日本の孤立化を恐れる世界
----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------
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日本のメディアは、コメンテーターも含めて、実にユニークなものの見方をするもんだと、日曜の「新報道2001」を見ながら、あらためて感心しました。
「シナ子ちゃんは8時間もアメ夫君と相談をしたんだって。でもポン子ちゃんとは1時間半だったんだ。これってポン子ちゃんが、ないがしろにされてるって事じゃない?」「いや、そんな事ないよ。シナ子ちゃんの方が問題が多いからだよ。」
言っている事の内容は、アメ夫君という旦那がいて、シナ子とポン子が、どちらが妾として一番の座を獲得するか、争っているようにしか見えないのです。筆者から言わせてもらうと、どちらにしても妾には変わりがないのだから、一番でも二番でもいいじゃないか、という事になります。スーパーコンピューターの性能を競っている訳ではないのです。
現時点で言えば、政治経済軍事面でスーパーパワーを持つ米は別格です。残念ながら、これは認めざるを得ない厳然たる事実です。そういう点で日本も中国も大差ありません。米を頼っている、あるいは常に顔色をうかがっているという点で言えば日本も中国も二流国なのです。
問題は、どちらが先に米から自立出来るかですが、結論を言えば、政治面だけがネックになっている日本の方が有利と言えます。何十年先にそうなるのかはともかくとして、客観的には、そう言えるのではないでしょうか。
中国は突っ張ってはいますが、日米からの投資や技術的支援がなければ経済が成り立ちません。軍事面でも核は保有するものの、先進国相手に近代戦で勝利した経験がない点で、実力は未知数です。特に中古空母頼りの海軍力は「張り子の虎」に過ぎないでしょう。
従って米日中の関係を、正三角形を維持すべきなどと言いますが、一辺だけが異常に長い歪な三角形と言えます。しかも短い方の二辺は足しても他の一辺の長さには達しないので接点がありません。そこには共有しようがない異質な価値観、歴史観などの深い溝が横たわります。
ところで、どこから、この情けない妾根性が出て来るかと言いますと、鎖国を経験した事もある島国故の、無意識的に孤立を恐れる本能からかも知れません。あるいは崇洋媚外で抜けない欧米崇拝の負け犬根性からでしょうか。
特に政治家などは、二言目には「そんな事をすれば日本は孤立する。置いていかれる」と言います。世界としっかり繋がりを持っていないと日本が駄目になるかのようです。その世界への盲従ぶりは信仰の域にさえ達しています。
確かに、完全に孤立し情報も遮断するというのは無謀です。世界の様子が分からないなんて、そんな恐ろしい事はありません。少なくとも、世界が何を考え何をしようとしているかは、知っておく必要があります。この世界が狭くなったIT時代に、情報や人の行き来を完全に遮断する事は自殺行為と言えるでしょう。
しかしながら、だからと言って経済や金融面で今以上に、あるいは必要以上に関係を深める必要があるかと言えば、明らかにノーです。日本は、グローバル化が決して国益にならない、むしろ弊害の方が多い事を、既に経験学的に学習しました。
政府御用達の産業なんとか会議や規制改革会議などという、時代錯誤の既得権益にまみれたメンバーやTPP に賛成する経済音痴はさておき、多くの識者も異口同音にグローバル化の弊害を言います。
そう考えた時に、日本の世界に対するスタンスが決まって来るのではないでしょうか。「純粋に国益を考えると、世界との関わりは最小限にする」というものです。また、そうだとすれば、それが可能になるように政治家は動かなければなりません。
これは、国の立場や実力によってスタンスが変わって来ます。全ての国に当てはまる訳ではないのです。大量に外貨が必要な発展途上国が、お客を少なくするような事を言っても始まりません。
また途上国でなくても、国内に産業のピラミッドと言われる裾野を持たない国も、あり得ない事になります。つまり、グローバリズムにどっぷり浸っている国には選択の余地がないのです。
しかしながら、昨今の構造改革とやらで少し形は歪にはなったものの、幸いな事に、日本という国は世界で唯一、産業の理想型であるピラミッドを国内で形成しています。食物産業なども、無理に生産を抑えている程ですからポテンシャルは高いのです。
つまり、日本は基本的に、資源系以外で海外に頼らなければならないものはありません。その資源系に関しても、実はEEZを含む日本の領土、領海内に必要とされる殆どが眠っている事が分かっています。
という事は、将来的には、今政府が音頭をとってやっている、インフラ輸出や観光立国で外貨を稼ぐと言う意味さえも消滅しかねないのです。実は今だって、貿易依存度の低い日本には、外貨を稼ぐ意味は大してありません。
くどくなりましたが、何が言いたいのかと言いますと、世界と関わりを深くすればする程、日本的な長所は失われ、世界の一歯車に特化して行く事は明らかです。反対に関わりを限定的にすれば、将来的には日本独自の、自然と共生する持続可能な自給自足経済が達成可能という訳です。
これは、あくまでも選択の問題です。日本国民がどちらを選択するかによって政治は大きく変わって来ます。今のように、何が目的なのかよく分からない八方美人的外交や、矛盾に満ちた全方位経済政策にはならない筈です。
その為には日本人が正確な情報を得なければなりません。マスコミの中立で正確な報道、あるいは専門家による緻密な分析、適切な判断が求められます。ところが、なぜか、そこが一番ネックになっているのです。
また、中韓始め、米などの先進諸国からの内政干渉も異常とも言える程です。たかが米の妾風情に対し、なぜでしょうか。
それは日本が正しい判断、選択をする事を恐れる勢力、国がいるからと考えた時に脈絡が繋がって来ます。日本が世界から孤立して独自の道を歩む事を、世界の方が恐れているのではないでしょうか。
日々変化し際限なく進化する日本に、置いていかれたくないのは世界の方かもしれないと思うと、謎が解けてくるのです。。
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コメント
日本人のくせに! あっという間に先進国に入ってきやがって。
日本人のくせに! 俺たちより忍耐力を持ちやがって。
日本人のくせに! 俺たちより器用に物を作りやがって。
日本人のくせに! 俺たちより平和な国を持ちやがって。
日本人のくせに! 俺たちにない天皇陛下を抱えやがって。
日本人のくせに! 俺たち白人に逆らいやがって。
日本人のくせに! 俺たちより安全な国に住みやがって。
日本人のくせに! 俺たちが出来ない規律を守りやがって
日本人のくせに! 俺たちより道徳心が溢れやがって。
日本人のくせに! 驚くほど平等が行き届きやがって。
日本人のくせに! なんとなく尊敬されやがって。
日本人のくせに! 円が機軸通貨になりやがって。
日本人のくせに! 皆に喜ばれるアイデアを出しやがって。
日本人のくせに! 日本人のくせに! 日本人のくせに! 日本人のくせに! 日本人のくせに!
・・・・・ああ~、羨ましい!
ってところが特亜や欧米の本音でしょう。
皆さん、日本人としての自覚を持ちお互いにがんばりましょう(笑)
投稿: 南国通信 | 2013年6月10日 (月) 16時14分
こんにちは。
米支首脳会談は明らかに習近平の命乞いですね。
親支民主党政権の前任はクリントンですが、クリントンは江沢民をハワイまで“お出迎え”にあがりました。
おまけに、夫婦揃って支那共産党から多額の献金(賄賂)を受け取っていましたから、クリントン政権は支那のマリオネットのようなものです。それで調子こいた支那共産党は大陸弾道ミサイルを太平洋に向けて発射しました。
しかし、今度の首脳会談はカリフォルニアです。朝貢にも近い形ではないでしょうか。
主な理由としては、ペンタゴンの意向にあると思います。
ご存知、米国で最も権力を握っているのがペンタゴンです。
ペンタゴンは既に米支冷戦に突入したと認識しています。つまり、ソ連崩壊のシナリオと同じく、支那にひたすら軍拡させ、財政破綻させ、人民に共産党を潰させて民主化に持ち込む算段です。
米海軍は現在、日本に核ミサイルと150発の巡航ミサイル(表向きは全て巡航ミサイル)を搭載した原潜を2隻入港させています。
これは、支那との有事を想定してのことであり、開戦したらイラク戦争のような泥臭い戦い方はしないと、すなわち、1〜2日で支那のミサイル基地を全て破壊し、支那の核ミサイルを無力化し、おまけに巡航ミサイルで主な軍事基地を全て叩き潰すつもりです。(米支戦争は1ヶ月以内に終わる)
あくまで開戦したらば、ですが、支那共産党にとってこれは厄介極まりないわけでして、オバマにペンタゴンの意向を転換してもらうよう、お願いしに行ったものと私は推察します。(オバマには無理だと思いますが)
また、米支を衝突させたがっているロシアが、なりふり構わず支那に兵器を輸出していますから、米国としては、米支が衝突し、ロシアの思惑通りにならないよう、原潜を派遣し、支那やロシアまでも牽制したものと思われます。
日本としては、生来の殺人マシーンである支那を米国が押さえ込んでくれれば、まぁ、悪い気はしませんが、その前に考えておかなければいけないのは、安倍総理とオバマの首脳会談で、安倍総理はオバマに
『もし尖閣で日支が軍事衝突しても、米国の助けは要らない』
と言ったということです。
さすが安倍総理、頼もしい限りですが、だがしかし、にも関わらず米海軍が原潜を派遣してきたということは、米国は日本を全く信用していない、戦力と見なしていない、もっと言えば、日本の思い通りにはさせまいという意向があると思います。
悔しいですが、事実、核兵器を持たない日本が、単独で支那を押さえ込めるはずもないので、これが混じり気なしの現実だと理解すべきでしょう。
『何言ってんだ?お前ら。寝言はせめて憲法を改正し、非核三原則を撤回してから言えよ(笑)』
という米国の嘲りが聞こえてきます。腹が立つ。
それはさておき、日本人はマインドをチェンジして、今は支那共産党の打倒に集中すべきです。あれだけは生かしておいたら厄介です。仮に共産党が崩壊しても、支那人は上から下までえげつない奴らですから、時間稼ぎにしかならないことは指摘しておきます。
オバマがペンタゴンをどれだけ操れるか分かりませんが、おそらく、軍事費削減でペンタゴンを締め付けていく作戦を取るものと予想します。
しかし、それをやれば、次は間違いなく共和党政権になり、米支冷戦は本格化します。
そのとき、日本がどう出るか、米国の次期政権が誕生する前に、せめて軍事面においては戦後レジームを脱却しておかないと、対米自立が遠退くであろうと、予想しておきます。
とにかく、まずは、極東情勢は日本に任せておいて大丈夫だと米国に思わせることです。
しかし、そうなると“あの国”がボトルネックになるのでして、半島の先っぽの小さな国ですが、パワーバランサーとしては重要なポジションです。米国もそれはよく理解しています。本当、いつでも日本の足を引っ張る“お荷物”ですよ、あの国は。
正直言えば、半島ごと消えてなくなってもらいたいです。
投稿: 硫黄島 | 2013年6月11日 (火) 01時16分