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2013年4月24日 (水)

テレビを見るとバカになる

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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この、バカチン(!!)バチカンではありません。(笑)
のっけから失礼いたしました。いえ、靖国神社参拝をした麻生副総理の事を「外交音痴だ」と無礼な事を言った後藤謙次(元共同通信)の事ではありません。(笑)彼はそんな生易しいものではなく明らかなBKD です。日本の敵の一人でしょう。

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(麻生さんが中韓からの反発を考えずに靖国にいく筈がないだろう。ちゃんと考えがあって行ったのだ。その何がいけないと言うんだ。)

そうではなく、一昨日の「TVタックル」で荻原某とかいう家計簿コメンテーター(筆者命名)の一言にぶち切れたのです。(笑)思わず口をついて出た言葉が「この、バカチン」です。

まあ、何も知らないくせに無責任にものを言い過ぎます。そもそもこの人の言っている事はお話にもならないので、当ブログでもネタにする事はなかったのですが、さすがに昨日の一言は看過出来ません。

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何と、言うに事欠いて「日本は円安関係なく先月でも貿易赤字です。日本の競争力はないんです。」と言うではありませんか。その貿易の詳しいメカニズムは、前にも述べましたので省略しますが、もっとちゃんと調べてからものを言いましょうよ。

畏れ多くも、経済評論で飯を食っているなら、もっと勉強しろ(!)と言いたくなります。フェミニストを標榜する筆者としては、女性に対してきつい事を言いたくはありませんが、浜さんと言い、勝間某と言い、レベルが低過ぎます。勿論、そういう連中を使っているTVに大きな責任がある事は言うまでもありません。

「日本に競争力がなければ一体どの国にあるんだ。言ってみろ」面と向かって言ってやりたいです。(笑)自動車業界ではありますが、世界中の現場を見て、日本の実力をいやという程体験している筆者が言うのですから間違いありません。

なぜドイツと韓国、あるいは中国が円安にケチを付けているかを考えれば分かりそうなものです。これらの国は日米などとは桁違いの、貿易依存度が対GDP比60〜100%にもなる貿易依存国です。さらに輸出品目が日本と微妙に重なります。

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   (2009年度の輸出だけの依存度対GDP比、絶対額ではない)

ドイツはともかくとしても、中韓は日本のコピー商品が多く、安さだけが取り柄です。その証拠に、つい最近まで韓国は為替介入を繰り返してのウォン安、中国もドルペッグに必死だったではありませんか。

そもそも為替が基軸通貨ドルに対して、ここまで高くなった国はありません。ピーク時で4倍です。ドイツマルクでさえ2.5倍ですから、その凄まじさがお分かりいただけるでしょう。ウォンなどはむしろ安くなっている訳で、人の国の為替に文句を言う筋合いでない事は明らかです。

言うなれば、日本とユーロになる前のドイツで基軸通貨ドルを支えて来たと言っても過言ではありません。そんな事も分からずに、日米の恩恵だけを受けている弱小国がキャンキャン吠えるなと言いたいです。。いかん。ちょっと今日は過激です。(笑)

3.11でサプライチェーンが寸断され、世界の工場が生産停止に追い込まれた時、クライド・V・プレストウィッツ(米経済戦略研究所所長)が「勝者は、やはり日本だった」と言っていましたが、輸出の80%にも及ぶ、日本の生産財、資本財がなければ、既に世界が立ちいかない事は明らかなのです。

これを見て、もし、耐久消費財が少ないじゃないか、やっぱり競争力がない、などと思われたら、その人は日本の事をもっと知らない事になります。耐久消費財に関しては、80年代の貿易摩擦と85年のプラザ合意を経て、とっくの昔から現地生産に移行しているのです。

その売り上げは物とサービスを含めて年間200兆円以上にもなりますから、世界への貢献は半端ではありません。従って、日本の耐久消費財輸出は円高もあって、一部の高付加価値製品にシフトしているという訳です。

それに関連して、デフレの原因は需要がないからだ、つまり、日本には魅力的な商品がないなどとデタラメを言う頓珍漢な人がいるので、追記します。

よく考えてみて下さい。需要、すなわち欲しい物がないなんてよく言えたもんです。筆者などは欲しい物だらけで気が狂いそうになります。(笑)

まず、電力の自給自足が可能なスマートハウス、ハイテク満載の最新型ハイブリッド4WD、近々新発売されるホンダのハイブリッドスポーツカー・ニューNSX、これも近日発売ですが、ソニーの4KTV、出来れば80インチくらいの。(笑)

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  (ハイブリッドスポーツカー・ニューNSX 1000万円は悠に超える)

その他、細かいものは羅列すればキリがないので省略しますが、お金がいくらあっても足りません。そのくらい魅力的な商品に満ちている国が日本なのです。これが上手く回転しなかったのは、外的サボタージュもありますが、政府の無策が大きいのです。特に日銀、これが血液の循環を絞っていました。

経済の基本ですが、総消費イコール総所得です。という事は、対外純資産が300兆円もある国で、魅力的な商品が供給過剰でデフレになっているというのはバカみたいな話なのです。簡単に言ってしまえば、外需依存を少し改め内需主体とし、供給力に見合った流動性を日銀が作り出せば良かっただけの話なのです。

そういう点で日本人は凄く損をしています。成長戦略がどうのこうのと言っていますが、筆者に言わせれば愚の骨頂です。政府や産業ナンチャラ会議が考える事なんて、ろくなものはありません。いつも阿呆な事ばかり言っているでしょう。

黙って金だけ出せばいいのです。(笑)異次元の金融緩和と異次元の財政出動で十分です。ところが好事魔多し、それで全く問題がない訳でもないから、またややこしいのです。財政出動の方が小さく、しかも公共投資に偏りがありますが、まずい事に、ここの供給力は、公共投資を長年絞って来たせいで人手不足なのです。

他の産業には供給力が有り余っていますから、歪みが生じている訳です。従って、従来型の公共投資があまり効かない可能性があります。そこは何か手を考えなければなりません。

手っ取り早いのは減税です。えっ言う程払っていないって(?)いえいえ、ガソリンなどもリッター当り53円も払っていますから、税制全般を見直して、恩恵が底辺に行き渡るようにする事は可能です。

とにかく幅広い層に購買力をつけなければなりません。ここまで放置して来た政治の責任です。税収が減って国債発行が増える、なんて言っているあなたは恵まれた人です。今はとにかく火を消さなければいけないのです。その家が燃えている文字通り火急の時に、家の修復を考えるバカはいないでしょう。

いずれにしてもテレビを見るとバカになるだけでなく、精神衛生上も好ましくないようです。

一昨日のコメントで質問がありましたので、お答えします。

アベノミクスがあると、貴方の従業員の給料を上げますか?
上げる必然性を、経営者として決断出来ますか?

会社経営をされた方は分かると思いますが、売り上げも上がっていない時に給料を上げるバカ社長はいません。そんな事をしたら会社は潰れます。もし上げた会社があるなら、その会社は出せる分儲かっているからです。これまで出し惜しみをしていたとも言えます。それだけの事です。

安倍さんが経団連に賃上げ要請するからややこしい事になりましたが、それは政治の仕事ではありません。マクロな視点でものを動かすのが政治です。財政出動、税制改革を含む財政政策、質的量的金融緩和を含む金融政策だけで十分ではないでしょうか。あとは見えざる手に任せるだけです。

先程も言いましたが、総消費イコール総所得です。従って所得が増えない事には消費も増えません。その所得を増やすのが二本の矢の役目です。例えば5兆円の公共投資をすれば、単純計算でGDPが1%増えます。(乗数効果を入れていません)

つまり500兆円が505兆円になれば5兆円分の消費も生まれているのです。それが廻り廻って我が社に来た時に1%の賃上げが可能という訳です。だから、最初に賃上げありきというのはあり得ません。世界の定説、経営の常識です。お分かりいただけたでしょうか。


 

 

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コメント

こんにちは。

耐久消費材について、以前、ある方のブログのコメント欄で維新の会支持者とやり合ってしまったことがありますが、その人は池田某氏のブログからあるグラフを引っ張ってきて、サービス業はインフレだが耐久消費材はデフレ、だから、耐久消費材なんかやめて、みんなサービス業やりゃいいんだとばかりに言うわけです。つまりは、職業のミスマッチが不況の原因で、デフレじゃないと。

私はビックリぶったまげてしまいましたが、田中様がおっしゃるように、テレビやパソコン、自動車など、新品の高性能品や、豪華なマンションや一戸建て、お坊さんなどごく一部を除けば、たいがいは欲しいはずですよね。

しかし、現実には欲しくても買えないわけです。

私だって、奥さんから西洋の古城のようなアンティークな豪邸に住みたいと常々聞いていますけど(笑)、現実にそんなお金はありません。

つまり、需要とひとくくりにしても、実際には「お金の問題」と「消費者の欲求の問題」と2つあるわけでして、日本のデフレはお金の問題なのだから、単純明快に言えば、ヘリコプターマネーのようにお金をばらまけばいいわけです。

しかも、サービス業といっても、昔は宅急便や引越しサービス、ハウスクリーニング、美容室などの職種なんかなかったわけでして、それらが次々と出てきて、耐久消費材の需要(お金)を食っていったわけです。

現実問題として、引越しに苦労して大型テレビを買うか、それとも引越しサービスを利用するか、昨今の人達はおそらく引越しサービスを選ぶでしょう。

そうやってサービス業がインフレになり、耐久消費材がデフレになっていったと私は思います。

そして何より、製造業なんかやめて、みんなサービス業をやりゃいいんだというようなトンデモ論に驚かされました。

そのサービス業にしたって、色々な耐久消費材を必要とします。例えば、引越しサービスならトラックです。

これを日本国内で充分に賄えるにも関わらず、外国から調達すりゃいいんだと言わんがばかり。

ハッキリ申しまして、そんなのは「国辱」です。

しかも、今や日本におけるサービス業従事者は労働人口の7割に及びます。サービス業がそんなに儲かっているなら、耐久消費材の価格がだだ下がりしていることだっておかしな話ですし、日本が不況なこと自体がおかしいのです。そもそも。

その方は一度だけ田中様のブログのコメント欄で見掛けましたが、私は敢えてスルーしましたけども、何を言ってもダメです。その方には。

他の方達もその方と論戦していましたが、無駄だったようです。

きわめつけは、TPPに参加すれば、道路にするために買収する土地の費用が安く済むと(なぜ?)、その方曰く、現在はぼったくり価格同然なんだそうですが、TPPにはそういった無駄を省くメリットもあるんだとか。だから、TPPに賛成だと。

仮にそうだとしても、私からしたら米軍基地至れり尽くせり以上の「国辱」でしかありません。主権放棄どころか、日本人は無能なんだと世界に向かって宣言するも同じです。

藤井某内閣官房参与ふうに言えば

『頭わいとんとちゃうか?ワレ』

という話です。

萩原某氏も同じだとは言いませんが、この手合いの輩は本当に始末が悪いです。

申し訳ないけども、あんなことを宣っていると、一から十まで全て間違っているとレッテルを貼られても文句言えないと思います。

さらには、この方に質問して納得しているような人までいました。

これもビックリしたのですが、「乗数効果」についてどなたかから質問されて、その答えが

『例えば道路を作っても、利用者が少なければ経済効果が少ない。そういうこと』

でして、「・・・・・」しか感想はありません。

勘違いというか、思い込みというか、一体どこからこれらのトンチンカンな理屈が出てくるのか、その起源を知りたくなりました。

投稿: 硫黄島 | 2013年4月24日 (水) 05時53分

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