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2013年9月16日 (月)

あぶり出される日本の内なる敵

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----- TPP 日中韓FTA 消費税増税に絶対反対 ------

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ヤクルトのバレンティン選手がついに56号本塁打(続いて57号も)を打ちました。これであの不名誉な敬遠ラッシュがなくなると思うとやれやれです。一気に60本台を達成してもらいたいと思っているのは筆者だけではないと思います。マスコミも一斉に取り上げて大騒ぎです。

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待てよ〜。イプシロンの打ち上げが成功した時に臨時ニュースのテロップを流さなかったテレビ局がありましたが、同じ打ち上げでも「どちらのバリューが高いか、その判断はテレビ局の勝手だ」とでも言うのでしょうかね。(笑)

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    (いずれにしても目出たいです。イプシロンの成功を祝します。)

福島第1原発への理性的な対応妨げる放射線恐怖症

 驚くべきことに、原発事故を受けて、日本は食品からの被ばくに対する許容線量を半分の水準にまで引き下げた。放射線リスクの誇張に否定的な見解を広く訴えている英オックスフォード大学のウェード・アリソン教授(物理学)の推定によれば、その程度のわずかな放射線を含む食品を1トン食べても、CT(コンピューター断層撮影)スキャンを1度受けた程度の被ばく線量にしかならない。また、たとえ事故直後に福島第1原発から直接流れ出た汚染地下水を12ガロン(約45リットル)飲んだとしても、同じだという(ウォール・ストリート・ジャーナル)

日本国内の世論より冷静で正確に判断しようとする姿勢は評価出来ます。ですが、よくよく考えると、これが当たり前かもしれません。日本国内は異常ではないでしょうか。

安倍総理のIOC総会での「放射線の影響は特定の範囲内でブロックされている」というスピーチを嘘つき呼ばわりしたり、大した線量でもないのに完全な除染を要求したり、どう考えても大袈裟すぎます。反原発派の悪い影響を受け過ぎではないでしょうか。

うちは福島産のものは積極的に買うようにしていますが、売れ行きはそう良くないと聞きます。嘆かわしい事です。

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さて、今日の本題です。昨日の続きですが、例のサイトに続編(上)が出ていました。筆者も年次別の数値が見たくて財務省のホームページでも見てみようかと思っていた矢先です。

やはり特定の一年だけを見て判断するのは危険です。10〜20年くらいの推移を見なければ正確な事は分かりません。その表は92年から直近までの数値を算出していました。見ると驚いた事に、予想以上の数値が並んでいたのです。

何と利払いと利払い額比率(対GDP比)は92年をピークにむしろ下がっているのです。92年の公債残高は178兆円に過ぎないと言うのに利払いは昨年や今年より多く、利払い比率も高いのですから驚きます。

これはひとえに金利の下落が貢献していますが、発行すればする程金利が下がると言う、ミステリーが日本で起きているという訳です。ざっと見ると、92年からリーマンショックまでは順調に下がっています。

08年以降は微増ですが、公債残高の増え方が急激ですから当然と言えば当然ではないでしょうか。それでも金利が下がっているのが凄いと言うしかありません。ここは素直に日本の底力だと解釈すべきです。

すなわち、日本国債は人気があるのです。設備投資が低調で、他に投資する魅力的な対象がない事も事実ですが、いずれにしても一番に買われる事に変わりはありません。株や不動産価格が異次元緩和にも関わらずリニアに上がっていかない訳です。

恐らく財務省は、こういう客観事実を国民には知られたくないのでしょう。これで政府には600兆円超もの資産があり、さらに国債の50%以上が政府系金融機関で保有されている事実も加われば、どこに問題があるのか探す事の方が困難です。

何度も言うようですが、日本国債の海外保有が80兆円程に過ぎない以上、日銀の今日の姿勢、異次元緩和を続ける限り、危機も金利の上昇も起きようがありません。と言う事は、財政再建を口実に消費税を上げると言う理由がなくなるのです。

こういう事実を見ず、あるいは頬かむりして恥じる事もない勢力と言うのは、どう考えても国民の敵、日本の敵ではないでしょうか。日本国民の皆さん、騙されないようにしましょう。

プライマリーバランスの正常化、あるいは黒字化の為にはインフレでも何でも、とにかく名目での成長率を上げて絶対額としての税収を増やす事が最善の道である事は明らかです。第一、このデータから分かるように全く急ぐ必要がないのですから、景気を最優先し、じっくりやればいいのです。

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