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2013年5月31日 (金)

トラトラトラ

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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ブルームバーグのインタビューに答える内閣官房参与の浜田宏一氏)

株価の暴落については心配していない。次は「第3の矢」の成長戦略だが、これには金融政策ではなく技術進歩が必要で、竹中平蔵氏のいう規制改革や自由貿易が重要だ。「第1の矢」で潜在GDPを達成したので、これから必要なのは成長だ。目標はリーマン危機以前の水準に戻すことで、為替は現状の1ドル=100円ぐらいが適正だろう。

金融政策はすぐ効果が出るが、成長を実現することはできない。雇用と生産を回復することが目的であり、2%のインフレ目標はその補助的な手段にすぎない。もっと低い(たとえば1%の)インフレ率で実体経済が回復すれば、AではなくA+の大成功だ。(訳/池田信夫氏)


この状況、何かに似ているとは思いませんか。最初に花火をドカンと打ち上げて大成功を収め、「まあ、今日はこのくらいにしといたろか」と、あっさり引き揚げてしまう、吉本のギャグと言えば不謹慎過ぎますが、大東亜戦争の真珠湾攻撃とダブって見えるとすれば。。

その後のマレー沖海戦やジャワのスラバヤ、バタビヤ沖等の海戦で、なお大勝利を収めるものの、真珠湾攻撃が空母の被害ゼロという、中途半端な成果であった事が祟り、ミッドウェー海戦で敗退してしまう悪夢のパターンです。

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(重巡洋艦「妙高」スラバヤ沖海戦で活躍、圧勝した。デザインが素晴らしい)

という事は浜田宏一氏は、真珠湾攻撃で連合艦隊を率いた南雲中将の役廻りかも知れません。エール大教授であり、アベノミクス生みの親に向かって、何を偉そうな、と思われるでしょうが、どうも筆者にはそう思えるのです。思えるのだから仕方がありません。(笑)

やはり、この方も所詮は学者ではないでしょうか。机上の空論を、そのまま実際の現場に当てはめては失敗の元です。そもそも次は「第3の矢」の成長戦略だが、これには金融政策ではなく技術進歩が必要で、竹中平蔵氏のいう規制改革や自由貿易が重要だ。 とおっしゃいますが、これはさすがに違うでしょう。

ちょっと冷や汗が出始めました。技術進歩(?)既に凄くしていますし、多方面でトップランナーとして世界の先頭を走っています。規制改革(?)時期尚早です。お金の廻りをよくする為の改革以外はインフレ気味になってからで遅くありません。

最後の自由貿易(?)もう真っ青です。これこそが諸悪の根源ではなかったでしょうか。このお陰で日本は十数年間もデフレに苦しみました。日本は日米貿易摩擦等で学習していますが、基本的に貿易では一人勝ち出来ません。出来たとしても円高に繋がり、デフレを助長します。

だからこそ海外進出しましたが、今度は国内空洞化を招きました。安い賃金の労働者を使う事で多国籍企業の業績が上がり、そこの社員だけは潤ったのかも知れませんが、全体で見れば、正社員の数が減った事は確かです。

さらに、貿易収支の黒字が巨大化すると輸入圧力がかかります。当然日本の物を買っている国は、自国の貿易収支の為に、自国に有利な分野の市場を開放しろと迫るのです。その結果は、その分の国内産業が衰退します、イコールGDP 減少です。

アベノミクスとは、それら矛盾の是正も含めた内需拡大策ではなかったのでしょうか。まず2%の目標を掲げ、そこに達するまでは異次元の金融緩和をし、続いて第一の矢を支援すべく、公共投資を主体とした第二の矢、財政出動を相応の規模で実施します。

その結果は、設備投資などの民間資金需要(信用創造=借金)を喚起する事になりマネーストックを増やし有効需要に結びつけていくという、凄く理にかなった、オーソドックスともいえる一大エコノミックオペレーションがアベノミクスだった筈です。

従って物価上昇2%の看板を下ろした時点で、市場は混乱します。少なくとも、そこまでは無制限にお金が出る筈だと思っていたからです。それが出口戦略ともとれる発言を司令官がしてしまっては、意気軒昂な猛者だって士気が落ちます。

逃げ遅れては命に関わるのです。株が戻りきらず、下げ気味なのは、こういう姿勢が垣間見えるせいかも知れません。一回の急落で個人投資家はブルってしまいました。これにはさすがのヘッジファンドも面食らっているのではないでしょうか。

後数回は乱高下して、儲けさせていただくつもりだったのに、カモが逃げてしまっては元も子もありません。日本のカモさんは、バブル崩壊で懲りています。何かあれば逃げ足は速いのです。

だとすれば司令官の責任は大きいと言わざるを得ません。それこそA級戦犯です。一昨日のインパール作戦ではありませんが、9万人の大部隊を1000キロも移動させ、挙げ句の果ては兵站をいきなり断つ訳ですから、兵隊さんが気の毒と言うものです。

あるいはトラトラトラ(我奇襲二成功セリ)から、あまりの出来過ぎに怖じ気づいた司令官が、いきなり「もう十分だ、和平を模索する。TPPでアメリカの立場を尊重しよう」などと言い出したようなものです。

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             (血い、吸うたろか)

安倍さんが全方位で支離滅裂だった訳が分かりました。ブレーンがこれじゃあ、最高司令官もブレるというものです。ミッドウェーは7月の参院選かも知れません。勝ててもネコネコネコ、くらいじゃないでしょうか。(笑)あるいは間寛平のように、アヘアヘアへか。(?)

但し、これは池田信夫氏の訳を鵜呑みにした論評で、多分に氏特有のバイアスがかかっている可能性があります。その点は割り引いて、お読みいただければと思います。

   

 

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コメント

最後の望みは国土強靭化法案による財政出動です。

投稿: | 2013年6月 1日 (土) 03時27分

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