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2013年4月 9日 (火)

慧眼、それとも崇洋媚外

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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為替が1ドル100円をうかがう展開になって来ました。株もあっさり13000円を突破したようです。ちょっと急激ではないでしょうか。筆者は相場はよく分かりませんが、何事も急激な変化は歪みを生みます。もう少しマイルドな上昇カーブにならないものでしょうか。

株は年内に1万5〜6千円をつければ御の字と思っていましたから、そのペースから見れば早すぎる展開と言えます。為替の方も、さすがに資源系の輸入があるので、この勢いは問題です。

現状90〜95円くらいで、年内というスパンで見れば、下がっても100円止まりが平和なところではないでしょうか。黒田ショックが、余程効いたようです。

一部では気が早く、株と不動産のバブルを心配する向きもあるようですが、さすがにそれは気が早いと言わざるを得ません。不動産なんて、筆者の周辺で見る限りピーク時の約半分ですから、せめて20〜30%は上がってもらわないと困るのです。(笑)

株に関しては日経平均で4万円弱まで行ったのですから、2万円以下でバブルなんて表現は使って欲しくありません。まだまだこれからです。ただ、ペースだけが心配なのです。いずれにしても久しく忘れていた感触が蘇って来ました。(^_^)

さて、本日の話題
テレ東が最近面白いのは拙ブログで紹介済みですが、マニアックなところを抑えているのも嬉しいのです。日曜日の11時半からの「スーパーGTプラス」7日は日独ハイブリッド対決をやっていました。

日本からは「トヨタ クラウンアスリート・ハイブリッド」

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ドイツは「BMW アクティブハイブリッド3」です。

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なぜBMWは同クラスの5シリーズでなかったのかが謎ですが、価格の点で3にしたのかもしれません。いずれにしてもカテゴリー的に見ればBMW3シリーズは下位に属します。

試乗方法は、男性プロドライバーとコメンテーターの女の子がペアで2組、それぞれを乗り比べをするのですが、女の子は専門でもなんでもなく、ただのミーハーのようです。

結果は、どちらも、それぞれに個性があり、良さがあるという玉虫色で面白くも何ともありませんでした。もうちょっと専門的に突っ込んでもらいたいのですが、クルマの提供等で協力してもらっている手前難しいのでしょうか。(意味ね〜笑)

女の子の評価は、さすがミーハー「私はBMWが好きです」の一言だけと来ました。(笑)恐らく試乗の前から決まっていたのでしょう。君の意見はどうでもいいのだよ。。

ただ、ここに座視出来ない問題が潜んでいるのです。クラウンのプライス410〜に対し、クラスが下にも関わらず、BMW699万円〜というのは凄い差ではないでしょうか。当然、何なんだこの差はという事になります。

ところがよく調べると、同じ3シリーズでも2リッターモデル(ハイブリッドでない)は400万円から選べるのです。一クラス上+ハイテクのクラウン・ハイブリッドと変わりません。

尤も、クルマの性格は、方や欧州を代表するスポーティセダンであり、一方はアスリートとは言っても日本を代表するラグジュアリーセダンです。従って、味付けは全く別物になります。これはあくまでもユーザーの指向性(用途)や趣味(好き嫌い)によりますから選択の問題と言えます。

肝心なハイブリッドシステムはと言えば、クラウン2.5リッター + 105Kwのモーターに対し、BMW 3リッター+40Kwモーターですから、自ずと目指しているところが違います。燃費も23.2 対16.5と差があります。

つまり、モーターだけでも走るパラレルスプリット型本格ハイブリッドのクラウンに対しBMWの場合、モーターはエンジンをサポートするだけという、言わば「なんちゃって」方式なのです。従って、ハイブリッドにする事によって重量増というハンデを負いながら100万円も価格をつり上げる意味が分かりません。

燃費にしてもノーマルのBMW328が15.6ですから、殆ど差がないのです。クラウンの11.4/23.2とは対照的です。むしろBMW328の好燃費が際立ちます。(笑)

結局、ブランドや好き嫌いという要素を抜きにすると、クラウンのツールとしての価値がBMWを圧倒します。それが価格の点では逆転するからややこしいのです。筆者などはクラウン700万、BMW400万なら納得出来ます。

もちろん、そんな事を言えば、極めたがるタイプのエンジニアや一部のエンスーからは総攻撃を受けるかもしれません。機械的面白さや、ヨーロピアン・マニアックとも言えるスポーツテイストは比較しようがないからです。つまりBMWはクラウンとは全く違うタイプの、個性豊かな高付加価値商品と言えます。

それにしても、この価格差は納得出来ないと言われるあなた、正しいです。(笑)ただ言える事は、BMWは付加された付加価値分を正しく価格に上乗せして来たという事です。

クラウンは(?)その新たに付加された高付加価値分のプライスが、どこかに飛んで行った。(笑)いえ、笑い事ではありません。デフレ下における日本の歪んだ現実がそこにあるのです。

本来、付加された高付加価値が積もり積もって高価格になり、その価格と品質、パフォーマンスのバランスがブランドを生みます。決して名前だけ、あるいはロゴマークでバカ高いプライスタグが付けられる訳ではないのです。

従って、件の彼女は、そこを無意識に見抜いている事になります。。それとも、単なる崇洋媚外のミーハーか(?)判断はあなたにお任せします。

 

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

一寸前ですが 中京地区のトヨタの下請け末端の 父ちゃん母ちゃんでやってるような所では、二人で生活費を稼ぐのに朝から夜遅くまでめいっぱい働かなければならないと言う話を聞いたことがあります。
だから700万の価値ある車が400万で出来ちゃうのですね。
デフレにもなりますよ。
BMWは最近多くなりましたが 安くしたら売れないのでは。 私の年代の者たちは 若い頃あこがれた車と言うことで、退職金で手に入れた人が多い。我が家の両隣もBMWです。 私も一寸考えたのですが、嘘かほんとかアフリカで生産していると聞いて 一気に熱が冷めました。
私はここ20年以上トヨタの車に乗っていますが、車検や定期点検以外に修理工場に行ったことはありません。
しかも お泊まりはありません。
両隣のベーエムヴェーは不定期に何泊か代車が入っています。
 急激すぎる円安進行は一寸不安ではありますが、トヨタの利益が急激に増えていると言うことですね。 その利益を下請けに還元し日本の技術 職人の指先の感覚がずっと受け継がれていけるようにしてもらいたいものです。

投稿: 古希のネトウヨ | 2013年4月 9日 (火) 17時00分

小生、USAに在住かれこれ25年、家族と共になんとかポジティブに希望を持って生存中です。初孫の女の子(幼児)は今日、両親と共に日本に見学にいっちゃいました。。。異国で暮らすのも結構大変です。ま、同じ地球上なのでたいしたことはないのですが。


TOYOTA・HONDAさんは25世紀にも製造業として、地球で存在する気配が感じられます。(スタンフォ-ド大学の2人の教授が30年前、論文で語っておりましたっけ・・・この2社が生き残れるでしょうとか・・・)

車のマーケット的なブランドとしては、BMWとかメルツェデスとかAUDIとかは自動車製造業の生き残りを賭けて、USAでも其れなりに頑張っています。BMWはトヨタとHV関連の技術提携をしますが、MB(メルツェデスベンツ)とかAUDIはどうするつもりなのでしょうか?あ、勝手に経営者がやればいい事ですよね。3気筒ディーゼル+ターボ過給でおまけで電動機とかね。

投稿: Carly | 2013年4月 9日 (火) 20時13分

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