縄文人の一人当たりGDP
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紫頭で有名な例の女性エコノミストが脱アベノミクスを提案しているようです。ほんまに腹立つババアやなあ。(笑)相変わらずアベノミクスを浦島太郎型、古いタイプの経済政策と批判し、一番いいのは安倍さんが辞める事と言い切っていました。
日本は成熟した先進国だから成長戦略などと言うのは間違っていて、富の再分配を工夫すべきだと言います。欧州型成熟社会に移行するのが正しい日本の進む道だと言うのでしょう。やれやれ。(笑)
(ミスター円と呼ばれるのに、肝心の円の事が分かっていない。)
ここで明らかにおかしいと言えるのは、榊原氏や浜氏は日本の成長が、ほぼ最終的な段階に至っていると思い込んでいる事です。なんでそう思うのかは謎なのですが、想像力が恐ろしく貧困なのかもしれません。つまり未来がイメージ出来ないのです。
デザイナーでもないし、建築家でもないので、それは無理だと言われればそうかもしれません。誰かが絵でも描いて、こういう未来はいかが、とでも言わなければ具体的にイメージ出来ないのでしょう。
何度も言うようですが、こんな不細工な街やプアな生活が日本人の最終的段階である筈がありません。日本人の能力をもってすれば、もっと煌めく輝かしい未来がある筈です。安藤忠雄さんあたりが、そういうテーマでデッサンすれば、それだけで大きなヒントが得られるかもしれません。
(縄文人かと思ったら、安藤さんでした。凄いアイデアの持ち主です。)
人類が地球上で後何百万年、何億年生存し続けるのかは知りませんが、有史以来たかだか数千年ほどで殆ど原始生活から、ある程度格好がついただけという今の段階に至った事を最終段階などと思ってはいけないのです。人類に失礼すぎます。
今の人類から見て殆ど無限と言える未来は、今の人類では予想もつかない形に変わっていくであろう事は想像に難くありません。つまり現在なんて、初歩の初歩に過ぎず、無限に進化して行く一過程に過ぎないのです。従って、「今」という概念を経済的に正しく定義するならば、「発展途上」ではないでしょうか。
恐らく浜さんや榊原さんは、失礼ながら時系列的に観る経済の概念が頭の中に構築されていないのでしょう。例えば縄文人が作る付加価値と、現代人が作る付加価値の差を定量的に計測出来ないかもしれません。
普通に考えて、両者には決定的な付加価値創造力の差があります。なぜなら、縄文人が全く想像すら出来なかったものが現代人には作れるからです。縄文人にハイブリッドカーやジェット機の設計が出来る筈もありません。インターネットは神、あるいは悪魔のツールでしかないでしょう。
同じく、10万年も未来の人類が創造するものを、今の我々が想像出来るかと問われれば、無理、と言うしかありません。たった数千年でさえ予測不能なのですから、もっと進化速度が速い1万年先、10万年先がイメージ出来る筈もないのです。
無理な例えかもしれませんが、縄文人一人当たりのGDP(付加価値想像力)と現代人1人当たりのGDPを比較すれば何倍になるでしょうか。幸福度ナンバーワンの国に対して不遜かもしれませんが、例えばブータンは2000ドル程です。日本は円が安くなったので4万ドルとして20倍ですね。
縄文人がブータン人にどれくらい肉薄出来るかですが、道具や知識、諸々の要素を考えても10分の一くらいがいいところかもしれません。正確な比較はしようがないので、精度は保証出来かねます。そういう点は学者の先生方にお願いしたいです。
という事は、10分の一と仮定しても現代日本は縄文人の200倍になります。では数千年後の日本人ですが、現代人の200倍ぽっちですむとは思えません。1000倍くらいでもおかしくないのではないでしょうか。それこそ筆者などの想像力のなさ、と言わざるを得ません。
これでも分かるように、付加価値(経済)は無限に拡大して行くのです。それにしても、あの害にしかならない老害エコノミストや経済学者、何とかなりませんかねえ。(笑)
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コメント
> 安藤忠雄さんあたりが、そういうテーマでデッサンすれば、それだけで大きなヒントが得られるかもしれません。
・・・安藤さんって、すごい凄い。プロボクサーのライセンスを持っている高卒の建築家。で、イェール/ハーバード/東大の建築の教授もやっていた(いる)方ですね!彼の作品は私の眼からはコルビジェ的な亜空間/間の取り方に共感を覚えます。光の教会も大変良いです。
榊原氏や浜氏(紫おば様)は安藤さんの一億分の一位の創造力とか未来ビジョン、人・文明・文化・時空間等の物事の本質を把握する知性を持って欲しいものです。
投稿: Carly | 2013年3月12日 (火) 18時25分