朝からげんなり(笑)
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昨日今日と、あまりにも暑いのでブログをサボろうかと思っていたのですが、テレビなどで国の借金に関する間違った報道が相次いでいるのを見ているうちに、気がついたら書き始めている自分がいました。(笑)
昨日の「国民一人当たりの借金報道」に対する記事の続きにもなりますが、それにしても酷すぎます。フジテレビ「新報道2001」に出て来た議員さん達は犯罪的とも言えるくらいに無知です。マクロ経済を理解しない議員に経済を語る資格はありません。即刻議員バッジを返していただきたいです。
まず、自民党の山本有二議員、長期金利が1%上がると利払いが10兆円増えると言っていました。党内で、そういう認識はないと思われますが、テレビを嘘をつくのはどういう事でしょうか。
(未だ自民党にも、こういう化石のような議員がいるようです。反日ではなさそうなのですが。。)
これに関しては先日、麻生財務大臣が国会で「金利がコンマ1パーセント上昇すると約1000億円利払いが増える」との試算を証言してたばかりです。つまり単純計算ですが、1%の上昇で1兆円の増加にしかならないのですが、聞いていなかったのでしょうか。
問題は出演者一同、誰もその間違いに言及しなかった事です。皆知らないと見えます。論外です。尤も、民主党の前原氏あたりは長期国債が1000兆円あると言っていましたから、はなから期待は出来ません。自分は、そこら辺の素人おじさんより無知だと公言しているようなものです。
(こういう頓珍漢と言うか、BKDと言うか、そんな人が国土交通大臣をやっていたのですから、日本が良くなる筈はありません)
簡単に金利が1%上がると言いますが、それは新規発行分と、既発行分に関しては当たり前の話ですが変動金利ものに対するものです。1000兆円全てに対して一斉に1%かかる訳ではありません。
よく誤解がありますが、金利が上がるという事は、市場で国債の売買価格が下がる事を意味します。例えば額面100万円で1%の金利のものが、人気が無くなり90万円でしか売れなくなった場合、1万円の利息は確定していますから、90万円で1万円の利息という事になり、結果として1.11%に上昇する訳です。
それともう一点のおかしな話、金融機関の評価損の話があります。「1%の上昇で邦銀の評価損が6.4兆円になるから大変だ」などと言いますが、売らなければ発生しない損害、つまり償還まで待てば元本が保証されている資産を、わざわざ損益評価に組み入れるのは妙な話ではないでしょうか。
さらに、最悪でも日銀に買ってもらえば大きな損はない筈です。つまり異次元の金融緩和を打ち出した時点で、日本の財政問題は基本的なところでリスクが希薄化しているのですが、無能な白川総裁と反日民主党政権時代のようなメンタリティで話すのは理解が出来ません。阿呆としか言いようがないのです。(笑)
もっと言えば、例え現実に1%上がったとしても増えた1兆円の利息の大半は、国債を大量に保有する政府系金融機関に支払われます。言わば自作自演のようなものではないでしょうか。そんな事よりもっと重大な問題は日本にいくらでもあります。
番組で藤井京大教授も言っていましたが、民主党政権が「コンクリートから人へ」などとうそぶき、公共投資を減らしたせいで、その「人」が守れなくなっているのです。311などの、いざという時に供給力が減ってしまっていて工事が進みません。この責任をもっと追及すべきです。
(日本全国では5万とある老朽化した橋梁)
急務である老朽化したインフラの整備に対しても、二言目には財源がないと言います。それよりももっと問題なのは供給力不足の方だという事を議員さん達は、そのボケた頭に叩き込むべきではないでしょうか。
日曜日の朝から、がっかりするような事を言わないで欲しいのですが、マスコミや議員のレベルが日本の限界を示しているのかもしれません。おかげで寒くなって来ました。(笑)
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