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2013年2月14日 (木)

見えざる手を信じ、天命を待て

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当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

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安倍さんが、経済3団体に給料を上げるようにお願いをしたそうです。野党の中では、その目的はともかく、言う事が一番まともな共産党、笠井亮氏(下)の助言を受けての事のようです。

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給料が上がる事自体は悪い事ではありません。特に莫大な内部留保に見られるように、金余りのデフレ経済下です。購買力をつける為に何とかしたいと思うのはやむを得ないのではないでしょうか。もちろん安倍さんを責められません。むしろよく頑張っていると言うべきでしょう。

しかし、どうもこの件、すっきりしないのです。経団連や企業が簡単に言う事を聞くとも思えませんが、そうでなくても、やり方自体に違和感を感じるのです。インフレターゲットを設定した結果、物価だけが上がって、所得が増えて来ない事を心配しての事でしょうが、自由主義経済を実践する国として、神の見えざる手を無視していいのでしょうか。

何かにつけて、政府が経済界にお願いするようなパターンが定着する事に一抹の不安とまでは言いませんが、居心地の悪さを感じるのです。問題が賃上げだけに、左に収まるべきものが右に行っている、あの感じです。

例え首尾よく行き、給料上げがある程度実施されたとして、その分景気が良くなっても当たり前なのです。マクロで見れば、企業の所得が個人に移動するだけですが、間違いなく消費は増えます。企業は国内への設備投資に熱心ではありませんが、個人は大半がぎりぎりの生活をしていますから、ものやサービスに向かう事は確かでしょう。

その結果は、インフレターゲットを設定し、金融緩和をした事がよかったのか、賃上げを要求した事がよかったのか、分かり難くなります。結果が良ければいいじゃないか。面倒くさい事言うなあ。(笑)と思われるかもしれませんが、デフレは間違いなくこれからの日本に起こり続けるのです。

なぜなら日本は先天的に供給過剰の国だからです。それは暗黙知から来る集団でのお行儀の良さ、つまり、一糸乱れぬ組織行動は最善とまでは言いませんが、かなり効率よく過剰な物資、サービスを生み出します。

背景には生産の為の基礎的条件であるインフラ、生産資産、人的資源に加え、水産資源、森林資源、水資源等、が揃って強力なバックアップ体制は世界屈指です。おまけに島国で、安全保障上も相対的に有利な地政学的ポジショニングと言えるでしょう。

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ない(輸入に頼る)のはエネルギー資源と、レアアース等の少しの天然資源ですが、これも近い将来再生可能エネルギーが自前で何とかなると言われています。天然資源もEEZ から採掘可能になるでしょう。神に気に入られたとしか思えない、世界が羨む、恵まれた国なのです。

ですから、ほんの一握りの労働人口で衣食住を賄い、余った大多数が余裕や豊かさ、あるいは文化、文明を演出する為の高付加価値を生み出します。しかも、ますますのデジタル化やロボット化時代です。さらに生産効率は上がり、製造業は無限の果実を供給し続けるでしょう。

従って、労働集約型産業が多いサービス業も人手が足りなくなるなどという事は考え難いのです。WW2クラスの戦争や桁違いの大災害でもない限り、これは保証されます。

何が言いたいのかと言いますと、日本は多少人口が減ろうが、国民一人当たりが生み出す付加価値が減る事は考え難いという事です。つまり、論理的に言って、国民一人当たりのGDP はまだまだ増える余地があるのです。

非常に近い将来2〜3倍になり、中長期的には10倍に、あるいは20倍にもなって行くでしょう。これは歴史的、客観的事実でもあります。

では、10倍になった時、国としての金融総資産はどのくらいが妥当なのでしょうか。あるいは国民の所得は(?)総資産はともかく、一人当たりの所得は当然の如く10倍が妥当なのです。

もうお分かりでしょうが、今は供給に見合った所得がない事が問題なのです。なぜかと言えば、貿易や海外進出によるグローバル化がデフレを誘発し、その対策としての財政出動や金融緩和を怠ったからです。あるいは外圧も。。。

今回、折角それを証明するチャンスが来ていると言うのに、最初に給料を上げてしまっては、世界に対して日本の正当性、特殊性(良い意味で)、凄さを証明出来ない事になります。

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(あの野郎、ふざけやがって、この手で絞め殺してやろうか。と思っても仕方がないかも/笑)

老婆心ながら、何かずるい、とまでは言わないまでも、イレギュラーな事をして、その場をしのいだような印象になるのは本意ではありません。その結果、次回に体験として生きない、あるいは、何か望まない事への口実とされてしまうかも知れないのです。

そもそも、金融緩和で、まず物価のみが上がる事などあり得ません。神の見えざる手を信じ「人事を尽くして天命を待つ」でいいのではないでしょうか。

ところで、肝心の日銀、白川総裁は全くやる気がないようです。追加緩和を見送ったと言う報道が先ほどありました。一刻の猶予もならない事は明白です。このBKD オヤジを何とかしないと、つまずきの原因になりかねません。

安倍さんと麻生さんのはらわたは、煮えくり返っているだろうなあ。見えざる手があれば、絞め殺したいくらいでしょう。(笑)

 

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コメント

> 安倍さんが、経済3団体に給料を上げるようにお願いをしたそうです。野党の中では、その目的はともかく、言う事が一番まともな共産党、笠井亮氏(下)の助言を受けての事のようです。

・・・あはは 本来ならば民主党がそれを2~3年前にやらねばならなかったのですよ。なんせ電機・自動車労連等の組合系からの援護もあった政党なのですから。所詮実体経済も外交・国防・危機管理などの政治の根本を理解していないお花畑的など素人の寄せ集めが民主だったのですね。
・・・まあ、賃上げ要求を自民が発言するって、世の中変わったもんですね!
・・・ヘンリーフォードとか松下幸之助さんの霊魂(?)が安倍さんを動かしたのかしらん(あちょっと脱線しそう)

投稿: AZ生 | 2013年2月14日 (木) 05時13分

> 見えざる手を信じ、天命を待て

・・・安倍(+麻生)自民はやっと、戦後のレジュームからの脱却を図りつつあります。素晴らしい事です。連合国(実質はDマッカーサーによる、日本占領軍司令官指示)押し付けの日本国憲法第九条に表記された戦争の放棄・・・そこをつけこんだ日教組による児童への自虐教育、浅脾新聞・某国(亡国)NHKなどの反日洗脳機関をやっつけましょう。
・・・中共への膨大なODA・・・北京に迫っている砂漠の拡大を防ぐハズの日本からの資金は航空母艦建造資金にバケて(深読み過ぎるかな~!)、沖縄を含めた日本・フィリピン・その他のアジア諸国を脅迫しています。一般の中国人が悪い・嫌いと言うつもりは全くありません。軍事力を際限なく増強するこの国の政府方針が間違っているのです。自衛隊への予算を削ったのは財務省とK明党らしい。おーい考え直してくれーい。
・・・中国・北朝鮮(韓国はこの国に似て来ましたね、不気味です)への対抗上、日米安保は数年間は堅持・・・但しだからといってTPPなんぞには絶対反対。

投稿: 心配性君 | 2013年2月14日 (木) 17時19分

河野太郎さんはTPP賛成だって・・・父親は媚中、本人はA国の手下・・・器用な親子だね

投稿: かかし君 | 2013年2月14日 (木) 17時56分

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