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2013年5月 4日 (土)

マンセー的精神飢餓論(前編)

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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昨日は、ちょっとウリナラマンセー(自国万歳)してしまいましたが、(笑)現実は大変です。世界の魑魅魍魎から日本を守り、正しい姿に導く事の難しさは誰が総理を務めようが並大抵ではありません。長く厳しい道を歩み続けるしかないのです。

その点、安倍総理の積極的な外交姿勢は民主党などと違って安全保障上好ましいものと言えます。技術支援や通貨スワップなどによる資金援助をして親日国を作る、つまり恩を売っておけば、何かの時に頼りになるという訳です。

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ただ、アベノミクスで折角内需拡大策を推進しているのですから、インフラ輸出などの外需獲得は程々にするべきです。バカ高いエネルギー輸入などで現在赤字の貿易収支を改善するには輸入を減らす方向が好ましいと言えます。

金融緩和効果での円安で、放っておいても輸出は増えますから、いたずらに円高要因となる経常収支の黒字を増やさない為にも、政府が積極的に外需獲得に走る必要はありません。どうも、経済に関しては全方位に向き過ぎ、選択と集中が出来ていないようです。今は内需拡大に全精力を注ぐべきではないでしょうか。

その安倍積極外交に対し、早速日テレは反日ぶりを発揮していました。「ウェークアップ・プラス」では閣僚の外遊の費用を概算し、税金の無駄遣いと言わんばかりに扱っているのですから呆れます。

政府がきちんと仕事をしてこれですから、一体何をすれば褒めてもらえるというのでしょうか。(笑)民主党の外遊(ゴルフなどをする本当の外国での遊び)に関しては何も言っていなかったような気がするのですが、本当にクソみたいなBKD達です。(失礼)

それに、有り余る外貨を使う事は無駄遣いでも何でもありません。むしろ有効活用です。しかもたかが数千万円の話です。(笑)ちょっと考えれば分かりますが、円を外貨に替えて使うという事は、円はどこへも出て行きません。全て国内に留まります。

国内の旅行会社への手数料は内需としてのメリットになるし、そこから海外に支払われる費用や現地で直接決済される費用も、銀行で無駄に溜まっている外貨に替えて支払われるだけですから、全く無駄はないのです。

これが韓国のようにマンセー的外貨不足の国なら、しっかり成果を出さないと叩かれます。無駄遣いをすれば貿易の決済すら出来なくなるのですから当然ではないでしょうか。円の場合はハードカレンシー(国際決済通貨)ですから、その心配もありません。

米なども政府自ら自国製品のセールス外交をしていましたが、慢性的貿易赤字国にとっては切実です。外貨がなければ部品も買えない発展途上国も外貨の獲得に必至になるのは分かります。

ところが日本のような先進国の場合は、外貨を過剰に持つ事はリスクにしかならないのです。「我が郷は足日木の垂水のほとり」さんも言うように、ドルと言っても輪転機で大量に刷られた、ただの紙っ切れ(狐の木の葉?)に過ぎません。

Dollar
       (いかに安っぽく、すぐ偽札が作れそうなドル)

極端な話、デフォルトして明日から新通貨に切り替えると言われれば、泣き寝入りするしかないのですから、間抜けな話ではないでしょうか。溜め込む意味はありません。従って、ドルは価値がある間にどんどん使うべきなのです。

いずれにしても、テレビ屋さんは経済をもっと勉強しなければ間抜けに見えるだけです。公共の電波を使ってセコい話ばかりしてるんじゃないよ。(怒)

ついでに、その番組で北方領土問題を扱っていましたが、あのしたたかさを絵で描いたようなプーチンが大切なカードを手放す筈はありません。餌をなくせば何も釣れなくなるではありませんか。日本人は政治家の利権絡みもあるのでしょうが、何度でも騙されます。

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     (値踏みの為か、人の背広のウラジミール・プーチン)

いや騙されたふりをしていると言った方が正しいかもしれません。特に鈴木宗男が一生懸命主張する事は怪しいと思った方がいいのです。いずれにしても鈴木宗男やロシアが信用出来る筈はありません。

それより日ソ不可侵条約やポツダム宣言にも違反し、不法拉致され現地で亡くなられた何万人にも及ぶシベリア抑留被害者の事が忘れ去られています。この事を思えば日露の協力関係などというのはあり得ないと思うのですが。。

さて、前置きが目一杯長くなりましたが、本日のテーマです。
マスコミもそうですが、日本人が一番分かっていないのが自分たちの実力です。日本以外の国は経済発展しているというのに、日本はデフレで停滞しているのですから、やむを得ない点はあります。しかし、本当に実力がないからそうなっているのでしょうか。

筆者にはとてもそうは思えません。というのは、海外に行けば分かりますが、日本との比較で大した物を売っている訳ではないし、素晴らしいサービスが受けられる訳でもないのです。それでも経済成長しているではありませんか。

どう考えても日本が便利で、価値ある商品も豊富です。かゆいところに手が届くサービスも安心出来ます。さらに技術力を見ても、既に右に出る国はありません。では、お金がないのかと言えば、それも違うようです。しこたま貯め込んでいます。

5900兆円の金融資産は純資産(対外純資産)301兆円を含み、有形資産も含む国全体の純資産(国富)は3000兆円にも達します。一人当たりで見れば世界一です。何と国民一人当たりの純資産(有形資産、生産資産を含む)は、政府の財政赤字分を引いても2400万円もあるのです。

政府の財政赤字分一点だけを取り上げて、国民一人当たり700万円の借金と危機を煽るのが、いかに胡散臭いかが分かります。物事はトータルで見なければ判断を誤るのです。いずれにしても、今日程情報リテラシーが求められる時代はありません。

何十年にも渡り、仕事で世界を見て来た筆者は、仕事面でも生活面でも、ある程度判断力(リテラシー)があるつもりです。つまり、ウリナラマンセーなしで、客観的な評価が出来るという訳です。(笑)

まず、日本との比較をする為に、世界を先進国、中進国、途上国に大きく分けて分析してみたいと思います。勿論独断と偏見に満ちている事は言うまでもありません。

と思いましたが、長くなり過ぎますので、明日に続きます。

 

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