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2013年5月 6日 (月)

マンセー的経済飢餓論(後編)

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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(昨日の横浜港 大桟橋 イタリアの豪華客船 COSTA VICTORIA 7万5千トン が停泊中 全長は253メートル 大和より10メートル短い)

さて、昨日の続きです。
自民党もマニフェストで言っている「アジアの成長を取り込む」ですが、例えば東南アジアの成長というのは、どういうモデル、あるいはメカニズムで確立されているのでしょうか。興味が尽きません。

ところで、昨日のテレビでマレーシアへの日本人移住、あるいは不動産などへの投資の話をしていました。最近この手の話が多いのがひっかかります。やたらに広い世界へ出て行け、あるいは世界に投資しろと言っているようです。

番組では今買えば1.5倍、2倍にすぐにでも価格が上がるような言い方でした。マレーシアは東南アジアで唯一土地の所有権も得られると言います。金余りの日本人は投資しない手はありません。

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しかし、鵜呑みにしていいのでしょうか。ここは慎重に考える必要があります。今起きている事は、いわゆるバブルではないのでしょうか。いつかはじけて、全てがパーにならないとも限りません。97年のアジア通貨危機や08年のリーマンショックを経て、金融の危うさ、胡散臭さは身にしみている筈です。

そもそも東南アジアが経済成長しているとは言いますが、では経済成長とは何でしょうか。GDP で言えば、その国の国民、あるいは居住者が1年間に生み出す総付加価値の事になります。つまり、皆で額に汗して働いた総量が増えていく事が成長なのです。

そう考えた時に、その総量が飛躍的に増える事は考え難いと言わざるを得ません。せいぜい頑張っても10%程度ではないでしょうか。と言う事は、お金の量(マネーストック)も10%増えるのが正しいという事になります。

それ以下だと日本のようにデフレの恐れがあるし、それ以上だとインフレを心配しなければなりません。では、マンション価格が数年で2倍にもなるメカニズムとの整合性は、どうとると言うのでしょうか。

番組では1億円以上や2億円以上の物件、例えばマリーナに隣接するペントハウス等を、日本人に斡旋する形で紹介していましたが、その価格で現地の人がスイスイ買えるとも思えません。という事は外国人向けの、ある種特別な商品かもしれないのです。

いやあ、正直怖いです。(笑)つまり広く門戸を解放し、どこでも誰でも構わず、海外からの投資を色々な形で呼び込む政策と見るのが正しいでしょう。ヒト・モノ・カネを入れて発展して行くモデルです。分かり易く言えば、他人のふんどしで相撲を取るスタイルなのです。

正にグローバリゼーションそのものではないでしょうか。さらに心配なのは、軸になるもの(産業等)が見当らないのです。不安定の極みです。そんなところに投資する(?)あるいは住む(?)気でも狂ったのかと思ってしまいます。地に足がついていません。

もちろん同じ東南アジアでも堅実に発展している国もあります。日本からの直接投資が多いタイやインドネシアです。タイの場合、GDPは35兆円程ですが、現地の日本企業の売上は15兆円にも達します。つまり決して裏切らない日本からの投資を軸に、周辺に産業が生まれ、共存共栄して行くモデルです。

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堅実の意味は、筆頭株の親日国として日本を特別視している点にあります。日本人が活動し易い環境が用意されるという訳です。不動産、特に地べたは買えませんが、その点逆に堅実とも言えます。

結局、途上国の経済成長モデルというのは自律的なものではなく、海外マネーに依存するものなのです。従って裾野も蓄積もない途上国は、技術的な面でいきなり世界の第一線に打って出る事は出来ませんが、技術も資金も呼び込めば、それなりの発展は可能なのです。

ただ、途上国や投資する企業にメリットはあっても、先進国自体にメリットがあるかと言えば、日本を見れば分かるように、否と言わざるを得ません。グローバリズムの狙いである、世界平準化に拍車をかけ、国内空洞化とデフレを促進するからです。

従って、日本から見て最もメリットのある途上国との付き合い方は、親日国を作る程度、という事にしかなりません。今の過度な介入の仕方、影響の与え方は、言うなれば「生態系の破壊」なのかもしれないのです。

元々、ヤシの木陰でのんびり昼寝して、そこら辺になっている果物でも食べていれば一生幸せに暮らせるところ、おせっかいにも変な価値を持っていくからややこしい事になります。言うなれば無駄に働かされる事になるのです。

植民地化して、富を収奪しようという野心があるならば、まだ分からないでもありませんが、共存共栄が成立するとは思えないのです。しかも投資をする側には常にリスクが付きまといます。政情不安や、相手国の通貨危機です。

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結局イワシはイワシではないでしょうか。集団で行動している時が一番安全で合理的なのです。群れから出て行くには、それなりのリスクを覚悟しなければなりません。それを、あえて煽るというのは、イワシの群れの統制を乱したい勢力の策謀かもしれないのです。

日本のテレビが煽るマレーシアへの不動産投資なども、裏には電通がいて、その裏には日本が本来の姿に立ち戻る事を嫌う勢力が存在し、イワシの一本釣りをさせているのかもしれません。

カジキマグロやサメはいないから、さあ群れから出てお出で〜。(笑)

最後はタイトルとは、あまり関係なくなってしまいました。いずれにしても、日本マスコミが煽る、無い物ねだりと、何かしないと置いていかれるという焦り、飢餓感が自滅への道を歩ませるのではないでしょうか。

 

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コメント

そうなんですよ!実際に東南アジアの元・米国植民地(いまでもそうかな?)に住んでいる私は、ただただウンウンとうなずく事ばかりです。私の友人もよく言うのですが「いずれ自分も移住したいな。だって生活費は安いし毎日ノンビリ出来そうだ」と。その瞬間の私の返事は「やめろ。旅行で来るのと実際にここで生きて行くのとでは天地ほどの差がある。私は経験者として無責任に移住を勧められないし、その言葉の責任も取れない」・・・・・でもやはりここで生活(ある種のサバイバル)しないとわからないのですよね(笑)。警察=国家権力を持ったやくざ。 親切な笑顔=裏と欲だらけ。 法律=権力者の意のまま。 何事もルーズでずるくて町はごみだらけでインフラもお粗末過ぎて停電・断水当たり前で話しにならないし。住めば住むほど嫌いになってきます(笑)
あれ?少し実例をあげたつもりなのですが、読み返すと「愚痴」の羅列になってしまいますね?
前置きが長くなってしまいましたが、実はTPPの危険性は国家主権の放棄と思っていましたが、もう少しジックリと考えてみる必要もあるのではないのかなと考えています。それはディー・エヌ・エーを弄った食品に関する危険性です。多少の関税や利益がどうのこうの、或いは技術がどうしたこうしたというレベルではなくて「食」が完全制覇されてしまえば「詰み」になってしまうのではないでしょうか。マスコミのアホレベルの誘導に引っ掛からなくなった人が増えてきたのは喜ばしいことですが、ことに日本人はどうも「食」(この場合は自給率)を軽視しているのが気になって仕方がありません。もっと長い目で見れば上記の食品が混入した食品の害というものは、これから何世紀も時間をかけないと本当の安全性はわからないのではないでしょうか。安易な技術過信(D・N・A)の組み換えとは、もしかしたら取り返しの付かない坂道を下っているような気がします。ウ~ン・・コレからシャワー浴びて寝ます。

投稿: 南国通信 | 2013年5月 6日 (月) 13時07分

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