世界の趨勢に逆行する産業競争力会議メンバー
当ブログは、消費税の増税と、TPP への参加には断固反対です。
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昨日のTPP に関する記事は、筆者の勉強不足から間抜けな事を書いてしまったようです。6つの例外項目とは全て関税の事かと早合点していました。よく調べると次の項目を指すようです。何という間抜けぶりでしょうか。
1.政府が、「聖域なき関税撤廃」を前提にする限り、交渉参加に反対する。
2.自由貿易の理念に反する自動車等の工業製品の数値目標は受け入れない。
3.国民皆保険制度を守る。
4.食の安全安心の基準を守る。
5.国の主権を損なうようなISD条項は合意しない。
6.政府調達・金融サービス等は、わが国の特性を踏まえる。
この項目の全てが日米間で議論をされたかどうかは知りませんが、この6項目が例外として認められるのであれば米側から見て何の為のTPP かという事になります。
それにしても、マスゴミは1に関してしか報道しませんが、後の5項目も俎上に上ったという事は、緒戦に於ける大勝利ではないでしょうか。それで安倍さんがにこやかだったのかもしれません。晩餐会なし、共同会見もなし、というのは予め米側が日本の考えを事前交渉で見抜いていた事による「おかえし」かもしれません。
どう考えても、この6項目を米側が、今後の交渉の過程で、日本が満足する形で飲むとは思えないのです。という事は、日本側としては、それを口実に参加を渋り時間を稼ぐ、そのうちに他の参加国から日本だけ例外はあり得ないなどと不協和音が出て来る事は確実です。
特にカナダやメキシコは日本の食料の関税撤廃に色気を示していますから、それが例外項目となると面白くありません。米の自動車業界などからも対日強硬論が出て来て、その結果着地点が見つからず、グダグダになりTPP そのものが雲散霧消。。
安倍自民党は、そういうシナリオを想定している可能性があるのではないでしょうか。だとすれば安倍さんの勝利濃厚ですが、そう簡単に、あの百戦錬磨の強者の米が日本側の奸計に乗って来るとも思えません。(笑)
取りあえず辺野古移設の基地問題を片付け、牛肉で譲ってみせたのは、全く米の顔を立てない訳にもいかない深慮遠謀か。(?)いずれにしても、次の一手が待たれます。少し面白くなって来ました。民主党時代とは全く違って、外交しているなあ、という感じです。
「敵を欺くにはまず味方から」という諺がありますが、新聞テレビがこぞって「交渉参加」と喜んでいるのは、ある種、騙しが成功しているのでしょう。やはり、"I am back" でしょうか。(笑)頼もしくなって帰って来ました。
さて、次の話題です。
楽天の三木谷浩史社長兼会長は21日、自民党本部で開かれた教育再生実行本部で「英語ができないため日本企業が内向きになり世界の流れに逆行している」などと指摘し、大学入試の英語試験にTOEFLテストを導入することや実用英語教育の強化などを提言した。
これに山谷えり子参議院議員が「(大学入試でのTOEFL導入は)突破口になる。第2次安倍内閣で実現する」と賛同。出席者の意見は次第に熱を帯び、「参院選で英語公用語化を訴えるべきだ」などという意見も飛び出していた。
だから〜、三木谷氏などを産業なんとか会議メンバーに選ぶから調子こいて亡国理論を展開するのです。日本人は言われる程内向きではないし、英語の必要性も疑問です。山谷議員はこれに対して公用語とまでは言っていないと弁解していましたが、当然でしょう。
この問題に関しては侃々諤々で、異論反論が百出でしょうが、経済大国であるにも関わらず、日本人のダメ英語ぶりは世界の7不思議とさえ言われています。韓国人や中国人のインテリ層はある程度出来るのに、大学を出た日本人が見劣りするというのはなぜでしょうか。余程効率の悪い勉強をしているのでしょう。
大阪子供市長などは10年間勉強しても「グッドモーニング」しか出来ないと言いますから、投資のしがいがないと言うものです。これは例外か。(笑)
しかしながら、筆者に言わせれば語学は通訳や翻訳家になる人、海外に住む人、あるいは文学などで特別にその国の言語でなければ意味をなさないもの、以外には無駄です。
その時間をもっと専門的な事や、正しい歴史観を持つ為に現代史にでも割くべきではないでしょうか。勿論常識程度、中学卒業程度の英語力は必要かと思いますが、それ以上は疑問です。まず使いません。
筆者の経験から言いますと、大企業(多国籍)に籍を置いている時は米人などとコラボする事が多々ありましたから、ある程度意思の疎通が出来ないとまずい、というのはありました。それでも中学卒業程度で十分です。
起業してからは、フランスとのビジネスの場合はフランス語の通訳がつきましたし、スウェーデンの場合は、相手が非常に良心的だったので、何とか拙い英語で誤摩化しました。専門のところは元々英語を多用していますから、大きな問題はありません。
アジア諸国との仕事の場合は、嬉しい事に先方が殆ど日本語を喋ってくれるのです。この時期の日本に生まれたことを神に感謝せざるを得ません。飲みに行ってもタイ、韓国などはホステスが皆、片言の日本語を喋ります。
韓国の場合はホテルやレストランでも問題ない場合が多く、反日の割には熱心に日本語の勉強をしているのです。尤も、日本語で通用するだろうと思って入ったある韓国料理屋で追い出された事がありました。(笑)
それでも、仕事のメールなどは英語の場合がありますが、読み書きは翻訳ソフトもあり時間さえかければ何とかなる話です。契約書だって雛形がありますから、肝心なところは少ししかありません。慣れれば何とかなるのです。
いずれにしてもシビアなビジネスでは、相当出来るレベルでも専門の通訳や翻訳家を付けるべきです。下手をすれば痛い目に遭いかねないからですが、相手によっては契約に神経を使います。
今後は翻訳ソフトや通訳ソフトの能力が上がって来るでしょうから、普通の人は増々英語を勉強する必要がなくなります。その時間は他の事に有効に使えばいいのです。文明は人間に時間をプレゼントしてくれるという訳です。
えっ国際化、グローバル化に対応するには英語力が必要だ。(?)だからその前提が間違っているのです。確かに世界の文献を読む事は重要です。しかしながら日本の場合は殆どオンタイムで翻訳本が出版されます。
つまり下手に語学を勉強するより、微妙なニュアンスの解釈に苦労しない日本語で世界の文献が読めた方が効率がいいに決まっているのです。その結果はノーベル賞の数を見てもアジアではダントツだし、技術レベルは民生用では世界一です。軍事だって監視の目さえなければ時間の問題で世界一になるでしょう。
従って、今や世界の方が日本から学ぶものが多いという訳です。今後日本語を学ぶ人はアジアだけでなく、世界中で増えるのではないでしょうか。得意のポップカルチャーなども日本語の世界語化に拍車をかけます。
(世界の日本語学習者 この調子でいけば今年は430万人程になります。特筆すべきはインドネシアです。2006年の27万人から飛躍的に増えました。一位と二位が反日国であるというのも面白い事実です。)
21世紀の後半には世界語がむしろ日本語になっているかもしれません。それなのに英語を公用語(?)それこそ世界の趨勢に逆行します。そんな提案しか出来ない人にお金まで払う事こそ無駄ではないでしょうか。ここだけは特別に蓮舫さんに来てもらいましょうか。(笑)
(ブログの世界では世界で一番使われている言語が日本語/2006年)
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コメント
‘我々は何処から来たか。我々は何者であるか。我々は何処に行くか。’ を考えることは人生の役に立つ。
‘我々は何処に行くか。’の内容は、我々の努力目標であり、希望の源である。
‘世の中は、、、、’ の内容は、現在時制の内容であり、現実の内容である。
我々は、別の世界に移動することはない。さすれば、おなじみの天下泰平の世の中と言うことになる。
遠い過去の内容は過去時制の文章であり、遠い未来の内容は未来時制の文章である。これらは、非現実の内容である。
非現実の内容をこの世にて実現 (現実化) しようとする試みは恐ろしいことである。この行為は創造力の発揮にあたる。
日本語には時制がないので、非現実 (過去と未来) の内容は文章にならない。
文章にならないものは、辻褄を合わせることはできない。過去は幻となり、未来は夢となる。
もしも、非現実の内容を現実 (現在) 構文の載せて語れば、それはすなわち真っ赤なウソになる。
‘そんなことを言っても駄目だぞ。現実はそうなっていない’ と反論される。我々は、嘘吐きにはなりたくない。
夢・幻の (日本) 人の世は、いくら考えても辻褄の合わない雑念となっている。
雑念は、文章化に成功すれば信念になる。さすれば、自己主張も可能になる。
考えは必ず文章になる。文章にならないものは考えではない。
時制のある言語を習得し、非現実の内容に辻褄を合わせることができれば、日本人は雑念を信念に変えられる。
だから、英語で考える高等教育は我が国民にとって重要である。
http://www11.ocn.ne.jp/~noga1213/
http://3379tera.blog.ocn.ne.jp/blog/
投稿: noga | 2013年2月25日 (月) 16時03分
こんにちは。
私が学生時分は、英語は比較的得意科目でございまして、凡才にして勉学にあまり熱心でなかった堕学生でもあった(笑)私ですが、英語でテストの点数を稼いでおりました。
学生時分においては、勉学の必要性だとかそういったことには全く興味もなく、ただ儀式的に授業やテストをこなしておっただけですけども、社会に出ますと、何が必要が何が不要かは漠然と見えてくるものです。
そんな中で、私が“何の役にも立たない”と感じたものが「英語」であります。
そして、むしろ自分が(勉学怠慢により)“足りない”と感じたものが「国語」と「歴史」であります。
私は堕学生でございましたので、大学には進学意欲さえございませんでした。お蔭様で、未だに日本語は下手をすると日本語を習得されている外国人にさえも劣ります。
高校を卒業して社会に出まして、上司から
『お前は山本五十六を知っておるか?』
と聞かれましたが、なんと、恥ずかしいことに山本閣下のお名前さえも私は存じておりませんでした。
話はそこで終わりました。
今になって考えますと、そのとき上司が言いたかったのは、山本閣下の以下のお言葉であると思います。
『やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ。話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。苦しいこともあるだろう。言いたいこともあるだろう。不満なこともあるだろう。腹の立つこともあるだろう。泣きたいこともあるだろう。これらをじっとこらえてゆくのが男の修行である』
この遺訓はおろか、山本閣下のお名前さえ存じておらぬ愚物の私に、上司はさぞかしや落胆し、もはや話す気もなくなったのでありましょう。振り返りますと、まだ二十歳そこそこの青二才だったとはいえ、大変に恥ずかしい経験でございました。
このような経験は社会に出てから多々ありまして、特に日本語の知らなさで恥をかいた経験は数えきれません。
逆に、英語に関しては、全く必要性を感じたことさえありません。
論理的なことを言えば、米外務省は米国人にとって最も困難な外国語を「日本語」と言っております。
これは文法が日本語と英語でまるで違うからでありまして、主語を逆さにすれば、日本人にとって最も困難な外国語もまた英語であります。
つまり、水と油の関係である日本語と英語を、そのハンディキャップを克服するのは多大な労力と時間を費やすものですから、それを国語さえもままならない子供に強要するような英語教育には疑念というよりも「本末転倒」という感想であります。
ある大学教授が
『日本には日本語単一言語しかなく、アジアやアフリカでは外来語が普通に母国語として使われている。これは日本がアジアやアフリカで唯一欧米の植民地にならなかったことの証拠でもあり、日本語は言うなれば外敵の侵略を未然に防ぐ防御壁の一つでもある』
とおっしゃっていましたが、私はまさにその通りだと思います。
英語を受け入れるべきでないとは申しません。しかし、今の日本語のていたらくを見るに、このままでは外敵の侵略を受け安くなります。外敵の侵略というのは、何も武力だけでなく、かつてスペイン帝国が宣教師を使ったように、文化侵略という意味も含めます。
私は昔、バーテンダーの仕事をしたことがありますが、まるで日本語の喋れない外国人を接客したことが何度もありますが、この日本において、日本語を使わずとも普通に暮らせるとなれば、その外国人はどうするでしょうか? それは、日本に対し不遜になるということです。
現に、日本語を全く喋れない米国人相手に満席だから入れないと英語で説明していた時ですが、相手は既にお酒が入っておりましたけども
『ジャップのくせに俺を追い出すのか?』
と英語で言われました。
当時は私も若かったので、はらわたが煮え繰り返る思いでしたが、結局、こちらが英語を使えば、あちらからすれば「米国の属国」という感覚になるのでしょう。だから『ジャップのくせに』という発言が飛び出したのです。それ以来、私は日本国内では絶対に外国人に対して英語を使わないと決めました。
日本語もまた日本人の誇りなのです。
投稿: 硫黄島 | 2013年2月25日 (月) 19時05分
三木谷氏とか山谷議員は白人が過去数百年掛けて、白人以外の東洋人・その他の有色人種に対して、初期段階にはキリスト教を歪めて活用、現地人を宗教で洗脳し、その後軍事力で制圧し、食い物にしてきた帝国主義の上位者(湯田菌)のマモン(物欲悪魔)の手先であろう。本人は多分自覚していない。恐ろしいことです。
チャイナは共産主義(地上の物質は全て人類に平等であるべき・・・という一種の宗教)を騙った覇権独裁主義です。世界を奴隷にするつもりで軍備を際限なく増強しつつあります。そのくせ党のトップは職位を活用して私腹をこやしスイス銀行等に天文学的金を着服し、国家破たん後はスタコラ脱出する手はずを終了している気配。
日本は上記二つの魔物の奴隷になってはいけません。日本だけがが世界をポジティブに引っ張っていける立場にあるのです。
頑張れニッポン!!!
投稿: 平成神風 | 2013年2月25日 (月) 19時40分
>日本語には時制がないので、非現実 (過去と未来) の内容>は文章にならない。
教えてあげようw
wikiより
時制(じせい)、時称(じしょう)、あるいはテンス(英語: tense)とは、発話の中で規定される言語学的な時間を示す文法範疇である[1]。一般に動詞の標識として現れる。日本語では、非過去の「ル」と過去の「タ」で表される。
投稿: | 2013年2月26日 (火) 19時22分