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2013年7月25日 (木)

2020年に生き残る企業は(?)

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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あるサイトで、「経済・産業を熟知したプロ」とやらにアンケートを実施し、日本企業の将来予測をやっていました。今存在する企業で、2020年に、どこが生き残れるかというものですが、何か切実な問題のように書かれています。相当な努力をしなければ現状維持は勿論、生き残る事さえ難しそうです。

日本人が大好きな改革や改善を、毎年のようにやって行かなければ後発企業や途上国に追いつかれるのかもしれません。日本政府も規制緩和や構造改革に奔走するみたいですし。。なんとも世知辛い世の中ではないでしょうか。(笑)

予想では、トヨタはダントツのトップで生き残る事になっていました。燃料電池車が有望だそうです。へえ〜そうなんだ。知らなかったなあ。(笑)それなら同じく燃料電池車の技術を確立しているホンダが10位グループというのは解せません。

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    (2015年には発売すると言う、トヨタの燃料電池車)

尤も、ソフトバンクが4位でファーストリテーリングが10位G に入っているのをみれば、選考の基準や選考適性に(??)がつかざるを得ないのですが、全てのジャンルをゴッチャ混ぜにして順位をつけると言うのは無理がありそうです。

その中で気になったフレーズがあります。技術のアウトソーシングです。例えば同程度の技術力で10分の一のコストなら国内にこだわらず、海外へ発注するようになるだろうと言うのです。

おっと、そう来たか。(笑)要するに米や韓国がやっているような国際的水平分業を奨励している訳ですね。逆に言うと日本が守って来た国内、あるいは系列内垂直統合型を否定している訳です。そんな事にこだわるから国際競争力をなくしたのだと。。

困りました。経済・産業を熟知したプロと言えども、もの事を短絡的に解釈する人が多いようです。上辺しか見ていません。その結果がマクロ的にどうなるかは考えないようです。

国境を越えて企業単位でものを見る、言わばグローバリズム/新自由主義の信奉者ではないでしょうか。この手はなぜか産業競争力会議メンバーにも多いようです。

彼らは小さな政府が好きで、政府や公務員の無駄遣いに神経を尖らします。さらに何事につけ政府の介入を嫌うのです。規制はない方がいいし、構造改革で統治機構も刷新し、道州制に移行する事にも抵抗がないのでしょう。そこまでは考えてないか。(笑)

しかし、本当にそれでいいのでしょうか。昨日の太平洋戦争でもありませんが、過去の教訓から学び、将来への想像力を働かせましょう。人件費の安い中国などへ生産拠点を移してどうなったか、最近学習したばかりです。

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     (中国で今年から現地生産が始まったキャディラックXTS)

当然初期の段階はうまくいきます。相手も謙虚だし、ふれ込みどおり人件費は驚く程安いのです。その結果、先進国の品質に近いものが脅威の低価格で提供されます。実際筆者などもユニクロで助かっているのです。(笑)

しかし、そのせいで国内製は高級品やブランドものを除いて価格競争力を失います。いわゆる空洞化です。これが全産業的に起こると失業者の増加と、それに伴う深刻なデフレを誘発するのです。

それはGDP の減少を意味し、GDP の減少は所得の減少を意味します。いくら働いても給料が上がりません。実際ユニクロは世界同一賃金と言い出しました。先進国から見れば限りなくブラックとしか思えない事を平気で言うのですから、どうかしています。

ともあれ、単純に言えばそういう事で、水平分業化が進むと途上国の賃金が上がり、先進国の賃金が下がります。2012年度でいえば177万円が世界の平均給与所得(日本442万円)と言いますから、皆限りなくそこに近づいて行くという訳です。所得の平準化現象が起こるのです。

これが工場なら未だましです。例えば中国の人件費が上がって採算が取れなくなればベトナムに行けばいいのですから、暫くは何とかなります。(笑)

技術の場合はそうは行きません。全産業が技術をアウトソーシングで調達すれば、国内に技術者がいなくなります。という事は技術コストだけは、持っている国が上げ放題という事になりかねません。

実際は、そうなる前に何らかの歯止めがかかり、国内に回帰するのではないかと思われますが、それなら最初から国内でやればいいのです。何も苦労してまで世界を回って来る必要はありません。

問題は、企業が世界に出ざるを得ない状況に追い込まれる事です。そうです。国内の需要がなくなれば輸出などで世界に出ざるを得ず、貿易黒字による円高で国内の製造コストが負担になれば国際水平分業、あるいは海外へ生産拠点を移さざるを得ません。悪循環です。

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          (世界展開する多国籍企業ユニクロ)

それを食い止めるには、大きな政府によるファイヤーウォールの構築が必須となります。国内産業や日本人消費者を胡散臭い世界から守る為の色々な規制やルールが必要である事は言うまでもありません。これは非関税障壁と呼ばれます。

もちろん関税も一つの手段です。何でもかんでも自由でゼロにすればいいというものではないのです。さらに折角莫大にあるのですから、国内金融資産の流動性を高めない手はありません。特にデフレ下、マネーストックは十分過ぎるくらいの量が必要ではないでしょうか。

有価証券をいくら持っていても、ものは買えません。日銀が第一の矢で市場から債券を吸収し、ベースマネーを2%のインフレになるまで供給し続ければいいのです。勿論第二の矢の財政出動もセットです。底辺から有効需要を創出します。

その結果内需が拡大され、所得が増え、高付加価値の商品が売れるようになれば好循環を生みます。不安定な海外を当てにしなくても済むという訳です。

つまり、アベノミクスが成功し、例えば名目4%成長が7年続いた場合で2020年のGDPは680兆円にもなります。そうなった時に、今ある企業のどこが生き残るかなんて予想が、いかにバカバカしいかが分かるというものではないでしょうか。

殆どの会社が好決算に湧き、442万円だった給与所得は510万円程に上がっている筈です。財政問題や社会保障問題も雲散霧消している事でしょう。

但し、世界同一賃金なんて言っていた無国籍企業や「デジタル・オア・ダイ」と言いながら外国人ばかり採用する企業、あるいは社内公用語を英語にするような訳の分からない企業に関しては予測不能なのです。。(笑)

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

> 2020年に生き残る企業は(?)

・・・TPPに入っていない場合→アベノミクスで内需拡大が進めば殆ど全部生き残る。但し、自然淘汰的原則は生きている。

・・・TPPに入っちゃってた場合→日本農業は90%消滅、JA旧農協職員は生ポ生活~財源は???。モンサントの日本番頭・夜根暗だけは日本を裏切った報償金をしこたま貯めこんでスイス辺りにトンずらで高枕。米倉って苗字がブラックジョークであった事にやっと気付くが後の祭り。
天候の変化・小氷河期・意地悪で日本に米(味はまあまあでもの凄く安い)大豆・小麦を輸出しないよと言われたら、今雨ポチ→奴隷状態になってしまう。

あらゆる分野の保険業界は50%消滅。米系企業とかファンドに吸収合併されている。

医療制度は我国が世界に誇る国民健康保険制度が消滅。貧乏人は早くあの世へ行ってくださいねという世界になっている。早い話、アメリカと同じになってしまう。薬はジェネリックは制限され皆は高い薬しか買えなくなる。アメリカの企業の利益が日本の国内制度より上位の権限があるという、めちゃくちゃな不平等制度。

製造業は・・・想像するのは恐ろしい。日本のハイテク技術分野とか自力があるのでなんとか生き残ってほしい。雨はミドルテックは既に日本にとっくの昔にタジタジ。ローテク製品は中国製があれこれ莫迦安なので殆どここから輸入、ただし、経済安全保障上、雨本土での製造が復活の方向が出てきている。

銀行・金融系・・・昔、ロックフェラーセンターを買い取ったM◎銀行は逆に買い取られている・・・中小企業への貸しはがしが当たり前になっているし、それが有名大企業へも及んでいる。

ねっ、TPPを阻止しましょう。

民主・社民は西隣の日本を壊したいx3ヵ国の出先機関であったが、東の金融機関に乗っ取られた某国の命令にも凄い勢いでしっぽを振るポチでもあった。で、竹島尖閣を侵略にまかせ、国防費も削るという国賊であった。テレビも新聞も権力者の奴隷であったし、今も同じ。マスコミを鵜呑みにするB層国民の洗脳に日夜励んでいる。
〔本ブログの様な文化文明と歴史認識をしっかり把握し、価値創造未来と自由を語れるネットって凄く役に立ちますね〕
やっと、反日勢力を選挙にて押さえ込んだ現在、TPPさえ阻止すれば日本は生き残れるが、飲み込まれてしまえばそれでおわり。

投稿: 心配性君 | 2013年7月26日 (金) 03時42分

> 予想では、トヨタはダントツのトップで生き残る事になっていました。燃料電池車が有望だそうです。へえ〜そうなんだ。知らなかったなあ。(笑)それなら同じく燃料電池車の技術を確立しているホンダが10位グループというのは解せません。

・・・トヨタは研究開発費もトップであるし、宣伝も強いですからトップグループでしょうけれど、最近ホンダはGMと燃料電池車の技術提携をしたらしいからアメリカ市場での5~10年後は凄い事になるかもしれません。GMってアメリカ政府が株主でしたよね、パテントも山ほど持っているし・・・。また最近売り出したアコードとかもうじき出るフイットのハイブリッドは走りも燃費も凄いらしい。雑誌とかあれこれのウェブに掲載されています・・・なので10位グループなんて事ありえません。
日産でも実は燃料電池とかハイブリッドのパテントはそれなりに持っていますからいい奴を出してくる可能性はありえます。
まあ当分はハイブリッドが主流でしょうけれど・・・

投稿: Carly | 2013年7月27日 (土) 16時01分

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