小さくなった恐竜とKY な日本人
当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。
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このところ寒い日が続いていますが、昨日の朝はバルコニーに出て驚きました。何と溜めてあった平らなプラスチック容器の中の水が凍っているではありませんか。寒い訳です。暖かい茅ヶ崎では稀な事です。
(これは何でしょうか?何と厚さが1センチもある氷です。見た事がありません)
さて、先日の北朝鮮の核実験はイランの協力があったと英国マスコミが報じたそうですが、ほう〜、悪の枢軸ですか。そんなガセ情報に騙される程世界はお人好しではありませんよ。(笑)
もし本当にそうだとしたら、米やイスラエルが黙っている筈はないのです。今頃北の軍事施設は灰になっているのではないでしょうか。また、それを口実にイランにも何らかの制裁を加えるであろう事は想像に難くありません。
常識で考えましょうよ。米に届くミサイルと、そのミサイルに搭載される小型化された核兵器(?)そんな事を米が黙って許す事など2万パーセントあり得ません。
英国がそういう情報を出すという事は、却って米英ラインが怪しいという事になります。他の選択肢はこの時点で消えました。米英のどちらか、あるいは共同で技術支援をしているのは明らかではないでしょうか。
だとすれば、その狙いは日本以外にあり得ない事になります。日本を脅して何のメリットがあるか、皆さんよ〜く考えましょう。安倍さんが米に行っていますが、この問題他、TPP に基地問題等、話さなければならない事は多いようです。いえ、安倍さんではなくオバマさんの方がですが。。。
ところで日本のマスゴミさんは、安倍さんがTPP 参加に前向きだと、嘘ばかり言っていますが、常識で考えてあり得ないでしょう。どこからどう見ても日本に有利な事など一つもないブロック経済に参加する意味などありません。
一昨日も古館伊知郎が自動車等の輸出に関してはデメリットがなくメリットだけだと言っていましたが、歴史を勉強しろ〜。80年代からの貿易摩擦と輸出の自主規制、それに続く解決策としての現地生産化は何だと思っているのでしょうか。
大体想像力がなさ過ぎます。逆を考えてみて下さい。日本の自動車需要が500万台として、米からの輸入が100万台を超えるような数になったとしたら、日本のメーカーや経団連は政府に対して何を要求するでしょうか。
(日本からの集中豪雨的輸出に対し、米が自主規制を要請、85年のプラザ合意による円高もあり、現地生産が80年代半ばから急激に増えて行く)
例えば米に自主規制で輸出を70万台くらいに抑えてもらい、あとは国内に投資して日本で生産してくれと言うかも知れません。あるいは関税を上げて国内産業を守ってくれと言うかも知れないのです。
それって、結構プライドもないし、ギリギリのお願いではないでしょうか。自動車は70年代までは米の基幹産業で世界に君臨していた事を日本人は忘れているようです。彼らのプライドは地に落ちているのです。日本人、ちょっとKY かも知れませんね。
今は日本車が数でも質でも圧倒して世界に君臨しています。
(GM といすゞが提携した時などは、あのGM が・・日本のメーカーなどと。。と凄く興奮したものです。当時は筆者も憧れていましたから。)
80年代の米の年間自動車販売台数は平均でも1500万台程ありましたが、その30%近くを占めて、なお勢いの止まらない日本車は脅威でない筈がありません。現在は輸出と現地生産併せて40%程を占めます。米における欧州メーカーなどは日本車によって殆ど駆逐されました。
(GM の旗艦1968年型キャディラック・エルドラード/今見てもメチャクチャカッコいいじゃないですか。正に恐竜です。子供の頃憧れたものです。それにしても背景と釣り合わない〜)
これだけ相手国に対し経済侵略とさえ言える凄い事をやって来たという自覚がないのはいただけないのです。日本人は米が受け入れて当然という感覚かも知れませんが、逆の立場で考えれば、いかに米市民は寛容かという事が分かります。
日本で言えば200万台のアメ車が毎年売れているなんて考えられませんから。。尤も、その可能性は皆無です。いかにTPP でも目の肥えた日本のユーザーに時代遅れで、小さくなったとは言え恐竜を押し付ける事は出来ません。
何が言いたいのかと言いますと、米に対し、これ以上の事はもう出来ないでしょ、という事です。従って輸出のメリット(??)全くないです。現地生産(??)未だ多少の余地があるかも知れませんが、程々にすべきでしょう。それに現地生産はメーカーに取ってのメリットはあっても、日本国としてはデメリットしかありません。
(米からの輸入で一番売れているジープ・グランドチェロキー、小さくなった恐竜か?それでも年間4千台に満たない)
一方の米はと言えば、今の1万1千台が何万台になるのかは知りませんが、輸出倍増計画(2万2千台か?/笑)を立てているのですから、日本車輸出が増えるのを黙って指をくわえて見ている筈はないのです。
古館さん、少しはご理解いただけたでしょうか。?
【ワシントン=矢沢俊樹】全米商工会議所のオバーバイ・アジア担当副会頭は日本経済新聞との会見で、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加を巡って「日米で自動車の市場開放協議を先行するよう強く求めたい」と述べた。米国車輸入に一定の目標数量枠を設ける案も有力な選択肢と指摘した。(2011年12月の日経新聞記事)
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コメント
ひと・人により意見は違う。
だから、社会のことは政治的に決めなくてはならない。
議場では、誰かが相手に意見を譲ることが前提になる。
この場合、小異を捨てて大同につく。
無哲学・能天気では、大同はない。
大同がなければ、小異にこだわらざるを得ない。
ここでは、大同につく話が小異を足して二で割る話にすり替えられている。
小異は山ほどある。‘議論は、まだまだ尽くされていない’ ということになる。
政治家は、結党と解党を繰り返して、離合集散を本分のようにしている。
政治哲学の無いところに、政治音痴は存在する。温故知新が必要である。
国民に‘我々は何処から来たか。我々は何者であるか。我々は何処に行くか。’ を考える習慣がないと、政治は迷走する。
所詮、この世は仮の世。真っ当な世の中はこの世の外にある。
住み慣れたこの世に別れを告げて、まったく新しい来世に暮らすことになったら、あなたはどのような世の中の到来を望むか。
ひたすら、現世の普遍を願うのか。異変がなければ天下泰平の世の中と言うことで、年中行事の繰り返しに明け暮れる。
それでは、我が国は世界に取り残されてしまう。あなた自身に世界観はあるのか。
いつまでも、泰平の世の中に住む能天気の日本人ではいられない。
アングロ・サクソンの哲学から次々と繰り出されてくる現実対応策に翻弄されることになる。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
投稿: noga | 2013年2月23日 (土) 01時35分
こんにちは。
北の核実験は、イランが絡んでいるというか、イランが北の核技術を欲しているという事実から見るに、イランの政治家が北の核実験に同行していたという報道は、有り得る話ではあります。
しかし、北の核に技術提供というか、米英どちらか、もしくは両方がやらせたと考えるのは少し尚早かもしれません。
というのも、核実験“ごとき”で米国に縋るような安倍総理ではありません。仮に核弾頭ミサイルを作るにしても、動力だけでミサイルというのは質量の大半を占めますから、テポドンやノドンの性能を考慮すれば、最大でも150kgくらいに小型化する必要がありまして、現在の北の技術からしてもそれは無理だと思います。
つまり、日本国内に持ち込むか、B29みたいに大型爆撃機で投下するか、それしかないわけで、北の大型爆撃機が日本領空に入れば、そんなノロノロ爆撃機に原爆落とされるほど自衛隊もマヌケじゃありませんし、何より、そんなローテクで原爆投下できたとしても、落としたあとはどうするか?ってことです。まず、世界に米軍の存在感や正当性をアピールする絶好の機会ですから、米軍は日米安保を理由に北を滅ぼしてしまうでしょう。金正恩がいくら青二才でも、まだそこまで仕出かすほど追い込まれてはいません。なにせ、日本にはまだ朝鮮総連やパチンコ屋、サラ金など、北の資金源があるわけですから。
そのくらいの未来予想図は分かる安倍総理ですから、同じやらせるなら、私が米国だったらロシアをけしかけ、日本を批判する声明をプーチンに言わせます。支那包囲陣形成のためにロシアと平和条約締結を目指している安倍政権ですから、ロシアが突如日本に背を向けたら、その脅威は北の核実験の1万倍は効果があります。
となると、北はなにゆえ核実験を断行したか、ですが、私は米国と支那の双方を牽制する目的だと思います。米国は言わずもがな、支那共産党は北に米軍が介入することを極端に嫌がっています。つまり、核実験で米国を刺激し、同時に支那に対して
『米軍介入が嫌ならうち(北)を支援し続けなさい』
というメッセージであると私は思います。
自衛隊艦のロックオン問題をうやむやにするために支那が北に核実験をやらせたという説もありますが、これも、ロックオン事件の当事者で北と結び付きの強い人民解放軍が欲したと考えるのも普通だし、かと言って、人民解放軍の言いなりになるほど北とてそこまでアホではないので、北のメリットと言えば、人民解放軍とスタンスの違う支那共産党への牽制でしょう。つまり、人民解放軍と北の共同作業であると、私は考えています。
そして、北の核実験に同行したイランの政治家は、本当に同行したのであれば、とんでもない大義名分を米国、じゃなくてイスラエルに与えてしまったなぁ、と、思います。
というのも、オバマはイランに正直なところあまり興味ありません。イランを「悪の枢軸」と言ってデモナイズしたのは共和党のブッシュであり、民主党のオバマとは180度と言っていいほど戦略が違いますから、オバマは口ではイラン攻撃も仄めかしていますが、戦争する気満々の大統領が、軍事予算を実質削るようなことをするでしょうか?
つまり、イランの核武装を世界で最も嫌がっているイスラエルが、去年あたりからイラン攻撃にトーンダウンしているオバマをけしかけるために、イランの政治家を北の核実験に同行させたか、もしくは捏造したか、どちらかだろうと私は考えています。
ここで押さえておきたいのは、イスラエルは本気で中東全域を支配することを考えています。中東の反米国家群が結託するのを嫌い、フセイン政権を叩き潰したブッシュでさえも、イスラエルの野望には呆れていまして、国連では米国大統領で初めてパレスチナを支持したほどです。
そんなイスラエルからして、イランが核武装するのは中東支配を断念せざるを得ませんから、何が何でもイランが核武装する前に、尖閣で日支が衝突する前に、米軍を引き込みたいところでしょう。
つまり、イスラエルからしたら尖閣問題は厄介でしかないのです。
こういった、各々個々の事情を鑑みると、現段の情報だけでは判断に困りますが、少なくとも、北の核実験は人民解放軍が絡んでいると私は確信を持っています。
投稿: 硫黄島 | 2013年2月23日 (土) 03時20分
> 一昨日も古館伊知郎が自動車等の輸出に関してはデメリットがなくメリットだけだと言っていましたが、歴史を勉強しろ〜。80年代からの貿易摩擦と輸出の自主規制、それに続く解決策としての現地生産化は何だと思っているのでしょうか。
・・・莫迦丸出し・・・もしかして奴さん、湯田菌(金)まみれのスパイ・・・
投稿: 閻魔大王 | 2013年2月23日 (土) 12時30分
大同とはニーチェが言ったルサンチマンの集合体である末人であってそれ以上でもそれ以下でもない。
投稿: ユダヤ教研究家 | 2015年7月18日 (土) 20時25分