年が400万円を無駄にしました。実際年4%くらいの名目成長で20年も続ければGDP が倍になりますから、あり得ない数字ではないのです。政府さえちゃんとしていれば・・・(遠い目)

話を戻して、
1)は一番駄目でしょう。即効性もクソもありません。(失礼)日本はデフレなのです。この点勘違いしている人が多いのですが、デフレというのは供給過剰という意味です。

4c575e5c4bd1ffa74d66a26918902645    (スウェーデンでも移民政策は失敗した。世界中失敗例ばかり)

従ってものも人も余っている状態を言います。それなのに海外から海のものとも山のものともつかない人達を連れて来てどうしようというのでしょうか。ナマポ予備軍にしかなりません。

恐ろしすぎて身震いがします。1000万人受け入れとか言っていた河野なんとかというBKD XXXXXチがいましたが、絶対やめろ〜。(笑)治安悪化をどうするつもりだ。

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          (受け入れに熱心なBKDな人達)

(2)の子育て支援はやるべきでしょうが、お金や設備の問題だけでなく、精神的環境作りを優先してもらいたいです。すなわち、今のような自虐史観を改め、正しい歴史と日本人の使命を若い人達が理解するように、教育や偏向しているマスコミを再点検する事です。安倍政権にはその点、期待出来ます。

3)は意味が分かりません。共産主義国や独裁国家でもないのに人の強制移動は出来ないでしょう。それに生産性を上げる事、あるいはそこに人を集中させる事はデフレをさらに進める事になります。

例えば製造業の中では生産性の高い自動車などの産業に、方法はともかく人を移したとしましょう。この人の考えでは生産台数がもっと増える事になります。ところが国内需要は、少なくともデフレを脱しない限り飽和状態です。

では余剰分を輸出に廻せばいいのでしょうか。それも円高や貿易摩擦から、現地生産を増やし、国内生産はあえて減らしている状態です。

ではその人達はどこへ行くのでしょうか。無理矢理労働者を押し付けられてクビが切れないとすれば、閑職に追いやられるだけです。その結果は会社内ワークシェアリングというか、つまり会社全体での給料が下がるのです。それは更なるデフレ要因となります。

では、その人達が異動前にいた職場はどうなるでしょうか。人が減って多少生産性は上がるかも知れませんが、そういう職場は大抵労働集約型のサービス業ですから、人が減った事によって売り上げは確実に下がるのです。

という事は、サービス業、例えば介護などに携わる人が減って不便になり、しかも日本全体の給料が下がって、さらにデフレが昂進する事になります。

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お願いだから、そこを間違えないで下さい白川日銀総裁殿。(驚くべき事に彼も同じ意味の事を言っている)日本の場合、物やサービス(供給側)を提供する側に問題がある訳ではなく、需要側の問題なのです。それは有り余っていると言われるお金の流れと、借金してでも消費したくなるか、というマインドの問題なのです。

従って、供給側に関しては見えざる神の手に任せ、需要側に関しては政府、安倍政権に任せればいいという事になります。さいわい76%もの支持率になりましたから、自信を持って経済政策を進めてもらいたい。。

但し、支持率の中で、経済に関しては50%台でしかないので、国民が勘違いも含め、今一経済が分かっていないという事でしょうか。丁寧な説明が根気よく、くり返されなければならないようです。

今のところ安倍政権で最も評価が出来るのは経済対策なのです。

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

> (スウェーデンでも移民政策は失敗した。世界中失敗例ばかり)

・・・欧州ではドイツ・フランス等、有力な国々も移民政策は失敗しています。某国K団連の”C国からの1000万人移民計画”って完璧な亡国策です。尖閣どころか日本国土をさしあげるつもり!国家動員法は海外のC国人も全て人民解放軍の指揮下で活動(暴動?)を起こさせる計画ですよ。
ヨネクラ(眉毛の長い人)ってA国とC国のダブル工作員?

投稿: 元危機管理屋 | 2013年2月12日 (火) 00時43分

> 恐ろしすぎて身震いがします。1000万人受け入れとか言っていた河野なんとかというBKD XXXXXチがいましたが、絶対やめろ〜。(笑)治安悪化をどうするつもりだ。

・・・紅の傭兵さんとご子息のタローさんですね、分かります。ジミンにもこういう輩が・・・

投稿: 青うさぎ | 2013年2月12日 (火) 01時26分

こんにちは。

移民政策は、移民大国の米国を見れば明らかですね。

大半の人は表面的なことにとらわれがちですが、金銭に換算してみると、また違ったことが見えてきます。

まず、米国はレーガン政権のときに不法移民に対して公民権を認める緩和を行いました。個人的にはレーガンさんはあのソ連を崩壊に導いた屈強な保守派なので好きなのですが、ただ一点、移民規制の緩和だけは大変な汚点を残しました。

そして、結果どうなったかと言えば、享楽に浸り、女性の社会進出もあいまって結婚率や出産率が下がった白人種はみるみる数が減り、代わりに子供をボコボコ産むヒスパニックや黒人種が増えて、現在、白人種は既にマイノリティ化しています。

そして、平均資産が白人とその他では圧倒的に違うんです。

白人は平均約11万ドル、ヒスパニックは平均約8000ドル、黒人に至っては平均約3000ドルです。

つまり、今や米国の人口の半数を占めるヒスパニックや黒人は、全く貯金しないんです。

FRBが必死に金融緩和して米国債を維持しているのは、実は、米国民の半数以上が全く貯金をしていないからなんです。

この過ちを、メディア関係や政治家は誰もが批判を恐れて口にできないんですね。

自称人権派の米民主党のオバマ大統領はさらに緩和しようとしていますが、これはもはや亡国への大きな一歩です。共和党は一応抵抗しているようですが、妥協するしかないというところですね。

レーガン政権の移民規制緩和を批判し、民族アイデンティティが失われる恐れがあると警鐘を鳴らした方がいらっしゃいますが、米国というのは感情型社会ですから、当時は『レイシスト』だのと罵られまくったそうです。

日本と似ていますかね?

とにかく、米国はもはや有色人種がマジョリティーの時代に突入しましたから、米国の有色人種が国益というものに目覚めない限り、亡国しかありません。

もはや有色人種への配慮なくして、米国で政治家としてやっていくのは難しいでしょうね。

ただ、米民主党はユダヤ資本とベッタリですから、いくら有色人種にリップサービスしようと、人種差別主義のユダヤ人の化けの皮はいずれ剥がれます。そのとき、米国の有色人種達が一体どのような反応をするか、楽しみでもあります。


私個人的には、少子化の原因は女性の社会進出にあると思います。もちろん、それだけではありませんが、人口が増えている民族を見ると、インドやアラブ系、南洋アジアなんかですが、宗教的に女性はあまり社会進出しないんです。

それもそのはずで、子育てというのは大仕事ですから、会社勤務で週40時間も拘束されたら、その分自動的に出産が割愛されます。最近はなにやらイクメンだとか、男性が女性の仕事を分担してあげようなんて、馬鹿馬鹿しい政策をやってたりしますが、まず、このご時世に残業もない職種なんかあまりないでしょうし、託児所を使っても、どのみち仕事から疲れて帰ってきたら子育てなんです。

そんなしんどいことを誰が喜んでやりますかね?

私の奥さんもですね、女性の社会進出には懐疑的でして、奥さんの女友達(独身)なんかはみんな主婦に憧れているそうですが、なにやら世間が働く女性は素晴らしいかのようなプロパガンダを流すものだから、働かなきゃいけないみたいな、そういった無意識の呪縛があるそうです。

女性が社会進出して生産人口が増えたら、自動的に給料が下がりますから、結果、共働きを余儀なくされて、子供産んで育てる暇なんかないそうですね。

人権派をかたる政治家なんかは、子育てを時間で考えるみたいですが、女性に聞くと、時間ではなく、どれだけ子育てに専念できるか、それが大事なんだそうです。

やはり自分の子供には目一杯の愛情を持って接してあげたいから、仕事でヘトヘトになって子供に構ってあげられないのは辛いんだそうで、託児所があっても、結局は自分で育てたいという願望が女性にはあるんですね。

そういった願望を世間の風潮で押し潰してしまっているのが、現在の女性社会進出煽りじゃないでしょうか?

子育てをロボット作業みたいにしかとらえられない自称人権派の政治家はですね、実は女性のことを何も分かってないんです。福島某とか田嶋某とか。彼女達は、結局自分の名声のためだけに女性の社会進出を促しているだけなんですね。

私なんかは逆にですね、『働け!子供産め!』と、女性を奴隷的に酷使しようとしているように見えるのですが、どうでしょうか?

おまけに、『人生をエンジョイしろ!』ですから、いくらなんでもそりゃ無理ってもんでしょう。

投稿: 硫黄島 | 2013年2月12日 (火) 01時59分

途中で途切れちゃいました。失礼しました。

続きです。


私なんかは逆にですね、『働け!子供産め!』と、女性を奴隷的に酷使しようとしているように見えるのですが、どうでしょうか?

おまけに、『人生をエンジョイしろ!』ですから、いくらなんでもそりゃ無理ってもんでしょう。

投稿: 硫黄島 | 2013年2月12日 (火) 02時05分

> 嗚呼、大いなる勘違い・・・(移民受け入れに熱心なBKDな人達)

・・・ミンスの元3首脳とおまけに若手がぞろぞろ・・・官僚(外務省ハ二トラ媚中派・財務省国際金融媚湯田派?)にも石頭日銀TOP・・・

・・・まあ安倍さん、力いっぱい応援しますから日本を再建しましょうね!

投稿: 青うさぎ | 2013年2月12日 (火) 12時55分

硫黄島さん、おっしゃる通り、子育てと仕事は、とても両立出来るものではありません。両方ともいい加減には出来ないからです。
イクメン?あり得ません。勿論、手伝いくらいはしますが、子育てのメインはあくまでも女性です。
しかし、それを言うには勇気がいりますねえ。(笑)

投稿: 田中 徹 | 2013年2月12日 (火) 23時05分

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