アベノミクスに失望して(前編)
--- TPP/消費増税 /カジノ解禁に絶対反対 ---
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今日もまず慰安婦問題から、
日テレも9日朝の番組でこの問題を比較的まともに取り上げていました。強制はなかったし、聞き取り調査も全て捏造であった事に言及したのはマスコミもやっと事の重大性に気がついたからでしょうか。一部インドネシアでオランダ人女性を強制し慰安婦とした件も一部の不埒者の仕業で軍の関与はなく、それを知った軍はむしろ関係者を処罰したと言います。
それにしても朝日新聞と福島みずほらの神をも恐れぬ嘘つきぶりには日本も舐められたもんだと言わざるを得ません。普通の国なら国家反逆罪にも相当するのではないでしょうか。よくのうのうと国会議員でいられるものです。時代が時代なら市中引き回しの上、打ち首獄門晒し首でしょう。(笑)キモイ系売国議員代表格の河野パパも含め証人喚問を実施すべきです。日本が被った損害は計り知れませんし、現在進行形でも進んでいるのです。
だと言うのに、のこのこ韓国くんだりまで出かけて行って、クネにクネクネ媚を売って来る嘘つきエロガッパにも困ったもんです。都民は最悪の選択をしました。この件ではっきり分かるように彼は日本人ではありません。もし日本人なら、極度の売国奴でしょう。どっちにしても○○です。まあ、kの国の法則が働き近い内に自滅しますから、それまでデモにでも出かけて散々こき下ろしておきましょうか。(笑)さつきさんももの好きだわ。。
さて、胸くそ悪い話はここまでにして、今回からシリーズで経済の話をしていきます。私も知っているつもりで、これまで偉そうな事を色々書いて来ましたが、所詮は素人の悲しさ、深く掘り下げていないところも多々あり、正確性という点で満足の出来るものではなかったと言わざるを得ません。
一例で言えば、量的金融緩和と公共投資メインの財政出動をセットにしてドラスティックな規模で行えばデフレなどすぐにでも解消すると思っていたのですが、事はそこまで簡単ではなかったようです。
もちろん、金融緩和のタイミングが悪く、円安は輸入コストをつり上げ、また原発停止による燃料輸入が劇的に増えた事などで大幅な貿易赤字に陥った特殊な事情はあります。一方の輸出はと言えば円建てで日本から大量に部品を輸入して組み立てる現地生産化が進んだ事や、欧州の不景気などもあって円安による効果は殆どありません。
さらに加えて消費税の増税が追い討ちをかけますから、景気は良くなり様がないでしょう。財政出動の効果も人手不足という伏兵にやられて限定的と来ています。これで本当に10%に上げるのでしょうか。アベノミクスって、何だったんだろう。(笑)
それにしてもデフレだ、デフレだと騒いでいる内に、いつの間にか肝心な生産要素(場所、人材、資本等の資源)が毀損されていたようです。そのあたりの検証もしなければならないのですが、問題が多岐に渡り、量的にも膨大なので最後は、やや中途半端な仮説にならざるを得ないでしょう。(笑)そこは承知の上でお付き合いいただければと思います。
先日ある経済ブログ(プロ系)で面白い事実を発見しました。我々は名目のGDP、しかも総額にだけ目が行って詳細をよく見ていなかったようです。もちろん純輸出のマイナス幅が拡大しているのは分かっていましたが、そこに注目し過ぎていた嫌いがあります。
そのブログが集めたデータによるとGDPの内訳の中で大部分を占める個人消費は減っていないというのです。データを見ると確かにリーマンショックで一時的に落ち込みはしますが、人口減や、尤も消費活動が活発とされる生産年齢人口が700万人も減っているにも関わらず、数字的には伸びているではありませんか。名目でさえ伸びているのですから、実質で見れば何をか言わんやです。
そこで数字を実質ベースに置き換えてみました。1997年266兆円、リーマン前の2007年で306兆円、リーマン後の2008年が304兆円とわずかに落ち込みはしましたが、2013年には312兆円と過去最高を記録しているのです。
という事は何を意味するでしょうか。買うべきものが一巡した先進国は需要が乏しいから成長しないと言われていた事は嘘だった事になります。輸入も加えれば国内総消費は97年の338兆円から昨年の391兆円まで、この16年で16%も増えているのです。
GDPの内訳の中で設備投資が減っている事は確かですが、これは輸出の絶対量が減った事が効いているのと、国内の過剰設備を考えると当然のような気がします。問題はやはり純輸出のマイナスが拡大している事に尽きるのではないでしょうか。ここを何とかしない限り成長はおぼつかないしデフレも解消しません。
そこで、以前もトライした事のあるGDP計算に関する表を作ってみました。分かりやすくするために数字(名目)は切りのいいものにしています。CASE 1 が現在に近い構成ですが、純輸出を切りのいい数字、マイナス20兆円としましょう。先ほども言いましたように問題がここにあるとすれば、少なくとも純輸出がゼロになるようにすればいい訳ですから、日本のような先進国にとって難しい事とは思えません。輸入の内20兆円分を国内生産に振り替えるだけでいいのです。
例えば、ユニクロのように海外にしか生産拠点を持たない企業が生産を国内に切り替える、(笑)あるいは国内にも生産拠点はあるが円高のために海外で生産し逆輸入する企業に対して、その分を課税対象とする、また食料自給率を上げて中国などからの安全とは言い難い食料輸入を政策的に制限する事などです。
いずれにしても天然資源系以外で国内で生産出来ないものなどない訳ですから、政府のやる気次第という事になります。その天然資源系だけで見れば25兆円程に過ぎない訳ですから、残りの75兆円の中から20兆円分を国内生産に振り替えるだけの話です。
CASE 2 がその表になりますが、国内生産に切り替えた場合のコストを輸入の倍とすれば40兆円の国内生産が増えプラスマイナスで言えば60兆円もGDPに貢献する事になります。名目で12.5%もの成長という事になるのです。これに多少のインフレが加わると、純輸出をいじっただけだというのに日本経済が息を吹き返し、力強い成長路線に乗ったように見えるのは明らかではないでしょうか。これを5年で達成すれば年率に換算して毎年約3%の実質成長という事になります。
この場合、確かに物価上昇(実質での)という問題はありますが、その分所得も増え、何より赤字(貯蓄の切り崩し)がゼロになるのは大きいと言えます。現状はと言えば、物価は安いかも知れないが所得もそれなりで20兆円の赤字(貯蓄の切り崩し)に苦しんでいる訳です。さらにデフレ圧力から逃れられません。持続可能でない事は自明です。
両ケースとも同じ量の消費ですから質の差は多少あってもストック分を除いて生活の豊かさは変わりません。もちろん言うまでもなく国産の方が心理的安心感はありますね。さて貴方ならどちらを選ぶでしょうか。長くなりますので、続きは次回という事にします。
次回は生産年齢人口が減って行く中で、今回提示したマイナス20兆円の純輸出振替分を賄うだけの供給力があるのかという話をメインに、最も65歳以上人口が増えると言われる2040年頃の展望を個人的試算を基に書いてみます。
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