« アベノミクスの本質を理解しようとしない人達 | トップページ | 決まったからにはやるっきゃない。 »

2013年9月 6日 (金)

インフレが日本を救う

130708         

----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

ブログランキングに参加しています。

今日もニッセイさんの話題です。ニッセイさんに恨みがある訳でも、保険屋さんが嫌いな訳でもないのですが、レポートの内容が興味深過ぎて研究ネタにさせてもらっています。なぜそうなのか疑問だったのですが、昨夜分かりました。

トップの専務理事(東京工業大学大学院社会理工学研究科連携教授)がギンギンの財政再建論者だったのです。それにしても厳つい肩書きに目が眩みます。(笑)これじゃあ皆信用するし、部下も従うというものです。

以下、専務理事の記事からの抜粋

5月末に東京で開催された国際コンファレンスでは、ノーベル賞経済学者であるスティグリッツ教授(コロンビア大学)がアベノミクスは正しいと発言したなど、内外の経済学者がアベノミクスを評価した報道がされている。

200pxjeffrey_sachs_in_brazil

(ジェフリー・サックス・コロンビア大学教授 黒田総裁を高く評価している)

しかし、会議で最も興味深かったのは、コロンビア大学のサックス教授が、日本経済の現状は一般的な定義ではどう考えても危機には該当しないと発言したり、スティグリッツ教授も日本は欧米に比べて失業率も低いなどと指摘したりしていたことだ。

Photo

   (ノーベル賞経済学者 ジョセフ・ユ-ジン・スティグリッツ教授)

(中略)

   失われた20年とも言われる経済成長率の長期低迷の中で、日本経済の先行きに危機感を抱いている我々と、第三者として日本経済を見る立場の人たちとの認識の差に驚かされた。

えっ、この人は一体何に驚いているのでしょうか。(?)理解出来ません。拙ブログや内閣官房参与の経済学者、あるいは一般のリフレ派(積極財政派)と同じように当たり前の事を言っているだけで目新しい事は特にないのです。

このくらいで驚くようではキャパ不足と言わざるを得ません。財務省にいいようにやられます。日本の悲観論者(=財政再建派)は世界の本物の有識者、専門家の意見をもっと素直に聞くべきではないでしょうか。

そもそもですよ。筆者が最も不可解なのは、日銀が買いオペで大量の国債を買い始めたという事に対する財政再建派の反応です。まるで無視しているかのようで解せません。

日銀が買うという事は、政府が発行した債券を、政府の子会社が回収し始めたという事で、決算をすればその分プラス マイナスゼロになるのです。つまり、実質的には、この世から消える訳です。

帳簿上は残るではないかと言われるなら、政府が政府紙幣(小切手一枚)を発行し債券と交換、日銀から回収すればいいだけです。来年末には270兆円の残高になるそうなので、国債発行残高から270兆円が一気に消える事になります。

そうすると、純債務の対GDP 比は40%以下になるのではないでしょうか。先進国最低クラスです。引き続き2015年度からも買い進めれば、限りなくゼロに近づく訳ですが、それがなにか。(?)

もちろん財政再建派の懸念は分からないでもありません。「過度のインフレになる」や「国債の金利が上がる」ですが、国債の金利は上がりようがないでしょう。だって市場からどんどん消えていくのですから。。

確かに急激なマネーストックの膨張は予想以上のインフレを招くリスクがあるかのしれませんが、それも2%を達成してから言って下さい。日本の供給力をもってすれば、それからでも遅くはないでしょう。

物価上昇が5%くらいになれば消費税を上げる事を考えても罰は当たらないかもしれません。尤も、その場合でも消費税が妥当かどうかは疑問ですが。。この話、「世界の常識は日本の非常識」の見本のような例です。

ところで、筆者の素人考えですが、(いつもそうか/笑)インフレは急激でさえなれば、日本の場合年に例えば5%くらいでも問題ない気がします。あり得ない話ではありますが、それが3〜4年続いたとしても、特に何も起きないのではないでしょうか。

と言うのは、いつも拙ブログで主張しているように、日本は長年に渡るデフレの間に価値の凝縮が起きているのです。特に耐久消費財のような資本集約型産業の製品は、超高付加価値で本来2倍くらいのプライスでもおかしくないものが異常に安く売られています。

いつも例に出して恐縮ですが、クルマの場合、同クラスでの比較で50〜100%日本車に割安感があるのです。例えばアッパーミディアムのハイブリッド車で比較すると、性能的には圧倒しているにも関わらず、日本車400万円に対し、ドイツ車600〜800万円(日本での価格)にもなります。

Vw_s001_f003_m003_1_l_640x480
(VW ポロ 1.4 リッター ターボ&スーパーチャージャー 確かにいいクルマではあるが、ハイブリッドでもないクルマが300万円近いとは。。)

電機で言えば、半導体や液晶テレビがメチャクチャ安い事になっていますが、これは比較出来る国がありません。というのはアンフェアな商売をやっている国と比較しても意味がないからですが、その国のお陰で価格破壊が起きました。

という事は、本来2倍3倍のプライスであってもおかしくないという事になります。そりゃそうです。基礎技術の研究に始まり、研究開発に莫大な費用と年月をかけているのですから、どういう訳か後からやって来てバカみたいに安い価格で売りまくられた日にゃたまったものではないのです。

20130720_385149   
(発売された FIT ハイブリッド 1.5リッターVTEC JC08モードで 36.4Km/l 163万5千円 世界一の燃費で、この価格。。)

つまり、日本の場合のインフレは、価値の正常化とでも言いましょうか、本来あるべきところに落ち着くだけなので悪性である筈がありません。という事は年2%程度では低過ぎるという事になります。

ここで鋭い方は「その理屈は変だ。それなら為替に反映され、もっと円高でなければおかしい」と言われるかも知れません。「非常にいい疑問です」(笑)

確かに、他の通貨との比較での円の絶対量と言い、もっと円高でもおかしくはありませんね。しかし、考えてみましょう。例えば浜矩子女史でもありませんが、1ドル50円ならどうでしょうか。本来の価値から言えばそのくらいが妥当かもしれません。

Hama_kikuko

(1ドル50円時代を予想、最近ではアホノミクスは破綻すると言っている)

ただ、その場合、相手が困るのです。そうです。日本にしか供給出来ない優秀な資本財や生産財を輸入している国のビジネスモデルが成り立たなくなります。なぜって(?)高過ぎて買えなくなるではありませんか。

さらに、日本が不景気でなく内需主体の経済構造なら、敢えて海外に売る必要もなくなります。さすがにそれはオシッコちびるくらい怖いのではないでしょうか。(笑)兵器製造にさえ影響が出かねません。いや、確実に出るでしょう。

もっと言えば、その場合日本に不都合があるでしょうか。輸出が駄目になると言われるかもしれませんが、そもそも外需依存体質、マインドだからそうなるだけで、内需主体の経済体制が確立していたならば、大した問題があるとは思えません。

エネルギーは安く買えるし、防衛上も圧倒的に有利になります。という事は、それを嫌う勢力がいて、日本を中途半端な状態にしておく為に画策、仕組んでいるとすれば、、今日の不可思議な日本経済低迷も、脈絡が通じて来るというものではないでしょうか。マスコミが日本駄目論に必死になる訳も分かります。

う〜〜ん。敵は、頭がいいぞ〜。(笑)

今日の一言

私は世界中を旅行してきましたが、日本は偉大なサクセスストーリーであり、それは長きに及んでいる。(ジェフリー・サックス・コロンビア大学教授)

 

ブログランキングに参加しています。共感いただければクリックを。

|

« アベノミクスの本質を理解しようとしない人達 | トップページ | 決まったからにはやるっきゃない。 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

> インフレが日本を救う

・・・日本が長~い長いデフレ基調で推移し、経済の低迷に喘いでいる状況・・・それを擁護する勢力とは・・・中共独裁支配の国と、ウォンを通貨にしている国が日本の新聞(日中記者協定)及びNHKを含む全テレビ局(電痛支配)の影響が日本へのネガキャンペーンに明け暮れしている現状にあると小生は理解しております。

・・・弱インフレ状況がGDPのアップを誘導する事は日本の正しい常識。

投稿: AZ生 | 2013年9月 6日 (金) 23時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« アベノミクスの本質を理解しようとしない人達 | トップページ | 決まったからにはやるっきゃない。 »