« 名誉と栄光の為でなく | トップページ | 小さくなった恐竜とKY な日本人 »

2013年2月22日 (金)

将来への布石

Photo   
    
当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。

ブログランキングに参加しています。

「尖閣諸島は、どの国からが一番近いですか。?」韓国の某有名大学の教授であり、その大学が企画する、あるプロジェクトのCEO の言葉は、筆者の基本的なものの考え方を探るようで、簡単に答えて良いものか一瞬躊躇せざるを得ませんでした。

「う〜〜ん。本土からの距離で言えば台湾が圧倒的に近いですが。。」と言う筆者にたたみかけるように「でも台湾は中国のようなものでしょ」と微妙な質問が続きます。筆者から尖閣諸島は中国の方が近いという答えを待っているのかも知れません。竹島問題も距離でアドバンテージを言いたいのでしょうか。(笑)

03401

3.11の前の年に行って以来の、久々の韓国は、サッカー選手のワールドカップでのパフォーマンスや李明博大統領の竹島上陸もあり、昔とは違うかもしれないという先入観で入った筆者に、容赦ない一撃を見舞います。

金浦空港到着ロビーを歩いていると後ろから来た若い連中(男女)に「チョッパリ、チョッパリ」という言葉を浴びせられたのです。この呼称は日本の足袋が豚の足(チョッパル)に似ている事から来ていると言われています。

従って、明らかな日本人に対する蔑称です。面と向かって言われた訳ではありませんが、軽い緊張が走らざるを得ません。見ると筆者の前をノー天気な日本人とおぼしき中年女性が二人、何も知らずに楽しそうに語らいながら歩いています。

飛行機でもそうでしたが、ビジネスマンの男性以外は中年系日本女子が多かったのです。数人単位のグループが主体ですが、この期に及んで未だ韓流でしょうか。自分たちが周りからどういう目で見られているかという認識がまるでないようです。言葉を理解すれば、いたたまれなくなる事は間違いありません。(笑)

勿論、そういう悪意の人ばかりでない事は確かで、今回筆者をあるプロジェクトのコンセプチュアルな話の会合の為に招聘した大学教授などは大の親日、知日家です。いつも日本の話を聞くのを楽しみにしているのです。特に自動車の話などで筆者の話に目を細めて聞き入る姿は、この国の日本に対する姿勢をも忘れさせます。

その親日、知日家のエリートだけに領土問題に対する質問は意外性があったのです。これまで一度もそういう繊細な問題に触れた事がなかった事から、親しき仲にも一定のラインを定めていた事が分かります。

Takeshima_map (ウルルン島からが一番近いようですが、距離で決めるのは乱暴です。/笑)

結局筆者がお茶を濁すと、「政治的な話は政治家に任せればいいですね」と彼も矛を収めたので一件落着しました。その後、インフルエンザの話になり、温暖化詐欺の話に発展、この地球を誰かが、いかがわしい事をして悪くしているのは明らかだという、共通の敵を見つける事で話は無難にまとまったという訳です。

えっ、そんでお前はどう思っているのかって(?)う〜〜ん。難しい問題です。(笑)結局領土なんてものは歴史的に見て、武力で奪い合って来た事は明白なので、話し合いで何とかしようなんて考えても無駄ではないでしょうか。

アメリカンインディアンが米政府に米大陸の一部でも返せ、と言っても空しい事は分かりきっています。オーストラリアのアボリジニなんて、ほぼ絶滅状態にされてしまいました。

日本はと言えば、北方領土に竹島は現実に何十年も実効支配を受けています。これを平和的に取り戻すのは並大抵の事ではありません。日本の苦手な政治力と軍事的プレゼンスが高いレベルで要求されますが、今のところ実力不足である事は明らかです。

森元首相が何しにプーチンさんに会いに行ったのかは知りませんが、彼の力で解決出来るようなら最初から領土問題なんて存在しませんて。(笑)それに役者が違い過ぎます。

Kgbputin (元KGB の親分で知日派で知られるプーチン大統領、でも親日とは限らない。こういうヤクザの親分でもビビるようなトップでないと今の世界で生き残るのは難しい。。)

莫大な資金力や技術供与で解決という選択肢もない訳ではないと思いますが、それで国内の保守派が納得するとは思えません。一般国民だって黙っていないでしょう。まあ、何世代後になるのかは分かりませんが、時間が解決するだろうとしか筆者には言えません。

ただ、確かに言える事は、今のラインだけは最低限守り抜かないと日本の明日はないという事です。その為にも竹島、北方領土に対し、絶えずプレッシャーをかけ続ける必要はあるのではないでしょうか。

決して諦めていないという強い姿勢を継続する事が平和を維持し、将来へ望みを繋ぎます。布石を打ち、辛抱強く機を待つ事も有効な兵法の一つではないでしょうか。

雑情報
思った程PM2.5 の影響を受けてはいないようです。そういう質問に対しても、なんで(?)といった雰囲気でした。それより春の黄砂を心配しているようです。

A0107820_12265462

ホテルは中くらいのクラスでしたが、ウォシュレットが使えるものになっていました。便座が暖かいし、お湯も温度、勢いが調整出来るようです。そこは大きな進歩です。

2013010500000011rps0000view (オプティマ・ハイブリッド米国EPA 予想燃費は、市街地15.3km/リットル、高速17km/リットル キアによると、この燃費はガソリン仕様のオプティマを約40%上回るものだという。因にクラウンの場合はハイブリッドがガソリン仕様を100%以上上回る

車に関しては、最近のヒュンダイやキアのデザインのよさに目を奪われます。日本人から見れば少し派手すぎる感じはしますが、インターナショナルという点では競争力があるのではないでしょうか。尤も省エネ環境対応技術に関してはまだまだの感はあります。

 

ブログランキングに参加しています。共感いただければクリックを!!

|

« 名誉と栄光の為でなく | トップページ | 小さくなった恐竜とKY な日本人 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 名誉と栄光の為でなく | トップページ | 小さくなった恐竜とKY な日本人 »